映画『ゴッドファーザー PART Ⅲ』の口コミ・レビュー(10ページ目)

ゴッドファーザー PART Ⅲ

[ゴッドファーザーパートスリー]
The Godfather: Part III
(Mario Puzo's The Godfather: Part III)
1990年上映時間:162分
平均点:7.34 / 10(Review 227人) (点数分布表示)
公開開始日(1991-03-09)
ドラマシリーズもの犯罪ものヤクザ・マフィア小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-11-23)【イニシャルK】さん
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監督フランシス・フォード・コッポラ
助監督H・ゴードン・ブース
演出バディ・ジョー・フッカー(スタント・コーディネーター)
キャストアル・パチーノ(男優)ドン・マイケル・コルレオーネ
ダイアン・キートン(女優)ケイ・アダムス
アンディ・ガルシア(男優)ビンセント
タリア・シャイア(女優)コニー
ソフィア・コッポラ(女優)メアリー・コルレオーネ
ジョン・サヴェージ(男優)アンドリュー・ヘーゲン
ジョージ・ハミルトン(男優)ハリソン弁護士
ブリジット・フォンダ(女優)グレース・ハミルトン
イーライ・ウォラック(男優)ドン・アルベットロ
ジョー・マンテーニャ(男優)ジョーイ
ヘルムート・バーガー(男優)フレデリック
ラフ・ヴァローネ(男優)ランベルト枢機卿
マイケル・ボーウェン〔男優〕(男優)
カーマイン・コッポラ(男優)(ノンクレジット)
リチャード・ブライト(男優)アル・ネリ
野沢那智ドン・マイケル・コルレオーネ(日本語吹き替え版【ソフト/フジテレビ】)
鈴木弘子ケイ・アダムス(日本語吹き替え版【ソフト/フジテレビ】)
関俊彦ビンセント(日本語吹き替え版【ソフト】)
富田耕生ドン・アルベットロ(日本語吹き替え版【ソフト】)
大塚明夫ジョーイ(日本語吹き替え版【ソフト】)
井上喜久子メアリー・コルレオーネ(日本語吹き替え版【ソフト】)
深見梨加グレース・ハミルトン(日本語吹き替え版【ソフト】)
池田勝ランベルト枢機卿(日本語吹き替え版【ソフト】)
岡部政明ハリソン弁護士(日本語吹き替え版【ソフト】)
宮内幸平ギルデイ大司教(日本語吹き替え版【ソフト】)
松岡文雄(日本語吹き替え版【ソフト】)
石塚運昇(日本語吹き替え版【ソフト】)
大山高男(日本語吹き替え版【ソフト】)
今西正男(日本語吹き替え版【ソフト】)
村松康雄(日本語吹き替え版【ソフト】)
中江真司フレデリコ・“フレド”・コルレオーネ(アーカイブ映像)(日本語吹き替え版【ソフト】)
江原正士ビンセント(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
納谷悟朗ドン・アルベットロ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
谷口節ジョーイ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
鈴鹿千春メアリー・コルレオーネ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大木民夫フレデリック(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
青野武ギルデイ大司教(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小川真司〔声優・男優〕ハリソン弁護士(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小林修ランベルト枢機卿(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
堀越真己グレース・ハミルトン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
駒塚由衣コニー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
伊藤和晃(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
伊井篤史(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小島敏彦(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
阪脩(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
藤本譲(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
島香裕(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
出演ジョン・カザールフレデリコ・“フレド”・コルレオーネ(アーカイブ映像)(ノンクレジット)
原作マリオ・プーゾ
脚本フランシス・フォード・コッポラ
マリオ・プーゾ
音楽カーマイン・コッポラ
ニーノ・ロータ
作詞レオ・ロビン〔作詞〕"Beyond the Blue Horizon"
ロレンツ・ハート"Lover"
作曲カーマイン・コッポラ"Promise Me You'll Remember"
挿入曲ハリー・コニック・Jr"Promise Me You'll Remember"
エルヴィス・コステロ"Miracle Man"
撮影ゴードン・ウィリス
製作フランシス・フォード・コッポラ
パラマウント・ピクチャーズ
チャールズ・マルヴェヒル(共同製作)
フレッド・ルース(共同製作)
製作総指揮フレッド・フックス
ニコラス・ゲイジ
配給UIP
特殊メイクトーマス・R・バーマン(追加特殊メイク)
美術ディーン・タヴォウラリス(プロダクション・デザイン)
ウェイン・フィッツジェラルド(タイトル・デザイン)
衣装ミレーナ・カノネロ
編集バリー・マルキン
ウォルター・マーチ
録音ウォルター・マーチ
イーサン・バン・ダーリン
グレッグ・ランデイカー
マイケル・ミンクラー
トム・マイヤーズ(録音)
字幕翻訳戸田奈津子
日本語翻訳木原たけし(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
スタントパット・ロマノ
その他ジョージ・ルーカス(スペシャル・サンクス)
フランコ・ゼフィレッリ(サンクス)
カーマイン・コッポラ(指揮)
あらすじ
マイケルは今や全米マフィアの頂点に立つ。しかし彼はさらなる富と名誉を求める。カソリックの総本山であるバチカンが支配する複合企業インモビリアーレを買収するのだ。しかしマイケルの危機と苦悩は深まる。部下ザザは反目を露わにし、伊政財界の影に君臨するドン・ルケーゼはマイケルの野望を利用しようとする。息子アンソニーは家業を嫌い、オペラ歌手になる。愛娘メアリーは従兄のビンセントと危険な恋に落ちる。マイケル自身も糖尿病に侵され、かつて次兄を殺害させた過去に苦悩する。
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💬口コミ一覧

