映画『硫黄島からの手紙』の口コミ・レビュー(3ページ目)

硫黄島からの手紙

[イオウジマカラノテガミ]
Letters from Iwo Jima
2006年上映時間:141分
平均点:6.90 / 10(Review 237人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-12-09)
ドラマ戦争ものシリーズもの歴史もの実話もの
新規登録(2006-03-24)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2025-04-17)【イニシャルK】さん
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監督クリント・イーストウッド
演出バディ・ヴァン・ホーン(スタント・コーディネーター)
キャスト渡辺謙(男優)栗林忠道陸軍中将
二宮和也(男優)西郷昇陸軍一等兵
伊原剛志(男優)バロン西(西竹一陸軍中佐)
加瀬亮(男優)清水洋一陸軍上等兵
中村獅童(男優)伊藤海軍大尉
松崎悠希(男優)野崎陸軍一等兵
裕木奈江(女優)西郷の妻 花子
マーク・モーゼス(男優)アメリカ人将校
ロクサーヌ・ハート(女優)将校の妻
京本大我
原作アイリス・ヤマシタ(脚本原案)
ポール・ハギス(脚本原案)
脚本アイリス・ヤマシタ
音楽カイル・イーストウッド
編曲レニー・ニーハウス
撮影トム・スターン〔撮影・照明〕
スティーヴン・S・カンパネリ(カメラ・オペレーター)
製作クリント・イーストウッド
スティーヴン・スピルバーグ
ロバート・ロレンツ
ワーナー・ブラザース
ドリームワークス
製作総指揮ポール・ハギス
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクヴィンセント・J・ガスティーニ
特撮デジタル・ドメイン社(視覚効果)
美術ヘンリー・バムステッド(プロダクション・デザイン)
ジェームズ・J・ムラカミ(プロダクション・デザイン)
衣装デボラ・ホッパー
編集ジョエル・コックス〔編集〕
ゲイリー・ローチ
録音ジョン・T・ライツ
グレッグ・ルドロフ
バブ・アズマン
アラン・ロバート・マレー
字幕翻訳戸田奈津子
その他レニー・ニーハウス(指揮)
あらすじ
戦況が悪化の一途をたどる1944年6月。アメリカ留学の経験を持ち、米軍との戦いの厳しさを誰よりも覚悟していた陸軍中将・栗林が硫黄島に降り立った。着任早々、栗林は本土防衛の最期の砦である硫黄島を死守すべく、島中にトンネルを張り巡らせ、地下要塞を築き上げる。そんな栗林の登場に、硫黄島での日々に絶望していた西郷ら兵士たちは希望を見出す。だが、一方で古参の将校たちの間で反発が高まり…。
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💬口コミ一覧

197.うーん。みてて本当辛かったよー。
やっぱり自分は日本人だから、つらくてつらくて、もうかなしみの涙がとめどなく溢れてきて大変だったです。
訴えるのは、やっぱりひたすら反戦。
でも最近の反戦だあって直接的に言葉で伝えてくる映画とは全然違う。
アメリカばんざいもなければ、お涙プリぃズもないし。(派手なエンターテイメント性高い映画を期待してるひとはダメな映画)
2部とおしてみても、「戦争は悪いことだからもうやめよう」的なセリフは一切でてきません。
でも、伝わるんだよー。映像だったり、表情だったりで。これがクリントさんのすごいとこ!
映画は淡々とすすむけど、それがまた悲しさとか痛みとかを増幅させてるんです。
あーあ。いまの時期この映画つくったのはやっぱりすごい意味があるなとおもいます。
硫黄島2部作…ほんとによかったです。

