映画『花よりもなほ』の口コミ・レビュー

花よりもなほ

[ハナヨリモナオ]
Hana
2005年上映時間:127分
平均点:5.72 / 10(Review 32人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-06-03)
ドラマコメディ時代劇歴史もの
新規登録(2006-01-17)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2024-03-18)【イニシャルK】さん
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監督是枝裕和
キャスト岡田准一(男優)青木宗左衛門
宮沢りえ(女優)おさえ
浅野忠信(男優)金沢十兵衛
古田新太(男優)貞四郎
香川照之(男優)平野次郎左衛門
國村隼(男優)伊勢勘
原田芳雄(男優)小野寺十内
寺島進(男優)寺坂吉右衛門
中村嘉葎雄(男優)重八
田畑智子(女優)おのぶ
夏川結衣(女優)おりょう
加瀬亮(男優)そで吉
上島竜兵(男優)乙吉
木村祐一(男優)孫三郎
千原靖史(男優)留吉
平泉成(男優)善蔵
絵沢萠子(女優)お勝
石橋蓮司(男優)青木庄三郎
勝地涼(男優)青木宗右衛門
南方英二(男優)青木庄二郎
木村飛影(男優)健坊
田中祥平(男優)進之介
遠藤憲一(男優)鈴田重八郎
田中哲司(男優)横川勘平
中村有志(男優)神崎与五郎
トミーズ雅(男優)与力
石堂夏央(女優)お絹
原作是枝裕和(原案)
脚本是枝裕和
撮影山崎裕
製作川城和実(製作代表)
冨木田道臣(製作代表)
迫本淳一(製作代表)
松竹(「花よりもなほ」フィルムパートナーズ)
テレビマンユニオン(「花よりもなほ」フィルムパートナーズ)
バンダイビジュアル(「花よりもなほ」フィルムパートナーズ)
ジェイ・ストーム(「花よりもなほ」フィルムパートナーズ)
松竹ブロードキャスティング(「花よりもなほ」フィルムパートナーズ)
プロデューサー榎望
配給松竹
美術磯見俊裕
三ツ松けいこ(セットデザイン)
衣装黒澤和子
編集是枝裕和
照明石田健司
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💬口コミ一覧

