映画『TAKESHIS’』の口コミ・レビュー

TAKESHIS’

[タケシズ]
TAKESHIS'
2005年上映時間:107分
平均点:4.13 / 10(Review 67人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-11-05)
アクションドラマコメディファンタジーバイオレンスパロディ
新規登録(2005-10-07)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2019-02-19)【イニシャルK】さん
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監督北野武
キャストビートたけし(男優)ビートたけし/北野武
京野ことみ(女優)たけしの愛人/アパートの隣室の女(寺島の女)
岸本加世子(女優)雀荘の女/オーディション審査員/コンビニの不審な客/クラブの客/砂浜の女/スクリプター/銀行の客
大杉漣(男優)たけしのマネージャー/タクシーの運転手
寺島進(男優)たけしと同期のタレント/アパートの隣室のチンピラ
渡辺哲(男優)局の衣裳部/ラーメン屋の親父/売れない役者
美輪明宏(男優)大物歌手(テレビ局、クラブ、立看板)
六平直政(男優)
上田耕一(男優)
津田寛治(男優)
石橋保(男優)
松村邦洋(男優)
内山信二(男優)
芦川誠(男優)
久保晶(男優)
加藤隆之(男優)
仁科貴(男優)
ガンビーノ小林(男優)
アル北郷(男優)
ビートきよし(男優)
早乙女太一(男優)
國本鍾建(男優)
やべきょうすけ(男優)
西沢仁太(男優)
高木淳也(男優)
宇野祥平(男優)
島津健太郎(男優)
脚本北野武
音楽オフィス北野(音楽製作)
作詞美輪明宏「ヨイトマケの唄」/「愛の贈り物」
永六輔「夢で逢いましょう」
作曲美輪明宏「ヨイトマケの唄」/「愛の贈り物」
中村八大「夢で逢いましょう」
挿入曲美輪明宏「ヨイトマケの唄」/「愛の贈り物」
坂本スミ子「夢で逢いましょう」
撮影柳島克己
製作バンダイビジュアル
テレビ朝日
電通
オフィス北野
プロデューサー森昌行
吉田多喜男
久保聡(アソシエイトプロデューサー)
配給オフィス北野
松竹
特撮納富貴久男(ガンエフェクト)
美術磯田典宏
尾関龍生(装飾)
赤松陽構造(タイトルデザイン)
衣装山本耀司(衣装デザイン)
編集北野武
太田義則
録音堀内戦治
柴崎憲治(音響効果)
照明高屋齋
木村明生(照明助手)
金子康博(照明助手)
その他東京現像所(協力)
吉川威史(キャスティング)
あらすじ
映画界の大スター、ビートたけし。日々多忙を極める彼は、ある日ふとしたきっかけで、自分と瓜二つの役者志望のコンビニ店員、北野武と出逢う。「ビートたけし」と「北野武」。別々に歩んでいた二人の人生が、映画という媒体を通じて歩み寄る。次々と眼前に拡がる断片的な光景。時間軸さえもが不安定になり、観る者に問いかけてくる。果たして、この混沌とした世界は北野作品の集大成なのか?ベネチア映画祭正式出品の意欲作。
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💬口コミ一覧

