映画『ホテル・ルワンダ』の口コミ・レビュー(8ページ目)

ホテル・ルワンダ

[ホテルルワンダ]
Hotel Rwanda
2004年カナダ南アフリカ上映時間:122分
平均点:7.66 / 10(Review 160人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-01-14)
ドラマ戦争もの実話もの
新規登録(2005-01-16)【あまね】さん
タイトル情報更新(2019-06-24)【Olias】さん
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監督テリー・ジョージ
キャストドン・チードル(男優)ポール・ルセサバギナ
ソフィー・オコネドー(女優)タチアナ・ルセサバギナ
ホアキン・フェニックス(男優)ジャック・ダグリッシュ
ニック・ノルティ(男優)オリバー大佐
デヴィッド・オハラ〔男優・1965年生〕(男優)デイヴィッド
カーラ・シーモア(女優)パット・アーチャー
ジャン・レノ(男優)テレンス社長(ノンクレジット)
梅津秀行ポール・ルセサバギナ(日本語吹き替え版)
浅野まゆみタチアナ・ルセサバギナ(日本語吹き替え版)
森川智之ジャック・ダグリッシュ(日本語吹き替え版)
松山省二オリバー大佐(日本語吹き替え版)
大塚明夫テレンス社長(日本語吹き替え版)
安元洋貴(日本語吹き替え版)
脚本テリー・ジョージ
音楽ルパート・グレグソン=ウィリアムズ
アンドレア・グエラ
撮影ロベール・フレース
製作A・キットマン・ホー
テリー・ジョージ
ユナイテッド・アーチスツ(共同製作)
ライオンズ・ゲート・フィルムズ(共同製作)
配給メディア・スーツ
美術トニー・バロウ(プロダクションデザイン)
あらすじ
1994年当時、世界中でほとんど報道されることがなかったHutu族によるTutsi族のルワンダ大虐殺(80万人が死亡とされる)の物語。そこでHutu族でありながらTutsi族である家族や仲間を守るため孤軍奮闘するHotelのマネージャー役(実在の人物)を演技派ドン・チードルが好演。
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20.ネタバレ いま見終わりました。
一般にルワンダ紛争と言うのは、1994年のフツ族による
大虐殺ばかりが大きく取り沙汰されてしまっていますが

実はそれ以前にルワンダは、ドイツとベルギーから植民地支配を受けていました。
ルワンダという国名もつまり、ドイツが植民地化した時に付けられた国名で
逆に言えばアフリカ大陸の国境線と言うのは
西欧列強が侵略した順番に獲得した領土の線引きであり
つまり列強諸国側の都合で「国家」と呼ばれたに過ぎません。

ともあれ、フツ族はドイツを背景とした少数派のツチ族に実質支配され、差別されました。
これは第1時大戦後のドイツ敗戦で、ドイツ領からベルギー領に委譲された頃は
もっと顕著になり、フツ族によるツチ族への憎悪は、より大きく高まって行きました。

その後、ルワンダは独立を果たしますが
独立のゴタゴタで、当時支配階級だったツチ族とベルギーの関係は最悪となり
その腹いせに、ベルギーが独立の行き掛けの駄賃として
フツ族による民主政権樹立という暴挙に出る。

ツチ族への憎悪の固まりであるフツ族に政権を委譲し
なおかつ独立で軍事力も委譲してしまえばどうなるのか?
そんな事はベルギーは百も承知で、フツ族の後押しをした訳です。

その後、フツ支配体制にはフランスも加わって、ツチ族への迫害は更に大規模化します。
この作品の中でホテルオーナー(ジャン・レノ)が、フランス政府に働きかけて
ルワンダ政府軍の将軍を動かし、ホテルから兵を撤退させるシーンが有りますが

これは当時フランスが、虐殺者側のフツ族政府へ、多額の軍事支援をしていたからです。
民兵がこのホテルをなかなか襲撃しなかった(敗戦が濃くなるまで)のも
主人公である支配人が、政府軍の将軍に個人的なコネを持っていたからで
少数の国連軍が守っていたから助かった訳では有りません。

