映画『フラガール』の口コミ・レビュー(4ページ目)

フラガール

[フラガール]
Hula Girl
2006年上映時間:120分
平均点:7.07 / 10(Review 285人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-09-23)
ドラマコメディ青春もの実話もの音楽もの
新規登録(2006-03-20)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2024-07-05)【イニシャルK】さん
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監督李相日
演出秋永政之(擬斗)
キャスト松雪泰子(女優)平山まどか
蒼井優(女優)谷川紀美子
山崎静代(女優)(南海キャンディーズ しずちゃん)熊野小百合
徳永えり(女優)木村早苗
池津祥子(女優)佐々木初子
高橋克実(男優)木村清二
岸部一徳(男優)吉本紀夫
豊川悦司(男優)谷川洋二朗
富司純子(女優)谷川千代
三宅弘城(男優)猪狩光夫
志賀勝(男優)熊野五郎
菅原大吉(男優)若松浩司(炭鉱の労務係長)
寺島進(男優)石田
及川以造(男優)組合幹部1
北島義明(男優)組合幹部2
眞島秀和(男優)徹(バンドメンバー・ウクレレ担当)
大河内浩(男優)炭鉱の組合長
山田明郷(男優)小百合の祖父
上野なつひ(女優)宮田比呂子
脚本李相日
羽原大介
音楽ジェイク・シマブクロ
主題歌ジェイク・シマブクロ"Hula Girl"
挿入曲ジェイク・シマブクロ"Wish On My Star"Featuring Jennifer Perri
撮影山本英夫〔撮影〕
製作李鳳宇
河合洋
細野義朗
シネカノン
S・D・P(スターダストピクチャーズ)
川島晴男(製作委員会)
企画石原仁美
シネカノン
プロデューサー石原仁美
杉原奈実(アシスタントプロデューサー)
祷映(ラインプロデューサー)
制作シネカノン
配給シネカノン
特撮OLM(CGI)
美術種田陽平
編集今井剛
加藤ひとみ(編集助手)
録音白取貢
照明小野晃
その他シネカノン(提供)
ハピネット・ピクチャーズ(提供)
S・D・P(スターダストピクチャーズ)(提供)
吉田康弘[監督](応援スタッフ)
武正晴(応援スタッフ)
松本昇和(応援スタッフ)
木村信也(応援スタッフ)
滝本憲吾(応援スタッフ)
東京現像所(現像)
あらすじ
昭和40年。福島県にある炭鉱会社は炭鉱に見切りをつけ、レジャー施設常磐ハワイアンセンターを設立しようと考えその目玉としてフラダンスのショーを企画していた。そのためにわざわざ東京からフラダンサーの平山まどか(松雪泰子)を招き、地元の女性たちにダンスを教える先生になってもらうことにした。しかし鉱山で働く地元住民たちは本業を廃止してレジャー施設を作ろうとする炭鉱会社に猛反発する。常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)設立時の実話をベースに映画化。
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💬口コミ一覧