67.近年の映画に限らずハリウッド映画(日本映画)は「映画=感動」「映画=涙」「映画=恐怖」「映画=笑い」というわかりやすさが映画会社の宣伝・CM等で前面に押し出されています。いくつかのパターンがあっても結局は「映画=○○」としなければ気がすまないような風潮。それに対して強烈なパンチをお見舞いする作品だということは(おもしろい・おもしろくないは置いといて)誰の目からしても明らかなわけです。大スターたけしの前に無名俳優のたけしが現れて、その後ふたつの世界が滅茶苦茶に重なり合います。混沌状態に慣れ「わからなさをわかりかけた」頃、唐突にエンドロール。「映画=○○」のかたちで観ようとしたら溜め息しか出ません。アンチメジャーだからイイ、メジャーだからダメ(あるいはその逆)…なんて不毛なことを今さら言うつもりは毛頭ありません。ただ「○○は◇◇である」という決め付けがどれだけ可能性を縛ってきて、その可能性を頭打ちにさせているのかという部分に着目すれば、この映画を理解できない人でもこの映画を許せるのではないでしょうか。「現代はわかりにくい時代」なんて言われて久しいですが、本当かなぁと思います。価値観は多様化されていると言われながらも、民族意識やむら社会から脱却できない部分は危機感を煽り煽られるような退廃感の中で、益々先鋭化されているとも感じられます。「セカチューはスゲー感動できるよ」とか「全米が泣いた」なんて会話やフレーズを聞くと不安な時代だからこそ、みんなは個を捨てて帰属意識の中で安心したいんだなぁと妙に納得してしまうのです。「エンターティメントだからわかりやすくていいんじゃない?」と言う方がいるのはもっともです。伝統が生き続ける能や落語というものは型が制約されている中で、それぞれを演じる人が個性を100%放出しています。でも映画は「泣ける!」「感動した!」のスタンダードなものほど出揃っているので、このように万人受けしないような作品があってもいいと思うのです。個人が選択する幅があればあるほど、その奥行きは広がっていくのは事実でしょう。わかりやすいのがあってもいいんです。わかりにくいのがあってもいいんです。それぞれの作品がそれぞれのニーズを代表しながらの価値がある。そのような多様性が認識されることを北野武は狙っているのではないかな?…と僕は勝手に思っているんですけど(全然違うかもですね)。
ひろすけさん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-11 15:56:59)
👍 5
66.ネタバレ 人生に「たら、れば」は無いのだが、「ビート」と「北野」の二人。人生のちょっとしたきっかけとかタイミングでどちらに転ぶかわからない。たけしさんは、常にそういう危機感を持っているんでしょうね。それが、悪夢のように映像化された。まさしく、深層心理に潜む「夢」を描きたかったのでは。かの黒澤御大も最晩年に「夢」を描いた。まだまだ若く、他に撮るべきものがあった北野監督少し早かったのでは。でも、作品自体は酷評されているようだが、私は大満足。より、次回作が楽しみになった。
くらけんさん [DVD(邦画)] 9点(2006-04-23 14:22:25)
👍 1
65.俳優・北野武とタレント・ビートたけしを見つめる監督・北野武が主演・ビートたけしで撮影した自伝的映画なのかな。たけしにまつわる事件・事故を思わせる破滅思考、生死を感じさせる映像、たけしを見つめ辛らつな言葉を投げかける女性は妻なんでしょうか、母なんでしょうか。メガネに真ん中分けの男は森氏のイメージなんだよね。出待ちするファン、北野武とビートたけしの違いが判ってるのかと見ているこちらを試しているようです。北野武とビートたけし、2人のたけしはどちらも虚像のピエロ、実像のたけしは北野武自身しか判らない、まさしくTAKESHIS’です。この映画をこれまでの総括的映画だとすると、新生北野映画がまた楽しみです。
亜流派 十五郎さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-07 22:57:39)
64.マトリョーシカ人形のような叙述的トリックを駆使した作品ですが、トリックそのものを構造的に分析して楽しむような映画ではないです。そのトリックから見えてくるのは、あらゆる境界の不鮮明な流動性。二役以上演じられるキャスト、二挺拳銃の右と左、内山君と松村、ラーメン屋の親父と言葉を反復する組の若、テレビの向こう側とこちら側、そこに大した差異はなく、「ヨイトマケの歌」とクラブミュージックも等価に描かれ、虚構と現実、外在的心理と潜在的心理、素の自分と演じる自分の線引きが困難であることが露呈していきます。一見分かりにくい説話構造を拝借することで、二項対立的な分かり易さを崩す、そのために<ビートたけし>と<北野武>という身体が利用される、よって身体と心の境目をもぼやかしにかかったかのではないか。しかしだからこそ、銃器の前に一転ひざまずく人間の弱さ、惨劇の横でラーメンを食べる人間の無関心を反面として、自分を強く持たねばならない、他人を強く思わなければならないという声が聞こえてくるようでした。 ではまた夢で逢いましょう。
彦馬さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-07 13:11:27)
👍 2
63.めくるめく混沌の中、「どうする?」と問われた北野武は銃を放つ。今の僕にはできそうもありません。
njldさん [DVD(邦画)] 8点(2008-09-24 18:00:46)
62.ネタバレ  とても面白かった。初老期に達したエンタテイナーの厭世感が根っこにある。北野武という人は、ホントは木賃アパートに住んで、コンビニで店番して、レートの低い麻雀打って、センベイ布団でふて寝してたいんだろう。今さらそういう境遇に落ちるのは怖いけど、それが自分の青春だったんだから、そこへ戻りたくもある。っていうか、戻ってみんなを撃ち殺してやりたい。でも、そういう甘ったれを許さないのが岸本加世子。彼女は、要するにオカンですね。あらゆる場面に顔を出して、タケシのたくらみを必ずくじく。この映画は、全知全能のオカンに見守られて緩慢に死んでゆくタケシを、ホントはそうなってたかもしれない色々なシチュエーションで見せているわけだ。功成り名遂げた男の厭世感を、映画のキャラでなく現実の「ビートたけし」を使って表現した点が、欠陥と言えば欠陥だろう。だから「ビートたけし」という日本限定のポップ・ヒーローを知らないと、映画の意図が分からない。でも、そういうやり方で「ビートたけし」こと北野武が、ヨーロッパのTakeshi Kitanoファンを切り捨てた映画とも言える。すべての虚像を切り捨てたいという気持ちが根本にある。痛ましいくらい分かりやすい映画。
哲学者さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-11 19:11:29)
👍 2
61.ネタバレ うん?何故か笑ってしまった。
考えるんじゃなくて、感じる映画ですかね。