ただ、欲をいえばとうじの日本の一般家庭の貧しさとかも映してほしかったなということ。
星条旗では豪快にパーティーとかしてるアメリカ国民うつしてたんだしなあ。
そこで1マイナスとゆうことで、でもほんとうにすばらしー映画です。重いですけど。
ギニュー隊長★さん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-23 12:14:34)
196.ネタバレ 素晴らしい。静かな映画。太平洋戦争中、日本軍の戦いにおいて最大の激戦とも言われる硫黄島玉砕の戦いを、激しい戦闘シーンを交えつつも静かに静かに描いています。栗林中将の言葉にもありましたが、大本営からも見放された彼らを突き動かしていたのは愛する人を守る、その一心だったのでしょう。そして人種は違えど米軍兵士もそれは同じ。立場の違いだけのために極限の戦闘状況で殺し合いをする戦争の虚しさと無意味さをイーストウッド監督は奇をてらうことなく静かに語りかけています。栗林中将を英雄視せず、かといって日本軍兵士を敵視することもなくニュートラルな立場で…スペクタクルも爽快なシーンも一切省いて行間の深さで見る者の想像力を揺さぶります。その最たるのは日本兵による米軍捕虜殺害シーンを見せた後に全く逆の場面を用意して加瀬亮演じる若者が殺害されてしまうところでしょう。もうどちらもやってることは同じ。戦争の姿を端的に表現した見事な構成と思いました。全編日本人による日本語劇となっていることも監督の本気度(これ、アメリカ映画ですよ)が伺えますね。観ていて「もうやめて!」と叫びたくなるほど辛い映画でしたが、いまこの映画を身の危険なく観られる環境にあることに感謝したいと同時に、スタッフ・キャストのみなさんの真摯な態度に敬意を表します。
トトさん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-23 00:40:25)
195.一言では言い表せない映画。上映中ずっと何かしら静かにこみあげてくるものはあったが、エンドロールで真っ暗になりあの印象深いピアノが流れた瞬間、堰を切ったように涙が溢れ出た。観にいってから大分経ったのに今でも瞼に浮かべるだけで涙腺が緩む。これまで日本人が創ってきた悲壮感漂う戦争映画とは明らかに一線を画している。夫は『リアリティはあったが、日本軍の悲惨さ(痩身・貧窮など)があまり伝わらなかった』と言っていた。確かに登場人物たちは最初から終わりまであまり体重の変化もなさそうだったし、一番問題だったはずの水問題や食料問題も割とさらっと描いている。しかしそれらはこの映画の圧倒的な世界感を前にしたら瑣末な点と言えるかも。(実際硫黄島ロケはハリウッドロケ後に録るなど時間軸が前後していて体重増減は不可能だったはず)しかしこういう「今生きている私の「親」を「祖父母」を守ろうとして無念に散った日本人」の歴史を旧敵外国人に教わる恥辱。遅ればせながら書物やビデオで勉強中です。
りんすさん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-20 23:05:24)
👍 2
194.映画館の中はお年を召した方々がかなり大勢いた。恐らく硫黄島の戦いが行なわれた時にはこの世に生を受けこの戦争を体験された方たちだろうとおもう。
本作の終盤にさしかかる頃、すすり泣く声があちらこちらから聞こえてきた。
自分は戦争を体験していないが本作を観る事によって一筋の感動は覚えた。しかし、この戦争を体験した方たちの思いには到底敵わないのだと思う。彼らは実際に敗戦を体験し戦後の日本を生きてきたのである。彼らがどのような気持ちでこの映画を観たのか、それを思うと、自分は胸が苦しくなった。
みんてんさん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-18 21:53:40)
193.実際には物凄い環境だった壕の悲惨な生活などが描いておらず悲壮感が多少薄く見えたが、そんなもんは些細な事でした。世界的なスーパースターであり、いまや稀代の名監督に名を連ねるイーストウッドに作ってもらえたのは日本にとって意義があり良かったと思う。近代史でほとんど習わない部分であり、多くの日本人は硫黄島に関して何も知らないだろう。今作を観て全てが理解できると言うわけではないですが、ぜひ観て欲しいですね。日本の未来を憂う想い…。この戦争で戦った男たちが今の日本を見たら嘆き悲しむだろうな。
ロカホリさん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-15 22:24:04)
