映画『Vフォー・ヴェンデッタ』の口コミ・レビュー

Vフォー・ヴェンデッタ

[ヴイフォーヴェンデッタ]
V for Vendetta
2005年上映時間:132分
平均点:6.25 / 10(Review 128人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-04-22)
アクションサスペンスSF政治もの漫画の映画化
新規登録(2005-09-06)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-04-14)【TOSHI】さん
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監督ジェームズ・マクティーグ
助監督ハーヴェイ・ハリソン(第二班監督)
演出チャド・スタエルスキ(スタント・コーディネーター)
デヴィッド・リーチ(アシスタント・スタント・コーディネーター)
キャストナタリー・ポートマン(女優)イヴィー
ヒューゴ・ウィービング(男優)V / ウィリアム・ロックウッド
スティーヴン・レイ(男優)フィンチ警視
スティーヴン・フライ(男優)ゴードン・デイトリッヒ
ジョン・ハート(男優)アダム・サトラー議長
ティム・ピゴット=スミス(男優)クリーディー
ルパート・グレイブス(男優)ドミニク警部
ロジャー・アラム(男優)ルイス・プロセロ
シニード・キューザック(女優)デリア・サリッジ医師
ジョン・スタンディング(男優)リリマン
エディ・マーサン(男優)エサレッジ
チャド・スタエルスキ(男優)ストーム・サクソン
アメルダ・ブラウン(女優)女主人
イモージェン・プーツ(女優)若き日のヴァレリー
デヴィッド・リーチ(男優)コンビニエンスストアのV
浅野まゆみイヴィー(日本語吹き替え版)
菅生隆之V / ウィリアム・ロックウッド(日本語吹き替え版)
屋良有作フィンチ警視(日本語吹き替え版)
島香裕ゴードン・デイトリッヒ(日本語吹き替え版)
中博史アダム・サトラー議長(日本語吹き替え版)
佐々木勝彦クリーディー(日本語吹き替え版)
山野井仁ドミニク警部(日本語吹き替え版)
長克巳ルイス・プロセロ(日本語吹き替え版)
成田剣ダスコム(日本語吹き替え版)
沢田敏子デリア・サリッジ医師(日本語吹き替え版)
渡辺美佐〔声優〕ヴァレリー(日本語吹き替え版)
村松康雄リリマン(日本語吹き替え版)
原作アラン・ムーア(キャラクター創造)
脚本ラリー・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
音楽ダリオ・マリアネッリ
撮影エイドリアン・ビドル
ハーヴェイ・ハリソン(第二班撮影監督)
製作ラリー・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
ジョエル・シルヴァー
配給ワーナー・ブラザース
特撮シネサイト社(視覚効果)
ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
美術オーウェン・パターソン(プロダクション・デザイン)
衣装サミー・シェルドン
編集マーティン・ウォルシュ
スタントデヴィッド・リーチ(Vのスタントダブル)
あらすじ
近未来のイギリス。そこは独裁者アダム・サトラー議長が支配するファシズム国家となっていた。しかし、Ⅴと名乗る謎の男が現れたことから、事態は大きく変わっていく。 WATCHMENでコミック初のヒューゴー賞を受賞したアラン・ムーア原作コミックの映画化。
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💬口コミ一覧

128.ネタバレ 「マトリックス」というよりは「リベリオン」の世界観に近い映画ですね。自分は後者の方をより高く評価してる人間なので結構楽しめました。殆ど全編出ずっぱり、丸刈り姿まで堂々と披露したナタリー・ポートマンの魅力に支えられた作品だと思います。アラを探せば腑に落ちない点は多々あるんですが(あの監獄は彼女を本心を確認するためだけにわざわざ造ったのか?とか)この種ジャンルの映画オンチの自分には常にその手の疑問符はつきまとうので、麗しのポートマンに免じて総て大目に見ます。でも内容に比してタイトルが原題通りっていうのは酷いです。「ヴェンデッタ」なんて英単語、出る単にも載ってなかったし。日本人で即座に意味を把握出来る人がどれだけいるんでしょうか?わざわざ観客の興味を遠ざけているようにしか思えないんだけどなあ・・・。
