映画『犬神家の一族(1976)』の口コミ・レビュー(8ページ目)

犬神家の一族(1976)

[イヌガミケノイチゾク]
1976年上映時間:146分
平均点:7.49 / 10(Review 187人) (点数分布表示)
サスペンスシリーズもの犯罪ものミステリー小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-05-06)【イニシャルK】さん
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監督市川崑
助監督浅田英一
キャスト石坂浩二(男優)金田一耕助
島田陽子(女優)野々宮珠世
あおい輝彦(男優)犬神佐清/青沼静馬
高峰三枝子(女優)犬神松子
三條美紀(女優)犬神竹子
草笛光子(女優)犬神梅子
三国連太郎(男優)犬神佐兵衛
川口恒(男優)犬神佐智
地井武男(男優)犬神佐武
川口晶(女優)犬神小夜子
金田龍之介(男優)犬神寅之介
小林昭二(男優)犬神幸吉
岸田今日子(女優)琴の師匠
坂口良子(女優)那須ホテルの女中
小沢栄太郎(男優)古館弁護士
大滝秀治(男優)大山神官
加藤武(男優)橘署長
三木のり平(男優)柏屋の亭主
横溝正史(男優)那須ホテルの主人(特別出演)
三谷昇(男優)藤崎鑑識課員
辻萬長(男優)井上刑事
原泉(女優)老婆お園
佳那晃子(女優)青沼菊乃(クレジット「大関優子」)
角川春樹(男優)渡辺刑事(ノンクレジット)
岡本健一[照明](男優)東京の仮面師(ノンクレジット)
出演三ツ矢雄二犬神佐兵衛(少年時代)(写真)(ノンクレジット)
市川崑佐兵衛の隣でグラスを掲げる男(写真)(ノンクレジット)
原作横溝正史「犬神家の一族」(角川文庫刊)
脚本長田紀生
日高真也
市川崑
音楽大野雄二
鈴木清司(選曲)(ノンクレジット)
作曲小杉太一郎箏曲「双輪」(ノンクレジット)
撮影長谷川清
江口憲一(撮影助手)
製作角川春樹
市川喜一
角川春樹事務所
配給東宝
美術阿久根巌
安丸信行(造型チーフ)
編集長田千鶴子
南とめ(ネガ)
録音大橋鉄矢
照明岡本健一[照明]
その他IMAGICA(現像)
土屋テル子(記録)
あらすじ
信州財界一の巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛は、まるで血で血を洗う葛藤を予測したかのような条件を課した遺言状を残して他界した。血の系譜をめぐるスリルとサスペンスに満ちた角川映画第一弾。
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💬口コミ一覧

47.市川監督の耽美主義・実験精神とエンターテイメントの幸福な結婚ともいうべき作品。
ashigaraさん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-08 19:13:16)
46.ネタバレ 遺言状が公開された時の三姉妹の狂乱ぶり、すごい迫力でしたね。リメイク版とは大違いです。この作品はかなり面白いです。そのため、数え切れないくらい観てしまい、とうとう最近、飽きがきてしまいました・・・。
ramoさん [ビデオ(邦画)] 7点(2011-07-10 01:55:44)
45.ネタバレ 劇場で観たのは高校生のときで,その後はテレビ放送をビデオ撮りしたものを繰り返し観ていました。今回久しぶりにレンタルで観たのですが,テレビではカットされていた数々の場面が実に新鮮でありました。
あの逆さ死体が静馬であるという推理の根拠がきちんと示されていないように思われて,その点だけが残念な気がします。
ただ,その点を差し引いても好きで好きでしょうがない作品であることには変わりありません。
まきげんさん [映画館(邦画)] 10点(2011-07-25 13:34:18)
44.横溝正史ブームの火付け役となった作品。
どろどろした人間関係、複雑怪奇なトリック、奇抜な殺人方法と、
最初観たときはやはり衝撃的だった。金田一役の石坂浩二を始め、
キャストはベテラン陣を配しているので、最後まで落ち着いて鑑賞することができる。
映像は昔の邦画らしく全体的に暗いのだが、それがこの作品の雰囲気にはピタリと合っていた。
唯一不満だったのは、途中で犯人がわかってしまうシーンがあったこと。
なぜそういう演出にしてしまったのか、今でも不可解。
MAHITOさん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-08-15 08:36:01)
43.なんとなく観だしたらどんどん引き込まれていった。余計な脚色もなく、ストレートに展開が進むから時間を忘れて観賞できる。この時代を代表するといってよい大野の音楽も十分に盛り上げる。トリックネタも満足納得できるものであった。演者陣もベテラン組は各々の個性を発揮して大変好ましい。島田陽子坂口良子の美しさ愛らしさが作品に一層の華を添える。
タッチッチさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-09-17 17:51:14)
42.シリーズ最初の作品だが、「獄門島」や「悪魔の手毬歌」より後になって見た。もちろん映画の評判は知っていたが、ためらったのは例の佐清のマスクを初めとして、生首が出たり、湖に足が逆さに浮かんだり、気味悪さが目立っていたからだ。そういう気味悪ささえ克服できれば、この「犬神家の一族」はよくできた映画だと思う。私はあまり好きではないが・・・。