192.ネタバレ クリント・イーストウッド監督は一神教の善悪の世界で育った西洋人でありながら、東洋的な陰陽思想を持ち得た稀有な監督、この監督だからこそこの硫黄島2作品が撮れたんでしょうね。名も無い一兵卒がヒーローとなる米国と将校・仕官が美しく散っていくのが英雄となる日本。国と国民の生命を守るために自らが盾となり、負けると分かっていながら巨大な米国に立ち向かう。当時の日本の軍人としては世界を知り、合理的でグローバルな視点で物事を考えられる栗林中将やバロン西。こういった考え方をする軍人が主流派になれなかったことが日本の悲劇でしょうか。ただのパン屋の二宮くんは「私は貝になりたい」のフランキー堺ですね、出来ればパン屋じゃなく米屋か饅頭屋くらいにして欲しかったかな。この映画の一番の肝はラストで軍人として美しく散るために栗林中将が介錯を望んだにも拘らず、願いかなわず死んでいった事。米国のヒーローが国家と国民のピエロとなりやがて忘れされていく最期、日本の英雄が自ら望んだ死とは程遠い最期。戦争には英雄は存在しない、敵も味方もただ家族を守りたいだけ、戦争は所詮そんなもの、戦争なんて如何に無意味なものかを教えてくれる。
亜流派 十五郎さん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-14 00:37:32)
191. しかし、イーストウッドも凄い映画を作りましたね・・・・・・。非常に戦争というものを、情緒性を排除しドライに描いていて、何というか感想を書くのが難しい作品です。正直言って感動したり、泣ける作品ではありません。ただ、深く考えさせられるし心に鉛のようにズシンとのしかかかる作品です。
 少々残虐なシーンもありますが、是非お勧めしたい作品です。
TMさん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-10 23:10:06)
👍 1
190.二宮一等兵の地獄巡りの映画。硫黄島もいいけど、キスカ撤退戦も描いて欲しい。戦場の表現はわりと、公平になっていると思うので、違和感なく見れる。ただ、憲兵の犬の件が、腑に落ちない。本当にあったのだろうか。また、CGで見せる米軍の表現が圧巻。
にけさん [映画館(字幕)] 8点(2018-12-26 18:22:29)
189.ネタバレ 当たり前ですけどほとんど全編にわたって日本語オンリーのセリフ、こんなハリウッド映画は前代未聞だったそうでゴールデングローブ賞では外国語映画賞を受賞しているぐらいです。俳優も渡辺謙をはじめ名が知れた面々も起用されており、中でも二宮和也はイーストウッドのお気に入りみたいで、今でも日本のジャーナリストから取材されると「二宮は元気でやってるか」と聞くそうです。確かに彼は本作に出演してから俳優としても一皮むけた感じがしますし、現在の活躍は皆さんご存知の通りです。 『父親たちの星条旗』と比べると戦闘場面の壮絶さはやや薄めの感じはしますが、その分守備する日本軍の内情がかなり突っ込んで描かれています。どうしても呆れてしまうのが海軍の無能さで、これは史実でも栗林大将が東京への電報で嘆いている通りです。中村獅童が演じていたあの肝心な時にはヘタレ野郎だった将校も、海軍大尉でした。陸軍の中でも命令を無視する旅団長がいて、こんな組織でよくアメリカと戦争したもんだと感心するぐらいです。そこはアメリカ軍とは大違いですね。考えてもみてください、そもそも硫黄島攻略は日本本土空襲の航空基地を造るのが目的だったわけです。つまり陸軍航空隊のために海兵隊がすりつぶされたわけで、当たり前の様な事ですけど陸海軍が最後までいがみ合っていた旧日本軍では考えられないことなんです。大局的に観ると、旧日本軍とは下士官・兵は優秀なのでどんな国と戦っても苦戦を強いらせることができるが、国力が貧弱なうえ軍上層部が無能なので戦争に勝つことはできない軍隊だったと言えるでしょう。 総じてイーストウッドらしい淡々とした目線で描かれた地獄絵図だったという印象でした。でも彼はアメリカの敵国兵たちも“祖国を守るために必死に戦って死んでいった”ということをきちんと描いていて、それは海兵隊の戦死者と何ら相違はないんだと訴えている気がします。これこそが彼の“硫黄島プロジェクト”の目指したことだったんだろうな。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-12-08 21:47:00)