タダでさえこんがらがってる脚本を、さらに編集で切ったり貼ったりするうちに
こんな混沌な映画ができてしまった。
たけし版「8・1/2」という感じでしょうか・・

でも映画を見せる技術は、本当に引き出しの多い人ですね。
フェリーニの方は映像画面の演出で見せたけど、
たけしのこの映画は、笑いやエンタメ、バイオレンスの演出で最後まで
見せますもんね。
天晴れだと思います。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2018-08-19 19:36:40)
60.予想通り平均点は低いし、評価も辛口な人が多く、武映画の中でも評価が別れる 映画でもある。解りにくい映画ではあるから見ていても楽しいとかワクワクするとか笑えるとかというものなど一切無いが、武映画らしい不気味さは十分に見る事ができる。何人もの武が出てきては武自身が夢を見ていて、それを映像化しているこの世界観はやはりどこか変で不気味だ。これは武自身が見た夢の中で繰り広げる訳の解らない世界を映像化する事により、映画とは物語だけを楽しむ単なる娯楽だけじゃないんだよとでも言ってるみたいに思えてならない。物語だけを追っては解らないだろうこの武独自の世界、まるでフェリーニの映画みたいな解らないんだけど何故か見入ってしまう世界、武だからこそ撮れる映画だろうし、武じゃなければ考えられない映画でもある。
青観さん [DVD(邦画)] 7点(2015-02-24 21:50:39)
👍 1
59.前作『座頭市』の反動から制作されたと思われるアブストラクト北野映画。支離滅裂なストーリーなのに観ているうちに延々と愚痴を聞かされている気分になってくるから不思議。ふたりのタケシは監督自身の客観的な虚像(世間的評価)と主観的な実像(自己評価)という事なのかな?一人歩きする世界的名声と裏腹に振わない興行収入、そして次回作の制作費を捻出するための資金繰り。色んなしがらみから抜け出して自由にやりたい、という思いとそれを許さない周囲の期待とプレッシャー。巨大な看板(パブリックイメージ)を背負い続けるというのはそれだけで大変な事なんでしょうねぇ。
オルタナ野郎さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-08-12 20:50:28)
58.僕の人生にも岸本加世子的おばさんが登場し、僕を混乱させる…
フッと猿死体さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-02-16 08:44:46)
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57.北野武のイマジネーションが、映像として極めて明瞭に具現化された傑作。
タレントとして、あまりに有名になりすぎた北野武が、「もし自分が垢抜けない凡人だったら」と想いをめぐらし、それを現在の姿と対比させて表現していく。
武の「凡人であったら、さぞかし気楽であろうに・・・」という、ないものねだり的な一種の願望を、スクリーンに映し出したのだ。

そして単純に楽しめる部分として、武のコンビニ店員姿。
これが意外にもサマになっていて、武って結構マジでコンビニ店員に憧れてるのでは?と感じてしまった程だ。
武のいるコンビニに行きたい。
そして武に「弁当温めますか?」と、やる気なさそうに聞かれてみたい。