32.「時代劇」は数多く観てきたが、これほどに“おもしろい”時代劇はなかなか無いと思う。貧乏長屋を舞台にした人情劇。そこに住む人々の、何気なくもあらゆる意味で“雑多”な生き様が、笑えて、泣ける。
「仇討ち」が賞賛された時代、しかしそれは同時に、「武士」という生き方自体に“疑問”が生まれ始め、見直され始めた時代だったのだと思う。そんな中において、「仇討ち」という行為の是非をある面では滑稽に、そしてある面では真摯に描き上げたユーモラスかつドラマ性に溢れた“新しい時代劇”の姿がここにあると思う。
武士道の美談として語られる「赤穂浪士」にしたって、実情がどうだったかなんて本当は誰も分かるハズはない。もしかしたらこの映画は、「武士」という時代そのものの人間性をリアルに切り取ったドキュメンタリーなのかもしれない。そう考えると、是枝監督初のストーリー映画である今作も、実に彼らしい映画だと思えてくる。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 10点(2006-06-07 17:33:53)
31.貧乏長屋の生活感と着物の質感、これだけですっかり虜になりました。時代劇となっても死から始まり生を描く是枝ワールドを遺憾なく見せ付けてくれました。仇討ちという復讐は新たな復讐を生む、復讐の連鎖の先には何もないって事ですよ。死んだ人間に忠義立てして武士としての体裁に拘るよりも、今を生きる身近な人間を守ることの方がどれだけ大変で難しいことか、活きるってそういうことなんだよね。
亜流派 十五郎さん [映画館(字幕)] 9点(2006-06-23 22:50:54)
30.ネタバレ セットがとても素晴らしかった。時間が長くていらないエピソードもあったけど、糞を餅に変えるとか桜の話とか心に残る話もあり、新しい時代劇としてよかったと思う。ラストの笑顔もよかった。
osamuraiさん [DVD(邦画)] 8点(2009-09-07 12:11:40)
29.「誰も知らない」の是枝監督が時代劇ということで果たしてどんな作品になるかと思ったら・・・すごく面白いというわけではありませんが、全編、ほのぼのとした雰囲気の作品でした。岡田君の演技もそんなに悪くないし、宮沢りえの存在感は素晴らしいし、脇もなかなかの名優そろいでした。長屋のリアリティはさすがドキュメンタリー出身の監督ですね。
ジムさん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-06 19:37:03)
28.ネタバレ 黒澤明監督の『どん底』を彷彿とされる貧乏長屋(崩れた建物、ケチな大家、そこに暮らすダメ人間達…)で繰り広げられる痛快時代劇。とはいえ『どん底』のどん底感はなく、仇討ちの話なのにあまり悲壮感もないのだが、だからといって決してつまらなくはないです。当時の武家社会の風紀を考えると宗左衛門はヘタレと言われても仕方がないですが、そこを敢えて現代的な解釈で仇討ちの是非を問うようなつくりになっているのがいい感じです(安易な反戦メッセージっぽくないのも◎)。個人的には、最近の邦画の中ではかなり手応えがある作品でした。
とかげ12号さん [映画館(吹替)] 8点(2006-06-10 17:11:58)
27.ネタバレ 素敵な作品だったと思います。淡々と語るのは是枝くんの作風。シーン転換の間が悪かったり、俯瞰、鳥瞰、ロングショットがほとんどないので映像的に閉塞感があるのは事実ですが、もとがTVドキュメンタリーの人ですから。ということで、赤穂義士の話が同時進行で進む構造にし「仇討ち」を多角的視点で捉えられるようシナリオを構成したと思います。なお、寺島進の寺坂吉右衛門の離脱が47 or 46人の解釈に影響していて、実はこの物語のオチはこちらではないのかと後になって気づきました。また、色々なところに山中貞雄監督へのオマージュが散りばめられ、わかる人にはわかるようになってます。しかし、古田新太演ずる貞四郎が「10年かかるか、20年かかるか、江戸は広いから…」と言い出したときは大笑いしたな。気になるかた「丹下左膳餘話 百萬両の壺」(トヨエツに非ず)ご覧ください。石橋連司の庄三郎の下ネタ、大受けしたんだけど、若い子って笑わないのね。わかんないんだろうか? 現代語で作ったのはとっつきやすさのため、岡田准一目当てで観に来るひと対策でしょう。
shintaxさん [映画館(邦画)] 8点(2006-06-05 17:02:55)
👍 1
26.911にヒントを得たらしく「復讐」のバカバカしさ・愚かさをコメディタッチで描く庶民賛歌(サムライ批判)の作品で、中々よくできた脚本だと思う。確かに弱者目線に立てば庶民は日々の生活に精一杯で、貧しいながらもささやかな幸福と平和を望んで暮らしているのかもしれない。しかしながら、「義や誇り」を蔑ろにする事は節操のないカネ儲けに走る側面があるのも確かである。それを逞しく生きる庶民と解釈する事は可能ではあるが。とはいえ、現代庶民は現実的には「復讐」が出来ない事の憂さ晴らしを「倍返し」に求めているわけで、こういうお上品というか政治的メッセージ性を含んだ「高尚」な作品は大衆ウケが悪いかもしれない。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-09-21 13:07:01)
25.格好いい剣の達人がいて、バタバタ人を切る時代劇よりも、こういうのが私は好き。敵討ちと赤穂浪士の討ち入りを対比させて物語が進むのもグッド。吉右衛門のエピソードも加わって忠臣蔵を知らない世代にも興味を引くかも・・・。
最初は長屋が恐ろしく汚くて嫌だったが、見ているうちに慣れた。仇討ちもそのときは憎く思っても、年月が経てばそれ以外のものの大切が見えてくるのだろう。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 7点(2011-12-15 19:18:04)
24.ネタバレ  義を重んじ、義に殉じることは武士として当然であるという「建前」と、目の前の幸せの中に安住していたいという「本音」の間でジレンマに悩む武士の姿を、「建前」を通した赤穂浪士たちの「本音」を絡めながら描いていていろいろと考えさせられる作品でした。長屋のセットも非常にリアルな感じで作られていて、興味深かったです。まあ、賛否両論あると思いますけどね。私自身も納得できる部分とそうでない部分はありますので。

