映画『コクーン』の口コミ・レビュー

コクーン

[コクーン]
Cocoon
1985年上映時間:117分
平均点:5.73 / 10(Review 64人) (点数分布表示)
公開開始日(1985-12-14)
ドラマSFコメディファンタジーシリーズもの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-08-14)【イニシャルK】さん
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監督ロン・ハワード
演出左近允洋(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
キャストドン・アメチー(男優)アート・セルウィン
ウィルフォード・ブリムリー(男優)ベン・ラケット
ヒューム・クローニン(男優)ジョー・フィンレイ
ブライアン・デネヒー(男優)ウォルター
ジャック・ギルフォード(男優)バーニー・レフコウィッツ
スティーヴ・グッテンバーグ(男優)ジャック・ボナー
モーリン・ステイプルトン(女優)マリリン・ラケット
ジェシカ・タンディ(女優)アルマ・フィンレイ
グウェン・ヴァードン(女優)ベス・マッカーシー
ターニー・ウェルチ(女優)キティ
バレット・オリヴァー(男優)ベンの孫 デヴィッド
リンダ・ハリソン(女優)ベンの娘 デヴィッドの母 スーザン
タイロン・パワー・Jr(男優)ピルスベリー
クリント・ハワード(男優)老人ホームの職員 ジョン・デクスター
ジム・フィッツパトリック(男優)(ノンクレジット)
ハータ・ウェア(女優)ロージー・レフコウィッツ
納谷悟朗アート・セルウィン(日本語吹き替え版[【テレビ朝日】)
宮川洋一ベン・ラケット(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
井上和彦ジャック・ボナー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
横尾まりキティ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石田太郎ウォルター(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
永井一郎ジョー・フィンレイ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
麻生美代子マリリン・ラケット(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
八奈見乗児バーニー・レフコウィッツ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中西妙子ベス・マッカーシー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
浪川大輔ベンの孫 デヴィッド(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
滝沢久美子ベンの娘 デヴィッドの母 スーザン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沢木郁也老人ホームの職員 ジョン・デクスター(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
島香裕(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
平林尚三(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
広瀬正志(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
藤城裕士(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
竹口安芸子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
音楽ジェームズ・ホーナー
撮影ドン・ピーターマン
製作リチャード・D・ザナック
リリ・フィニー・ザナック
20世紀フォックス
デヴィッド・ブラウン〔製作・1916年生〕
配給20世紀フォックス
特殊メイクグレッグ・キャノン
特撮リック・ベイカー[メイク](特殊クリーチャーコンサルタント)
ケヴィン・イエーガー(クリーチャー効果クルー)
ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
グレッグ・キャノン(クリーチャー効果)
衣装アギー・ゲイラード・ロジャース
編集ダニエル・P・ハンレイ
マイク・ヒル[編集]
録音ゲイリー・ライドストロム
ゲイリー・サマーズ
字幕翻訳戸田奈津子
日本語翻訳額田やえ子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
その他ジェームズ・ホーナー(指揮〔ノンクレジット〕)
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💬口コミ一覧

