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恐怖の報酬(1953) - S&Sさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 恐怖の報酬(1953)
レビュワー S&Sさん
点数 9点
投稿日時 2021-02-18 20:02:47
変更日時 2021-02-18 20:02:47
レビュー内容
確かにニトロを積んだトラックが動き出すまでが長い長い、でもそれだけの尺を使って決死行に挑む四人と酒場にたむろする食い詰め男たちのキャラをじっくりと見せていると考えることもできます。イブ・モンタンほか四人のドライバーたちの出自も仏・独・伊と別れ、中でも独・伊のコンビはこの映画でだんだんと感情移入できるようになる唯一のキャラなんじゃないでしょうか。半面モンタン・バネルの仏コンビは、どっちもパリの裏社会で飯を喰っていたという連帯感と兄弟分感覚があったのにバネルの本性がむき出しになって関係がどんどん崩れてゆき、最後には立場が逆転してしまいます。モンタンだって単純なヒーロー像とはほど遠く、重油の池でバネルを轢くところなんかはどう観たって冷酷な男で、当時のハリウッド映画では決してお目にかかれないキャラでしょう。 まあとにかくも緊張感だけはそりゃ半端なく、50年代と言わずオールタイム仏映画の中でも三本の指に入るサスペンス度だと思います。撮影もトリックを一切使われていなく、あの落石の爆破や張り出し足場の崩落などはもうそのまんまを見せていますって感じ、油田火災のシーンだってどこかで本当の火災現場を見つけてフィルムに収めたとしか思えない迫力です。そして酒場で踊る人々と蛇行するトラックがオーバーラップするラスト、『美しき青きドナウ』の使い方としては『2001年宇宙の旅』と双璧をなす強烈さだと思います。
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