映画『THE 有頂天ホテル』の口コミ・レビュー(12ページ目)

THE 有頂天ホテル

[ザウチョウテンホテル]
THE WOW-CHOTEN HOTEL
2006年上映時間:136分
平均点:5.81 / 10(Review 229人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-01-14)
ドラマコメディ
新規登録(2005-08-12)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督三谷幸喜
キャスト役所広司(男優)副支配人兼宿泊部長・新堂平吉
松たか子(女優)客室係・竹本ハナ
佐藤浩市(男優)国会議員・武藤田勝利
香取慎吾(男優)ベルボーイ・只野憲二
篠原涼子(女優)コールガール・ヨーコ
戸田恵子(女優)アシスタントマネージャー・矢部登紀子
生瀬勝久(男優)副支配人兼料飲部長・瀬尾高志
麻生久美子(女優)憲二の幼馴染・小原なおみ
YOU(女優)シンガー・桜チェリー
オダギリジョー(男優)筆耕係・右近
原田美枝子(女優)副支配人の元妻・堀田由美
角野卓造(男優)堀田由美の現在の夫・堀田衛
榎木兵衛(男優)腹話術師・坂田万之丞
不破万作(男優)リネン係・森
寺島進(男優)スパニッシュマジシャン・ホセ河内
浅野和之(男優)武藤田の秘書・神保保
近藤芳正(男優)板東の息子・板東直正
矢島健一(男優)ある業界団体の委員長・荒井
川平慈英(男優)ウェイター・丹下
梶原善(男優)徳川の付き人・尾藤
石井正則(男優)ホテル探偵・蔵人
堀内敬子(女優)客室係・野間睦子
唐沢寿明(男優)芸能プロ社長・赤丸寿一
津川雅彦(男優)会社社長・板東健治
伊東四朗(男優)総支配人
西田敏行(男優)大物演歌歌手・徳川膳武
相島一之(男優)駐車場の誘導係
阿南健治(男優)垂れ幕業者
田中直樹(男優)飯島直介
八木亜希子(女優)飯島民子
高島彩(女優)悲鳴をあげる女性
飯田基祐(男優)バーラウンジのマネージャー
種田陽平(男優)
井上肇(男優)医師
山寺宏一ダブダブ
清水ミチコホテルの館内放送
脚本三谷幸喜
音楽本間勇輔
作曲グスタフ・マーラー「マーラー交響曲第2番 復活」
撮影山本英夫〔撮影〕
木村信也(撮影助手)
清久素延(スティディカムオペレーター)
製作島谷能成
亀山千広
東宝
フジテレビ
プロデューサー市川南〔製作〕
石原隆〔製作〕(エグゼクティブプロデューサー)
配給東宝
特殊メイク江川悦子
美術種田陽平
赤松陽構造(タイトル)
編集上野聡一
照明小野晃
その他IMAGICA(協力)
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

9.ネタバレ  「グランド・ホテル」形式の作品である以上「出演者が有名人だらけのオールスターキャスト」である事が要求される訳ですが、その点は間違いなくクリアしていましたね。
 (あっ、オダギリジョーだ)(唐沢寿明だ)といった感じに、脇役も見知った顔ばかりなのだから、実に贅沢。
 大晦日を舞台としている事も併せ、お祭り映画としての楽しさが伝わってきました。

 ……ただ、自分としては主人公であるはずの副支配人のエピソードが好みではなかったりして、そこは残念。
 とにかくもう、見栄を張って元妻に嘘を吐く姿が痛々しくて、観ているこっちが恥ずかしくなっちゃうんです。
 映画の最後を締める「おかえりなさいませ」の一言にしても、妙に滑舌が悪いもんだから(いや、これは撮り直せよ)とツッコんじゃったくらい。
 この時点で「好きな映画」とは言えなくなってしまった気がします。

 でも、そこは群像劇の強み。
 複数の登場人物、複数のエピソードが用意されているもんだから、その中から自分好みのものを探す事が出来るようになっており、有難かったですね。
 自分の場合、香取慎吾演じる「夢を諦め、故郷に帰ろうとしている青年」の憲二君がそれに該当し、このキャラクターのお蔭で、最後まで退屈せずに観賞出来た気がします。
 歌手を目指していたという設定の為、終盤で絶対唄う事になるんだろうなと思っていたら、やっぱりそうなるという「お約束」「ベタさ加減」も心地良い。
 ホテルの壁が薄い事が伏線になっており、彼の歌を聴いて、隣室の客が自殺を思い止まる展開になる辺りも良かったです。