64.ネタバレ 大好きな作品です。お年寄りたちは最後に宇宙人とともに、「連絡が取れなく」て「死ぬことのない」土地に向かうんだけど、そこは地球(こっち側)の人間にとっては明らかに「あの世」なんですよね。彼らが宇宙船で空の上に登っていくシーンは、幸福な来世ってのを信じながらの集団心中のようにみえる。彼らが余生を過ごしていた老人ホームはこの世から少しせり出してしまった「港」であって、その建物が海の近くに位置していたのも象徴的です。船貸しの若者は作品序盤で「船をしっかりロープにつなげておけ」といわれ、この若者は結局地球に残ることを決意します。一方、お年寄りたちはロープを外し、服を脱ぎ「あっち側」とコネクトし、身体を捨てて、「空のうえ」に行こうとします。ところで、本作を解釈していく際、捉えづらい存在が一人います。最後に一人だけ地球に残ることを決意する老人です。彼は妻を亡くし、自分もがんに侵されています。「あっち側」に向かう宇宙船に乗れば、亡き妻との再開も期待できるはずなのに・・・乗らない?彼は「あっち側」を、死後の世界としてではなく、「死ねない世界」と捉えていたのかも知れない。むしろ、「あっち側」に行けば妻に会えなくなると。作中の宇宙人は明らかに天使の象徴であり、天使との同行を拒否したこの男性は作中で強い違和感を放っています。この違和感を許してまで作家が訴えたかったことは何なのだろう……。本作は見方によって色々な解釈ができるし、何も考えずとも十分楽しめます。
ことり式さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-01-25 15:26:07)
63.人々に夢や希望を与えることが映画の一つの使命であると考える立場から、この映画には心の底からありがとうと言いたい。多くの人が、その人生で最も大切な物が何だったかに気づくのはもはや取り返しようのないほど年をとってしまった後である。死を目前にした祖母の、長い長い思い出話を聞いた日から、私は心のどこかでこの映画に出会える日を待っていたような気がする。ここに出て来るお年寄りは、私の祖母ではないのだけれど、彼らが若さを取り戻して笑い、はしゃぎ、再び人生を楽しむ姿を観て、その嬉しさを想像できることが私には嬉しかった。人生は短い。だからこそ、わずか数時間の映画の中だけでもいい、誰かが心の底から幸せを感じる瞬間を、分かち合えたらどんなに良いだろうか。子供が空を飛ぶ夢を見るように、若者が愛する人との出会いを夢見るように、お年寄りにだって若かった自分を取り戻す夢を見る権利があるのだ。この映画に登場した、実際に年老いた俳優たちに感謝したい。若さを取り戻したように演技をするのは、彼らにとってたやすいことではなかっただろう。子供のように走り回り、飛んだり跳ねたり、プールに飛び込んだりすることは彼らにとってしんどかっただろう。それでも大勢の人に楽しいひと時の夢を見せるためなら、彼らはやるのだ。そういうファンタジーが、あってもいいと思う。若い私たちが映画の中で、遠い宇宙の彼方を旅するように、お年寄りが若返ったっていいじゃないか。世の中には楽しいことばかりじゃないけれど、映画の世界では時折、こんなふうに楽しいひと時もある。そういう映画もある。
anemoneさん 10点(2003-12-16 00:56:58)
👍 1
62.ネタバレ こどもが「イカのおすし~」という歌を歌ってる(各地で色々なバージョンがあるらしく、奈良では「イカのおすし一人前」と言います)。子供が身を守る方法の語呂合わせで、「イカ=知らない人に付いてイカない」。知らない人どころか、知らない宇宙人に、宇宙の果てまでついて行っちゃうなんて、不用心も甚だしいではないですか(しかもその宇宙人、およそ悪徳業者にしか見えぬB・デネヒーだったりするし)。ってのがこの映画。高校の頃、テレビ放送された際に、映画自体の印象よりも、授業中に教師がエラく「面白かった」と感心してことの方が(この教師の授業は、大半が雑談としか思えない話だった)印象的でした。私はこの時、正直ピンと来なかった……しかし後で思えば、この「ピンと来ない」感じこそが、あの教師が感心していた点だったのだと思えてきて。プールに忍び込んで、水泳を楽しむ老人たち、泳ぐほどに不思議と元気になる。実はそこは、かつて地球に取り残された仲間の救助のためにやってきた宇宙人のアジトで・・・宇宙人と知り合った老人たちは、彼らに誘われるまま宇宙に旅立っていっちゃう、というお話。確信犯的に強引なる叙事詩。コレってまさに「お伽話」ですよね。「昔々、爺さんと婆さんがいました」に始まり、「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」という結末に向って突き進む。“いつまでも幸せに暮らせる訳も無かろう”なんぞという疑念も、そこには無い。また、その過程においては、“若返り”という形而上的な事件があり、「宇宙に行く」という素朴な決断があるだけで、「なぜだろう」という疑問も「どうすべきだろう」という悩みも無い。ただ、お伽話らしい残酷さは備えていて、老人たちの軽はずみな行動により、“繭”の中に眠る、無力で無垢で赤ん坊のような宇宙人の命があっさりと奪われてしまう。しかも宇宙人たちはこの顛末に怒り狂うどころか、ただ静かに涙を流すのみ、しかも「ちょうど席が空いたから」と老人たちを宇宙の旅に誘う、ってんだから、これはもう残酷なまでの“いい人”ぶり。これだけ無条件に“いい人”として描かれてしまうと、地球人である我々には逆に、何ら弁解の機会が与えられず、何とも言えぬ居心地悪さがあるんですよね。とどめをさすように、老人たちまでもが地球を去って行って、はいオシマイ。ものすごーく「取り残された」感じの残る終わり方・・・。まあ、妙な映画もあったもんです。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-02-22 01:38:08)
61.こんな都合いいドラマ・・・・と言いたいところだが、殺伐とした現実を少しの間だけでも忘れさせてくれたことに礼を言いたい。
ガブ:ポッシブルさん [地上波(吹替)] 8点(2015-12-13 13:14:52)
60.ネタバレ 老人たちは「若さ」や「不老不死」を手に入れるけれど、だからといって幸せになったわけではない。若さを手に入れられなかった人からの嫉妬を受け、永遠に生きるために友や家族と別れなければならないのだから。ロン・ハワードだからはっきりとは言わないのかも知れないが、この映画にはアメリカで当時流行っていたであろう「健康ブーム」とか「皺取り整形」みたいな、「老いる」ことがまるで罪悪であるかのような風潮への彼なりの批判もかなり含まれていると思う。「老い」という重いテーマを取り上げながらも、映画自体は重くならずにどこかほんわりしたところがある。そこもいい。
veryautumnさん 8点(2004-02-04 10:10:53)
59.これを見たのは高校生の時でしたが、見終わった後に、年を取ると残りの人生をどのように生き、楽しむんだろう?と真剣に考えてしまいました。何か訴える物を強く感じた映画です。
DELさん 8点(2001-03-27 16:54:13)
58.ネタバレ 若い時に封切りで観ましたが、『頑固爺さん孫7人』のブリムリーのカーネルおじさん的な柔らかい雰囲気が好きでした。孫と釣りをしながら、遠くに旅立ち会えなくなることを告げるシーンの映像が記憶にこびりついてます。

