映画『ベロニカ・フォスのあこがれ』の口コミ・レビュー
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ベロニカ・フォスのあこがれの口コミ・レビュー
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(レビュー・口コミ)
ベロニカ・フォスのあこがれ
[ベロニカフォスノアコガレ]
Die Sehnsucht der Veronika Voss
1982年
【
西独
】
上映時間:104分
平均点:6.33 /
10
点
(Review 3人)
(点数分布表示)
(
ドラマ
・
モノクロ映画
)
新規登録(2004-10-29)【
リーム555
】さん
タイトル情報更新(2025-05-22)【
にじばぶ
】さん
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監督
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
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3.
ネタバレ
ファスビンダーは、“ニュー・ジャーマン・シネマの天才”と呼ばれる監督だ。
そんな彼の代表作ともいわれる本作『ベロニカ・フォスのあこがれ』は、ベルリン国際映画祭で金熊賞(最高賞)をとった作品。
ただ、ベルリン国際映画祭の受賞作品については、個人的にはイマイチ相性が悪い。
本作の主人公は、かつての名女優という設定。
それがどんなわけかモルヒネ中毒となっている。
しかも、やや多重人格な傾向があり、いまだにかつての栄光を忘れられないでいる。
たまに女優業としてのオファーもくるが、それは端役ばかり。
しかも、彼女はその事実をなかなか素直には受け入れることができないでいる。
そして撮影中も、モルヒネの禁断症状が出るとまずいので、常に薬漬け状態。
一体、何が彼女をそうまでさせてしまったのか?
どういう流れでモルヒネにまで手を染めるようになったのか?
、、、といったようなサスペンス的な展開で物語は進行していく。
どうやらそこには犯罪の陰があり、彼女自身がモルヒネを打っているのではなさそうなのだ。
偶然、主人公と知り合った中年の男性は、そんな彼女の暗い過去に興味を持つ。
そして彼女の身辺を洗う。
すると、そこには凄まじいまでに残酷な物語が隠されていたのだ・・・
と、まあ粗筋を語ればこんな感じなのだが、独特なスローなリズムがあって、かなり退屈したのは事実。
別にスローな展開が嫌いなわけじゃないけども、妙に大人のメロドラマ的な様相とも相まって、自分には馴染めなかった。
例えてみれば、昼間の退屈な時間に偶然テレビで観てしまった退屈な昼メロといった感じか。
むろん、これは言いすぎです。
そんなにレベルは低くはないです。
だけど、その様な系統の作品であるように感じたことは事実。
そこに人間の残酷さ、人生の儚さなどが巧みに描き足されてパワーアップした感じ。
そして栄華を極めた者が、その後に陥る絶望が浮き彫りにされている。
そこら辺りの描かれた方はさすがの一言で、ファスビンダーの凄さを垣間見た気がした。
【
にじばぶ
】
さん
[ビデオ(字幕)]
5点
(2007-09-03 15:57:46)
🔄 処理中...
2.戦中戦後のドイツを描き続けたファスビンダーの「戦後ドイツ史三部作」の3つ目になるが、ファスビンダーはこの作品がベルリン映画祭金熊賞を受賞した年に37歳で亡くなる。ベルリンの壁が壊されるのはその7年後。映画のスタイルとドイツ史を合わせ見ると一段と彼の死が惜しまれる。この作品は他のファスビンダー作品同様にメロドラマの体裁をとっているが、過去(戦中)に留まる主人公の女、あるいは過去から逃れられない老夫婦が、戦後の歪んだ今に蝕まれてゆくという、戦争の傷跡を主軸に置いた展開を見せるので独特の暗さと残酷さを持った作品になっている。アメリカ兵らしき人物がチラチラとする病院の屋内シーンの眩いばかりの白はこのモノクロの作品の中でもひときわ異様に輝いているが、その異様さゆえに「偽りの光」を表現しているのだろう。そして西ドイツの歪んだ世界はメロドラマという世界の中にあってもけしてその歪みを修正できずにいる。ファスビンダーが生きていたら、今どんなドイツを見せてくれるのだろう。
【
R&A
】
さん
[映画館(字幕)]
7点
(2008-09-29 16:10:54)
🔄 処理中...
1.
ネタバレ
この人の映画は、わざと通俗ぶるようなところがある。「通俗」ってのは、作る側と見る側とがある程度了解済みのことを語って互いに安心する、という仕組みだ。モルヒネに溺れる女優、医者たちの犯罪グループといった三面記事的な興味をひきそうな題材を揃えてある。自分の世界をクッキリさせるために、わざと通俗の背景を用意した、ってんでもなく、通俗なものへの素直な思い入れが感じられる。戦前の華やかな時代を懐かしみ求めつつ、現在の自分を人目から隠そうと奔走するヒロインに、ドイツ人のその時代の心情が重なっているんだろう。そして彼女から金を搾り取っていく組織の存在にもリアリティがある。全体として「了解済み」のことが語られていくのだが、この三面記事的通俗さに、なにか新鮮な「優しさ」のようなものを感じるんだな。「優しさ」って言うと爽やかすぎるかも知れないが、ちょっとズレれば「おせっかい」や「覗き見的好奇心」にも変わってしまうであろう「優しさ」なの。いまでもよくちょっとして記事に触発されて無責任で自己満足的な「優しさ」の嵐が世の中に起こることがあり、そういったものに眉をしかめるのは簡単だけど、監督はそこに現代最後のスカスカになった優しさを発見しようとしているのではないか。皮肉でなく肯定的に。この映画暗い終わり方のはずなんだけど、それほど暗澹とした気分にはならなかった。スポーツ記者が一度は閉じた自分の殻を破って「優しさ」を溢れさせたところを私たちが目撃したからではないか。
【
なんのかんの
】
さん
[映画館(字幕)]
7点
(2012-08-17 09:51:54)
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マーク説明
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【点数情報】
Review人数
3人
平均点数
6.33点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
0
0.00%
4
0
0.00%
5
1
33.33%
6
0
0.00%
7
2
66.67%
8
0
0.00%
9
0
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10
0
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