映画『おもひでぽろぽろ』の口コミ・レビュー

おもひでぽろぽろ

[オモイデポロポロ]
Only Yesterday
(Memories of Teardrops/Memories of Yesterday)
1991年上映時間:118分
平均点:5.35 / 10(Review 192人) (点数分布表示)
公開開始日(1991-07-20)
ドラマアニメ青春もの学園もの漫画の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-07-03)【イニシャルK】さん
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監督高畑勲
今井美樹岡島タエ子(27歳)
柳葉敏郎トシオ
本名陽子岡島タエ子(小5)
山下容莉枝ナナ子
寺田路恵
北川智絵祖母
飯塚雅弓ツネ子
増田裕生広田秀二
古林嘉弘駅員
岩崎ひろみ近所の6年生
高橋一生クラスの男子
近藤芳正担任の先生
永井一郎トラヒゲ(カメオ出演)
井上大輔
小島幸子
デイジー・リドリー岡島タエ子(27歳)(英語吹き替え版)
デヴ・パテルトシオ(英語吹き替え版)
原作岡本螢(作)
刀根夕子(画)
脚本高畑勲
音楽星勝
作詞高畑勲「愛は花、君はその種子」(日本語訳詞)
高橋幸宏「ライディーン」
青島幸男「だまって俺についてこい」
井上ひさし「コケコッコのうた」/「プアボーイ」/「ひょっこりひょうたん島」
作曲市川昭介「好きになった人」
高橋幸宏「ライディーン」
萩原哲晶「だまって俺についてこい」
小川寛興「さよならはダンスの後に」
ヨハネス・ブラームス「ハンガリー舞曲集」
フランツ・シューベルト「ピアノ五重奏曲」
編曲星勝「愛は花、君はその種子」
市川昭介「好きになった人」
森岡賢一郎「思い出の渚」
主題歌都はるみ「愛は花、君はその種子」
挿入曲都はるみ「好きになった人」
倍賞千恵子「さよならはダンスの後に」
植木等「だまって俺について来い」
藤村有弘「コケコッコのうた」
熊倉一雄「プアボーイ」
細野晴臣「ライディーン」(プロデュース)
撮影白井久男(撮影監督)
スタジオコスモス
野口博志〔撮影〕
製作徳間康快
宮崎駿(製作プロデューサー)
徳間書店(「おもひでぽろぽろ」製作委員会)
奥田誠治(「おもひでぽろぽろ」製作委員会)
日本テレビ(「おもひでぽろぽろ」製作委員会)
博報堂(「おもひでぽろぽろ」製作委員会)
企画山下辰巳
斯波重治
プロデューサー鈴木敏夫
制作スタジオジブリ
原徹
配給東宝
作画近藤喜文(作画監督/キャラクターデザイン)
安藤雅司(動画)
百瀬義行(場面設計/絵コンテ)
近藤勝也(作画監督)
前田真宏(原画)
井上俊之
小西賢一(動画)
吉田健一(動画)
美術京都アニメーション(仕上げ)
真野薫(タイトル)
山本二三(作景)
武重洋二(作景)
男鹿和雄(美術監督)
保田道世(キャラクター色彩設計)
高屋法子(ハーモニー処理)
編集瀬山武司
録音東京テレビセンター(録音スタジオ)
井上秀司(調整)
浅梨なおこ(録音演出)
その他井上ひさし(協力)
NHK(協力)
藤村有弘(協力)
熊倉一雄(協力)
東京現像所(現像)
集英社(協力)
糸井重里(キャッチコピー【ノンクレジット】)
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💬口コミ一覧

192.ネタバレ レビューを書くにあたって一つだけ、自分が初めて劇場で見たジブリ映画がこれだった、というごく個人的な「おもひで」を書いておきたいと思います(^^;)。

主人公である27歳のタエコは、親元を離れて就職を経験するなど、一応は自分自身の人生を自分だけの手で所有する事になり、その結果、自分自身の気持ちと自然に向き合うようになったのだと、僕には見えました。その結果、彼女の胸には数々の「おもひで」が去来するようになったのだと思います。

その彼女の「おもひで」の数々が、今回見返してみて、まるで自分自身のかつての「おもひで」に接しているかのように親しく感じられたのです・・・と言うよりも、自分自身の気持ちに素直に向き合うようになった27歳のタエコが、彼女にとって最も親しい、自分にとっての中心となる大事な感情が秘められた「おもひで」を一つ一つたどって行くそのプロセスが、僕にとってとても素直に響いた、ということかもしれません。