ESPERANZAさん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-09-19 16:36:37)
41.ネタバレ いやぁもぅ これは小さいころ観て超怖い憶えしかなく  たぶん30年以上の時を経て大真面目に鑑賞  ある程度の歳になって この怖さに耐えうる耐性!?が出来得たのか 楽しくかつ大変興味深く 最後まで観ることができました  重厚な出演者 おどろおどろしい怨念を感じる雰囲気感 そして「スケキヨ」 いやーお見事!  まぁ強いて言えば 思ったほど金田一さん仕事してないような(苦笑) ラストもえらくあっさりで  いや これぐらいのほうがバランスがとれていいのかな  いろいろな発見があって大変面白かったデス
Kanameさん [DVD(邦画)] 8点(2011-12-11 08:59:30)
40.ネタバレ スケキヨのマスクと湖の逆さ死体のビジュアルは映画史に残りますね!しかもミステリーの部分もなかなかよくできています。犬神家の一族ってタイトルだけに登場人物は多いですが、娘三姉妹は松竹梅、その息子たちは清武智とわかり易くなってます。ネタバラシが思いのほかあっさりしてるのが残念な気もしましたが、十分に楽しめる作品に仕上がっています。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-03-23 12:58:58)
39.ネタバレ  前半もの凄いテンポの良さで、ドンドンと事が進む。でも、というか、それ故なのか、「生卵!」などのギャグとか、謎解きの情緒的な部分とか、しっかり描く余裕があって、見事。
 これは原作の優れた部分なのかどうか、もう忘れちゃったけど、これが「母子の愛の物語」であることが素晴らしい。故にメインテーマの曲名も「愛のテーマ」。息子のための殺人を、その息子自身が母のため後始末して回るなんて、すごい発想ではないか。そして、そこに(道徳的な正しさは別として)親子の愛情を見つけて、クローズアップした脚本、演出。この一点において、他の金田一モノを遙かに押さえて、ダントツの評価なのだと思う。

 ところで、今回見直し気付いたが、逆さスケ"キヨ"が、「ヨキ・コト・キク」のヨキを表してたって、映画では言ってなかったんだな。同様に、この作品にはもの凄い記憶補正がかかってしまっていて、数々の細部の思い込みが入る。大流行した横溝作品として、同じ時期にたくさんの映像化作品があり、そこで描かれたものとごっちゃになるのだ。単体の映画としては、不幸な周辺事情なのかもしれない。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-23 17:56:24)
38.ネタバレ とにかくライティングがすばらしい。
昼間の座敷なのに、もう一族そろってるだけで不気味。
なのに妙に感じてしまう静謐とした美しさ。ジャパニーズホラーとはコレがいい。
そこにスケキヨさん登場。
マスクがとてもよくできていて、ぱっと見、無表情のようで、ちゃんと表情が出る。
役者のすばらしさもあるのでしょうが。
この話、というか横溝正史の作品はトリックうんたらではなく
いつも情愛モノだなぁと思う。
別人かもしれないと思っても、無事復員してきた息子
(しかも顔の傷がひどくて正視に耐えうる)を
一心に大事にする松子の姿には、やっぱり母の愛の大きさを感じさせられる。
石坂浩二は金田一として適役。深刻なのか、それとももしや事件を楽しんでるのか。
そんなよくわからない、「金田一耕介」という人間をよく演じていたと思う
夜野比瑪さん [地上波(邦画)] 8点(2012-05-14 18:20:56)
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37.ネタバレ 後世にオマージュを捧げられ、あるいはパロディとして消費され、もはや語りつくされちゃってる感のある犬神家。“スケキヨ”を子供らが名前だけでも知っているのに驚いた。すけきよストラップなるアイテムもあったな。それはさておき、横溝映画はシリーズ通じて日本家屋が怖いのだが、犬神のお宅も何かが棲んでいそうな不気味感がどよーんと溜まっている。暗くて長い廊下の、ずっとこちら側から撮ってるし。あっ、何かが見えそうで怖い。ひとりの異能の人物がまき散らかしていった火種に翻弄される相続者たち。悲しくて滑稽で生きた人間もまた怖い。出演者が皆、重厚感のある演技なのだけどあおい輝彦のポカン顔のみミスキャストに感じる。戦地から引き揚げたのだから、もう少し痩せてはいかがか。
tottokoさん [地上波(邦画)] 8点(2012-06-06 00:50:59)
36.いやー、たまらん。スケキヨの存在でもう勝負ありという感じ。
Balrogさん [DVD(邦画)] 8点(2012-11-27 11:30:03)
35. 10年に一度見直す。背筋がビシッとなるから。全部入りなんだよこの映画は。
黒猫クックさん [DVD(邦画)] 9点(2013-01-14 02:20:25)
34.この怪しい、不気味な雰囲気は現代ではもう出せないのかな。観る者を惹きつけるパワーが凄い。
nojiさん [地上波(邦画)] 8点(2013-05-04 09:19:11)
33.ネタバレ また観てしまった・・・