放浪紳士チャーリーさん [試写会(字幕)] 7点(2006-04-02 11:20:53)
127.面白い!「マトリックス」のクリエイター製作などという宣伝文句だが、本作の魅力はストーリーの面白さに尽きる。第三次世界大戦後、ファシズム国家と化したイギリスという、微妙な線をついていながら大いに有り得そうな舞台設定。これで観客を引きつけ、適度な緊張感を持たせる。対して、政府への復讐に燃える仮面をつけた正体不明の男という、まるで漫画のキャラクターのような主人公‘V’。これで観客に余計なことを気にさせず、本編への集中度を高める。更に、イーヴィーという、一見普通の女性をここに投入することにより、観客の視点を定めた。11月5日を時計で見る(つまり11時5分)と、「V」になったりするという点も面白い。計画を完璧にこなすVが、時折見せる人間らしさ(エプロンつけて料理したり、実は防弾チョッキをつけて戦っていたり)を描いたことにより、イーヴィーに対する愛を表現した。そこに彼の魅力が溢れてるんだなぁ。そして、こういった内容にも関わらず、説教臭さはあまりなく、それでいて緊張感のなくなった冷戦後の世界へ訴えかける部分は非常に大きい。本作、アクションであり、人間ドラマであり、サスペンスであり、娯楽作品であり、ラブストーリーでもある。とにかく、面白い!
こばやんさん [試写会(字幕)] 8点(2006-04-19 21:24:44)
126.原作の背景はサッチャー時代のイギリスをモデルにしてるらしいんですけど、映画は明らかに現在のアメリカをモデルにしてる。議長の演説や弾圧の指針はジョージ・W・ブッシュその人のもの。となると、差し詰め「V」はマイケル・ムーアかウサマ・ビン・ラーディンって所か。「人民が政府を恐れるのではない、政府が人民を恐れるのだ」というスローガンももっともですが、民主国家で有権者を恐れてない政治家も余り見当たらないと思うので(少なくとも選挙前は)、これも北朝鮮の頭が爆発した眼鏡デブ位にしか通用しない。そしてヴィジュアル・イメージはお定まりのナチス(&「1984」)。要するに、物語やイメージに新味が無い上、私にはしっくりこないのです。「問題作」としても底が浅い。もっと「V」の個人的な復讐寄りで物語が組み立ててあれば、もう少し楽しめたかもしれません。あと、脚本構成がまんま「マトリックス・リローデッド」と同じだったことも気になりました、6点献上。
sayzinさん [試写会(字幕)] 6点(2006-04-22 00:05:21)
125.マトリックスより面白い。
たまさん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-22 21:24:06)
124.ネタバレ 初日で込み込み、なんだか知らんがピントが合っていない画面、そして前後でいびきかいて寝ているおっさんが・・・という劣悪な環境で見たのだが、その環境を忘れてなかなか楽しめた。すでに多く語られているとおり、ウォシャウスキー兄弟はマトリックスの世界観を踏襲し、人間の解放を謳いあげていたりするわけだが、改めて思うのは、自分を含めてこの映画を楽しんでしまうようなサブカルチャーずぶずぶのメディア耽溺人間が、じゃあ解放されて謳いあげる何かを持っているのかというと、必ずしもそうではないということをおそらく兄弟が気付いているということ。彼らがそれを揶揄しようとしているのか、あるいは本気で変えられると思っているのか分かりかねるところに、微妙な苛立ちを感じる映画でもある。
ぽん太さん [映画館(字幕)] 7点(2006-04-22 23:35:16)
123.ネタバレ 劇場で観てから随分と経ちましたが後になって見る度に
こういうエンターテイメントも良いかなと思えた作品です。
(劇場で観た時は台詞を追うのに必死でしたので^^;)
当時偶然TVで見たアメリカのヤコブ病問題などもちょっと脳裏をかすめました。。

ただ、何か違和感を覚えてしまったのは、
映画では近未来のお話(2020年のイギリスでしたっけ?)になっていたけれど、
実は原作で設定されていた時代は既に過去だった・・・
事からなのも有るのでしょうね。
また、その辺の可笑しさを狙っているのかもとも思えました。
それにしてもVのエプロン姿は何度見ても微笑ましいですね(笑)。
この為にだけでもDVD欲しいななんて・・・。
一長三短末代までの語り種さん [映画館(字幕)] 7点(2006-04-23 09:32:22)
122.ネタバレ この映画をみて、「板垣死すとも自由は死せず」という言葉を思い出した。