子どもらしい些細な感情を基調に淡い色調で描かれているので非常にマイルドな印象を受けますが、小学校時代のタエコの「おもひで」で描かれているのは(もちろん観ていて微笑ましいものも含まれるものの)、いずれも自分自身の本質的な「疑問」や「感情」を押し殺されるような、実はタエコにとってとても過酷な経験ばかりです(例えばタエコはその後、「分数の割り算」に対する本質的な疑問を解く事はできませんでしたし、劇団の子役になることも叶わず、何より転校生に対しての「後ろめたさ」を長い間引きずらなければなりませんでした)。

その数々の「おもひで」に接して、27歳のタエコはある時は、そこから自分自身の大事な気持ちを(つまり、疑問や喜びなど、様々なことに対して自然に、素直に心を動かしていた自分自身のありようを)振り返り、またある時には「トラウマ」とも言える深刻な後ろめたさと真剣に向き合うのですが、そんな彼女の姿が、僕にとってとても力づけられるように感じられたのです。ラストシーンで初めて、27歳のタエコと小5のタエコが(恐らく27歳のタエコは気づいていないままで)「出会い」を経験しますが、少し大げさな言い方をすると、僕はこのシーンで27歳のタエコがようやく、数々の「モヤモヤ」を抱えた小5のタエコ(つまりかつての自分自身)と「和解」をすることができたように見えて、とても心温まる思いがしました。
マーチェンカさん [地上波(邦画)] 10点(2007-10-20 00:19:51)
👍 1
191.うん、もう何回も見てるけど、見るたびに評価が上がる、噛めば噛むほど味が出るじゃないけど、やっぱいい映画だなぁ。名作だなぁ。自分の幼少の頃とは6〜7年時期がずれてるんだけど、この甘酸っぱさは見事に表現されている。なんで、こんなに評価低いのかなぁ。この、見終わった後に心に残る感触が・・・何とも言えない。何が残ってるのかと聞かれると、上手く言葉では表現できないけど、なんかね・・・確実に残るモノがあるんだな。これこそが映画の醍醐味なのかなと。特にメッセージ性が強い訳ではなく、なんかうけるモノ売れるものを!っていうんでもなく、いい感じに力が抜けていて、見終わった後に素直に”いい映画だなぁ”と思えるモノ。なかなかないよね。これはアニメだからなのか?実写にしてもかなりの名作になる気がする。あのエンドロールの主題歌が終わった後に、それ以上音は要らない!って感じで無音で終わる。これもまた良い。映画館でみてたら、あの無音を味わった後に、絶対拍手してる自分がいると思う。 最後に一つ、この映画の良さは子供には分かんないだろうな。
◆◇◆◇◆ raindrops ◆◇◆◇◆さん 10点(2003-12-04 05:36:07)
190.晩夏の深夜。ふいに観たくなった“ジブリ作品”の中でもマイナーの筆頭とも言えるこの映画を、DVDで観る。
観る季節としては、とてもいいタイミングだと思う。

“マイナー”と言っても、この作品でさえ鑑賞回数の延べ数は2、3回では留まらないだろう。
だが、「良い映画」というものは、観るほどに深みが増すものだ。
そして、この作品の場合、歳を重ねたり、環境が変わるほどにその風合は大きく変わってくると思う。

詰まるところ、これまでの印象以上に素晴らしく良い映画だと思った。
27歳を迎える都会育ちのOLの心象を、小学5年生時の自分の「思い出」と共に描き出す。
時間の壁を懐古感と情感たっぷりに行き来するその描き方が、非常に巧みだ。
昔の自分を顧みるだけでなく、その心情を軸として現在と自分自身と向き合っていく様が、この映画をただの「昔懐かし映画」に留まらせていない。

小学5年生の自分、東京でOL暮らしをする自分、田舎生活を満喫する自分、様々な「自分」を見つめながら、新たな「自分」を見出していく。

この映画を初めて観たのは小学生の頃だが、その時はこの映画の持つテーマの意味合いなんて分かるはずもなかった。結果、“なんだか地味なアニメ映画”という印象が根強く残る。
でも、まあそれは仕方がない。
ある程度、観る者自身が歳を重ねないと、この映画が“物語るもの”に感情は反応しないだろう。
と、いうことを25歳になる年の夏に気づいた。

