映画『電車男』の口コミ・レビュー

電車男

[デンシャオトコ]
2005年上映時間:101分
平均点:5.88 / 10(Review 153人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-06-04)
ドラマラブストーリーコメディ実話もの小説の映画化ネットもの
新規登録(2005-03-11)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2025-04-05)【イニシャルK】さん
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監督村上正典
キャスト山田孝之(男優)電車男
中谷美紀(女優)エルメス
国仲涼子(女優)りか(看護士)
瑛太(男優)ひろふみ(引きこもりの青年)
佐々木蔵之介(男優)ひさし(サラリーマン)
木村多江(女優)みちこ(専業主婦)
岡田義徳(男優)よしが(ヲタク3人組)
坂本真(男優)むとう(ヲタク3人組)
三宅弘城(男優)たむら(ヲタク3人組)
西田尚美(女優)エルメスの友人
大杉漣(男優)電車の中の中年おじさん
寺泉憲(男優)エルメスの父
田島令子(女優)エルメスの母
伊藤淳史(男優)山田剛史(ノンクレジット)
伊東美咲(女優)青山沙織(ノンクレジット)
田中美里(女優)
いとうあいこ(女優)
松田悟志(男優)
白石美帆(女優)
田中幸太朗(男優)
清水萌々子(女優)
波岡一喜(男優)
脚本金子ありさ
音楽服部隆之
岩瀬政雄(音楽プロデューサー)
作詞ORANGE RANGE『ラヴ・パレード』
作曲ORANGE RANGE『ラヴ・パレード』
主題歌ORANGE RANGE『ラヴ・パレード』
製作細野義朗
島谷能成
東宝(「電車男」製作委員会/製作プロダクション 東宝テレビ部)
フジテレビ(「電車男」製作委員会)
S・D・P(スターダストピクチャーズ)(「電車男」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「電車男」製作委員会)
企画川村元気
プロデューサー市川南〔製作〕(エグゼクティブ・プロデューサー)
山内章弘
配給東宝
美術バンダイビジュアル(美術協力)
講談社(美術協力)
東映アニメーション(美術協力)
角川書店(美術協力)
サンライズ(美術協力)
キングレコード(美術協力)
GAINAX(美術協力)
カプコン(美術協力)
その他東京現像所(プロダクション協力)
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💬口コミ一覧

153.ネタバレ 予想以上に面白かったです。冴えない男の子がキレイな女の子に片思いする、という何の変哲もないストーリーだけど、それに「2ちゃんねる」に集う人たちのアドバイスと応援がとても良い感じで加わっていて、山田孝之のアキバ系オタク男っぷりも映画に良い相乗効果を加えてました。_| ̄|○
稲葉さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-04 21:41:54)
152.ネタバレ 愛する電車男のレビューということで、例のことばで書いてみたいと思います。

女3人で見に行ってきますた。我々以外はほとんどカプールだたと思われm9(^Д^)プギャー 話としては、最初の一時間は(゚Д゚)ウマーでしたが、後半はorzでした。ワクテカのAAやくぁwせdrftgyふじこlp(うまく出たw)には爆笑でしたww何より山田孝之の演技はネ申ですた。まぁかなりデフォな部分あると思うんですが、あの舌の噛み具合は最高でしたよ!後半は…原作をかなり変えてしまった部分が多く、走召修羅場すぎて、逆にエェーな感じでしたし、何より電車男の支えになった毒男板の住人の存在も薄れてしまって、原作&過去ログファンの私としては物足りない感じでした。もっとネットの汚い部分も見せてよかったんジャマイカと思われ。でもそうすると普通の方が見られなくなるか…難すぃ...。
とりあえずドラマには期待しないことにします。あんなんエルメスじゃないやい(つД<)ウワァァン
以上、見づらい文面スマソ・・・いや、すみませんでした。。。
Ronnyさん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-06 13:06:33)
👍 1 😂 4
151.ネタバレ 2ちゃんねるに限らず、このサイトでも、モニタの向こう側、ネットワークの彼方には色々な人たちがいて、それぞれがそれぞれの人生を生きてるんですね。今までぼんやりと考えていたことが「電車男」の映像の中にユーモラスに、時に切なく描かれていました。非常に短い制作期間で仕上げたとは思えないほど脚本も演出も丁寧で、製作者には拍手を送りたい気持ちです。
何よりも主演の山田孝之のちょっとデフォルメしたヲタクぶりから、戸惑い苦しみながらもエルメスにぶつかっていく演技が素晴らしい。いや、演技という表現を使いたくないほど電車男に、22歳の心優しく傷つきやすい青年になりきっていました。
2ちゃんねるでリアルタイムで電車男に接していた人や、出版された本を読んだ人には違和感を感じる人もいるかもしれませんが、ひとつの恋愛映画としてうまく昇華されていると思います。