225.ネタバレ 後半ずっと泣きっぱなしでしたね。バッグの中にハンカチが入ってたんだけど、それすら忘れるくらい泣いてしまった。しかし、無駄が無いですねぇ。ラストの蒼井優のダンスに向けて一直線って感じで、余計なものが無い。捻りも奇抜さも壮大さも無いけど、この映画にはそんなもの必要ないね。とにかく、まっすぐ、ストレート。だから心にスッと入る。泣いてしまう。
monoさん [映画館(邦画)] 9点(2006-12-20 00:28:02)
👍 1
224.ネタバレ 無くなりゆく産業・採鉱と、そこからの脱却を図りハワイアンセンターなる代物に手をつけた会社側。会社と労働者、そして時代から取り残されんとする炭鉱町の戦いを見事なテンポと演技で描ききった秀作。   蒼井優はもちろんのこと、男風呂に殴り込みをかける松雪泰子をはじめ炭鉱夫の実直な母を体現した富司純子、父親に反対され泣く泣く夕張へと引っ越していく徳永えりら役者陣の熱演も素晴らしい。とくに先生が列車で旅立とうとする駅の場面からハワイアンセンターのオープンに至る怒涛のクライマックスは観るものに笑顔と涙を同時に与えてくれ、映画という魔法のパワーを一身に感じられる見事な場面に仕上がっています。    ともすればしんみりとした話をコメディタッチにアレンジしたことが何よりも良かったと思う。蒼井優のダンスと笑顔、日本映画史に残る輝きといってもいいかもしれないです。少々泣かせる演出がくどいですが、まんまとのせられて泣いちゃいました。気持ちの良い涙でした。    この作品を気に入った方はぜひ『遠い空の向こうに』にも観てください。
トトさん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-01 22:39:23)
223.ネタバレ まどか先生(松雪泰子)のキレっぷりに愛を感じた。
michellさん [映画館(邦画)] 9点(2006-11-27 12:59:04)
222.ネタバレ お決まりごとのストーリー展開ながら、ここまで心揺さぶられるのはなぜ?
個性ある俳優陣の熱演とそれを見事に切り取ったカメラワークが秀逸。隠し味の音楽が憎らしい位、映像にマッチ。
特にラストの蒼井優のフラダンスシーンは、邦画史上でも歴史に残るワンシーンだと思う。(褒め過ぎかな~でも鳥肌総立ちでした)
松雪の成熟した色気と蒼井の健康的な色気の対比を見せつけ悶々とさせ、さらに60~70年代の幼少期を回顧させ涙を誘う、これは完全にオヤジ殺しの映画ですな。
元来はひねった映画が好きなのですが、ここまでストレートに見せられたら脱帽です、完敗です。素直な映画を再認識しました。
つむじ風さん [映画館(邦画)] 9点(2006-11-05 21:50:06)
👍 2
221.「時カケ」を観て,当分の間対抗馬はないだろうと思った矢先にこんな作品にであえるとは.2006年はある意味日本映画の転機となる年なのかも・・・とさえ思ってしまいます.蒼井優,覚えておきます.ラストの笑顔&涙,スクリーンでもブラウン管でも今まであんなの観たことありません.そして,この2作品を映画館で観るきっかけを与えていただいた「ここ」の皆様に感謝申し上げます.
マー君さん [映画館(邦画)] 9点(2006-10-27 23:36:07)
220.先が簡単に読めてしまうのにもかかわらず、号泣しました。後半は涙が止まりませんでした。思い出すだけで泣けます。しずちゃんが良かった!!あとジェイク・シマブクロの曲がよかったー。サントラ買います。
mamimamiさん [映画館(邦画)] 9点(2006-10-26 10:06:29)
219.ネタバレ 噂に違わぬ素晴らしい映画でした。 全てのピースが偶然のように揃って、無駄なく隙間なくピッタリ噛み合った、奇跡のような作品。 公開終了までに劇場で観られて良かった。 個人的に本年度ナンバーワンです。 しかし、なんでこんなにマイナーなんだろう。 もっとプロモーションをかけて、もっと多くの人に観てもらいたい作品。 言ってしまえば、ストーリーは「お約束」の範疇なのかもしれない。 けれど、後半の1時間ボロボロに泣ける。 で、なおその上にラスト。 いわゆる「超3Kの現場」との対比からフラダンスショーに場面転換して、そこから一気にクライマックスまで、滝のように涙が流れて止まらない。 サブリミナル効果でも仕込んであるのかと思うくらい(笑)  爽快さのカタルシスで「嗚咽が漏れる」なんて、なかなかないですよね。 フラダンスの色彩美や迫力など、是非是非映画館で観てほしい。
とっすぃさん [映画館(邦画)] 9点(2006-10-23 19:32:49)
👍 1
218.ネタバレ どうしてこんなところにハワイを作ろうなんて思ったんだろ。一年前スパリゾートハワイアンズにいって思いました。東北人の考えることはわからん。不思議なことに、ダンスショーはただのアトラクションとは思えないほどの熱気、満座の一体感。ディズニーランドのレベルを軽く超えてるぞ。何なんだこれは?とまどいすら覚えました。映画でも使われていた古びたフラガールの写真、飾ってあったのを覚えています。こんな熱血的過去があったとは!お見それしました。