47.ネタバレ ロバート・デュバルが出ていなかったりなど、Ⅰ、Ⅱに比べキャスト陣の問題が問われることが多く、私自身も確かにそうだな~、と思うところも。ですが最後の「カヴァレリア・ルスティカーナ」が流れながらの回想シーンは本当に秀逸だと思います。アル・パチーノの最後のシーンも「ゴッド・ファーザー」という壮大な悲劇の締めくくりにふさわしい。
ぺろぽねそすさん [DVD(字幕)] 9点(2009-05-08 22:04:08)
46.最後マイケルがトマシノの亡骸に語りかけるシーンが好きだ。シリーズとおしていい映画だった。
ホットチョコレートさん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-20 21:16:51)
45.ネタバレ 腐れ外道の因果応報な末路、廃人の如きパチーノにカタルシスを得ました。「他人の痛みが少しでも分かったか」
The Grey Heronさん [ビデオ(字幕)] 4点(2009-11-17 16:53:34)
44.老年期のマイケルということもあって前半はかなり退屈に感じましたが、終盤の展開は見事でした。
もんでんどんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-10 13:44:00)
43.ネタバレ  中盤過ぎまでは、守りの話。しかもマイケルが罠にかかっての話なので面白みがなく、かなりだれましたが、やはりあのラスト。
マイケルのなんともいえない悲痛な叫び(おそらく精神的にあの時点で死亡でしょうね)、それからボロクズのように死んでいく姿………………
(カヴァレリア・ルスティカーナを舞台で演じてるのはすごく心憎い演出ですね。パート2で父が街のボスを殺し、ファミリーを立ち上げたのが復活祭で街が賑あう最中でした。
そして今、同じ復活祭が舞台で演じられ、その直後マイケルが全てを失っていく。あざといと言っちゃあざといんだけどなかなか)
平成28年6月 コッポラさんの娘さんがかなり評判が悪いみたいだけど、なぜかなあ?ご承知のように女優のルックスに関してかなりうるさい自分から見て、まあ確かに鼻はでっかいかなとも思うけど、なかなか綺麗な目をしてるんじゃないかな。
ストーリーも少なくともパート2の現在部分よりは面白かった。1にしろ2にしろ守るときは守る、攻めるときは攻める、ってはっきり分かれてるのに対して、3のラスト近く、いつもの通りマイケルの絵図通り攻めが進んでいく一方でじわりじわりと、彼の身に危険が迫ってくる、なかなかスリルがあってドキドキしました。
 そしてあのマイケルの精神的な死から、実際のボロボロになっての死への流れ、3部作のラストを飾るにふさわしい、名演技、名シーンでした。
rhforeverさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-12 16:52:53)
👍 1
42.ネタバレ ラストのオペラシーン以降は秀逸。
マイケルが罪悪感に苛まれている描写は感慨深かったです。

