映画『タイタス』の口コミ・レビュー

タイタス

[タイタス]
Titus
1999年上映時間:162分
平均点:6.43 / 10(Review 53人) (点数分布表示)
公開開始日(2000-11-25)
ドラマ歴史もの戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-04-04)【イニシャルK】さん
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監督ジュリー・テイモア
キャストアンソニー・ホプキンス(男優)タイタス・アンドロニカス
ジェシカ・ラング(女優)ゴート族の女王 タモーラ
ジョナサン・リース・マイヤーズ(男優)女王タモーラの息子 カイロン
アンガス・マクファーデン(男優)タイタスの長男 ルーシャス(ルシウス)
アラン・カミング(男優)ローマ皇帝の長男 サターナイナス
ハリー・レニックス(男優)女王タモーラの情夫 アーロン
コルム・フィオール(男優)タイタスの弟 マーカス・アンドロニカス
ジェームズ・フレイン(男優)サターナイアスの弟 バッシアヌス
コンスタンティン・グレゴリー(男優)長老院メンバー エミリアス
ジェラルディン・マクイーワン(女優)乳母
石田太郎タイタス・アンドロニカス(日本語吹き替え版)
弥永和子ゴート族の女王 タモーラ(日本語吹き替え版)
檀臣幸女王タモーラの息子 デミトリウス(日本語吹き替え版)
磯部勉女王タモーラの情夫 アーロン(日本語吹き替え版)
山路和弘タイタスの長男 ルーシャス(ルシウス)(日本語吹き替え版)
宮本充ローマ皇帝の長男 サターナイナス(日本語吹き替え版)
日野由利加タイタスの娘 ラヴィニア(日本語吹き替え版)
大滝寛サターナイアスの弟 バッシアヌス(日本語吹き替え版)
矢島晶子ルーシャス(日本語吹き替え版)
原作ウィリアム・シェイクスピア「タイタス・アンドロニカス」
脚本ジュリー・テイモア
音楽エリオット・ゴールデンサール
編曲ロバート・エルハイ
エリオット・ゴールデンサール
撮影ルチアーノ・トヴォリ
製作ジュリー・テイモア
製作総指揮ポール・G・アレン
配給ギャガ・コミュニケーションズ
特殊メイクトニー・ガードナー[メイク]
美術ダンテ・フェレッティ(プロダクション・デザイン)
衣装ミレーナ・カノネロ
その他カイル・クーパー("Penny Arcade Nightmare"シークエンスのプロデュース)
コンスタンティン・グレゴリー(会話コーチ)
スティーヴン・スピルバーグ(サンクス)
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💬口コミ一覧