脚本はちょっとオリジナリティに問題が。プリティリーグの死の告知、リトルダンサーのスト破り、がんばれベアーズの酔いどれ先生。まるっきり一緒。いつもならここで大きく減点してレビューなんか書かないところだが、メガトン級の2つの爆弾がそれらの減点要素を跡形もなく吹き飛ばす。1つは富司純子。「あ・うん」の頃と比べると魂が感じられる。キャサリンヘップバーンやジェシカラング級を思わせる風格だ。語ってよし。黙ってよし。特にストーブのくだりは、先がバレバレの脚本にもかかわらず感動が地響きを立てる。「仕事とは命を懸けることだと思ってたけど、笑顔を振りまく仕事があっていいじゃないか?」このあたりの台詞の説得力はすごい。この世のすべての指導者がこの説得アプローチを取っていれば、この世に戦争はないねと思えるほどだ。ここで欠かせないのが蒼井優の笑顔の力。笑顔を振りまく仕事というものが、命を懸ける仕事と等価であるということを観客に納得させているからこそ、説得力が生まれるのだ。あとダンス。同じダンスを母親が2回観る。1回目は1人で。もう1回は満座の観客の前でだ。1回目も素晴らしくなければならず、2回目は同じダンスでそれを上回らなければ成立しない。このリスキーな脚本に答えた蒼井優の力量。「花とアリス」で踊りが得意なのは分かっていたが、これはちょっとバレエが得意なんですというだけで成し遂げれれるレベルでは決してない。笑顔で食っていくのも結局命がけなのだ。彼女には世界で通用する力がある。将来が楽しみだ。アクターの情熱と力量、そしてそれらがかみ合ったとき、どんなにベタな話でも傑作へと昇華しうることをこの映画は証明した。
正義と微笑さん [映画館(吹替)] 9点(2006-10-22 21:01:31)
👍 2
217.ネタバレ 子どものころに家族で行ったハワイアンセンター。
黄金の家族風呂の写真がアルバムにある。
アイシーがおいしかった。特にコーラ味。

ラストのダンスシーンでは、記憶の奥底から呼び起こす。
お姉さんたちはハワイ人だと信じきったあのときを。

うーん。プールに流されたい。すべり落ちたい。

泣かされました。ずるい演出です。
きいろくまさん [映画館(邦画)] 9点(2006-10-16 21:30:40)
216.いい映画でした!リトルダンサーを思い出しました。
よしふみさん [映画館(邦画)] 9点(2006-10-15 20:09:13)
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215.私はユアンマクレガーの『ブラス!』が大好きな訳で、『フラガール』を見ている間も『ブラス!』のストーリーが、場面が、どうしても頭をよぎってしまいました。これは非常に残念。だって『フラガール』はすごくいい映画なんですから。『水戸黄門』と『遠山の金さん』が、フォーマットが同じでも全く違う作品であるように、この『フラガール』が他の炭鉱モノの映画と似ていることなんて些細なこと。もっと純粋にこの映画を楽しめたらよかったと思います。あー、もう一度見に行きたい・・・。ところで、私は以前『ブラス!』に8点つけたわけで、この映画も同点といきたいところ。でも、女優さんたちの迫真の演技が素晴らしかったので+1点で。
Mum,theSanChrysさん [映画館(字幕)] 9点(2006-10-14 22:23:54)
214.ネタバレ とても楽しめるし、沢山泣けるわけで、とてもいい映画に思います。ただやはり新しい要素がなく、保守的ではあると思います。やしの気を溺愛する三宅もストーブの話を押し込めるためにああいう演技になったみたいでやや違和感。ラストのフラダンスは、それだけでもうヤバイ!フラダンスで泣くとは思っていなかった。それは蒼井優のおかげであることは間違いない。蒼井と同世代であることが幸福に思う。ステージ上で初めて涙する彼女らに、惜しみない拍手を送りたい。
no_the_warさん [映画館(邦画)] 9点(2006-10-11 21:53:10)
213.小星には,むつかしいコトは分かりません。ケド,出演者をはじめ製作者の人たちが,この映画をすごく愛しているのは分かりました。みんな泣いてた。富司さんがゆうてはったケド,詳しくは覚えてへんくて申し訳ないんやけども,「仕事ってゆうんは,暗い所に潜って命削るもんやと自分は思ってた。ケド,人を楽しませたり,笑わせたりする仕事もあってええんちゃうか」みたいなん言うてたやん。これってこの映画にも言えるコトちゃうかなって。小星は,十分楽しませてもらったし笑わせてもらったし泣かせてもらった。それだけで,満足!!
小星さん [映画館(邦画)] 9点(2006-10-04 02:42:13)
👍 3
212.ネタバレ エンドロールを見てビックリ。主役は松雪さんだったんですね。私は主人公が紀美子だと思って観ていたので、まどかが去ろうしたシーンの展開がちょっと以外な思いで観ていましたが、エンドロールでなるほどと。主人公を間違えてしまって見てしまう映画って初めての経験でした。

