映画『父、帰る』の口コミ・レビュー(4ページ目)

父、帰る

[チチカエル]
THE RETURN
(Vozvrashcheniye / Возвращение)
2003年上映時間:111分
平均点:6.75 / 10(Review 64人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-09-11)
ドラマミステリー
新規登録(2004-09-07)【c r a z yガール★】さん
タイトル情報更新(2024-09-21)【Cinecdocke】さん
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監督アンドレイ・ズビャギンツェフ
配給アスミック・エース
あらすじ
突然、父が帰ってきた。12年も家を離れていた父のことを幼い兄弟たちは写真でしか知らない。何も語ろうとしない父親に、兄のアンドレイは戸惑いつつも徐々に慕いはじめるが、弟のイワンは反対に不信感を募らせていく。ある日、父親は兄弟をつれてキャンプに出かける。そのとき、その事件は起こった。
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💬口コミ一覧

4.ネタバレ ロシア正教では父は神と同等の絶対の存在であるという。
何故、十数年ぶりに父が帰ってきたか、そもそも彼は"父"なのか、最後まで明かされない。
まるで神聖なベール覆われているようだ。

長男は畏れながらも父と信じて慕い、次男も畏れながらも父と信じず反発する。
その微妙に移ろいゆく心理描写は空疎で、雄大で、美しい風景と重なる。

男と共に湖底に沈むパンドラの箱に答えはあるかもしれないが、
兄弟も観客もその聖域という名のマクガフィンに触れることすら許されない。

水平線の見えない湖を眺める兄弟はその旅を通じて、かけがえのない何かを掴んだはずだ。
タルコフスキーを思わせる映像美と繊細で濃厚な心理ドラマの融合。
秀作。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 8点(2017-01-31 23:47:07)
3.ネタバレ どういった目的で作られた映画なのか理解できなかった。
いきなり帰ってきて、事情も説明せず、親交を深めるなどの猶予も与えぬまま、いきなり旅行に3人だけで出ていく父親。どんな事情があるか知らないが、常識的に考えて、こんな行動はあり得ないのでは。
父親の正体は判らずじまいなので、ミステリーというわけでもないのでしょう。
時間の無駄だったような。。。
マー君さん [DVD(吹替)] 2点(2017-04-23 11:53:16)
2.ネタバレ 父が穴を掘って掴み出した何かの箱、あれは何だったんだ?それがすごく気になる!
父は落下して事故で死んだ。
子供たちがその父の死体を、父自身が掘った穴に埋めてしまい、、そんな展開ならもっと面白かったかも。
事故が起きた島の付近には人の気配が全く感じられないのが、また寂しくて怖い雰囲気を増長していて良い。
しかし父親は何故帰ってきたのか?
何故にあそこまで暴力的で威圧的なのか。
あらゆる疑問が分からないまま終わり、もやもやが残る内容でもあった。
もうひと工夫あったら、もっと楽しめたのに。
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-11-10 00:14:07)
1.ネタバレ なんとも、とらえどころがない印象を受けました。父親は、旅を通して12年間のブランクを埋めるべく、子供に決して媚びることなく、威厳を持って大人の生き方を教えていこうとするものの、すでに、子供には、父性愛を感じ取る感受性がなくなっていた悲劇、とでも捉えればいいのでしょうか?ロシアの社会状況はわかりませんが、なぜ今(2003年当時)そのテーマなのかというのが、いまひとつピンとこないんですよね。旅に出てから以降は、父親と二人の息子以外に主要な人物は登場せず、父親の存在感は、なかなかいい雰囲気なのですが、子役が演じるところの弱虫な弟が、すねている姿を延々と見せ続けられるのは、かなりキツいなぁ、という感じです。アクションや笑いが皆無なのは、そういう作品だとしても、泣ける話でもなく、すれ違いはあれど、葛藤があるわけではなく、ときどき、青い空や、草いきれや、光る水面に、はっとさせられ、ノスタルジーをくすぐられるところはあるものの、どっぷりと浸かるところまではいかない。現実は映画のように面白くないのも事実ですが、この作品に現実味があるかというと、そうでもない。兄はともかく、弟の方は見た目や行動が、小3~小4程度で、彼が12歳以上だとしたら、あまり現実味を感じない。あえて12年ぶりという設定にしたことも、不可解に思われます。というように、何かすっきりとしない印象を持ちましたが、映像はよくまとまっていて、そこそこ、いい映画に仕上がっていると思います。
camusonさん [DVD(字幕)] 5点(2025-02-10 18:16:51)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 64人
平均点数 6.75点
000.00%
111.56%
211.56%
334.69%
4710.94%
557.81%
6914.06%
71320.31%
8812.50%
91218.75%
1057.81%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 3.80点 Review5人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 7.33点 Review3人

【ゴールデングローブ賞 情報】

2003年 61回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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