映画『大統領の理髪師』の口コミ・レビュー(2ページ目)

大統領の理髪師

[ダイトウリョウノリハツシ]
The President's Barber
(효자동 이발사(孝子洞理髪師))
2004年上映時間:116分
平均点:6.58 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
ドラマコメディ歴史もの
新規登録(2004-11-24)【ボビー】さん
タイトル情報更新(2022-06-11)【イニシャルK】さん
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キャストソン・ガンホ(男優)ソン・ハンモ(理髪師)
ムン・ソリ(女優)キム・ミンジャ(ハンモの妻)
ソン・ビョンホ(男優)チャン・ヒョクス(警護室長)
リュ・スンス(男優)チンギ(理髪館手伝い)
オ・ダルス(男優)アンさん(煉炭屋)
山路和弘(日本語吹き替え版)
亀井芳子(日本語吹き替え版)
田野恵(日本語吹き替え版)
根本泰彦(日本語吹き替え版)
加瀬康之(日本語吹き替え版)
浦山迅(日本語吹き替え版)
多田野曜平(日本語吹き替え版)
白熊寛嗣(日本語吹き替え版)
保村真(日本語吹き替え版)
配給アルバトロス・フィルム
字幕翻訳根本理恵
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💬口コミ一覧

11.ガンホさんは味がありますね。シリアスな時代、ストーリーに笑いと温かみが良い感じに散りばめられていて良いです。大きな感動はなくともケチをつけたくない佳作。
すべからさん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-29 17:05:46)
10.全く予備知識なしで見たため、予想できないストーリーを楽しめました。かなり、重い内容だけどコメディにのせてうまく見せてると思う。韓国って今でも言論の自由のない国だと聞いているけど、これくらいの政治批判・風刺はOKなんですね。それとも、政権が違えば(現政権じゃなければ)問題ないのかな? ソン・ガンホは『JSA』みたいなシリアスな役もいいけど、『グエムル』やこの作品のような頼りない役柄がいいね。
フラミンゴさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-02-09 19:01:22)
9.ネタバレ 妻投稿■この映画のメッセージはすでに最初の青瓦台の食事のシーンで出ています。子供の喧嘩において、自分は悪くないのに謝らされ、それに抗議すると大好きな父親に殴られ、でも裏でその父親が偉い人に殴られ、銃まで突き付けられるというシーンです。もし私が子供のころ、私のお母さんが上司に殴られ、ナイフを突き付けられていたら、私は大人の世界を一生信じられなくなったでしょう。■そして物語後半はナガンが連れ去られ、歩けなくなるという出来事を父親の視点から見つめる構図に変わります。自分の息子がわけのわからない理由で行方不明になり、歩けなくなるまで拷問されるという悲しさ、怒りが描かれます。■この2つのシーンの後に理不尽な暴力で心を破壊された親子がおんぶしながら、韓国の空と美しい木の下を歩くシーンがありますが、そのシーンには親子以外人間が画面に映らないのです。私はそこに「人間を殴ったり後遺症を残す大けがをさせる『権威』というものがあっても、それは馬鹿な思考(マルクス病とか)でドンパチする人間世界のみ有効で、この世にある自然や親子愛とは関係ないんだ」というメッセージを感じるのです。
はち-ご=さん [地上波(字幕)] 7点(2009-06-22 22:53:40)
8.ネタバレ ソン・ガンホって本当にいいですね~。「殺人の追憶」から好きですけども、この顔で何度も主役が張れるといういうすごさ、主役を張らせるというすごさ、それを受け入れる国民性、韓国の底知れぬ深さを感じます。日本でソン・ガンホ型俳優が主役を張ることは決してないですから(日本人の優男好みは小谷野敦の著書に詳しい)。
そうはいっても、ソン・ガンホはというかカレの顔は役を選びますから、この先も育ちの良さそうな役をやることはありません。役者としてどう思っているのか私にはわかりませんが、ガンホは死ぬまで庶民をやってほしい。雑草魂を演じ続けてほしい。
内容のことで少し言いますと、仙人じいさんのお告げ(?)のうち、「体の病は自分が治すから心の病は父親が治せ」でしたから、ナガンがお茶を飲んでも歩けるようにならなかったのは「心が治っていなかったから」ということですね。
それが、父が新大統領に反抗して袋叩きにあったら歩けるようになった。ということは、ナガンは「権力者に尻尾をふる父」に売られて交番に連れていかれたこと、そのせいでひどい目にあったことを、実は許していなかったし、傷ついた心が修復されていなかったのですね。本人のナレーションではなんにも気にしていないようにしてありますが、実はそういうことです。
ということは、この作品の大きなテーマは「庶民は権力に対してどういう姿勢で望むべきか」というようなことになります。韓国人にとっては不可欠なテーマなのですね。
もうひとつ、私はこの作品を見ていて「人権」という感覚がいかにアジアに適さない「白人が創造神信仰に基づいて頭で考え出した観念」であるものかふか~く理解しました。
アジアには「人類皆平等」とか「子供だけは別扱い」という考え方は適さない、のです。それはいいとか悪いとか置いといて、実際にそうなんですね。この映画の作り手だって、西欧仕込みの「人権」がどんなもんかはちゃんとわかっていますが、作れば「あえて」こうなるのであって、それがアジアなんですよ。
「まだ適さない」なのか「もともと無理」なものなのかは、わが国を含めて人権が輸入されてせいぜい数十年ですから、わかりません。
わかりませんが、この作り手は「現実にオレたちは(アジア人は)こうなんだよ」ということを強力な説得力をもって示していると思う。この強さは理屈を説かれたくらいでどうにかなるものではなさそう。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-14 19:19:26)
👍 2
7.ネタバレ 後半尻すぼみ気味でストーリーは大して面白くは無いですが、適度にユーモアがあって最後まで見れます。韓国の歴史はあまり知らなかったのですが、この作品を見て少し興味が沸きました。
さわきさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-02 03:41:44)
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6.牧歌的な雰囲気の中に、絶対に逆らえない権力と暴力のプレッシャーを感じました。このタイプのストーリーをコメディタッチに描かれると、逆に空恐ろしく感じます。人権や人の生命が軽く扱われていることが印象づけられてしまって・・・。
この映画のメッセージをきちんと受け取る人にはとても良い映画になると思うのですが、上手に受け取れないと、正直面白い映画とは思えませんでした。感動もできませんでした。コメディもなんだか中途半端な笑いでした。この映画の良さ、わかってあげられなくてごめんなさい。
たきたてさん [DVD(字幕)] 4点(2011-07-22 02:14:53)
5.ネタバレ 単なるコメディと思いきやなかなかのヒューマンドラマである。1960年代から1970年代の韓国の歴史を背景に繰り広げられる物語は、おもしろおかしくそして感動的だ。
ここには3人の大統領が登場する。憲法を四捨五入論を使って改正(悪)し、不正選挙で失脚した大統領李承晩。軍事クーデターから大統領となり、北のスパイ摘発を徹底的に行い暗殺された朴正煕。そして民政移管後大統領となる全斗煥(髪がない)。
主人公のハンモは朴正煕の理髪師となり、韓国政府内の対立に巻き込まれたりするが、それがちょっとフォレストガンプみたいだったり、家政婦は見た風だったり、・・・
息子が下痢から拷問を受け歩けなくなるが、その解決法が大統領の理髪師という重課の解放だったとは・・・。韓国の近代史の勉強にもなる。
そういえば、朴正煕が日本語で「今日も最高の気分」と言うが、日本の学校で学んだことを示す一端
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-25 16:30:44)
4.韓国映画にて安定運行のソン・ガンホ、相変わらずいい顔してます。かの国の芸能界でこの朴訥顔で生き残るってだけで実力派だなと思わせます。あの害の無いとぼけた顔の床屋さんが右往左往してると、選挙時の不正操作場面すらどこかコミカルになっちゃう。独裁政権下で生きるってことはキツイ抑圧を意味するのですが、そこにソン・ガンホの顔を配置すると良い具合に毒抜きになりました。
温厚一辺倒だった彼が国に対して唯一激高するのが、息子が傷つけられて帰された場面。韓国の近代史にはとんと疎いのだけど、あの国の人たちはこんな思いを繰り返して民主主義へと向かうのかな、と興味深くもありました。そして仙人は実在したのですな。いや良かった良かった。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-10-11 01:07:37)
3.これ昔の邦画だったらフランキー堺の役だなあ、と思い、今だったら、とあれこれ考えたが出て来なかった。こういうタイプの役者がいなくなったというより、そういう役柄がなくなっていたのか。善良だがしたたかな「庶民」。今の邦画には「庶民一般」が登場しなくなったのかもしれない。花札をやってる場があり、悪しき日帝時代の記憶、というふうに受け取る場面なのかも。責任がかかってくるのが恐ろしく、子どもですら拷問に掛けていく体制。飲み込んだカプセルを排泄するのと、エンコした大統領葬儀車が重なる。次の大統領全斗カンの禿頭が最後のギャグになる。全体に黄色味がかったトーン。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 6点(2014-02-14 09:55:27)
2.ネタバレ 重かったです。子どもの拷問あたりは正面から見られない思いでした。