ファミリーの温かみが前作よりも増してたので、ちょっと嬉しかったかなと。

ただ、ドンの娘には正直驚いた。
娘は父に似るというが、あんな美男子が父親役なのになぜ。

素晴らしい作品群の最後に泥を塗ってしまってるようで残念。
タックスマン4さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-01-30 20:45:54)
41.ネタバレ 前回2作を鑑賞し、しっかりおさらいしてから映画館に入りました。
マイケルの湖畔の屋敷が朽ち果てている場面から始まり、ここでまず感動します。
この映画、コッポラが黒澤監督の「乱」を観た事で生まれた映画と思っています。
黒澤監督は「リア王は英邁な君主だが、もし暴虐な男だったなら・・・」という、
シェークスピアの原作にない要素を「乱」で付け加えました。
コッポラはこれで、「暴虐だった男の善行があだをなす」老いたマイケルを描く気になったのです。その試みは成功していると思います。よい完結編でした。
みみさん [映画館(字幕)] 8点(2010-02-06 01:28:59)
40.「3」が製作されると聞いて、映画公開前まではどのような作品になるのか期待に胸を膨らませたものです。しかし、アンディ・ガルシアの熱演は光りますが、期待したほどには満足できませんでした。とはいうものの、見てよかったと思うし、コッポラ監督には作ってくれてありがとうと言いたいです。人生の晩年に、腰を落ち着けて全3作をまた見たいものです。
ジャッカルの目さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-14 10:33:41)
39.1,2,3と続けて観れば案外良いのかもしれない。単体で観るとどうしても前半の冗長さがぬぐえない。しかしラストシーンの記憶は何年経っても消えない。マイケルの表情の重みは半端じゃない。
Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-15 11:31:34)
38.ネタバレ 最高のフィナーレ。全てを手に入れたのに最期は孤独とは切ない。印象として前2作に比べると薄味にした感じ?
みぢこさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-04-10 17:13:31)
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37.ネタバレ いや~アル・パチーノすごい でもさりげなくよかったのはタリア・シャイヤ(そう、あのエイドリアン) コッポラの娘はそんなにまで気にならなかったけどなぁ というか観終わって調べて初めて知ったw 実際にあった事件も取り入れてかなり現代的になった印象 ゴッドファーザー3部作を締めくくる上で 過去のⅠ・Ⅱを考慮し、さぞコッポラ監督も(いろんな事情も絡んで)大変だったでしょう 結局のところ やはりアル・パチーノの素晴らしい演技につきるとオモイマス
Kanameさん [ビデオ(字幕)] 8点(2011-04-27 07:21:00)
36.ジョーマンテーニャのあんなにシリアスな演技始めて観た。アンディガルシアがアンタッチャブルの時と違ってかなり冷酷で短気な性格になっていたので残念だった。
TWISTED SISTER CHRISTIANさん [DVD(吹替)] 8点(2011-07-26 12:33:14)
35.ネタバレ 圧倒的な演技ですね、アル・パチーノは!
まさに呪われた生涯でした。
それにしてもなんなんでしょうか、このバイオレンスの魅力は!?
三部作通してずっと身内死にまくりでしたがホントに面白かった。
いやはや感謝しちゃうレベルですね。

ろにまささん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-12-23 02:59:59)
34.アンディ・ガルシアは何にもしませんね。オペラの場面は良かった。
nojiさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-04-14 18:33:38)
33.ネタバレ (2008年に鑑賞)裏社会をとても見事に冷静に描いた作品。
そして相変わらずファーザーは家族を子を大切にする。