 残念なのは、ストーリーがやや粗く散漫で、着眼点や発想は非常に素晴らしいと思うのですが消化しきれていないんですよね・・・。ちょっとカッコつけてしまっているなという印象もあります。
TMさん [地上波(邦画)] 7点(2009-07-02 18:54:35)
23.いい役者を揃えた豪華キャストなのになんで芸人を混ぜ込むのかなぁ。
しかも、出番が多い。
どうしても使わなきゃいけないルールなら関西芸人は浪士の方にキャスティングして欲しかった。
それなら関西弁で問題なかったと思うけど、江戸っ子の演技は鼻に付いて仕方なかった。
あと、芸人同士の絡みは極力避けるべきで、集まるとどうしてもコントにしか見えなくて画が安っぽくなる。
そういった細かい部分の違和感を除けば、全体的に落ち着きのあるいい作品だったと思う。
今まで忠臣蔵はいまいち面白いと思えなかったけど、この作品のお陰で少し興味が湧きました。
もとやさん [地上波(邦画)] 6点(2014-10-06 15:46:08)
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22.あまり評価が良くないからずっと避けてたけど、
言うほど悪くない。
aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 6点(2014-08-25 13:36:52)
21.ネタバレ 良かったです。

完璧といっていいほどの世界観。
セットや照明、衣装のクオリティーはさすがです。文句のつけよーがない。
新しいカタチの時代劇。

言葉がほぼ現代語というのが面白い。

ようは「仇討ち」の話なのだが、決して大きなスケールで描くのではなく、コミカルに描いていて良かった。

カメラワークも好きですね。

ただ、尺が長いだけにラストにかけて待ちくたびれたかな。
何かもう一つドラマが欲しかった。

是枝ファンとしては悔しい。
uraraさん [DVD(邦画)] 6点(2009-07-24 00:17:46)
20.乗り越え方は人それぞれだ。
笑って乗り越えられればそれに越したことはない。
さん [DVD(邦画)] 6点(2007-04-20 03:06:25)
19.長い。ひたすら長い。もっとコンパクトにしたら点は高かったはず、所々おもしろいと思うけど、大屋の奥さんとニイチャンの話も正直いらなかったんでは?話があっちこっち行ってて、なんだかな。でも、桜は来年咲けるから散れるっていうセリフはかなりGOOD!最後の笑みも、えっ?終わらせられるのか?って思ってたので、綺麗にまとめた感じ。言いたいことは分かるんだけどねぇ
マキーナさん [DVD(邦画)] 6点(2007-03-10 16:36:42)
18.ネタバレ コメディ色たっぷりの現代的時代劇。現代感覚とはいえ、思ったよりは普通に時代劇していた印象。人の描き方も中々いいし、話の流れにも無理は感じません。期待値が高かったため、自分的には物足りなさが勝ってしまったけど、センスさえ合えばかなりツボにはまりそうな映画です。ただ、最期の笑顔はちょっと演出としてわざとらし過ぎかな。もっと本当に微かな微笑ならOKなんですが。
MARK25さん [DVD(邦画)] 6点(2007-01-26 22:14:06)
17.時代劇してる作品。
michellさん [映画館(邦画)] 6点(2006-07-05 21:22:37)
16.ネタバレ 是枝裕和監督の作品を最初から最後まで見たのはこれが初めて。(「万引き家族」が話題になっていた頃、連ドラの「ゴーイングマイホーム」を見始めて途中で屈折した経験あり。)是枝監督初の時代劇だそうだが、浅野内匠頭の辞世の句の一節をタイトルにしているとおり、赤穂事件を背景に、父の仇討ちを誓ったへっぴり腰の侍(岡田准一)を通して復讐や仇討ちのバカバカしさや無意味さを描くという発想と着眼点は良いし、主人公が住んでいる長屋の汚さなどリアリティのあるセットの素晴らしさなどはいかにも本格的な時代劇という感じがして良かった。