他の作品評でも言っているのですが、エンドロールの向こう側に登場人物が生き続けていて、彼らのその後の人生の幸せを願ってしまうような映画が自分にとってのベストな映画なのですが、この作品はまさにそうです。電車とエルメス、辛い思い出を紙飛行機にして飛ばした看護師りか、電車がきっかけで夫婦の間にちょっとした潤いと会話が戻った夫婦、勇気を出して外の世界への一歩を踏み出したヒッキーの青年。みんなに幸せになって欲しい。もちろん現実には色々あるだろうけど・・・

そうそう、劇場で隣に座っていた毒男風のおにいちゃんがラストシーンで嗚咽を抑えられなくなっていました。自分ももらい泣きしそうでした・・・・゚・(ノД`)・゚・

<<追記>>
自分が高得点をつけてる恋愛映画にひとつの傾向があることに気付きました。
・主人公がダメ人間であること
・ヒロインが母性を感じさせ、心が広く、ダメ人間の主人公を受け入れてくれること
「パンチ・ドランク・ラブ」
「バッファロー'66」
「電車男」
「サイドウェイ」
ロイ・ニアリーさん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-07 00:06:40)
👍 2
150.ぎゃぼー、劇場鑑賞1000本記念~とか浮かれる前に、考えてみればこの映画のレビューは難しいデスよ。一部ねらーの人に私がねらーだって事はモロバレしてるワケで、それを無視したレビューも白々しいし、かと言って宣言すれば自意識過剰だし。「ねらーデス」でいっか。
さて、「電車男」が実話か否か、なんて事は実のところどーでも良くって、あれは毒男板住人達が紡いでいった物語、そのライブ感こそがいいんじゃないの、みたいな。それを映画化するとなると、良かった部分が全部スポイルされちゃうんじゃ?と危惧しましたが、結局「2ちゃん映画」ではなくって、笑えて泣ける恋愛映画に昇華されていたので、これはこれでいいのでしょうね。元スレ群から比較すれば、どんどんと純化され毒を抜かれ、そして省略されてきた「電車男」は、映画になって完全に別の1つの作品となった、と。
ただ、元の電車男とエルメスの物語自体は大して面白くなかったりして、映画ではそれを補うオリジナルな物語で補強してた訳ですが、それが果たしてプラスに働いていたかなぁ?とは思います。過剰に創作として強調されてしまったような感じがして。山田くんの挙動は不審すぎ、って感じですしねぇ。
それに、カオスの中から生まれていった物語が、ごく少数の心善き人々によって支えられてました、という形に収まってしまった感があるのは、ちょっと抵抗を覚えたりもしますし。
結論としては、まあまあ楽しめる佳作、ではあったけれど、一方で
ゴルァ!ヴォケ!( ゚д゚)ポカーン(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
qwせdrftgyふじこlp;@:orzぬるぽ・・・ゴクリ。
ウワァァァァァンヽ(`Д´)ノ('A`)ヴェノア
ってな映画を期待してた漏れもいたワケで・・・あースキーリした(改行なし表示やマックな人だと何が何やらだろーなー)。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-07 13:41:14)
149.ネタバレ まさか「くぁwせdrftgyふじこlp;」を台詞で聞ける日が来るとは…。劇中で声を出して読まれる2ch語に一般客は「?」になり、チャネラーすらも失笑。もっと良い表現方法は無かったのだろうか…。ただ、エルメスに告白すべきか悩む電車男に対して、チャネラー集団が無人の駅で声援を送っているシーンはグッと来るものがあった。あと個人的に山田孝之を選んだのは失敗だったと思う。無理にキョドってる感じが見え見えで実に寒々しかった。対して中谷美紀のエルメス嬢は、あくまで自然体でハマリ役だった。多分、中谷さんは普段からああいう人なんだろうと思う。
終末婚さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-07 21:24:57)
148.ネタバレ いやぁ、館内の客層が若いこと、若いこと!!予告編で「ペ・ヨンジュン最新作」というテロップが出た瞬間、会場が笑いの渦に包まれてましたよ。本編でも2ちゃんねるの用語が出てきただけでみんな大爆笑・・・一緒に行った友達も大爆笑。「ああ意外に2ちゃんねらーって多いんだな」としみじみ思っていたら、上映終了後に友人がぼそっと一言「ねぇねぇ、『きぼん』ってなに?」。・・・ねぇねぇ、意味もわからず笑っていたのね。君も、会場の人たちも。・・・と、まぁそれはどうでも良しとして、肝心のストーリーの感想に逝きまつ。前半は、思いのほか良かったです。山田孝之の演技、ほどよく登場する2ちゃん用語、テンポあるストーリー構成・・・電車男の書き込みに即レスをつけていくヒッキーやヲタ達もいい味出していたし。しかし後半、特に肝心の告白シーンは・・・??でした。感動させようとしたのか中途半端に「2ちゃんねる」的な要素が消えてしまい、安っぽい恋愛ドラマみたいになっていました。でも私は最後、涙が止まらなくなってしまいました。 映画版だけに登場する、瑛太演じるヒッキー役のせいです。彼が電車男の成長振りを見るにつれて少しづつ変わっていく姿に、本当に感動しました。彼のおかげで、電車男・映画版は、原作にも負けず劣らずの感動作になっています。私の中では、この作品の主役は瑛太です。これから観に行くという方、瑛太にご注目あれ!!そして、絶対に絶対に、会場が明るくなるまで席を立ってはだめですよ。なんでかは秘密。ちなみに上映終了後、会場全体から拍手が沸き起こっていました。こんなの初めて。