パーティーの場面はこのシリーズのどの作品でもありますが、
何故か子供が印象に残る。

複雑な社会の構造を描いた作品は僕には難しくもありますが、
その重みを感じることが出来る。

落ち着いた静寂感があり、ゆっくりと話が進むところに重厚感がある。
それがなんか渋い。

“1”と“2”とは少し異質な感じがしますが悪くないです。
一瞬の穏やかな風景が心に残る。
サングラスにも物語がある。
とても壮大な物語の終わりを目の当たりにした時、大きな感動を覚える。
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-29 00:30:46)
32.ソフィア・コッポラが評判悪いようですが、むしろそれがリアリティを増していると思います。
アンディ・ガルシアのヴィンセントも、かっこ良いです。フォトジャーナリストの女と寝ているところを襲ってきた2人の刺客を見事に返り討ちにしたシーン。ヴィンセントの胆力、知力、行動力、そして冷酷さを表現したのでしょう。良くできていると思います。
忘れてならないのは、タリア・シャイアーのコニーです。かつてのわがまま娘が、みごとに大姐御というか、鬼女になっています。暗殺許可を求めるヴィンセントに対して、"Do it!"と決めましたね。
ぢいさんさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-06-04 23:53:34)
31.ⅠとⅡが素晴らしかっただけに、どうしても見劣りする。
Ⅲはないほうがよかったかも。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-28 00:55:50)
30.ネタバレ パーティで始まる。ファミリーが集まる儀式。三作をワルツがまとめている雰囲気がある。イタリアと言えばカトリックにオペラ。前は教会での祝福と殺戮を並行させたが、これではカトリックが前面に出てきた。法王庁のなかのどうのこうのはもひとつピンと来なかったけど、イタリア人及びイタリア系移民のアメリカ人には、マフィア一家の上昇の果てが納得できるのだろう。ヘリコプターでの幹部殺しあり、祭りのなかでのザザ殺しあり、タリア・シャイアのネットリしたのも怖く、見せどころはオペラだ。『知りすぎていた男』的緊張も加味される。マーロン・ブランドは孫(ファミリー・子孫)のいる農園で死んでいったけど、アル・パチーノは犬がいるだけの赤茶けた何もない庭で一人死んでいくわけ。第一作の年、V・ストラーロはイタリアで『ラストタンゴ・イン・パリ』のM・ブランドを撮っており、コッポラと組むのは『地獄の黙示録』(やはりブランド)からで、コッポラのカメラマンではたぶん本作を含めた三部作だけがゴードン・ウィリス。見てる間は気がつかなかったが、ヘルムート・バーガーが出てたのか。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2013-10-09 09:52:28)
29.ネタバレ 「1」はマイケルの始動篇、「2」はマイケルの隆盛&やり過ぎ篇。ならば、本作はマイケルの苦悩&引退篇。律儀に最後まで描こうとした姿勢は評価します。マーロン・ブランドが演じたドン・コルレオーネの最期とマイケルのそれが、大河シリーズのエンディングらしく被りました。
マイケルは、あるレベルに達すれば、血生臭い世界を突き抜けると思っていたようです。本作のマイケルは殺さないし、殺しを命じてもいない。でも、何故か見映えが前作までとあまり変わらない。そのこと自体が、マイケルが裏の世界から這い出られないことを物語っているようでした。根本的な話だけど、地道さが無いんですね。やっていることがサービス業の利権の奪い合い。浮き沈みが激しく、真っ当な取引では語れない部分が多い。一般論として不正が横行する世界なのでしょう。宗教に肩入れして名声を浄化するより、農業でもやった方が良かったんじゃなかろうか。
個人的に面白かったのはヴィンセント(アンディ・ガルシア)の描写。元々がインテリで、そこに荒事を付加したのがマイケルならば、その逆を辿るのがヴィンセント。成長の方向性はひとつじゃない。経験と知恵が維持するラインを、若さとやる気が凌駕するポイントがある。それは世代交代と呼ばれます。マイケルもそこは認めたようだけど、家督を譲りながら娘との交際は断固として認めない。生業をとことん否定していることが印象に残りました。
「ファミリー」と呼ばれる組織は、まさに「家族」を始めとする血縁者の守護を目的としていました。しかし、大きな金が動くとそこからは遊離し、利潤を追求する同族企業に様変わりします。昔は「○○一家」と呼ばれた日本の侠客も、状況は同じでしょう。
変なまとめ方ですが、家族と組織におけるお父さんの役割の変化を、経済社会の成熟に併せて描いたシリーズだったのだと思います。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-10-14 02:55:07)
28.ネタバレ よくぞ完結編を撮ってくれました!シリーズの中で最も評価が低い今作品ですが、私は本作が最も好きです。特にオペラとシンクロさせてアレが撃たれるシーンは素晴らしいとしかいいようがなく、その時のマイケル(アル・パチーノ)の無音の嘆きは映画史に残る屈指の名シーンだと思います。(あくまで三部作を通して見たうえでという前提ですが)