これは物語をそのままなぞると「不老不死」の物語ですが、ディテールを一切無視すれば「2度と会えない遠い場所へ旅立つ人々との別れ」の物語であり、それは即ち「死別」の物語です。ラストの葬式の場面で少年が空の彼方を見上げるシメが好きです。好きな人との死別は悲しいものですが、空を見上げる少年は微笑んでいます。好きな人と、もう2度と会えないっていうところは同じなのに、「彼らは死んでしまった」という解釈をする大人と、「おじいちゃん達は何の心配もいらない新しい場所で永遠に生き続ける」と解釈する少年とでは、気持ちのあり方が随分違ってきます。これは天国とか極楽浄土とか、そういう世界をSFテイストで表現して、人との死別を悲しみ過ぎないように救ってくれる一面があると思いました。

ブレイクダンスをするアメチーは替え玉バレバレなんですが、それでもあのシーンは好きですし、あんな元気なおじいちゃんになりたいなーと、自分の歳の取り方に一つの理想を提示してくれました。「もう歳だから」「年甲斐もない」など、自分で自分を抑え込んでしまわずに、好きなことややってみたいことは、いつからでも、生きているうちにどんどん楽しまなきゃ…ということも思わせてくれました。

与えられた寿命を留まって全うすると決めたお爺ちゃんも考えさせられるキャラですが、正直言えば、自分はああいうおじいちゃんにはなりたくないタイプです。他のおじいちゃん達は宇宙人に迷惑かけたり不倫したり褒められないことも一杯なんだけど、それも含めて人生を精一杯エネルギッシュに生きて(ちゃんと反省もして)きた感じで、だからこそ『天国(極楽浄土)へ成仏できた』という解釈の仕方もあるかなー、なんて思ったりもしました。だってさー、あの真面目じいちゃん、奥さんを生きている間にどれだけ楽しませた? 健気におとなしく寄り添うおばぁちゃんだったけど、彼女のことは不憫でした。本当はダンスしたいのに我慢してた彼女の姿がとても辛かったし、本当なら助けられたのに死なせちゃったのも、なんだかなー。同時進行的に不倫爺ちゃんのエピソードもあるけど、一番我が儘でかつ一緒にいてつまらない爺ちゃんは地球に残った爺ちゃんじゃないのかなぁ? 彼とそのお婆ちゃんは、地球でもう一度生まれ変わってやり直すのかも。

てことで、自分的には「生きているうちにしっかり楽しめ」というメッセージをもらったような映画でした。
だみおさん [映画館(字幕)] 7点(2016-01-04 01:45:25)
57.見る度に、見る年齢によって、いろんな解釈のできる映画だと思います。彼らの行動は正しいのか間違っているのか、行く末が明るいのか暗いのか、信じる事も大事だし疑う事も必要、老いは楽しいのかそうでないか、若いって素晴らしいのかそうでないか、、、誰もが考える時が来る様な問題がこの映画には詰まってて興味深い。見る度に感情移入する役も違ってくる。そんな映画。
movie海馬さん [ビデオ(字幕)] 7点(2012-08-01 02:07:52)
56.こういう系のSF、結構好きです^^ あんなプールに入ってみたいもんです^^ じいさま達、よく決断できたなぁと。。。
とっすぃさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-17 21:41:12)
55.ネタバレ 
この手の作品はもう趣味の問題でしょう。