kokayuさん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-10 03:09:42)
147.ネタバレ 面白かったです!
原作(というかまとめサイトですけど)を先に読んでいたのですが、結構上手に2ちゃん用語とか表現してるなーと思いました。
山田孝之演じる電車男があまりにも一生懸命で、純粋で、かっこわるいくらい必死なのにカッコいい。素直に応援したくなる。
中谷美紀演じるエルメスは、ものすごく「理想の女性」なんだけれども、ご本人もこういう女性なんだろうなと思わせるくらいのハマりっぷり。
最後、「大丈夫、泣かないで」って言いながらキスするシーンに萌えますた(笑)
最初は笑えて、最後は泣ける。
いい映画です。
みさえさん [映画館(字幕)] 6点(2005-06-10 11:31:59)
👍 1
146.このサイトも含めてこういう匿名サイトのいいところは無責任に好き勝手な事言えるという事でしょう。私も観た映画の本音の感想をあるがままにリアルの知人に話そうとは思いません。さて本編のケースではネット住人達が主人公に対して無責任に好き勝手な事をいいます。その結果主人公はハッピーになるわけですが、実際のリアルな知人の場合はどうでしょうか?主人公は別に引きこもりではなく、普通に会社勤めをし、同僚もいるようです。でもその同僚には相談する素振りすらみせません。リアルな対人関係では言動に責任が伴うため、その結果コミュニケーションが希薄になるものなのでしょうか?無責任なネット発言と責任あるリアル発言、人間を動かすのはアグレッシブになりがちな前者なのでしょうか?でも作品には結論的にネットではなくリアルが素晴らしいというようなメッセージが感じられます。そこがちょっと残念です。別に引きこもりやオタクは悪い事ではないと思います。現代社会におけるひとつの生き方でしょう。リアルコミュニティーにより傷つき、バーチャルコミュニティーによって救われる人も多いと思います。どちらが良い悪いではなく、相互は補完関係にあり、どちらを重視するかは各人の選択だと思います。
東京50km圏道路地図さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-13 01:00:27)
👍 1
145.不覚にも泣いてしまった…。純粋に自然と沸き起こる気持ちから出る、励ましの言葉は受ける側にとっては何にも代え難いものでしょう。作品としては、細部の作りこみが甘かったり、逆に場面によってはやりすぎだったりで、やや難ありといった印象ですが、元の話がいいだけに感動できました。普段映画では泣かない私を泣かせたことと、中谷美紀がいい女すぎることを加味して7点献上。彼女いない暦長かった男に薦めたい作品。現在進行形の男は変な夢みるからやめといた方がいいよ。
えいざっくさん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-16 07:01:35)
144.エルメスの中谷美紀の人間味の薄さと、岡田義徳のヲタ青年のぎこちなさが気になったが、山田孝之の電車君はとってもよかった。変身前の仕草や話し方が、私の友人にそっくりという個人的オプションもついて、ますます身近に感じられた。可もなく不可もなくだけど、爆撃シーンは、シーンに移る前にもう少しタメが欲しかったな。
稲荷寿司さん [映画館(字幕)] 5点(2005-06-16 15:52:15)
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143.私も掲示板のまとめサイトを見ていたのですが、アドバイスや意見など住人達と電車男の掛け合いが面白いと思っていたので、映画でうまく表現できるのかな~と心配してましたが大丈夫でした!住人達の励ましを受けながら成長していく電車男、そしてそんな電車男に影響されて変わっていく住人達、両方に感動してしまいました。山田君の秋葉ヲタも見た目といいしゃべり方といいはまってました!!
ジョナサン★さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-17 18:50:58)
142.ネタバレ 「スキっていったら、もっとスキになっちゃいました」って台詞がグッサリ刺さった。人は自分の発する言葉によって間接的に自分の感情を左右することができる。言う前はには自分のものだった言葉が、発した途端に自分から離れ、逆に自分を動かしてくる。言葉の魔力は想像以上に強い。「日常のちょっとしたことが、二人でいると大切な思い出になる」みたいなちょっと感傷的過ぎる台詞もあった。が、人間は日常のちょっとしたことでも誰かと共有するだけで楽しめる生物なのだってことをいってるなら納得もいく。誰かを愛するなんて本当はありえない。誰かと何かをいっしょにやる(共有する)のが楽しいだけなんだ。
wunderlichさん [映画館(字幕)] 6点(2005-06-19 21:14:47)
👍 1
141.小説でも泣いて映画でも泣いちゃいました。一緒に見に行った彼女には冷笑された。