歳を重ね、思い出はあるときぽろぽろと降り落ち、自らの足元に積もっていく。
そういうものなのだと思う。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 10点(2003-10-28 10:32:41)
👍 1
189.愛は花、君はその種子・・・・。
鐵假面の人さん 10点(2001-03-29 22:51:34)
188.ネタバレ 長期休暇をとって、まるで他人の田舎の家に居候する、という27歳の独身女性(笑顔がやや老けてる)。という設定が提示されるオープニングの瞬間に、この映画に深遠なる深みが生まれている。小学5年生の記憶が勝手についてきたという表現しているが、いや彼女はそうではないだろう。きっと常日頃いつも過去のわだかまりを引きずってきたに違いない。特に病んだときにはトラウマのごとくアベくんが去来したに違いない。21世紀ではこういう女性に最適の薬を精神科で処方してくれるだろうが。タエコは映画で描かれている以上に思い悩んでいたに違いない。
柳葉敏郎、あの男も下心に支配され、蜘蛛のようにタエコに舌舐めずりしていたにちがいない。柳葉からの心情吐露が無いので(描く必要など一切無いが)心中は把握できないが、25歳の独身男性でしょ、トラクターを研修しているときとか、絶対胸がばくばくだったに違いない。
多くの現代オトナたちは、蝶が芋虫の自分を不連続ととらえるように、小5の自分とはまったく不連続の別人と捉えてしまっているのではないだろうか。けれどもまごうことなく現在の自分との連続体であるわけで、現在の自我形成に大きく影響しているはずである。あの帰路の電車、立ち上がり引き返すエネルギーはなみなみならない。その重い腰を上げさせたのが小5の自分であるが、あれはもちろん自分自身の内面なわけであるから、俺はタエコを心の底から祝福したい。
no_the_warさん [DVD(邦画)] 9点(2009-07-23 15:59:38)
👍 1
187.なんだかこの映画、向田邦子の随筆を思い出させます。
羊男さん 9点(2003-06-30 16:48:41)
186. 懐古的なのがよくもわるくもこの映画の魅力でしょう。ジブリではベストスリーには入る。なんか観た後ほんとにおもひでぽろぽろでした。 あと分数の割り算はだれでも共感できるでしょう。いまだに分かりません。
ハマハマさん 9点(2002-04-02 19:22:58)
185.今の人にこの映画見て共感とか湧くかなぁ。一歩間違うとこの映画は時代懐古趣味の趣があるもんだからタエコと同年代を子供と過ごしてきた人は良いけど、そうでない人がどう見るかってのが一番あたしの気になるところでした。以外にも子供達はそういう事には順応性早いんだよね。でもそれ以上に気になったのは方言。柳葉を起用したのは東北出身という事でなんだろうけど、彼は秋田、映画は山形、言葉が違うのは東北に住んでいる人は結構指摘してましたよ。数年しか東北に住んでいないあたしにも変な違和感がありましたから。
奥州亭三景さん 9点(2001-11-20 19:03:04)
184.ネタバレ 最初に見たのは90年代のTV放送だが、そのときは半分程度で挫折した。主に昔の微妙な記憶をほじくられるような感覚が不快だったからだが、いま見れば小学生編もけっこう楽しく、戦前生まれの父母のふるまいもそれらしく見える。なお分数の割り算に関しては、2/3のリンゴから始めるから難しいのであって、3/4のリンゴを1/4で割ることを考えればとっつきやすいと思われる。
大人編に関しては、普通の田舎の風景や事物が丁寧に描かれているのが好印象で、紅花の収穫と加工についての説明は興味深い。婆様の顔や言葉などはけっこうリアルでいいのだが、ただ柳葉敏郎は、劇中の場所とは方言の系統が違う秋田県の出身だからか現地言葉が全く様になっていない。関東でいえば神奈川県人が茨城方言を話すようなもの?で、東北などどうせどこでも全部同じだろうと思われては困る。