53.ネタバレ   
シェクスピアの作品は台詞の言い回しこそ詩的だけど
人の傲慢さや醜さを好んで描く
リア王しかりマクベスしかりロミオ&ジュリエットしかり

本作は現代的な映像や演出を取り入れつつも
シェイクスピア映画にありがちな文学的要素を排除して
作品の本質を描き切った気がします

映画というより、強烈な一本の舞台です
冒頭の少年のように
映画の中の世界へ、自分も連れて行かれたかのような錯覚を抱きます

ただ、映画からの圧が、あまりにすごくて
通して観ると、たいへん疲れます。。。

あ、あとグロいのが大変苦手な方は、止めた方がいいです
こっちゃんさん [映画館(字幕)] 10点(2016-04-07 18:37:08)
52.オープニング、甲冑を着た兵士達がザックザック行進してきたと思ったらバイクや車が出てきて「?」。『宇宙戦艦ヤマト』の適役に出てきそうなマントを翻す黒尽くめの軍服を始め、衣装・セット・情景の美しさや時々挿入されるコラージュ画が素晴らしい。結構シビアな場面なのにズンチャッ、ズンチャッ♪と楽しい音楽が鳴るギャップも嫌いじゃなかったりする。現代なんだか古代なんだか、異次元世界にポ~ンといとも簡単に放り込まれてしまい、最後まで画面に釘付けでした。登場人物も多めでテンポの良いストーリー運びなのに、置いてけぼりを食う事無く見られたのが自分でもびっくりでした。お話は暗くて重いどんよりなどっちもどっちの復讐劇で最後も爽快感はない(本当は「タイタスかんばれ!超がんばれ!」って思いそうなのを敢えて我慢してたw)んだけど、観賞後に充実感の残る映画でした。
リンさん 9点(2005-02-01 06:10:42)
👍 1
51.監督デビュー作としてはあまりにも会心の一撃。シェイクスピアの中でもタイタス・アンドロニカスに目をつけ、サーアンソニーを迎え入れ、更にありきたりになってきた感のある古典劇の現代へのリミックスをケレン味たっぷりにやってのける。全てがうまくいくとはこういうことをいうのだね
ドレミダーンさん 9点(2004-07-24 17:35:18)
50.この映画はすごいと思いました。前代未聞の非大衆的スペクタル。もう、作り手側が自分たちの作りたいようにやったって感じ。映像美は見事としか言いようがないです。アンソニー・ホプキンスの非情で貫禄たっぷりの親父ぶりには、ただ圧倒されるばかりでした。
カーマインTypeⅡさん 9点(2004-07-16 10:40:16)
49.夜の1時過ぎに見始めた。真っ暗な部屋の中でTV画面の中で起こることだけが圧倒的な存在感を放っていた。時代性を超越した斬新な時代考証や美術、大仰で愚かで残酷極まりない血で血を洗う復讐劇、アンソニー・ホプキンスの血を吐くような凄まじい演技。ともすれば滑稽でやりすぎな自作自演劇になりかねない物語を、ここまで見ごたえのある大河ドラマに仕上げた監督の手腕。演劇畑で養われたその力量。口を開けたまま、瞳孔が開く程に2時間半見入った。完全に怪しい人になっていた。気付くと明け方だった。精神的な震えが止まらなかった。あああ凄いもんみちゃったなー、と。ズタズタの陰惨凄惨シザーハンズ姿にされた娘の画が頭から離れないまま、鬱状態で出勤した。沈んだまま仕事をした。結局あの映像は1週間頭から離れなかった。大好きだけど、2度観る勇気の湧かない作品。どうやら一般的に「表層的な煽情性しかない」とこき下ろす意見が多いようですが(それもよく分かります。確かに過剰なまでのヴィジュアル先行作品ですしね)、私にとってはこの作品は内臓の奥、骨の髄まで染み入り侵すほどの衝撃作でした。
ひのとさん 9点(2004-01-24 14:26:05)
👍 1
48.この映画くらい賛否の分れる作品もあまりないのではないでしょうか。私はCSで途中から観たので、(タイタスがローマに凱旋して、タモラがローマ皇后になる所から)、あまり大見得切っては言えませんが、非常に面白い、いい映画だと思います。もちろん好みは人それぞれ分かれるので、誰にも奨められる作品じゃないかも知れない。そしてこの作品に対するいろんな批判、不平も聞いたけれど、なんだかそういう諸々の問題も包含してしまうくらい、この作品は力のある、いい映画だと言いきってしまっていい程の魅力があると思う。アメリカでも(少なくとも最初は)不評で、悪趣味だとかいろいろ言われたらしいが、けっして懲りずに、もう一度いい企画を持って映画を撮ってほしい(この映画の女性監督に)。
ベリンモンさん 9点(2002-07-06 00:36:48)
👍 1
47.いやぁー、この映画は凄かったですね。人間の業の深さや、復讐という情念の恐ろしさが見事に表現されていました。この演出はあまりに力強く、あまりに残酷で評が分かれるところでしょうが、私は悪趣味だとは思わなかった。ただ描写はかなりグロい。観る前にはかなり覚悟して臨んだほうがよろしいかと思います。
チャーリーさん 9点(2001-09-08 22:57:17)
46.観終わって、しばし呆然.濃く強く弱く卑怯で賢明.人間のあらゆる業をこれでもかと見せてもらった.A. ホプキンス、全身で演じていて、役者冥利に尽きる嬉しさを全開で表現していたと.それを味わうことができて、幸せ.
シャリファさん 9点(2001-05-26 09:44:23)
45.久々に、考えさせられた映画。DVDが出たので何度も見れば見るほど新しい発見がある。残虐なシーンのはずが残虐に見えないく美しい。現代と過去が感動を覚えさせるようなほど美しくマッチしている。ホプキンスの演技も素晴らしい、いかにも舞台上がりの俳優である。ちょっとでは語れない映画である。
Pさん 9点(2001-05-05 00:39:12)
44.ネタバレ 時代物って肩こりになりがちですがこれは展開の運び方・見せ方がとても上手いので見やすい。現代との融合のさせ方が見事で古典劇が全く古臭くない、けれどしっかり芯は残して茹でてくれています。内容はシェークスピア作品の中で最も残酷といわれるだけあって、えぐグロタブーの復讐劇。
Vanillaさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-11-19 13:33:17)