 演歌歌手を演じる西田敏行も魅力的だったし、そんな彼に「プロにはなるな」「君程度の歌手は五万といる」と諭され、意気消沈するも、やっぱり夢を諦め切れずに再びギターを手にする憲二君という流れも(そう来なくっちゃ!)という感じ。
 かつて手放したはずのラッキーアイテムが、結局は手元に戻ってくる流れなんかも、非常に綺麗に決まっていたと思います。
 そして何より、周りの人物、かつて夢を叶えられなかった人々が「夢を諦めないで」とエールを送る形になっているのも、実に素晴らしい。
 ここの件だけでも(観て良かったな……)と、しみじみ感じ入りました。

 そんな人々の想いと、叶わなかった夢の数々を背負って、憲二君がラストに熱唱する姿を、是非観たかったのですが……結果的には、YOU演じるチェリーさんに見せ場を奪われた形でしたね。
 この辺りは「群像劇であるがゆえに、色んな人物に見せ場を用意する必要がある」という事が、マイナスに作用してしまった気がします。
 最後をチェリーさんで〆るなら、もっと事前に「歌に対する彼女の想い」を描いておくべきだったと思いますし、そういった積み重ねが足りていないから、ラストに彼女が唄ってもカタルシスが無い。
 逆に「歌に対する想い」が濃密に描かれていた憲二君に関しては「もう充分に見せ場を与えたから」とばかりにクライマックスで唄ってくれないので、結果的に両者ともに浮かばれない形になっているんです。
 いっそ最初はチェリーさんが単独で唄い、途中から憲二君がギターを弾きつつ参加して合唱する流れにしても良かったんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう。

 どちらかといえば、もっと長尺のテレビドラマ向きの題材じゃないか、とも思えたので、そちらのバージョンをアレコレ妄想してみるのも楽しそうです。
ゆきさん [DVD(邦画)] 6点(2017-11-01 09:21:43)
8.有名な映画なので期待したけれど……うーん。
群像劇の多重構造になっているのは面白いけれど,誰にも今ひとつ心惹かれず,ガヤガヤして怒鳴ってヒステリックな人ばかりで,観ていてしんどかった。そうでない人も,基本的に不条理なことを人に要求したりで,人のエゴばかりずっと観せられた気持ちだった。
物事が転がるきっかけも,見栄や嘘ばかりで,全然笑えませんでした。

ギターを背負いながら仕事したり,バンダナをしたまま仕事をしたり,高級ホテルのバーにキャビンアテンダントの服を着て現れたり……これらの不自然さは,舞台だったら面白かったと思う。でもこれは映像作品なので,強引な演出がすごく気になってしまう。

演出がうまくはまっていなくても,物語にやさしさがあふれていれば,面白かったと思うし,
逆に物語が見栄や嘘ばかりでも,演出がはまっていれば面白かったと思います。

フィナーレも,「ああ,フィナーレだなあ」という以上の感想がなかった。
プランクトンさん [地上波(邦画)] 5点(2017-11-27 14:44:09)
7.2時間越えの作品だったけど、つまらなくて辛かったです・・。
ごちゃごちゃ雰囲気が鬱陶しいし、まったく笑えません。
へまちさん [インターネット(邦画)] 3点(2018-01-27 11:23:49)
6.ネタバレ 豪華キャストだったというのに、出演者:生瀬勝久~ 阿南健治~ 役所広司~ 戸田恵子~ 大嶋守立~ 保苅圓子~ ってチョット待ってよ 大嶋守立って誰? 保苅圓子って誰? 
ついでに聞くけど、二番目に出て来た 阿南健治って 誰? 
やっと終わったかとエンドロールを眺めていたらば、出演者のクレジットが登場順とやらになっていた。
でもそれが名前の前に垂れ幕業者とかその他もろもろ役名が付いてて、見てて分かり易くて、見てて楽しく最後の最後にまで楽しませてもらえてるということを感じさせてもらえる良い演出になっていた。

松たか子と麻生久美子のツーショットは過去に共演あるのかどうだか知りませんが、なんだか貴重な瞬間を目撃しているかのような気持ちになりました。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-10-28 21:25:35)
👍 1
5. ネタバレ回避を第一に考え、以下レビューします。