物語としては、個人的にはわりと素直に“都会の女性が田舎に定着するきっかけの話”として受け取れる。現地の人々にもそれを望む気持ちは当然あったろうし、駅まで迎えに行かされたのが若い男だったのもそういう素朴な思惑があってのことかも知れないが、しかし本当に実現するとも思わないのが普通の感覚でもある。この点については本家の3人にも温度差があったようだが、その中で婆様の裏表のない直言が結果的に主人公の素直な反応に結びついたということらしい。その後にぶり返した「あべくん」の記憶には偏見に起因する心理的な壁という問題が含まれていたようで、これは主人公が現地に定着する際の葛藤を先取りした形とも取れる。最後に山寺駅で折り返したのは、とりあえず婆様に今の気持ちを見せたかったからで、あとはゆっくり冬の来訪で、ということだったろう(仙台から東北新幹線を使えばその日のうちに帰れる)。ラストでは、主人公を祝福しながらも寂しげな子どもの表情が印象的だった。

当時であれば東京出身の女性が農山村に嫁入りなど正気の沙汰ではなかった気もするが、ちなみに劇中年代から30年以上経った現在の話として、うちの地元にも大学や研究機関があるせいか、関係ない場所(大都市圏など)から来て定着する若手の人々が目につくようになっている。こんなところの何がいいのかと正直思うが、田舎だ都会だということと関係ない人々が出てきているようではあるらしい。地域社会との間合いの取り方もそれぞれであり、必ずしも閉鎖空間に囚われるかのように考える必要はない。
この映画の主人公は現在もう還暦を過ぎていることになるが、仮にこの場所に定着していたとすればIターンのよき先例になって、地域社会に少しずつ変化をもたらしていたかも知れないと考えたい。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 8点(2017-01-23 23:42:06)
183.熱海や「せーり」、ひょうたん島にシケモク、最後、五年生の自分と決別してまた田舎に帰って行くタエ子の気持ち。点で繋がっていた記憶が時を経て線になる感覚が心地よく、ようやく自分にも分かる年になったんだなぁとしみじみと感じてしまいました。どこかで田舎を卑下し、綺麗ごとを並べてはその場を取り繕う人生を(五年生から)歩んできたタエ子と、それに気づかされて初めて自分に欠けていたものを埋めてくれるトシオとの出会はリアルで、とても美しく感じました。風景や心理描写が細かく、農家の苦しみもさらっと忍ばせているあたりは勉強にもなりました。
Kの紅茶さん [地上波(邦画)] 8点(2013-12-28 00:13:49)
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182.ネタバレ リアルタイムで観たのは、美術と音楽くらいしか良さがわからなかった学生時代。
タエ子と同年代の頃は、結婚が女の幸せと言われているようで嫌な映画だと思った。
そしてタエ子の歳もとうに過ぎ、結婚し子どもも授かった今、改めて観てこの作品の深さがわかった気がする。

物語は最初から最後まで淡々、淡々、淡々と進む。
この冗長な話にぼんやり付き合っていると、最後の最後エンディングでぶわっと感動が押し寄せる。無駄なエピソードの羅列だと思っていたものがすべてつながっていく。
一度は座席に座ったものの、決意を秘めて立ち上がるタエ子の後ろ姿が力強くて素敵だ。アニメなのに「名演技!」と思う。

主人公の決意とは「農家の嫁(しかも年下)」という何とも平凡なもので、こんなネタで1本映画を創ってしまった高畑監督はなんとまぁ命知らずというか・・・
でも実際に女性にとって結婚とは人生で最大の決心とも言えるもので、新しい生活のために今までの自分を捨てなければいけないこともある。
本作は、まさに等身大の女性の人生の岐路を描いたものなのだ。