1976年時点で小学校低学年だった私は残念ながら劇場で本作を観賞した事は無い。

だが、角川映画の常套手段である過剰なまでのTV宣伝と、とにかくビジュアル的な刷り込み効果抜群のスケキヨ君(敢えてカタカナ)の白いマスク面は、一度観たら忘れられないものだった。

正確な年月は忘れたが、初めてTV放映された翌日の学校ではスケキヨ君の声真似が大流行したのも懐かしい(私自身、今でもやれと言われたら出来ます)。

40歳半ばのオッサンになった今思うのは、「この作品には言葉では表現出来ない何ともいえない引力が有る」と言う事。

冗談としか思えない菊人形の生首、何故かスローモーションとなる首無し死体が湖面に浮上するシーン、画面に「ドーン!!(太字)」と言うト書きが見えるかの様な湖面から突き出た二本の足(今回は笑ってしまった)のシーン、極めつけは邦画界の誇る最高のキャラクター、スケキヨ君(実際はシズマ君ですが)等々、一度観たら忘れられない癖の有るキャラや場面の多い事は勿論、実は女性陣も中々の曲者揃いで、三姉妹は言うに及ばず、悲劇の主人公の筈である島田陽子演ずる野々宮珠世も、相次ぐ受難の数々は気の毒を通り越し冗談に思えてくる程なのだが、当の本人は周りで人が殺されているにも関わらず平然と湖上のボートで昼寝をしたり、素性の知れないスケキヨ君の指紋を取る様に工作するなど、綺麗な顔をしていながら結構図太いキャラなのだ。皆さん気が付いてました?

いずれにしても、こういった「濃い日本映画」を新作でまた観てみたいと思う今日この
頃。
 
最後に、坂口良子さんのご冥福をお祈り申し上げます。 本作の彼女は、メチャクチャ可愛かった。
たくわんさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-05-27 12:59:26)
👍 1
32.ネタバレ 色んな意味でインパクト大な映画。

タイムリーで観た小学生の頃は、夏のプールで逆立ちして“犬神家~”とかやってたし(シンクロナイズドスイミングがオリンピック種目になる何年も前にですぞ・・・)。
それに何と言っても、あのスケキヨのマスク・・・ありゃ小学生にはトラウマになる怖さです。