ソンガンホという人はすごいです。これ「殺人の追憶」と同じ年度なんですね。なんというエネルギー!
韓国映画で且つソンガンホだから見ることが出来ましたが、邦画だったらこの重さ無理だったと思います。外国の映画にはどうしても甘くなってしまいます。
LOISさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-04 14:53:05)
1.かなり荒唐無稽な舞台設定で、終始「そんなアホな」の繰り返し。まあそれが韓流映画のいいところでもあるので、要は軍事政権下の庶民がいかに抑圧されていたか、理不尽な扱いを受けていたかに注目すればいいのかなと。もちろんデフォルメはあるでしょうが、あの重たい空気感はさすが。実際にこんな感じたったんだろうと思います。悲惨ですねぇ。
翻って隣国の日本。敗戦国でありながら、よくぞ共産主義国にも軍事政権にもならず、それなりの民主主義国家として揺るぎなく歩んできたものです。いろいろ文句のつけどころもあるでしょうが、とりあえず先人の叡智と努力に感謝すべきかなと。また今後も共産主義にも軍事政権にも傾かぬよう現世の我々が注意しなきゃいけないなと、ソン・ガンホの苦渋の表情を見てあらためて思いました。まるで優等生の読書感想文みたいですが。
眉山さん [インターネット(字幕)] 6点(2025-05-18 20:04:14)
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 6.58点
000.00%
100.00%
200.00%
313.23%
426.45%
539.68%
6825.81%
7929.03%
8619.35%
913.23%
1013.23%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

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