特に私は友好的な宇宙人ものが好きみたいで、

おまけにピーターパン症候群なところがあるので、

こういう老人たちが主役といっても現実逃避方ファンタジーに、

答えの出ない哲学を掛け合わされると無条件降伏(笑)してしまいます。

「未知との遭遇」老人編といってもいいラストは、

全く切り口が新しく面白くて見入ってしまいました。

異性人に誘われ(よく考えれば催眠術で惑わされた集団誘拐とも取れるが)

選ばれたというより自分らで選んで乗った船はまるで(ノアの箱舟)で、

危ない宗教団体のようなんですが・・私は乗船しそう(苦笑)

妻が死に身寄りのない老人が仲間とともに船に乗らない。

普通は孫のいる老人こそがこの世(という言い方をすれば哲学的なSFになるけど)に

いなくてはならないはずなんです。

地球で現存する人間がこの世とすれば、宇宙は永遠であり帰れないからあの世かもしれない。

そういう見方で見てゆけば老人たちの行動やセリフに意味があったり、

なかったりする(一時の感情)もので面白いものがある。

孫のいる老人が釣りをしながら孫に別れを言うこのあたりもうまいし、

みんなに別れを告げる地球に残るひとりぼっちの老人も味わい深い。

初めのほうで若返る老人たちにラストは読め、

そんな年になってもういいんじゃあないかと思っていたし、

自然に逆らうようなことはしないほうがいいと観ていたんですが、

それは建前かもしれないのです。

もし自分が今80歳ならどうでしょうか?

90歳なら?目の前で奇跡が起きて永遠の命を手に入れられるのなら?

それはその年にならないとわからないだろうと登場人物のセリフの違いで考えます。

観る人の家庭環境や年にも左右されますが、

色んな考え方が用意されているのでどれも否定はできないのです。

集団心理というか、何人かが賛同すれば船はいっぱいになるのです。

だから逆に仲間がいなくなっても地球に残る老人に涙しました。

アルメイダさん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-20 12:20:13)
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54.これって日本公開はいつでしたっけ・・・実は十代の頃映画館で観た、数少ない映画だったんですが、ドン・アメチーはおろか、「ポリス・アカデミー」でお馴染みのスティーヴ・グッテンバーグすら知らなかった当時の僕がどうしてこれを観ようと思ったのか、未だに思い出せない・・・多分何かと同時上映だったんだよなあ。んで微かに覚えていたのはエイリアンパワー(?)を身に付けたお爺さんが視力検査を凄い早口でやっちゃうとことと、おねえさんが裸になって人間の皮も脱いじゃうところだけで・・・要するに良く分かんなかったんだよな(っていうかこの映画に限らず十代の僕にとって映画というのは長らく「良くわかんない所がある」ものだった。単にアホだったというのもあるけど、目が異常に悪いくせに二十歳過ぎるまで眼鏡をしてなかったもんだから、さりげない伏線とか、かなり見逃してたんだと思う)。んで↓の【STING大好き】さんのレビューを読んで「そぉいうことだったのかあ!」と久々に見直してみました。そっか、あの何とか星とかいうのは、「映画の星」だったんだな。きっとそこにはフランク・キャプラやチャップリンや、往年の映画人たちが暮らしてるんだろうな。
ぐるぐるさん 7点(2004-10-15 18:39:58)
👍 1
53.真の映画のテーマを探り当てることほど難しいものは無いし、それを見出すことの嬉しさというものは映画好きにとって一入ではないだろうか。それを考えると【STING大好き】さんのレビューには頭が下がる思いだ。
私などは、死がそこに迫った老人の哀愁・良い時期(青春時代)ばかりを切望する身勝手さと悲しさ・人間の欲望(プールに殺到する浅ましい心)等といったものがテーマと解釈していたので、【STING大好き】さんのレビューをみて目から鱗が落ちる思いがした。映画というのは奥深いモノであり、知れば知るほど楽しめるものですね。私も本当の映画の良さを感じることができるよう観賞に励みたい。
おはようジングルさん 7点(2004-10-04 14:45:25)
👍 1
52.ほのぼのと見れました。いい作品だと思います。
ジムさん 7点(2004-05-05 18:57:40)
51.余生幾許も無いであろうお爺ちゃまお婆ちゃま達がコクーン(繭)の浸かったプール(命の泉)に入って段々と若さを取り戻していくところではぁ~、若いって良いなぁなんて思ってしまいました。病気も老いも無い人生ってどんなものなんでしょう?永遠の命を求めるか、限りある命を選ぶか、自分だったら…その時にならないと判りませんね。宇宙人=侵略というレッテルが貼られてしまってるので、たまにはこうした交友的な宇宙人が居ても良いんではないでしょうかねぇ。泣かせるシーンもあったりとなかなか面白い映画でありました。友情と若さに7点。
クリムゾン・キングさん 7点(2004-03-13 03:19:34)
50.老人ホームにて自らの老いに対して葛藤する老人たち。置き去りにしてきた仲間を救い出すために地球にやってきた異星人たち。彼がふいに出会うことで繰り広げられるSFファンタジー。
数年前に初見した時と同様に、概ねのプロットはそういうことだった。
最後は、老人たちと交流を深めた異星人たちが、不老不死の自らの星へ老人たちを誘う。