188.上品なんだけどどこか残念だった『父親たちの星条旗』からは一転して、姉妹編のこちらは目が覚めるような傑作として仕上がっています。憲兵の振る舞いなど多少の事実誤認はあるものの、そうした欠点以上に見どころの多い作品ではないでしょうか。
日本人が戦争映画を撮ると「戦争とは忌むべきものです」という紋切型の主張がまずあって、戦後視点の後付けの理屈であの時代を描こうとすることから決まってつまらない作品が出来上がってしまうのですが、外国人監督が撮りあげた本作にはそうしたノイズが入っていないことから非常に見やすい作品となっています。あの時代の日本兵たちがどんな状況にあったのかを切り取ることのみに専念しているため、歴史映画として極めて優秀なのです。「天皇陛下万歳!」という日本映画界では決して不可能な一言をすんなりと言わせてみせた辺りに、その真価が表れています。
また、本作を見ているとなぜ日本が敗戦したのかがよく分かります。アメリカとの間の圧倒的な物量差のみならず、現場のリーダーを育ててこなかったという組織論的な問題も大きく影響しているのです。臨機応変な意思決定を下すための訓練を受けてきていない管理職達は厳しい戦況に対応できず、精神論のみに解決策を見出してどんどん内向きな思考となり、いよいよ事態が自身の対応能力を超えると「玉砕させてくれ」と言い出す始末。こちらの計画通りに物事を進められる勝ち戦ならば強みを発揮するが、負け戦で相手に主導権をとられた途端にテンパっておかしな行動を連発し始めます。この辺りは現在の日本の組織にも引き継がれている弱みであり、日本人論としても興味深く鑑賞することができました。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-11-18 15:46:36)
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187.8月くらいに毎年放映される反戦映画(半分洗脳に近い)映画とは違って思ったより良かった。中立的な視点で、プロパガンダ色が薄いけど戦争の悲惨さは伝えている貴重な映画だと思う。
のははすひさん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-04 22:20:15)
186.戦争経験者でもあるアメリカ人のイーストウッド監督が、両国それぞれの立場からひとつの戦争を描いた。
どういう境地に立てばこういう視線で歴史を振り返ることができるんだろう、と、観終わって考え込んでしまった。
アメリカ人である監督がここまで当時の日本人のメンタリティを理解して描こうとし、それが(完全ではないにせよ、一定のレベルで)成功していることを映画ファンとして称賛したい。
そして、硫黄島で散っていった兵士たちの壮絶な決心を後世の私たちに伝えてくれたことに、一人の日本人として心から感謝したい。
poppoさん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-13 22:05:15)
👍 1
185.エンターテイメントとしての脚色も多分にあると思うが、アメリカ人がよくここまで調べて中立的な視点で作ったなと思える映画。日本人であれば知っておくべき歴史。
ぷろぐれめたるさん [映画館(字幕)] 8点(2010-12-26 17:35:30)
184.ネタバレ 「父親~」と「硫黄島~」二本で成立する作品。戦勝国側と敗戦国側と言えばそれまでだが、それぞれが一方的でなく、かなり中立な立場で兵士の心の動向を追っている。「硫黄島~」は過酷な戦局と一杯いっぱいな日本兵をピンポイントで描いたのに対し、「父親~」はアメリカ本国の事情や遺族の悲しみ、残留兵の苦悩まで描かれている分、「父親~」の方が映画としてより深みを感じるが、ここは日本側を描かなければ結局は米側として成立せず、またその逆でもある。二本で一作として鑑賞することが重要。確かに日本は敗戦国で、戦争末期は痛々しいばかりだが、米国通でありながらも最後は大和魂溢れる栗林中将の言葉は、当たり前に戦争反対の我々世代にも響きましたので、そのまま書きます。→栗林中将「日本は戦に敗れたりと言えども、いつの日か国民が、諸君らの勲功を讃え、諸君らの霊に涙し黙祷を奉げる日が必ずや来るであろう。安んじて国に殉ずるべし。予は常に諸子の先頭に在り。」 おっしゃるとおり、讃え涙し黙祷をささげます。平和な日本に生きる私たちはそうする事しかしてあげられません。
ちゃかさん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 8点(2010-09-30 21:31:34)
183.陳腐な表現になってしまうが、悲しい、悲しい話。