奇抜な仮面やナイフアクションにも目を奪われるが、「自由」や「正義」について真正面から問いた、かなり骨太の作品。
アメリカを植民地化したり、イギリスが独裁国家になっていたりと、映画では大げさに描かれているかもしれないが、偏向的な情報操作などある意味ではあり得ない世界ではないかもしれない。
政治的メッセージの強さだけでなく、もちろんラストのアクションも見応えがあり、それだけでなく、ラブストーリー的な要素や、同性愛などの差別、メディアの在り方等も散りばめられた、かなり深い作品となっていると思う。
どういう社会であれ、その社会を創りあげた責任は個々人にあり(「誰がこんな社会にしたのかは鏡をみるべき」)、社会を変えるのも一人のヒーローの力ではなく、個々人の力によらなくてはならないという当然だけど力強いストレートなメッセージには単純に惹かれた。
また、「V」を具体的に描くのではなく、象徴的な存在として描かれているのもよい。「V」とは一人の男でも、無敵なヒーローではなく、社会を変えようと思うすべての人が「V」なのだから。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 9点(2006-04-24 02:02:12)
👍 1
121.ネタバレ 公開前予告CMで過度に期待しすぎたせいか、かなり物足りなかったです。哲学優先、そしてその解説に時間をとり過ぎのような気がします。ストーリーの世界観、背景は面白い題材だとは思います。しかし、その世界の描写がいまいち希薄だったため、「V」の必要性をあまり感じません。「V」の恨みと復讐劇という個人的な、いたってスケールの小さなものに見えてしまいました。もっと酷い世界を描いて、人民が「V」に拍手喝采を送り革命を起こす!・・・みたいにすると盛り上がると思ったのですが、同時にそうすると、ハリウッドのコミックムービーっぽくなってしまうのでしょうか・・・?役者の演技、映像等は問題ないです。ラストの爆破シーンは圧巻で良かったです。2時間ちょっとでは足りなかったんでしょうね。3部作にするほどマトリックスではないしな。
shirasuさん [映画館(字幕)] 5点(2006-04-25 18:36:19)
👍 1
120.ネタバレ 2001年のアフガン侵攻以来、こういう映画を望んでいた観客は少なからずいるんじゃないだろうか。陰惨な現代をカリカチュアライズした舞台、国家に牙を向ける偽悪的な犯罪者、強権的な政府にNOを叩きつける市井の人々の革命…確かに今『未来世紀ブラジル』を撮るなら、こういう風にやるのが正しいだろう。デュマを意識した大ロマン的な展開(ちょっと蛇足気味にラストで明かされているが)も、手品のように巧くはまっていた。
…だが、ラスト30秒で全てがぶち壊し。何とこれは真剣なプロパガンダ映画だったのだ。
「こんなご時勢、何を言っても仕方ねェや」と映画で息抜きしに来たオイラは、カーテンコールのごとくに(だが舞台とは違ってシリアスに)死んでいった者たちが顔見せするエンディングで思いっきりのけぞってしまった。このスタッフ、マジだよ。シャレで作ってるんじゃないよ。大資本映画を見て世界情勢について真剣に考え、自らも行動する時代は70年代で終わってるんだってば。オイラはね、『未来世紀ブラジル』みたいな最後の最後まで意地悪いのを期待してたんだよ。『未来世紀ブラジル』の幻のエンディングバージョンじゃないの。
「素晴らしいディナーを振舞ってもらったけどデザートに毒を盛ってありました」的な悲しい作品でした。素材が良かっただけに残念。娯楽として観たい方は、ビッグベンに花火が舞うあたりで席を立つのがいいと思います。

…あ、今回はクレジットの最後まで見たわけじゃないんで、なんかドンデン返っちゃうような仕掛けがあるかもしれませんがネ。
●追記:これ、英国の評論家が何て言ってるか気になりますねえ。すっごくスノッブにけなしてそうな気がするな(笑)。●さらに追記:うわぁこれ、イギリス映画じゃなくてドイツ映画なんだ! ラストを含め、いろいろ腑に落ちました。点数上げるかどうかは、しばらく熟考してから…。●さらにさらに追記:そういやこち亀以外でも、『宇宙家族カールビンソン』の虹男にも似てるんだよなあ…あさりよしとお、ネタにしないかなー。
エスねこさん [映画館(字幕)] 2点(2006-04-25 18:39:33)