どストレートな物語だという印象だったけれど、久しぶりに観て違う印象も生まれた。

果たして、異星人たちの誘いのままに不死の世界へ旅立った老人たちの選択は正しかったのだろうか。
ある老人はたった一人、「ここが故郷だ」と別れを告げて、地球に残る。
彼の選択こそが、自然の中で生きる人間として健全なことだったのではないかと思った。

もちろん、地球を離れることを決意した主人公たちも、自らの行動が自然の理に反することは重々理解しており、「ちょっと自然に反抗するだけだ」と自身に言い聞かせる。

ただやはり思うのは、「生」の素晴らしさは、「死」が終着にあってこそはじめて成立するものなのではないかということ。

この映画においても、老夫婦が愛し合う姿や、長年の伴侶との別れを悲しむ姿に涙が溢れることは、長い「生」を全うしてきた彼らの姿だからこそ生まれる感動だと思う。

この映画は、馬鹿正直にまっすぐなファンタジーを描きつつ、人間という一生物の本質的な“運命(さだめ)”を物語っているのではないかと思った。
鉄腕麗人さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-11-02 19:43:31)
49.ロン・ハワード監督らしいヒューマン・タッチな作風は、ジーンと胸を打つ大人のファンタジー。テーマとしては重い老人問題で、誰しもやがては訪れる“老い”と“死”。 あまりにも非現実的なラストはまさに“おとぎ話”。 個人的には、老人達は神と出逢い“昇天”したと受け取りたいですね。
光りやまねこさん 7点(2003-08-17 16:14:50)
48.人生から切り離すことのできない「老い」という問題を気楽に考えさせてくれる作品。ただし深みはほとんど無い。60歳を過ぎたらまた観たい。
じゃん++さん 7点(2003-07-21 21:05:52)
47.老人が主演の映画で外れる映画はほとんどないね。
M・R・サイケデリコンさん 7点(2003-06-25 20:54:14)
46.老人とエイリアンという異色の組み合わせながら、ストーリーの組み立てに迷いは無く、すんなりと受け入れられるファンタジー映画。しみじみ、ほのぼのタイプながら、掲げるテーマは意外にも高貴なもので、少し重みもある。老人だからこそ感じる「生へのこだわり」と「ふるさとの地のこだわり」を平行バランス的存在に置きながら、オリジナリティにあふれ、ヒューマン色を強めて展開するので、観ていて心地よい。
叫真さん 7点(2003-06-11 18:49:48)
45.映画全体の雰囲気はよくあるSFファンタジーという感じだけど、ストーリーとテーマは異色だった。だからといってアンバランスな印象はなく、綺麗にまとまっていたと思う。
スマイル・ペコさん 7点(2003-05-28 12:55:08)
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【点数情報】

Review人数 64人
平均点数 5.73点
000.00%
134.69%
200.00%
334.69%
4914.06%
5812.50%
61929.69%
71625.00%
834.69%
911.56%
1023.12%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review2人
2 ストーリー評価 5.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.75点 Review4人
4 音楽評価 6.00点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1985年 58回
助演男優賞ドン・アメチー受賞 
視覚効果賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1985年 43回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 

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