沢山の登場人物の思いが丁寧に描かれていて、泣き所も笑い所も満載な素晴らしい映画でした。

南海キャンディーズのしずちゃん自身のキャラクターの濃さに登場人物として最初は見れずにいて浮いた存在で終わってしまうかと思っていたのですが、大事なシーンではしっかりと泣かせてくれました。
MIDさん [映画館(字幕)] 9点(2006-10-01 12:08:25)
211.ネタバレ また邦画で毎度お馴染みの「ダメな連中が集まって何か始めちゃうパターン」のコメディ映画かな?と思っていましたが、炭坑閉山の危機が押し寄せる町の人間模様を背景にした、笑えるけれどシリアスで、そしてめちゃくちゃ泣ける映画でした。時代に取り残されてゆく人々と時代を生きようとする人々。それぞれの切実なドラマ1つ1つが胸に響いてきます。松雪泰子がとても良くて、男湯に突入して高橋克実に襲いかかるシーンなど、シリアスと笑いと涙がごっちゃになった、彼女のキャラクターの魅力、この映画の魅力が全開になったシーンでした。蒼井優は他の映画とはまた違った個性で才能をまざまざと感じさせますし(演技だけでなくダンスまで)、トヨエツはいつも斜に構えてるかガーガーうるさいばっかりの演技してる印象がありましたが、この映画ではリアルな男臭さがいい感じ。意外だったのはお笑い要員程度の扱いかと思ってたしずちゃんが、大きな役を与えられていて、期待以上というか、めちゃくちゃ泣かせる演技を見せてくれる事。後半と言うか、全体の6割くらい泣けるという、シンドい映画ではありました。ちょっと残念なのは明らかに「プリティリーグ」の影響が見られる事。符合するエピソードが多い気がしました。酔っ払い監督(やっぱり冒頭でゲ○吐きます)、父親に溺愛されて連れてこられる大きな女の子、子持ちメンバーのうるさい子供、メンバーの一人の元にやってくる報せ等々。やっぱり他の映画を想起しちゃうと、類似点を気にし始めちゃって雑念入りますからねぇ。そこを除けば少し笑えて大いに泣けて、本当に充実した映画でした。上映後の舞台挨拶の後、監督が出口のところで出てくるお客さん一人一人と握手していたのが印象的でした。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 9点(2006-09-24 00:11:02)
210.皆でひとつになって何かあたらしいことをするっていうのはすてきなこと。それはそれは突拍子もない、寒空の下にハワイセンターを建設...なんて、笑っちゃうでしょ?だから皆輝いてた。ギリギリのところでそれぞれに事情を抱えて。蒼井優の笑顔ってなんて素敵なんだろ。クールな松雪泰子がアツくてなんて活き活きしてるんだろ。なんでこんなに楽しくて、なんでこんなに泣けちゃうんだろ。ナンカ、こうゆうのケチとかつけたくない。単純明快、素直すぎるサクセスストーリー。
SAEKOさん [試写会(邦画)] 9点(2006-09-05 12:41:53)
209.タイトル的に「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」とかその類だろうな、と思って視聴しましたが、視点が違う。
主役である少年少女視点で描く青春物語、ではなく、周囲の状況込み込みで描く大人の世界の中に存在するフラガールという存在、という感じ。