又、この作品を観て思うに、人はどんなに社会的・経済的に満たされても、どこがで不満を持ってしまう生き物なんだということ。
この社会において、武の様に超有名人である人間は、ごく一握りなわけで、その様な位置にいる人間が持つ、深い部分での心理って、理解しがたいものがある。
それらの人達が持つ矛盾や心の闇、悩み、願望などを、本作を通して体感することができた。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 7点(2007-09-09 00:37:49)
56.これは賛否両論になってもしょうがない映画。でも僕はこの映画好きです。何が言いたかったのかはまったく分からないし、どんなとこがいいって訊かれても答えられないけど。
ヴィンさん [DVD(邦画)] 7点(2006-11-12 00:34:22)
55.ネタバレ 仕事仲間、役者、タレント、そしてファン。現実と妄想の境界など関係なく、登場人物を次から次へと殺していくたけし。果ては自分がこれまで作ってきた映画のパロディまでも動員して、彼は自分の過去の清算をしようとしているのが伝わってくる。そしてそれを目撃させられた我々観客。スクリーンにもちろん我々は出てこないが、映画の中で積み重ねられていく屍の中に、おそらくは我々も含まれているのだろう。全てを捨て去り、破壊し、殺し尽くした北野武。最後にヤクザが発する一言は、これまでの北野映画を愛し、同じような気分でついこの映画を目撃してしまった我々に対する問いかけだったのかもしれない。
とかげ12号さん [映画館(吹替)] 7点(2005-11-23 14:45:22)
54.極めてストレート&シンプル。でも、構成は流石「世界のキタノ」といった感じか?これだけ好き勝手にごちゃごちゃかき混ぜていながら、キチンとツボだけは抑えている感じ。そのあたりは正直すごいと思った。ただ、全編に亘って繰り広げられるギャグの類。これはファン以外にはちょっとキツイのではないかと… ところで、この話。眼前に現れるのは「夢」?それとも「パラレルワールド」?それとも…
タコ太(ぺいぺい)さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-15 22:49:11)
53.ネタバレ エンドロールで誰も席を立たなかった。館内の照明が灯っても誰も立ちあがろうとしなかった。余韻に浸っていたのではなく、あきらかに固まっていた。私も例にもれず固まっていたのですが、みんながみんな固まっている光景が妙に嬉しかった。ストーリーが難解なのではなく、受け取り方が難解なんです。この映画をどう捉えどう消化すればよいのかというところで困惑するのだと思う。そしてその困惑自体がじわじわと快感に変わる。内容は、役者志望のコンビニ店員<北野たけし>が超売れっ子映画スター<ビートたけし>に出会うことで妄想の中で映画という虚構の世界に足を踏み入れてゆく、、という<ビートたけし>の夢。だから<ビート>の前で寺島をかっこいいと言った京野は寺島の女に、タクシーの運転手は気楽でいいと言った大杉はタクシーの運転手に、<ビート>にとってしつこい岸本は恐ろしいほどのしつこさでどこにでも登場する。監督であり俳優であり作家でありコメディアンであり、そして一人の人間である北野武の多面性が投影された映画ととるも良し、そこに北野の葛藤を読み取るも良し、北野映画の集大成的な見方も良し。しかしそんなことよりも、ピンクのタクシーが死体の中を進んでゆく様のフェリーニっぽい画や、『ソナチネ』や『HANA-BI』の海と壮大な音楽をバックに赤いポルシェとたけしの後姿の奥に映される新体操をする京野の滑稽で美しい画や、和室に赤や青というけしてゴダールにはならない不思議な色使いを堪能できれば、それだけでこの映画はじゅうぶん楽しめる映画であることも確かなのです。体感映画とは、よく言ったもんである。
R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-14 14:05:46)
52.ネタバレ 2025.6.24観賞。
北野武監督によるアクション・コメディ、ファンタジー。俳優・ビートたけしが売れている方と売れていない方の一人二役を熱演。一見バカっぽいけど、実は伏線を張り巡らせていて裏がある、と見せかけてやはり何もない…といったカンジかな。ていうか、今夜のオカズ…ことみちゃんでイケるよな。
獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 6点(2025-06-25 01:47:22)