アメリカ人が見る当時のステレオタイプのクレイジーな日本人ではなく、あくまで同じ人間の立場として、悲しみをもって戦争の悲惨さを静かに伝えようとしているイーストウッドの演出にはとても共感出来た。多少中将やバロン西の描写が綺麗すぎる面は少し気になるものの、二宮を始め、キャストの演技はこれ以上ないほど素晴らしかった。

日本では、「父親たちの星条旗」は観ずにこの映画だけを観ている方が多いのは事実だろうが、「父親たち~」、「硫黄島~」の順で(クリントの意図の通り)観ることで、映画の見応えが大きく変わってくる。
是非2本セットで観る映画であると思った。
おーるさん [DVD(邦画)] 8点(2010-01-24 02:46:49)
182.あまりテレビでは映画は観ないのですけれど、ついつい惹き込まれてしまった作品。遅れ馳せながらの投稿です。既に皆さんのレビューで語り尽くされた感もあり、あっさりと一言。
受け取り方によって良作とも凡作ともなってしまいますね。それは皆さんのレビューで一目瞭然。日本人として余りに繊細な部分を米国人が描く。もうこれだけで斜に構えてしまう方もいるでしょう。それは否定しませんし、あくまでも母国に対しての感覚・感情の問題ですから。
私としては、当時の日本という国に、少なくとも批判ではなく愛情を込めた眼差しをもって見てくれている、そんな空気を感じたので、敢えてディテールへの不満は触れないことにします。良作ですね。
タコ太(ぺいぺい)さん [地上波(吹替)] 8点(2009-09-27 10:33:38)
181.面白かったです。この手の邦画多いけど、面白さの違いはクリントイーストウッドの力量なのかなあ。渡辺謙二宮君も良かった。獅童の役どころ少し可哀想かな。なにかこのキャラの獅童多く観るような気もするけど。ちゃんと見せるべきものをちゃんと見せるツボおさえた編集。ハリウッドにありがちな都合のいいエンターテイメントでなく観客楽しませるエンターテイメントであったところも良し。栗林中将かっこいい。良作です。
タッチッチさん [地上波(邦画)] 8点(2009-08-16 14:44:24)
180.最初からかなり引き込まれました。重い話で見ている間はずっと緊張感がありました。ただ物語の起伏があまり感じられないのと、終盤がアッサリしすぎているため鑑賞後の印象は残り難いように感じます。みている間は十分面白かったですけどね。それと渡辺謙の演技が素晴しいですね。彼の演技を見ているだけでも楽しめました。他の俳優の演技も概かなり良く、その辺がこの映画を楽しめた理由かなと思いました。
もんでんどんさん [地上波(邦画)] 8点(2009-08-15 23:45:09)
179.内容は非常に重いが、現実はもっと重かったのだろうと思う。この映画で、あまり知られていなかった硫黄島の戦いを表に出してくれた。細部は違えども、考えたり調べたりするきっかけを作ってくれたので、こう言った史実を基にした映画を今後も残していって欲しい。
Adさん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2009-07-20 00:41:06)
178.ネタバレ 観ている間も戦闘シーンに圧倒されるのだけど、観終わってから、何となくジワッとくる映画ですなあ。ジャニーズのネズミ男こと二宮クン、彼は本当は、何が何でも生き残って妻の元へ帰らなきゃならない、それなのにそれなのに、彼は最後、栗林中将のため、命がけで米兵にくってかかるのよね。いや多分、“栗林中将のため”というのは当たらない。理由はともかく、そこではただ、闘う人間の哀しみ、闘わざるを得ない人間の哀しみだけが、描かれています。戦争の悲惨さを訴えるのに、「誰それが悪いからこの戦争が起こったのだ」なんぞと言ってみたところで何になるだろう。悪人がいるから戦争が起こるのか? では、人類の歴史では無数の争いが繰り返されてきたというのに、そのすべての「犯人」をいちいち指摘でもしていくというのだろうか? この映画が胸を打つのは、戦争を善悪というわかりやすい軸に投影して批判するのではなく、ただただ、あらゆる時代にあらゆる人々が闘ってきた、そして今後も何らかの形で闘い続けざるを得ないであろう、その哀しみが、描かれているからではないでしょうか。
鱗歌さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-02-09 17:47:45)
👍 1
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 237人
平均点数 6.90点
031.27%
100.00%
220.84%
341.69%
4177.17%
52711.39%
63313.92%
75221.94%
85221.94%
93113.08%
10166.75%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.36点 Review33人
2 ストーリー評価 6.64点 Review39人
3 鑑賞後の後味 6.35点 Review34人
4 音楽評価 6.94点 Review35人
5 感泣評価 5.58点 Review36人

【アカデミー賞 情報】

2006年 79回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞クリント・イーストウッド候補(ノミネート) 
脚本賞アイリス・ヤマシタ候補(ノミネート) 
脚本賞ポール・ハギス候補(ノミネート) 
音響効果賞バブ・アズマン受賞 
音響効果賞アラン・ロバート・マレー受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2006年 64回
外国語映画賞 受賞 
監督賞クリント・イーストウッド候補(ノミネート) 

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