東北の田舎町、鉱山業で生計を立てる人々、しかし鉱山が閉鎖されるという。鉱山が閉鎖された後に建てられるのが、全く異色のハワイアンセンター。

祖父の代から引き継いできた誇りある仕事を手放せと言われてはいそうですかと受け入れられない人、地元の連帯感がある中で生きるために考え方を変える人、今の在り方を守ろうとする人、東京から来た地元の事情を知らないチャラい女を受け入れられない人、肌の露出や「見世物」的なものに抵抗がある人、家族のために家族に逆らってでも闘う人、やりたいと思ったことをやろうとする人。

こういった外側から見た視点に重点を置きつつ、かつ軸として「フラを踊ろうとする女性たち=フラガール」が据えられているため、どのシーンにおいてもある人の意見に納得できるし、ある人の意見に納得できない、といったことになり、時にはムカつき時には涙しつつ入り込んで見ることができました。

正直フラダンスというものがどういうものかは全く知らなかったしなんなら何が凄いのかよくわからない地味な印象があったので、鉱山とハワイアンという全くかけ離れた存在が題材にされていることで、確かに映えるな、と感じさせられました。
53羽の孔雀さん [インターネット(邦画)] 8点(2024-03-23 22:36:54)
208.ネタバレ かな~り前にラストのダンスシーンだけ観た記憶があったんです。
この監督の作品でエンドロールの文字がピンクっていうのがあったんだとそれにいちばんびっくりしまして、なぜか余計に
李相日監督は信頼できる監督のひとりになりました。こういう映画も撮っていたのね。
16年前となるとやっぱりみんな若いですね~
王道なんですが実話っていうことで納得できてしまうとこがあります。
うちの息子は蒼井優ちゃんのことがお気に入りのようで中学、高校の頃は部屋に蒼井優ちゃんのポスターが貼ってあったっけ。
あっさりした顔立ちで見た目の強烈さがないぶん、いろんな役柄に対応できる女優さんという印象です。演技力もかなりのものですね。
早苗ちゃんのことも実話なのかな?悲しかったですねぇ。早苗ちゃんにこそラストで踊ってもらいたかったなぁ。
子持ちとしずちゃん、あと二人くらいメンバーの人となりがわかるシーンがあってもよかった、その他のメンバーの扱いが雑なのが気になりました。
厳しい環境、条件の炭鉱の町、ダンス、親の反対。母親が娘のダンスを見て心を動かされる、、、
あのシーンを観てたら「リトル・ダンサー」が観たくなったのでした。炭鉱の町で子供世代が夢に向かうストーリーに外れはないかもね。