人は大人になっても、迷いながら成長する。
そして不安で立ち止まってしまったとき、背中を押してくれるのはきっと、今までを生きてきた自分自身。
この作品は人生の応援歌なのだと、今になって気づいた。
denny-joさん [映画館(邦画)] 8点(2013-05-18 23:52:02)
👍 3
181.子どもの頃に予想していたよりも、かなりゆるやかなペースで大人という存在に近づいていくもので、ものの考え方とか価値観とかもちろん成長して変わっていくのだけれど、小学5年生の頃には不安定ながらに自己が確立してきていて、今の自分とそんなに大差ないようにも思える。だからそのときの経験が未だにトラウマだったりする。一方で、「何であの時の自分はこうだったんだろう」と、自分のことなのに理解に苦しんだりする。そんな昔の自分が、現在の不安定な自分にまとわりつく。なかなか感慨深いと思うんですけど、皆さんの評価はきびしめですね…雰囲気もいいしちゃんと見ると結構おもしろいですよ?
なこちんさん [地上波(邦画)] 8点(2010-12-20 07:20:07)
👍 1
180.ネタバレ 小学校5年生の思い出と現実が交互に展開する。構成は見事で、子供のころに握手をしてくれなかった男の子の思い出が今の自分を映し出す役割になっている。つまり、表向きは好意的なふりして、本当は心を開いていないということ。だから嫁に来ないかといわれたときに、そんなことを想定もしていなかった自分にハッとする。田舎はいいとさんざんいいながら実際に田舎で暮らすなんてことまったく考えておらず、そしてそのことを周りのみんなにも見透かされていた。そして帰りの電車で乗り換え田舎に戻る主人公を祝福する過去の自分。すごいとしかいえない。
承太郎さん [ビデオ(邦画)] 8点(2010-07-26 20:15:05)
👍 1
179.良い意味で睡魔の襲ってくる映画。パイナップルを目の前にして、家族が困惑してしまうシーンが印象に残ってます。EDの歌が素敵。
南の二等星さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-10-20 15:59:47)
178.ネタバレ 意外と低評価でびっくりですが、どちらかというと女性向きの映画かも知れませんね。結婚適齢期を少し過ぎつつある女性の微妙な心理が時々垣間見えたりして。田舎在住者からみても山形の風景描写は非常に良かったです。ベニバナ摘みシーンでかかるブルガリアンヴォイスの挿入歌がこれまた神々しい。ばあちゃんの衝撃発言→アベ君のエピソード回想の部分良かったです。タエ子とトシオさん幸せになってほしいなあ。でもラストの子供タエ子の顔、笑顔じゃないところがまた気になる(笑)。ジブリ映画の中では紅の豚と双璧をなす作品だと思います。
あんぐれーずさん [地上波(邦画)] 8点(2007-01-27 12:17:39)
177.う~ん、お子様には厳しいだろうな。オジサンになって見ると、”ホロリ”とくるものがあるけどネ。年をとっていくと、段々と一人の判断では行動に移せなくなってくるもの。あの時の過ちもあの時の間違いも、それがあるから今の自分がある。「恐れず、今思った事をやるべきですよ」と背中で囁かれているような優しい映画だった。
ultraman7777さん [DVD(吹替)] 8点(2006-09-23 20:30:32)
176.ネタバレ 小学生の時にこの作品を見たのだが、そのときは小学校での学校の友達の悩みとか、すきな男の子のこととか、テストの点とか、親から怒られた苦い思い出とか単純に共感できた。大人になった今は、やはり大人のタエコにも共感できる。思い出したくない、心の奥にしまっておきたいことを、人生のターニングポイントで人は避けることができないのではないか。この作品にはどことなく向田邦子作品の空気が漂う。そうか、これ別にアニメじゃなくても。。。
ガムさん 8点(2005-02-05 23:54:40)
175.誰にもあるような子供時代の思い出、懐かしい田舎の風景、心温まるエンディングなどどれも良い。映像もリアルさは実写に迫り、表現力は実写を遥かに超えていて素晴らしい。地味な感は否めないが秀作と言えよう。
クロさん 8点(2004-07-22 11:09:30)
174.タイトルの通り、思いでがぽろぽろ。何かのきっかけで昔の記憶が浮かんできて、浸っちゃうようなそんな感じが伝わってきました。過去を思い出しながら“今”を考え、進んでいくタエ子にすごく共感しました。思い出も大切だけどその思い出を作っているのは今なんだから、“今”を一生懸命に生きないとなぁ…なんて思いました。
鳩の豆鉄砲さん 8点(2004-07-08 15:05:50)
173.思ったよりよかったです。淡々と進む展開がアニメのわざとらしさを無くしているのが、結果的に、すんなり受け入れられました。少女時代の屈折した感情やこだわりから、大人になってようやく解き放たれる過程が感動的に表現されていました。都会と田舎の対比は特段の意味がないし、むしろ逆効果ではと感じました。紅花の話は良かったけど。音楽もいい。
パセリセージさん 8点(2004-07-03 00:03:58)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
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【点数情報】

Review人数 192人
平均点数 5.35点
042.08%
173.65%
2115.73%
3105.21%
42915.10%
53719.27%
63116.15%
73417.71%
82110.94%
942.08%
1042.08%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.80点 Review5人
2 ストーリー評価 6.06点 Review15人
3 鑑賞後の後味 6.75点 Review12人
4 音楽評価 6.60点 Review10人
5 感泣評価 4.66点 Review9人

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