この映画ではそういう歴史的背景や、支配の構図は何もはっきり描かれていません。
無論、長年の屈辱的支配が、この大虐殺の理由とは成り得ません。
しかし、大本の原因を作ったのはいったい誰なのか?
これが問われなければ成らないと思います。

最後のテロップでルワンダ政府軍の将軍が、軍事法廷で裁かれて有罪と有りましたが
その後ろで糸を引いていたベルギーやフランスは一切裁かれない。
これが、アフリカ諸国の現状だという事を忘れては成りません。
一般人さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-18 19:40:11)
👍 1
19.「世界の人々はこれを見て『怖いね』と言うだけでディナーを続ける」というセリフには何も言葉が出ない。
茶畑さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-11 23:42:29)
18.ルワンダの大量虐殺については、NHK特集等で多少の前提知識を持っていた上でこの映画を観ました。正直、期待値が高すぎたためにこんなものかなという印象を持ってしまいましたが、全体としてはよくまとまっていて隙の無いつくりだと思います。ただ「なぜフツ族の人達がツチ族を大量虐殺したのか」の動機についての描写が希薄なため、善悪の観点が一方的になっている点は賛否両論あるかと思います。
もんでんどんさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-08-27 13:12:39)
17.よし、DVDを買ってマイライブラリーに入れよう、という映画ではない。
ネクタイを上手くしめられないシーンがとても印象に残った。
この人、わざと英語を少し下手にしゃべってるけど、それがとてもうまい。
いろいろ思うところはあるけど、世界から民族紛争がなくなることはない。
Skycrawlerさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-07-14 23:10:21)
16.何て人間は残酷なんだ。
Yoshiさん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-23 11:32:35)
15.ネタバレ この映画の事件は、知識としては知ってましたが、こんな近代化された所で起きてたとは。もっと原始的な(失礼しました)部族のぶつかりあいと思ってたので、ショックでした。なぜ、このジェノサイドが起こったかをもう少し丁寧に描いてくれたら良かったんですけど。でも、それは他の映画を観ればいいことですね。「ノーマンズランド」でもそうでしたが、国連の無力さが悲しかったです。