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43.演劇的な面白さを映画的言語に上手に翻訳してバランスよく描かれていると思います。
小原一馬さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-10-03 01:00:52)
42.すごくぞくぞくして、ビ~~~ンと痺れる感じ。監督の感性に圧倒される。二時間四十分、どっぷり世界に浸らせてもらいました。面白かった! 素晴らしい、毒のある美術品を見ている様。脚本というのは時代に合わせて変化させてもいい物だと私は思っているので、現代と混じり合う演出に抵抗はなかった。どちらかというと、現代でも古代でもない、不思議な異世界の物語という印象。 ただ、主演が・・・。ジェシカ・ラングはじめ、ムーア人演じた黒人さん、息子たち、皇帝はハマり役だったけど、アンソニー・ホプキンスがどうしても馴染めなかった。確かに演技力あるし、狂気を演じると超一流なのはわかるけれど、威厳とカリスマが無い。農家の小父さんにしか見えない。ショーン・コネリーあたりが演じると良かったのでは? 血が通った悲劇、という印象の映画。スクリーンで見れなかった事が悔やまれる。
ともともさん 8点(2004-06-14 18:12:38)
41.ジョナサン・リース・マイヤーズ目当てという不純な動機で観ましたが、160分が全く長く感じませんでした。あっという間にストーリーにひき込まれた感じです。最初は「現代?」「過去?」とか思ってましたけど、見てるうちに気にならなくなりましたよ。映像、衣装もきれいだと思いました。それにしても人の執念ってすごいですね。
tefuko♪さん 8点(2003-06-06 13:50:37)
40.いやぁ~、ボクの大好きな悪趣味的、SM的嗜好に大迫力で大袈裟でとにかく最高でした!やっぱハンニバル・レクターのパパはこうでなくっちゃ!ん?えっ?これって「ハンニバル」の続編ですよね?違ったっけ?
イマジンさん 8点(2002-08-10 13:54:11)
39.舞台っぽさがいいな~。衣装も綺麗だったし。アンソニー・ホプキンズってやっぱり凄いですね~。話がおもしろかったんでグロさも気になりませんでした。
ヒロさん 8点(2002-01-28 21:57:06)
38.ただ、ただ圧巻!の一言。何なんじゃ~!あの舞台美術は…。時代背景の無視は意外と気になりません!舞台を意識したエンディングが、『マトリックス』みたいな瞬間冷凍→チルドパック風、なのに目新しさを感じました。頑固親父丸出し軍人のタイタス役にピッタリ☆なアンソニー、最後の茶目っ気たっぷりのコック姿が可愛い~♪
トルーデさん 8点(2001-10-09 10:59:38)
37.サー・アンソニーの演技は素晴らしい!!舞台な雰囲気の映画なので、彼の本領発揮といったところでしょうか、冴えまくってます。最後のパイは・・・ある意味『ハンニバル』より不気味かも(←こっちはグロいんだけど、『タイタス』の方は想像しちゃって・・・げふっ)。ジュリー・テイモアは『ライオン・キング』のミュージカル見て感動したから、期待してたんだけどCGはちょっとやり過ぎかな?全体的には良かったけど。
フォックスさん 8点(2001-08-19 13:42:49)
36.比較的シェークスピアの作品映画にすると似てくるんでしょうかね?私の中で何かハムレットと重なる作りがあったんですが・・気のせいでしょうか。でも最初の物語に入るシーンと最後のシーンは独自のものだったですね。途中ずっとあの現代少年は何?と思っていたんですが、パンフレット見て考えたら、そういうことなんだと納得しました(頭悪いのかしら?)復讐のやりあいはなかなか残虐でしたよ。あとDELさん曰く本当上映時間は全く気にならなかった、この手のが嫌いな人には堪えられない時間だと思いますがね(^^;)。ちなみにこれ21世紀初めて見た映画です。
にゃん♪さん 8点(2001-01-02 00:19:29)
35.内容は、古代ローマの武将タイタスとゴード族の女王タモラの復讐合戦で、とにかく見るに耐えない残酷なシーンが終始繰り返されるのですが、映像の美しさや華麗な衣装などのビジュアル的要素、想像もつかない斬新なアイディアなどが至る所に盛り込まれていて、不思議と残酷シーンの不快感も殆どなく約3時間という長さを全く感じさせない素晴らしい内容でした。(多少、不可解な所はありましたが・・・。)エンディングでの「人間は過ちを犯しても、その生命は引き継がれて行く」というメッセージには凄く説得力がありました。
DELさん 8点(2000-12-04 15:23:21)
34.ネタバレ 最初に映画館で見たときは、とにかく予想以上のグロテスクさで拒絶反応が先行してしまって、冷静に鑑賞出来なかった。改めてみてみると、随所にちりばめられた視覚的趣向の凝り具合にひたすら感心させられた。『タイタス』というのはシェイクスピアの作品の中でもあまり完成度が高い作品とは思わないけど(タイタス自身の性格の欠陥に対する内政が描かれていないんで)、何故か人気の演目でもある。カーニバル的な祝宴に満ちているからなんだろうな。
いのうえさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-17 05:32:58)
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【点数情報】

Review人数 53人
平均点数 6.43点
035.66%
111.89%
200.00%
311.89%
411.89%
5611.32%
61324.53%
7916.98%
81018.87%
9815.09%
1011.89%

【アカデミー賞 情報】

1999年 72回
衣装デザイン賞ミレーナ・カノネロ候補(ノミネート) 

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