でも憎めないこのストーリーが大好き。

彼女は、佐々木蔵之介は厳選された作品しか出ないからもしかしたら面白い作品かも?とかなり斜にかかった映画評でしたが・・・・。それもまた一興。

僕は素直に感動。

まあよいではないですか。色々な見方もあるけど、いい映画ですよ。

やぶさん [映画館(吹替)] 8点(2005-06-25 20:43:57)
140.なんつーかなぁ~ 忘れてましたよ、こう言う恋愛のドキドキ感。
電話したいけど、出来ない!!とか、あぁ~何を話したら良いんだろう・・・とかさ。
羨ましく思うよりも、自分がすっかり汚れきってしまったような気がしました。
うーん、去年は「セカチュー」でこの思いを味わったような・・・・。
あずきさん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-26 21:44:20)
139.ネタバレ 私はまとめサイトを読んでかなり感動したので、期待して映画館に行きました!前半は、パソコン画面がうまく映像とまざっててかっこいい!と思いました。2ちゃんのほかの住民たちも皆興味深い人たちでやっぱり来て正解だった!!と思っていたのですが。。。。ラストの告白シーンで気分が萎えました。orz 背景の電飾も不自然だったし、下から撮った映像もなんか変・・・泣けませんでした。それらが気になって。。。でも、中谷みき演じるエルメスは最高ですね!かなり自然体で。まぁ、私はレンタルビデオで見たほうが正解だったかもとおもってしまいました。
リノさん [映画館(字幕)] 5点(2005-06-28 22:34:32)
138.ネタバレ 良かったですよ。
あたしとしてはこの映画で言葉(台詞ではなく)の中に含まれる感情というものが良く伝わったし、それによって自分がこの映画の与える感動というものをどのように伝えようとしていかがわかったような気がしましたから。残念ながら、一番感動させるであろう告白のシーンであまり感動しなかったのだけど、それはそれ以上に電車男と応援する2ちゃんねらーの言葉に感動したからで、多分、この辺は人の感動に仕方に違いがあるから構わないんじゃないかと思います。ちょっと残念だったのは2ちゃんねらーの妄想(戦場)のシーン。コメディリリーフにしたかったのだろうけど、反って物語の勢いを削いでるきがしました。でもエンターテイメントとしては上出来だと思います。
奥州亭三景さん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-04 16:49:32)
137.人が変わって行く姿を観るのは何にしても気持ちの良い事です。電車男の秋葉系ファッション時代は、女性からもはもちろん、男性からも男として認められず、なんとも切なく、彼の悔しさがスクリーンを通してヒシヒシと伝わってきます。そして彼はエルメスと出会い彼女を助け、外見を変え、女性からも男性からも一人の男として見てもらえるようになった。(でもそこには人間がまず外見で人を判断するというネガティブな要素もありますが)しかし彼にとってこれ以上の喜びはないのではないでしょうか。僕等にとってはごく当り前、でも彼等のような内気な人々にとってそれはナパームで攻撃を受けるくらいの衝撃かもしれません。怯え、肩を小刻みに震わしながら秋葉の服を脱ぎ捨て、振り絞った小さめの勇気でイケイケファッションに身を包む。人生で最も難しい事は何かを捨て、何かを得ようと努力することなのかもしれません。電車男はそれを成し遂げた勇敢な男でした。
ボビーさん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-08 19:48:54)
👍 1
136.そもそもベタでヒネリもへったくれもないストーリーがウケたのがこの作品なんだと思うが、だからこそ主人公を魅力的に演じることの出来る俳優の存在は必須だったし、電車男のいじらしさやカワイさを体現し切った山田孝之の力量にはただもう脱帽するばかり。実際に彼女いない歴37年のアニオタを弟に持つ身としてはっきり言わせてもらうが、山田孝之の見せる怯えた眼差しにはシャレにならないほどのリアリティがあり、その無限の感性には畏怖心すら感じさせられた。この人の存在感だけに支えられる形でこの稀に見る単純素直なストーリーを飽きさせずに展開させて行くわけだが、2ちゃんねるというコミュニティ自体が本来持っているいかがわしさの本質を失うことなく、キレイごと過ぎる物語をキレイにまとめた卒の無さは驚嘆に値する。