51.北野武監督の「芸術家三部作」の一作目。方々で酷評されていたので死ぬほどつまらないのではないかと覚悟を持って見たのだが、案外楽しめた。ネタ的には押井守監督の「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」に近いものがあるのだが、あれと比べるとインパクトが薄いにもかかわらず、ふたりの「たけし」が出会うことによって起こるたけしの創造するイマジネーションの世界に見ているうちにだんだんと引き込まれた。お笑い芸人から大御所タレントとなり、映画監督としても巨匠と呼ばれる存在になったたけしだが、本当はコンビニのアルバイトをしながら売れない芸人のままでいたかったのではないかと思ってしまう。また、この映画を大ヒット作である前作「座頭市」の次回作として手がけたのも、「座頭市」で世間一般についた「売れる映画を撮る監督」というイメージを覆したかったのではないかと思う。大ヒット作を世に送り出してしまうとその次の作品は二番煎じを狙った映画であってもおかしくないのに、本人がその大ヒットや自分に対する周囲の評価に戸惑っているふうにも見え、「おいらはそんなたいそうな人間じゃないんだよ。」というそれらに対する返答(反論)をこの映画一本使ってしているように見え、たけしの人間性も少し垣間見えた気がして、ちょっと興味深かった。でも、世間的に駄作と言われている(それもたけしはそうなることを分かっていながらわざとやっているのかもしれないが。)理由もよく分かるので、今まで見たたけし映画の中ではもっとも他人(とくにたけし映画を一本も見たことがないような人)には薦められない映画だろうなあ。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-29 15:15:00)
👍 1
50.ネタバレ 金髪たけしは激しく無口。あいつは何を考えているんだ? だが彼に蓄積していく鬱憤は見事に僕の心に蓄積した。岸本は殺したいほど役にはまっている。やがて「金髪たけし=俺」になる。これが正解で、気持ちよく劇場を出てこられる。だがだ、ちょっとしてから、ならばどうして俺はセレブの黒髪たけしになっていねえのか、金髪たけしと黒髪たけしの違いは何だったのだと。ハンフリー・ボガードとハンフリー・アボガド程度の違いなのかと。深そうに見えて浅い話なのかもしれません。
解放軍2003さん [映画館(字幕)] 6点(2005-11-09 21:26:00)
49.シュルレアリスムとしては発想が凡庸。大衆映画にはほど遠く、芸術としてもありふれた妄想の域を出ていないと思う。画も面白味に欠ける。画がつまらないシュルレアリスムはつまらないの典型だと思います。 ダリやブニュエルにはほど遠く、近いのはケラリーノ・サンドロヴィッチ。
エウロパさん [DVD(邦画)] 5点(2014-01-17 21:10:10)
48.ネタバレ よくわかんないようでいて、でも結局は夢オチで片してる感じなので案外まともまってるのかもしれないですね。理系の人らしく、方程式みたいな構成だと思う。一つの夢が、(夢)でそこに×もう一個の(夢)が、、みたいな入れ子構造。だから、難解なようで意外とすっきりしてるかも。一つ一つの台詞や展開も、むちゃくちゃなようでいて一応意味があるんだと思う。ビートたけしは、それこそピエロのようにテレビで道化師を演じることに仕事上の鬱憤がたまってるのかもしれない。それを映画で憂さ晴らししたかったんじゃないかな。それまでは商業的なことも考えて作られてた映画も多かったけど、一定の地位を確立してようやく自分の好き勝手に作れる映画が出来た。それはそれまでの自分を壊す内容であり、実際この映画自体も、後半になってくるとどんどん自壊してくる。そりゃもう見てて呆れてしまうぐらいで、批判意見が多いのも頷けるんだけど、個人的にはその次の「監督・ばんざい!」のほうがさらに自壊っぷりが凄まじかったように思うので、これはまだ比較的大人しかったほうだと思う。ただ、タップダンスのシーンはちょっと長かったかな、、、。その後のDJ&おっぱいの切り替えショットは良かったけど(笑)。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 5点(2012-08-27 23:17:28)
👍 1
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【点数情報】

Review人数 67人
平均点数 4.13点
045.97%
1811.94%
2710.45%
31116.42%
4710.45%
51217.91%
634.48%
7913.43%
822.99%
934.48%
1011.49%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.66点 Review3人
2 ストーリー評価 2.71点 Review7人
3 鑑賞後の後味 3.75点 Review8人
4 音楽評価 5.00点 Review3人
5 感泣評価 1.50点 Review2人

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