2度目の鑑賞
ジェノサイド。つい最近、我々が友だちと笑顔で話している時代に、この地球上のアフリカで起きた民族大虐殺。
1度目の鑑賞でも思ったが、国連の無力さにガッカリしてしまう。
やはり平和を望む一方で、人間はこういうとこがあると理解しなければ、危なくて生きていけない。
防衛費を増やされるだろうが、それはやはり、人間が怖いということだ。
トントさん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-15 01:42:57)
14.今ひとつ物足りない
misoさん [DVD(字幕)] 6点(2007-06-06 20:41:54)
13.内戦を引き起こし、隣人同士が殺し合うようなことをするのは、理由がどうあれ人間としての出来の悪さ故。ルワンダの内戦も、白人による影響が下敷きにあるとは言え、アフリカの人間の人間としての出来の悪さからで、ツチだのフツだのが何人死んだところで、そんなものはアフリカ人の自作自演。内戦は狂気ではなく、馬鹿だからやること。同情する気はさらさらない。ただ単純に、映画としての役者たちの演技の上手さに点を捧げたい。
永遠さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-05-13 02:12:09)
12.ネタバレ 最後に主人公がベルギーで暮らしていると出てましたが、私にはよくわかりません。1家族が今平和に暮らしてるってことで終わりってことで良いのでしょうか?
さらさん [DVD(字幕)] 6点(2007-01-22 13:06:01)
11.“事実”はさておき、あくまでも“映画評”としてコメントします。ボチボチ面白かったんだけど、やや惜しい感じかな。「キリングフィールド」や「サルバドル」のような、キリキリと胸を締めつけられるような緊張感からはほど遠い。ついでにいうと、中盤のクライマックスでの“天気雨”(ご覧になった方ならわかると思いますが)に、ちょっと萎えてしまいました。本降りまで待てなかったのでしょうか。ただ、やはり「『怖い』と言ってディナーを続ける」は至言ですね。自分も間違いなくその1人でしょうから。
眉山さん [DVD(字幕)] 6点(2007-01-17 08:29:31)
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10.ネタバレ ホテルからバスで脱出するシーン、助かる人にも助からない人にも平等に降り注ぐ雨が、なんとも印象的でした。
日本公開の経緯を含め、ほんとに良い映画であったと思います。けれどもう少し歴史的背景についての説明があったほうが良かったのでは。民族の対立を煽り、そして得をしたのは、いったい誰だったのでしょうか?
豆治さん [DVD(字幕)] 6点(2007-01-04 15:19:40)
9.思っていたほど立派な人物ではない。これが率直な意見です。ある出来事から逃げ出したかったのに、思うように出来なかったため、仕方なく他人も救った。こんな感じがしてしまいました。自分の意志とは無関係に巻き込まれていくところは、「ダイハード」を思い浮かべました。
shoukanさん [映画館(字幕)] 6点(2006-06-05 21:47:57)
😂 1
8.ネタバレ 様々な国の紛争や独裁国家に対し人道支援の名の下に軍事介入してきた大国がルワンダには来なかった。理由は大国のほしい物(石油などの資源)がそこに無かったから。それならそれで人道支援などという言葉は他国に干渉する際に使わないでほしい。この映画の訴えかけるものは、こんな恐ろしいことがあったんですよ、人間って怖いでしょ、ということではなく、国益最重視の大国の非情とエゴに対する批判であり、国連軍の軍隊としての矛盾に対する問いだと思う。このような訴えかけは映画でなくてもテレビでもいいわけですが、例えばボスニアの現状を訴えかけた『ノー・マンズ・ランド』やアフガンの悲劇を知ってもらおうとした『アフガン零年』は映画祭を通して広く世界への配信に成功しているし、種は異なるが『ミッドナイト・エクスプレス』は実際に政府を動かしたという過去を持っている。そういう意味ではテレビではなく映画というメディアを使うのもありだと思う。しかし映画は光や色、あるいは構図やカメラの動きなどで言葉以上のものを表現することが出来るものなのですが、この作品ではそれらが希薄なんです。感じた恐怖や狂気は全て事実から来るもので映画からは来ない。主人公とそのまわりだけで進行するドラマもドキュメンタリー性を損なってしまっているようで個人的には不満が残ります。大エキストラによる現場の再現は見応えがあるし、カラフルなシャツは現場の生々しさを増幅させていたのでそれなりの満足感は得れた。加えて、先に述べた大国のエゴを「実話」としてさらけ出させたこの作品の存在は大いに評価したいと思う。
R&Aさん [映画館(字幕)] 6点(2006-03-31 19:58:42)
👍 1
7.重い!とにかく重い。実話であるからこその説得力、ドン・チードルの迫真の演技は見ものだが、このルワンダで起きたフツ族ツチ族の争いに始まる虐殺行為を淡々と描いただけ。メッセージ性はある。結局この映画を見た何人が自分に何ができるだろうと真剣に考えたんだろう。同じ地球上で起こっていることへの自分の無関心さを恥じた。見て損はしないがただそれだけだったかもしれない。
Andrejさん [映画館(字幕)] 6点(2006-02-18 04:53:42)
6.ネタバレ ルワンダの大虐殺は、事件から10年後の『シンドラーのリスト』のドキュメンタリーで初めて知った。それほど日本にとって遠い対岸の火事に過ぎなかったのだろう。感動系よりはサスペンス寄りで、如何にして多くの人を救ったのか、決して綺麗事ではない強かさと駆け引きで切り抜ける。もし主人公夫婦がどちらか同じ部族だったらホテルマンにしてもこうはいかなかっただろう。植民地時代に白人によって分けられたツチ族とフツ族。外見が同じ黒人でも微妙に違う。そこに世界の無関心が集約されている。リアルタイムで知ったところで何もしてあげられないし、募金が着服されたり、下流のために中流のしわ寄せを恐れる日本人気質からすれば、どうでも良い問題なのではないのか。社会問題をかじっただけでそれ以上は踏み込まない。上映運動しようが、今更知ってももう手遅れだ。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 5点(2017-04-28 19:25:11)