また、その長屋の住人たちの人物造形、描写もしっかりとしていて、そのあたりも見ごたえのあるものになっている。それに桜の花が散るのはまた来年咲くためというセリフも心に残る。でもなにか全体的な印象としては弱く、そこそこ退屈せずに見られたものの、ちょっと散漫としていて冗長に感じる部分も多かったのはちょっと残念だったし、さきほど長屋住人の造形や描写がしっかりしていると書いたばかりだが、その中に吉本芸人を三人(上島竜兵、木村祐一、千原せいじ)も入れたのはいささか狙いすぎのような気がした。ラストにかけてももう一つなにか欲しかったところか。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 5点(2024-03-10 15:44:55)
15.ネタバレ 是枝裕和監督による時代劇コメディ。ケンカにめっぽう弱えへっぴり侍を若き頃の岡田准一が熱演。見事なやられっぷり。若き頃の豪華俳優共演なれど、撮り方がまだまだ粗くてナニをしてるのかさっぱり分からねえぞ。オンガクはエンドロールまで全て同じやな。駄作。
獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 5点(2023-12-04 01:48:43)
14.ネタバレ 江戸下町風俗の再現は見事ですし、個性豊かな長屋住人たちの人物造詣も悪くありません。オチもイイです。クソを餅に変える発想転換とあだ討ちビジネスの痛快さ。個々の要素は本当に素晴らしいと思います。自分好みです。でも1本の映画としてみると、不思議なくらい面白みを感じません。何故か?たぶん核となる岡田くんのあだ討ちエピソードに問題がある気がします。一芝居打って、みんな幸せ。この着地点はOKです。だだ、岡田くんが決闘という勝負から逃げたように見えてしまうのはマイナスでした。宮沢が岡田の心情を代弁するべく熱弁をふるうのですが逆効果です。言い訳がましい。それに宮沢の言葉は、彼女自身に向けられた言葉でもあります。同じ仇持ちでも、岡田と宮沢では立場が違います。前へ進むために仇への憎しみを断ち切る宮沢の決意と、憎くめない相手との戦いに二の足を踏む岡田の心情を一緒にしてはいけません。同一視もほどほどに。個人的には、碁が発端の遺恨なのだから碁で決着をつければスッキリしたと思います。ケジメをつけた上で丸く収まるよう、偽装工作でも何でもすれば良かったんじゃないかと。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 5点(2011-01-19 19:49:14)
13.是枝監督の時代劇ということで期待してみましたが、割と普通な映画でした。美術や衣装などディテールはかなりいい味出してます。しかし、岡田くんのお芝居は心に響くものがなく、長屋の住人に上島、木村、千原とお笑いを多用した配役は、一人一人の雰囲気はいいものの、集まってしまうとコントに見えていきます。加瀬と夏川のお芝居は良かったですが。そういった意味では期待していた通りの作品ではありませんでした。
ポテサラ頂戴さん [DVD(邦画)] 5点(2008-09-15 10:49:51)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 5.72点
013.12%
100.00%
200.00%
313.12%
4412.50%
51031.25%
6721.88%
739.38%
8412.50%
913.12%
1013.12%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review2人
2 ストーリー評価 4.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review3人
4 音楽評価 5.25点 Review4人
5 感泣評価 4.00点 Review3人

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