エルメスを演じた中谷美紀は大画面にはちょっとキツいような気がしたが、半分偶像という難しいポジションをうまく分担出来たと思う。全体にテレビっぽいチャチな作りではあると思うが、ネット文化を映画に置き換えるという作業の中で当然意識されるべきキッチュさとの釣り合いを取るために留まり切れるギリギリの場所に着地出来ている。そういう意味では非常にバランスの取れた作品だと思うし、「電車男」を敢えて映画に置き換える必然性まで立ち返ってしまうと言い訳の苦しいところではあるが、実際にやれるとしたらこれ以外に無いだろうというレベルには達していると思う。ピュアであることに人々が過剰な期待を寄せている時代だからこそこういう作品がウケるんだろうというウンザリ感を凌駕して、何しろ山田孝之の存在感は圧巻。わたしはこの人をこの映画で初めて知ったのだが、日本人の若者でここまで演技というモノを理解出来た人材ってそう多くは出て来ないと思う。どうせこれを見るのは1回だけだし、と決めつけて足を運んだ劇場だったが、まさかこんな映画をもう1度見たくなるなんて、我ながらかなり驚き。公開4週目にして土曜の深夜に邦画がほぼ満席というのも初めてなら、エンドクレジット終了まで、誰一人客席を立とうとしなかったというのも初めて。前半は吹き出すのがコワくてお茶も飲めないほど笑い続け、後半はイヤッてほど泣けました。しかもそれが全部、山田孝之の仕業です。これは凄いことだと思う。
anemoneさん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-10 13:40:11)
👍 3
135.思ったよりよかった。ブームに乗り遅れまいとかなり急に製作したらしいし、
2ちゃん映画にオレンジレンジってそらないんじゃって。
ヲタでもないし女性なのでおおかたの女性が思うエルメスの非現実さ、あざとさを感じずにはいられなかったけれど、(失礼ながら)チョイ役なのに目を引いてしょうがなかったのがエルメス子の友人。あるいは変身後にあっさりと渡されたサンプル。大多数の現代女性の象徴であろう西田尚美さんを見て、乱暴に言えば電車君のような男性が増えるのも必然かという気も・・もちろんそんな同類たちの気を引き付けたと思うと情けないし、そんなこと願ってませんが。
電車君のおびえた目つきは本物だとの声がありましたが、あの
つるつるとまくしたてるヲタトークはそんじょそこらじゃ出来ないでしょう。すばらしい。
それだけに、思わずとはいえ、あんなに恋愛スペックが低い男性が初期段階で
彼女の手をつかむ?月がきれいですよと写メするかな・・ 天然ゆえという事になってるが、
あれは良く訓練されたイケメンが使う裏技だ、ホント恋愛は地獄だぜーフゥハハハーハァー
へろりうしオブトイジョイさん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-12 04:48:18)
134.プロの脚本家には絶対に書けない、いわゆる2ちゃんの(いい意味での)ヨタ話の映像化という意味ではよく出来ていると思うし、それなりに新鮮でもある、ただいくらヨタ話だとはいえ電車男のTシャツが百式ではなくセーラーマーキュリーだったとしてもこの作品は成立したのだろうか?私は電車男と同類のヲタクだったのですぐにそんな事を考えてしまうのだが、そういうバックボーンを抜きにして観ると中谷美紀演じる「エルメスさん」が非常にキモく感じてしまう、やっぱ彼女は等身大美少女フィギアであり、血の通った人間ではないのかもしれない。
るねさん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-16 00:23:13)
👍 2
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【点数情報】

Review人数 153人
平均点数 5.88点
000.00%
100.00%
274.58%
3117.19%
4127.84%
53220.92%
62918.95%
73522.88%
81912.42%
974.58%
1010.65%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.69点 Review13人
2 ストーリー評価 5.82点 Review23人
3 鑑賞後の後味 6.23点 Review21人
4 音楽評価 4.50点 Review18人
5 感泣評価 5.35点 Review20人

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