口コミで広がり大ヒットになったっていうのがよくわかる作品でした。
新作「流浪の月」も気になります。
envyさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-04-26 15:09:39)
207.ネタバレ 紀美子がフラに出会い、1人前のトップダンサーに成長するまでを描いた、スウィングガールズやウォーターボーイズのような作品として観ていた。それも間違いじゃないけど、あんまり残らない映画だったなぁ。
今回二回目の鑑賞。落ちるとこまで落ちたダンサー平山まどかの自分探しと成長の作品として観ると、これがよく出来た作品だと思えたから、不思議だ。
町の風景や居酒屋、フラ教室、登場人物の服装まで、60年代の炭鉱町をよく再現できていると思う。一部東北の方言がオーバーに思える人もいるが。
イチからフラダンスを習うのに集まったド素人の炭鉱娘たち4人と、ある程度基礎は出来ている人に本場のダンスを伝授するんだと思って呼ばれたであろう平山。話が違うと初っ端からハレーションが起きる。プロを呼べばいいじゃない。とか、来てしまったあのタイミングで言うところから、平山の状況の理解してなさが伝わる。山を何とかしたいと思う吉本の努力が裏目に出てしまったんだな。ド素人の集まりだといえば平山は呼べなかったろうし、基礎が出来てないと駄目だと言えば、炭鉱娘は集まらなかっただろうし。
紀美子達は平山の教え方に誰もついて行けない。それはそうだ、平山はきちんとしたゼロからの教え方なんて専門外なんだから。それでも親の借金で先がない平山は、プライドを捨てて炭鉱町に残り、ド素人にどうやって教えたら良いかを、一生懸命工夫する。
平山にとって早苗の事件はかなりショックだった、早苗の父を風呂場まで殴りに行く。彼女のまっすぐな性格が出てしまった。翌朝「父ちゃんを殴った東京もん」として、早苗との別れの日に顔を合わせられなくなる。これは洋二郎にバケツの水を掛けた後に居酒屋で会ってしまった時も同様。突っ走って後から後悔する性格のようだ。フラを教える条件に『どんなに辛くても絶対に泣かない』と言っておきながら、早苗との別れに泣いてしまう平山。
炭鉱の映画で落盤事故は付きものだけど、平山はフラ決行の決断を一人で背負う。罵声を浴びせられながらも、借金を返す手段(仕事)と引き換えにフラガールたちを守り切る。東京から逃げてきたと言われ続けた彼女だが、彼女は親の借金も生徒たちも、自分を犠牲にして受け止めた、不器用な女なんだ。

松雪泰子と蒼井優のソロパートは圧巻。だけど最初観たとき、練習(特訓)風景があまり無いのに、みんないつの間にかフラが上手くなっているのが、なんか都合よく見えた。だけど、他のダンサーはプロかと思ったら、全員ダンス経験の無い女優さんたちなんだそうな。凄い猛特訓、猛練習をしたんだろうな。そこをもっと映画のなかで描いても良かったかも。
最後に早苗の再会とか作ってほしかった気もするが、当時の常盤と夕張の距離を考えると、それは無理。もし最後に早苗が登場して、ステージで一緒に踊ったりしたら、単なるお気楽な青春映画に成り下がっていただろう。
そしてこの映画は平山先生、紀美子、紀美子の母の三人の女性の生き様、成長を5:4:1くらいの割合で描いたため、それぞれが描き切れてないように思う。紀美子がどうしてセンターになったのか、才能なのか努力なのか。そして母の心情の変化をもうちょっと丁寧に描いた、3時間バージョンなんかもあると良かったな。
K&Kさん [地上波(邦画)] 8点(2020-12-20 11:06:32)
👍 1
206.ネタバレ 約10年前の作品だが、今となって初鑑賞。結果、いい作品を掘り起こしました。
3人(指導者、紀美子、紀美子の母)のキャストが個人的にぴったしハマって、迫真だった。この映画は、この3人の成長物語でもあると思う。
炭鉱がある町をテーマにした映画は複数あるが、この映画は炭鉱とフラダンスという全く異質の存在をうまく融合させている。異質すぎるからこそ、人々同士の衝突も不可避で、本作もそこを掬い上げて扱ってくれている。
シーンでいうと、生徒たちが電車ごしにフラを見せて先生を呼び戻すなんてキレイすぎるけど、そういう細かいことなども最後のパフォーマンスで一新させられる。
フラダンスとは無縁の生活を送っているうえ、時代背景も1966年とずいぶん昔なので最初はそれほど期待していなかったのだが、1つの日本の時代を感じさせてくれる泥臭い人間劇を見せてくれ、余韻に浸った。
カジノ愛さん [インターネット(邦画)] 8点(2017-02-19 01:33:47)
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【点数情報】

Review人数 285人
平均点数 7.07点
031.05%
110.35%
241.40%
331.05%
4124.21%
53512.28%
64415.44%
75619.65%
85117.89%
95017.54%
10269.12%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.10点 Review30人
2 ストーリー評価 7.29点 Review44人
3 鑑賞後の後味 8.66点 Review48人
4 音楽評価 8.04点 Review41人
5 感泣評価 8.00点 Review49人

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