世の中に蔓延るホンモノの悪人というのは表向きは一流の地位を得ていて、何食わぬ顔で堂々と活動しているものです。今作では天下のゴッドファーザーもその地位を欲し、また彼ほどの男でさえも金のうねりに飲み込まれてしまいます。蛇のように気味悪く唸る金の動きが心底恐ろしく、真面目の伝道師のような人たちですら金の為なら何でもしてしまう上の世界(裏の世界)がねちっこく描かれています。円熟期の二代目のセリフ「上に登るほど汚かった」という言葉が非常に意味深くて空恐ろしいです。

ちなみにソフィアコッポラ(メアリー)が不評ですが、あれが超絶美人だったとしてもちょっと違うような気がします。キャスティングって難しいものですが、今回これはこれで正解だったように思います。むしろ最悪なのはアンディ・ガルシア(ビンセント)のほう。彼にはおじいちゃん(ヴィト―=マーロン・ブランド)のカリスマ性とパパ(長男ソニー=ジェームズ・カーン)の無鉄砲さを兼ね備えて欲しかったところですが、それには遠く及ばない小粒風情のまま三代目を継いでしまいます(一応描こうとした努力の痕は見られますが)。また、ビンセントがドンを裏切ったという体で相手側に寝返るシーンも不要だったと思います。パート1のルカの顛末を思うと、ちょっとご都合主義で安易な展開だったと言わざるを得ません。結果、総合的に考えるとやはり彼こそがラジー賞にふさわしいのではないかと感じてしまいました。
トム・ヘイゲン(ロバート・デュヴァル)が出ていないのも本当に残念でした。イタリアンマフィアといえばコンシリオーリ(相談役)は非常に重要な地位で、老いたマイケルと老いたトムが話し合って三代目を決めるという幻の展開も見てみたかったところです。(二人でソニーの息子に決めるなんて胸アツ展開すぎ)

ゴッドファーザーシリーズは大人になってから観ると評価が高まると思いますので、若人に無理に勧めてはいけません。折を見て人生の節目に何度か観たい大人向け作品、ブラボーでした!
アラジン2014さん [ビデオ(字幕)] 10点(2014-05-03 13:35:24)
👍 3
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 227人
平均点数 7.34点
000.00%
100.00%
210.44%
310.44%
473.08%
52310.13%
62812.33%
75323.35%
86829.96%
92511.01%
10219.25%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.76点 Review13人
2 ストーリー評価 7.57点 Review21人
3 鑑賞後の後味 7.68点 Review22人
4 音楽評価 8.90点 Review20人
5 感泣評価 8.31点 Review19人

【アカデミー賞 情報】

1990年 63回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞アンディ・ガルシア候補(ノミネート) 
監督賞フランシス・フォード・コッポラ候補(ノミネート) 
撮影賞ゴードン・ウィリス候補(ノミネート) 
オリジナル主題歌カーマイン・コッポラ候補(ノミネート)"Promise Me You'll Remember"(作曲)
美術賞ディーン・タヴォウラリス候補(ノミネート) 
編集賞バリー・マルキン候補(ノミネート) 
編集賞ウォルター・マーチ候補(ノミネート) 

【ゴールデンラズベリー賞 情報】

1990年 11回
最低助演女優賞ソフィア・コッポラ受賞 
最低新人俳優賞ソフィア・コッポラ受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1990年 48回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)アル・パチーノ候補(ノミネート) 
助演男優賞アンディ・ガルシア候補(ノミネート) 
監督賞フランシス・フォード・コッポラ候補(ノミネート) 
脚本賞フランシス・フォード・コッポラ候補(ノミネート) 
脚本賞マリオ・プーゾ候補(ノミネート) 
作曲賞カーマイン・コッポラ候補(ノミネート) 
主題歌賞カーマイン・コッポラ候補(ノミネート)"Promise Me You'll Remember"(作曲)

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