今観ても、このおどろおどろしい雰囲気と愛憎劇は変わらず面白い。
松子演ずる高峰三枝子の圧倒的な存在感には脱帽。

そして私は、どちらかと言うとTVシリーズの古谷一行氏演ずる金田一耕助の方がイメージが強いのですが、この映画に関しては飄々とした石坂浩二演じる金田一耕助と坂口良子演じるおはるのやりとりが、ドロドロした中の一服の清涼剤になっていて良かったです。
ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 8点(2013-06-09 07:00:41)
👍 1
31.ネタバレ 基本的に角川映画は嫌いなので、これも劇場には行っていません。テレビ(月曜ロードショーだったと思う)の放送は見ましたが、まったく記憶に残っていません。そういう状態でリメイクを見たのですが、ミステリーというよりも「母と子の物語」という側面が強いと知り、感心しました。ということでオリジナルの方もそういう点に注目したのですが、はっきり言って期待はずれ。ドラマとしてはリメイク版の方が胸に迫るものがありました(実の親子が演じているからではないでしょうが)。
ミステリーとしては、青沼静馬が正体を明かす時点でほとんど終わっています。あれでだいたい見当がつくでしょう。そのためか、金田一が松子に滔々と推理を述べるくだりは、ほとんど蛇足に思えました。ということで、ドラマとしても推理ものとしても中途半端。市川監督の美学はそれなりに楽しめますが……。監督がなぜリメイクしたのか、なんとなくわかる気がします。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-10-01 21:55:07)
30.推理小説の映画化は、どうしても言葉に頼る部分が多くなり成功しづらいのだが、崑さんはそれを逆手にとって会話の場面で面白がらせる。前作『吾輩は猫である』がそうだった。いわばサロンの仲間うちの会話で成り立っているような原作から、会話のリズムと画面を顔で埋める映像で楽しめる映画にしてしまった。その延長にこの金田一シリーズが出来たのだろう。解決篇の部分が推理ものにとっては鬼門で、どうしても説明になってしまう。そこが本シリーズでは面白い。事件のフラッシュバックを挿入する勘どころ、言い募りあう人物を時間を少しずつずらして短いカットでつないでいく緊迫、顔の部分アップを折り込んだり、コラージュを楽しんで作っている。そして崑の終生のモチーフである女のドラマにもなっていた。本シリーズは『男はつらいよ』とは別のスタイルで、当時の大女優名鑑になった。シリーズを通しての脇役チームとなる俳優たちの顔を見るのも楽しく(本シリーズの坂口良子は忘れがたい)、それにしてもつい最近の映画と思っていたのにずいぶん多くの役者が故人になってしまっているものだ。
なんのかんのさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-11-17 09:34:15)
29.雰囲気押しの一本ですね。
横溝正史大ファンなんですけど冷静に考えると筋に結構無理がある。
そこを音楽、俳優、演出で綺麗にまとめてる。
それはないやろ~と思ってもなんだか何度も見てしまう不思議な作品。
小さいころから、多くの人が湖に突き刺さってるマネをしている中「俺が青沼静馬だ!」のマネを持ちネタにしてきたなんとなく自分の方向性を決定した一本でもあります。
CBパークビューさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-12-22 05:59:56)
28.ネタバレ 昔見たイメージとかなり違っていた 76年なのでテレビで見ただけなのかもしれないな 146分という長さで見たのは初めてかもしれない 憶えていたイメージよりずっと破綻の無いストーリーだった テレビで見ただけならかなりカットされてたはずだ 意外だったのはまず画面サイズ、シネマスコープだとばかり思っていたら標準サイズだった 画質もシックで暗くどちらかというとローコントラスト もっと絢爛豪華な原色ハイコントラストなイメージがあった 大作だとばかり思っていたからか このイメージの違いが晩年、市川崑がもういちどまんま大作として撮り直そうと思った理由かもしれないな 照明は徹底したサイドライト、その分役者の顔半分に強いシャドウが出るがことごとくシャドウ部分の背景にハイライトが入っていてシャドウが背景にとけ込まない工夫がしてある この背景ライトの部分が豪奢な襖絵などになっていて過去に見たイメージが絢爛な原色のイメージを作ってしまっていたのかもしれない サイドライト自体はおどろおどろしいイメージを作るのに十分役立っている 古い町並みや旅館や駅などもうまく再現されていて作り込みも素晴らしい 映画はとてもよくできていたがこの長い尺ですら原作をなぞって端折った感がある やはり緻密な原作を限られた尺で表現することは不可能だろうがイメージは充分伝わった
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-31 01:14:11)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 187人
平均点数 7.49点
000.00%
100.00%
221.07%
321.07%
410.53%
5115.88%
62613.90%
74725.13%
85428.88%
92513.37%
101910.16%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review8人
2 ストーリー評価 7.12点 Review16人
3 鑑賞後の後味 7.26点 Review15人
4 音楽評価 8.46点 Review15人
5 感泣評価 7.10点 Review10人

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