 まず、パーティ感というか軽い気持ちで見ることをお勧めします。舞台は12月31日~1月1日にかけてのホテル。視聴する時期も合わせると良いかもしれませんね。

 ホテルに関係する様々な人々が登場。その彼らそれぞれに焦点が当てられ、頻繁に場面が切り替わり、様々な部分で彼らは互いに関係している、といった作り。「リアルな人生色」強め、コメディ色強め、テーマ主張弱め、ドタバタ感強め、群像劇(グランドホテル方式)。

 「ホテルに関係する様々な人々」とはホテルの従業員(支配人、考え方が異なる副支配人2人、客室係、ベルボーイ、筆耕係、等々)、嫌疑をかけられ宿泊している政治家、大物ベテラン歌手、芸能事務所と芸人、ホテル付きの探偵、謎の大富豪とその息子、受賞した鹿の研究者、などなど。これらの人物全てに各個に焦点が当てられ、しかもそれらは様々に絡み合っている。

 描かれるテーマは「人は皆それぞれ色々な人生を送ってきている」「失敗もあれば成功もある」「好きなように生きるべきだ」「人間関係(もっといえば愛)の大切さ」といったようなもの。しかし、テーマ主張自体は強くはない。視点が当てられる登場人物がとにかく多いので、共感できる者もいれば共感できない者もいる。共感とかそんなもん関係なしに眺める視点もまた良し。そんな感じです。

 なんか「豪華キャスト」という触れ込みだったらしいですが、「登場人物がめっちゃ多く、しかもそれぞれに視点が当てられる」という作りのため、「○○さんが観たいから観る!」といった見方をすると逆に後悔するかも。
 役者の演技はやはり個人差アリ。まあ「極端に酷い」という人がいなかったのでそういう意味ではまあ良かったのかも。世界観は完全にホテルなので、ホテルのあの雰囲気が好き~という人には向いてるかも。BGM(テーマ曲)はまあそれなりに良いんですが、BGMが流れる頻度自体は少ない。

 「キャストがこうかだから」という見方も一つの面白さですが、「内容」に焦点を当てて気楽に見た方が良い映画と自分は感じました。陰キャ寄りというよりは陽キャ寄りの作風。大学生カップルとかご家族(ただし年少のお子さんには多分理解できません)で見る際、あるいは年末~年始にかけてのあのちょっとした高揚感がある時期、に見るのが向いてるかな、と思います。もちろん主観です。
53羽の孔雀さん [DVD(邦画)] 8点(2019-09-15 18:29:31)
4.ネタバレ 出演者が豪華すぎるが故に、それぞれに見せ場やストーリーを作ると個々が薄くなるのは仕方がないとはいえ、主軸となって追えるストーリーがないのが残念なところ。もう少し出演者を絞って密にした方が面白いストーリーにできそうです。一言で言えばもったいない映画。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-09-11 18:42:41)
3.ネタバレ 多人数の登場人物のストーリーが互いに影響しながら進んでいく作りのコメディ映画なのですが、あまり大笑いするようなシーンは無かったです。最後に全てのストーリーがクロスして驚きの結末に!と言うような事も無く、盛り上がりが足りません。
年末に見ると、劇中の雰囲気と合って良いかもしれませんね。
alianさん [インターネット(邦画)] 5点(2021-01-26 14:38:46)
2.ネタバレ 何か記録でも狙っているのかと思うほどのフリの多さにグッタリ。
しかもそのフリが今ひとつ昇華されないもんだから不満は募りますわな。
なんというか出来の悪い小学校の運動会を観ているような。。。
雑多な感じは大晦日のホテルって感じで良かったですが、こうレビューを書くにつけても
語るべきものがなく、すこしさみしい気持ちになり、とても有頂天とは言い難かった。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 4点(2021-05-23 03:32:38)
1.ネタバレ 有名どころ多数出演のお正月の特番的なお祭り映画。にぎやかで良い。
リニアさん [地上波(邦画)] 5点(2022-02-24 00:14:13)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 229人
平均点数 5.81点
020.87%
141.75%
2104.37%
3177.42%
4219.17%
53816.59%
64620.09%
74218.34%
83414.85%
9114.80%
1041.75%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.52点 Review21人
2 ストーリー評価 5.46点 Review32人
3 鑑賞後の後味 5.93点 Review29人
4 音楽評価 5.79点 Review24人
5 感泣評価 3.36点 Review19人

■ ヘルプ