映画『カノン』の口コミ・レビュー(3ページ目)

カノン

[カノン]
SEUL CONTRE TOUS
1998年
平均点:6.69 / 10(Review 48人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2004-01-24)【亜流派 十五郎】さん
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監督ギャスパー・ノエ
キャストフィリップ・ナオン(男優)父(元馬肉屋)
ブランディーヌ・ルノワール(女優)シンシア
脚本ギャスパー・ノエ
撮影ギャスパー・ノエ
製作ギャスパー・ノエ
ルシール・アザリロヴィック
編集ギャスパー・ノエ
あらすじ
前作『カルネ』の続編。その後、男はカフェの女の家に居候になる。仕事がなかなか得られない男。冷えた夫婦。耐え切れなくなった男は自らのモラル、金持ちのモラル、女のモラル、娘のモラルに敢然と立ち向かう(フリをする)。男が最後につかんだモラルとは。 ちなみに原題の意味は「周りはみんな敵」
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8.ネタバレ さんざんと語られる利己的な不平不満の数々や鏡に向かって銃を向けるシーンがタクシードライバーのトラビスとかぶってみえました。それにしてもこの主人公はほんとにモラルのかけらも本能に忠実な男ですね。ラストの嗚咽しながら娘と抱き合うシーンには一瞬感動してしまったが、あらびっくり、娘を子としてではなく女として愛したんですね。
しっぽりさん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-05 18:25:57)
7.ネタバレ “デブババア”と“臭いバアサン”の二人との同居生活が語られる冒頭から、かなり引き込まれた。
流れる様なダークストーリー。
いや、ダーティストーリー。

どんどん落ちぶれ、精神的に崩壊し、閉塞していく様がリアルに、そして流れる様なリズムで語られる。
これは面白い!

と思っていたのも束の間、後半はかなりグロテスクな映像を交えての、陰鬱なモードへと突入する。
ネガティブでしつこいモノローグには閉口した。
そして、首から血がドクドク流れ出たり、脳が飛び出るシーンを繰り返ししつこく流す。
これは観る者を不快にさせるのが目的なんじゃないだろうか。

前半の流れがとてもリズム良く、そして映画的な楽しさに満ちていたのに対し、後半はネガティブ一色、それも表現がしつこくて悪意に満ちていた。
気に入った部分と不快に感じた部分との振れ幅が非常に大きく、評価するのがとても難しい。

ラストはなかなかうまくまとまっていた様な気がする。
理にかなっているというか。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-03 02:31:43)
6.よくできているとは思うが、心動かされることはなかった。同時に、この映画に心動かされない自分に対して、少々、残念に思った。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-29 01:32:05)
5.ネタバレ 主人公のオッサンは自分の気持ちに素直だ。思うとおりにならないしイライラして家を飛び出して仕事も決まらないし。ダメダメだけどいっちょ前に性欲だけはさかん。同時にその下品さが非常に人間的。結局ラストでは生き甲斐を娘に見出して引き取るけど、娘と暮らすことが本当に愛しすぎてるゆえなのか、それとも一生秘密裏に性の玩具に利用できるからなのか分からない所もなんともキモチワルイ。結婚して年頃の娘を持ったら一瞬でも男はそういう気持ちになるのだろうか?価値観が違いすぎるので嫌悪感を抱くのは仕方ないのかもしれないけど。しかし良くも悪くも作品に独特の力があるので、ブオン!とかバーン!とか驚かせるような音や、30秒以内に劇場を出ましょうみたいな注意(脅し演出?)は不要じゃないかとも思う。あと9割以上がオヤジのナレーションなのもなんか安易に楽な方向に逃げてる気がして説教くさいですね、もっと映像として目に訴えかけてくるような強烈さが欲しい。ボロクソ書きましたが完全男性目線でむちゃくちゃパワフルな雰囲気は素直に凄いと思うので6点です。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-15 20:33:48)
4.ネタバレ カノンが流れる場面では正直泣かされました。

けど最後に娘の乳揉んでるシーンにはもう笑うしかなかったっす。
ぺろぽねそすさん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-16 12:37:47)
3.ネタバレ 語り口でテンポ良く展開していく序盤は好き。一般受けしないであろうドンヨリとした描写は嫌いではないが、もうちょっと映画は気軽に観たいのでこの点数。
afoijwさん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-08 02:56:34)
2.ショッキングな映像は思っていたよりもなかった。どちらかというとダメ親父の戯言が永遠に続いていく。ゴダール的な前衛さとトリファーの不条理さを足した映画。
xnoranoraxさん [DVD(字幕)] 6点(2013-03-23 21:42:46)
1.ネタバレ 「このオッサン、終わっとる。」というのが正直な感想だが、ダメだ、こんな感想じゃ…と、がんばって鑑賞後の気持ちを文章化してみる。

前作を観ていないので、オッサンへの評価がフェアじゃないのかもしれない…。が、過去がどーだろうと、いまのオッサンはやっぱりダメだ。
オッサン自身の発言「生きる目的が性欲だけ」なんて、人間でいる意味がないだろう。動物どころか虫でいいくらいだ。そんでもって、産まれる前の子どもは自分の子どもじゃないから、平気で母体ごと暴行して殺す。だって母体の女がうるさいから……って、老齢に近いいい年のオッサンのくせに、やることが十代のヤンキーと変わらないとはどーゆうコト。無駄に年だけ取っている。虫以下だ。

社会に還元する能力がない、自分の欲望だけしか興味がない、自分の思うようにならない世の中に腹だけ立てて努力しない、友人もいない、趣味もない、酒を飲んでセックスをするだけ。セックスするにも金が要るので、最後には娘とセックスだ。
自分の生きる意味が必要で、娘の存在にすがりついている。
すがりつくだけならまだしも、ない頭でモラルについて考えつつ、娘とセックス。女とコミュニケーションするのに暴力とセックス以外の方法を知らないオッサンだから、殺さないなら犯すだけだ。

圧倒的に、弱い。

精神的に弱い。人間社会で生きて行くのに必要なものが足りなさすぎる。そしてそれを補う努力をしなさすぎる。
社会性のなさと視野の狭さ、頭の悪さと衝動の抑えられなさ、なのに年だけくって、もうオッサン。
お、おしまいだ……終わってる…。

でも生物としては強いから、殺されない限り彼は生きて行く。
娘にすがりつき、娘とセックスし、娘を自分の生きる理由にしたてあげ、自分のためだけに生きて行く。

なんだかなー。やっぱり終わってるわ、このオッサン。
観ていてオイオイと突っ込むところは満載だったが、最後まで観ても別に哀しくもないし、やれやれという気持ちになった。一寸の虫にも五分の魂。しかしオッサンの魂は……あんのかなぁ?ない方が世の中のため、て感じがしました。

別に教科書的な見方をするつもりはないんだけど、しょーもないオッサンの人生の一幕というだけの作品でした。
りりらっちさん [DVD(字幕)] 3点(2016-10-28 21:24:37)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 48人
平均点数 6.69点
024.17%
100.00%
200.00%
348.33%
424.17%
5510.42%
6816.67%
7816.67%
8510.42%
9816.67%
10612.50%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review4人
2 ストーリー評価 5.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 5.16点 Review6人
4 音楽評価 7.83点 Review6人
5 感泣評価 6.75点 Review4人

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