119.原作はプロットはシンプルながらもストーリー展開や細かなエピソードが非常に洗練されている大傑作なのだが、本作は原作が壮大なだけに印象的なシーンの切り張りに終始しているところもあり、説明不足や、キャラの掘り込み不足を感じさせる。原作との相違点で目立つのはVとイヴィーの関係、そしてラストだ。原作の2人は父親と娘、或いはレクターとクラリスのような関係だった(だからこそ、イヴィーは成長し、Vの意志を引き継ぐのだ)。しかし、本作では恋人のような関係になっているためVのキャラから受ける印象も異なってくるし、テーマも限られてくる。ラストは映画的演出に沿ったものになっているが、市民の反乱という意味ではこちらのほうがわかりやすい。しかし、注目すべきは本作が市民の生活を極端に悲惨には描いていないところだろう。自由を取るか、安定した生活を保障されるか、という問題は「マトリックス」におけるサイファーの葛藤そのものだ。肝心なのは市民が情報操作に操られ政府に対して盲従、沈黙することなく、自分の意志を持って望むことなのだ。原作とは異なった印象を受ける映画になったのも20年前のイギリス批判から現在のアメリカ批判に置き換えられた事を考えると当然のことといえるのかもしれない。
マイカルシネマさん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-25 21:32:51)
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118.ストーリーは悪くない。アクションシーンも結構好きだし、ナタリーポートマンも好きだ。ただ、主人公がVになる前にどういう人間だったかが今ひとつわかりにくく、もう少しその点を掘り下げてほしかった。
丸に梅鉢さん [映画館(字幕)] 7点(2006-04-25 22:14:07)
👍 2
117.ヒロインが好みじゃない。恋愛模様の描き方も好みじゃない。好みじゃないものに感情移入できない。辛かった。でも面白かったです。うん。
えむぁっ。さん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-26 03:53:39)
116.”V"は こちら葛飾区亀有公園前派出所に麻里晩という武闘家として登場している。
くまさんさん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-26 13:30:25)
😂 3
115.もっと難しい映画なのかと思ってましたが、とても面白かったです。最初は「おそ松くんのイヤミが・・・・!」とか思ってたのに、だんだんカッコ良く見えてきました。アクションシーンをもっと見たかったなぁ。久しぶりにパンフレットを買ってみました。
ラファエロさん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-26 21:22:57)
114.ネタバレ TVCMに騙された気がたっぷりします。CMで多用されるシーンはかなり後半。結局“V”が誰だかは明かされないまま終わると言う事が途中で分かってしまうのはいけません。“V”が何故“V”になったのか、彼の人となりをもっと知りたかったなぁ。
仮面を取らない、いや「取れない」ヒーローを演じたヒューゴー・ウィーヴィング、顔を出せないのはちょっと気の毒。ナタリーは好きな女優さんだし、フィンチ警視役のスティーブン・レイが良かったですね。「自分が従うべきは何なのか」迷う辺り、その手のお話が好みの私のツボでした。
初めにかなり批判的な書き方をしましたが、実は結構楽しんでました。ダークヒーロー大好きなもんで。ただ観客が私のほかに2人って…(笑)まだ公開して間もないのに、とちょっと余計な心配ですかね。あと、苦言を呈するとすれば邦題…窓口で言い辛かったのでちょっと考慮して欲しかったです。
椿庵さん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-27 15:01:32)
113.これは1つ1つの言葉を楽しむ映画いやオペラだと思ってもらった方がいいです。「マトリックス」のスミスに通じる“V”の台詞回しは本当に素晴らしいの一言に尽きます。アクションシーンも少なくもっと“V”のナイフさばきを見たかったかな。グロいけどね。
TRUST NO ONEさん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-27 23:42:07)
112.ネタバレ 「マトリックス」ちょっと苦手な私も、この作品は楽しめました。
もったいぶった感じのセリフ回し、私と波長が合い、物語にすんなり入れました。
ナタリー・ポートマンさんは「スター・ウォーズエピソード3」よりこちらのほうがチャーミングで綺麗。