5.ネタバレ 主人公をヒーローとして扱っているけど、その行動のほとんどが身内のためのものなので、ひどくギャップを感じました。ラスト、逃げる人で一杯のバスを止めてまでして姪っこを助けに行くシーン、感動的な場面で終わらせたかったのかもしれないですが、とても利己的な行動に見えてしまって、興ざめでした。無理してドラマを作らなくてもいいから、ドキュメンタリー調にまとめたほうがいい作品になったのに、と残念です。密告しにいく悪役のホテルマンのキャラクタにも無理がありましたね。映画としての出来も、「キリング・フィールド」や「遠い夜明け」のような印象的な演出はなかったです。
かねたたきさん [DVD(字幕)] 5点(2007-06-02 18:41:16)
👍 1
4.ネタバレ 以前、ルワンダへの旅行を予定していて、行かないままに内紛が起きました。当時、色々なニュースで取り上げられていたので、色々と調べましたがフツ族とツチ族の歴史と欧米人のかかわりが、分かり切っていたことでしたが衝撃的でした。映画は物語に過ぎないと思いましたが、お金で命が左右されるストーリーは興味深かったです。ドン・チードルは他の映画のイメージが強いので、ややマイナスでした。
omutさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-05-14 23:41:03)
3.ネタバレ ある程度予習して見ないと細かい所が分かりにくいかも。それにしても、介入しなかった外国軍もどうかと思うが、こういう事実が当時、日本でほとんど報道さえされていなかったというのは考えものだ。私がこのジェノサイドを知ったのも、数年後だった。ただ、こういう映画って“海外に脱出”でエンドマークになりがちだけど、それってどーなの? 『この人はこんな英雄的な行動をしました。そしてその後、海外に脱出しました』って・・・。多くの人に問題提起した、という意義は大きいと思うけれど、なんだか違和感ありまくり。というわけで、高評価が多い中で5点。ひねくれ者ですみません。
すねこすりさん [DVD(吹替)] 5点(2007-01-24 21:59:48)
2.緊張感の持続する展開はいいのですが、背景となる民族紛争・国際関係などがやや複雑で、すんなりストーリーに入っていくことができませんでした。危機のパターンもバリエーションが少なく、そのせいでストーリーも一本調子のように感じられました。
Kさん [DVD(吹替)] 5点(2006-11-08 21:07:16)
1.「今更、遅い」これが私の正直な感想である。忘れもしない1994年の夏から秋、当時学生だった私は「アフリカのルワンダで虐殺が起こっている。このような出来事を見過ごしていいのか」と大学のキャンパスでビラを配布し東京・青山の国連大学に「国連は何をしているんだ」と抗議をしに足を運んだ。でも当時は皆が「こいつ、何言っているんだ」と冷ややかな反応であった。今では某IT企業でエンジニアをしているノンポリの私だが当時は、正義感に燃えた青臭い学生であった。当時は皆が無関心だったルワンダの虐殺に今更、このような映画を見せつけられて何を感動しろというのだろう。正直、心の底から腹が立った。あの時、抗議したにも拘わらず当時、皆、無関心だったではないか。今更遅い。私の言っていることが正しいかどうかは別としてもこれが正直な感想である。起こった後で涙を流して何の意味があるのだ。<追記>怒りにまかせて本コメントを執筆しましたが、この映画を観て感動した人たちを攻撃したり批判する意図は全くありません。あくまでルワンダをフィクションとして取り上げた本作の製作関係者に対して憤りを覚えただけでこの映画を観てどう思うのかは各人の自由だと筆者は考えています。
Copperfieldさん [映画館(字幕)] 0点(2006-01-21 20:15:27)
👍 9 😂 2
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 160人
平均点数 7.66点
010.62%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
553.12%
62616.25%
73823.75%
84226.25%
93723.12%
10116.88%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.21点 Review14人
2 ストーリー評価 7.76点 Review21人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review20人
4 音楽評価 7.17点 Review17人
5 感泣評価 7.80点 Review15人

【アカデミー賞 情報】

2004年 77回
主演男優賞ドン・チードル候補(ノミネート) 
助演女優賞ソフィー・オコネドー候補(ノミネート) 
脚本賞テリー・ジョージ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2004年 62回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ドン・チードル候補(ノミネート) 
主題歌賞アンドレア・グエラ候補(ノミネート)"Million Voices"

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