ヒューゴ・ウィービングさんの”額のシワ”いつ見られるか、いつ見られるか・・・と思いきや。
声だけなのでとうとう見られませんでした(笑)
頭の良いVの苦悩、声だけで上手く演技されていたと思います。
欲を言えば、ご意見に出ているように、”Vとはどういう人物か”をもう少し描いて欲しかったです。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 7点(2006-04-28 20:20:51)
111.ネタバレ クライマックスのありえない展開がマンガちっくですね。キン肉マンか?フェイスフラーッシュ(`・ω・´)結局Vがやりたかったのは自己の復讐かよっ!映画全体の雰囲気は好きだったので、人物描写やラストへの持っていき方がイマイチだたのが残念。気になったのは拘置所を作ったり地下鉄を修復する金はどうした?誰に工事させたのか?というとこで、Vには最初から協力者(組織)がいたはずだと勝手に妄想。そういえば、ナタリー・ポートマン出演の映画を見たのは「レオン」以来でまだ2度目でした。ホントに細いですね。アタマはまん丸できれいでした。
チヤルカさん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-29 03:18:44)
110.ネタバレ これは、テロ推奨、サイコ野郎のうんちく勿体ぶりくそ映画なのか?それとも文学と音楽への敬意に満ちた、崇高かつ確かなメッセージ性を持つ傑作なのか?ガラガラの映画館の中でグラグラ揺れていた。しかし私にとっての最後のドミノは残りました。仮面を一度でも取ればくそ映画決定だったかも。しかし取らなかった。面白い映画とは両者の間をスレスレで立ち回るものなのだ。サイコはヒーロー、うんちくは美学に変わる。またアメリカ万歳映画か、と臭わせるプロローグ。と、思わせておいて、意図的にあの国を軽視している態度が小気味よい。イギリスくさい映画。キャストも。それでいて米独合作ですか・・小さい頃観た「いちご白書」よりも政治色が強くて胡散臭い雰囲気が漂うにも関わらず、怪しい新興宗教の宣伝ビデオもこんな感じかなと思わせる台詞回しにも関わらず、これを観て霞ヶ関を爆破しようと思い立つ輩が出てきやしないかが心配になってくるにも関わらず、この映画に何故か思いっきり肩入れしたくなる。正義と復讐、テロと革命は、爆破と花火のように単なる視点の違い。「フォー・バンデッタ」が示すように、たまたま復讐の視点から描いている。が、本質はあくまで左右対称のV。勝手な想像だけど、シンボルとコンテンツが見事に一致している史上希な例だ。そこが気持ちよい。
正義と微笑さん [映画館(字幕)] 10点(2006-04-29 16:07:16)
👍 1
109.ネタバレ Vの誕生が語られてはいるものの、彼が独裁という「政権」を憎む理由が今ひとつ不明。最終的な目的は結局のところ、政権ではなく、独裁者「個人」への個人的な復讐に過ぎないように思える。彼は自由への戦いのシンボルとなって物語はクライマックスとなるが、彼が自由を勝ち取ることを人々に推奨し独裁政権打倒を目指す理由がちょっと分からなかった。・・・・・・某映画評論家の言葉のとおり、確かに爆破シーンや、人々が仮面を脱ぐシーンでのクラシック音楽との融合は迫力があり斬新だった。アクションシーンやもっと他でも使ってみたら面白い。あとはナタリー・ポートマンの身体の細さにびっくり。レオン時代の神々しい色気はなくなっていても、やっぱり美しい女優さんだ。
six-coinさん [映画館(字幕)] 4点(2006-04-29 18:05:38)
👍 1
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 128人
平均点数 6.25点
000.00%
100.00%
232.34%
386.25%
497.03%
51914.84%
62418.75%
73628.12%
82116.41%
953.91%
1032.34%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.38点 Review21人
2 ストーリー評価 6.90点 Review30人
3 鑑賞後の後味 6.17点 Review29人
4 音楽評価 7.21点 Review28人
5 感泣評価 4.22点 Review22人

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