映画『パリ空港の人々』の口コミ・レビュー(2ページ目)

パリ空港の人々

[パリクウコウノヒトビト]
Lost in Transit
(Tombés du ciel)
1993年スペイン上映時間:91分
平均点:6.90 / 10(Review 29人) (点数分布表示)
公開開始日(1995-03-04)
ドラマコメディ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-11-28)【レイン】さん
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監督フィリップ・リオレ
キャストジャン・ロシュフォール(男優)アルチュロ
マリサ・パレデス(女優)アルチュロの妻 スサーナ
ティッキー・オルガド(男優)セルジュ
ジャン=ルイ・リシャール(男優)アマネ
脚本フィリップ・リオレ
音楽ジェフ・コーエン
撮影ティエリー・アルボガスト
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💬口コミ一覧

9.ネタバレ 空港に閉じ込められた彼らこそ国籍から自由になり、外の世界の人々こそ国によって監禁されている、ってなところにまで踏み込むのかと思っていたが、そこはシャンソンの国、アンゲロプロスの国境とは違う。でもラスト、身分証も金も持たず「他国」に踏み出していく勇気に希望がある。テーブルの上で予告された小さなパリから、やがて本物のパリの夜景に展開するとこがまあ見せ場なのだが、このパリは何なのだろう、郷愁か。だとするとやはり閉じ込められていた彼らが「不幸」だったということになる。そうじゃなく、あの夜景は幻想の故郷と見てそれへの訣別ととればいいんだな。外に出た彼の前には無機的な自動車道路が広がっていて…。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2010-06-17 12:00:34)
8.ネタバレ スピルバーグが豪華キャストで撮った「ターミナル」と比べると空港の華やかさも無く美女とのロマンスも無く地味な作品ではあるのですが僕は本作の方に惹かれました。

ここは確かにパリのはずなんだけれどパリじゃない。世界中のどこでも無い場所。そんな場所に世界からそっぽを向かれてしまった、この世界に行く場所も帰る場所も失ってしまった人々の少し物悲しくも可笑しな人間模様。

大晦日の夜にテーブルの上に再現したパリの街、そしてこっそり空港を抜け出したパリの街が良かったですね。雑踏と華やかなネオンに彩られたパリではなく、人気が無くどこか淋しげな深夜のパリの雰囲気がいい。

恐らくもうあと何日か辛抱すれば自由にパリの街に出ていける主人公の男とは違い、それが叶わない人々の身近なようでとても遠い街であるパリの夜景を眺める淋しげな表情とそんな彼らの心の内を表しているかのような淋しげな深夜のパリの風景、そして主人公の男とギニア人の少年が歩き出す先にはきっと希望があると信じたいラストシーンが鑑賞後も不思議な余韻となって心に残ります。
とらやさん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-14 22:48:17)
7.ネタバレ 観賞後余韻に浸れる映画です. 観て損なし.
RTNEE USAさん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-08 13:29:31)
6.ネタバレ 「髪結いの亭主」のジャン・ロシュフォールがやむをえずド・ゴール空港内に足止めされる学者に。 狭いトランジット・ルームに宿を求めるアルチュロと故郷のない住人たち。 ふってわいた災難に戸惑いながらも彼は目新しい生活に何となく楽しげだ。 今までの仕事も肩書きもここでは意味をなさず、ただの初老の男にすぎないのが別に不服そうでもない。 うるさがたの妻はすぐ近くにいても一緒にはなれないかわり、若いアンジェラがいて若やいだ気分にもなる。 どんな環境でも必要に迫られれば慣れてしまうものなのだろう、人間は。 怪しげな身の上を語るセルジュ(オルガドは「髪結い」でも共演)の話にも耳を傾ける。 大晦日の夜セーヌ河に停泊する遊覧船からの眺めは彼らだけのパリ。 確かな身元があり自由な人々にはけっして味わうことのできない喜びもある。 新年あけて解放される彼を一人無言で見送るナックの表情が「行ってしまうのか」と語り、言葉は通じなくても仲間と認めていたのだろう。 黒人少年ゾラを突き放せず供い、荷物を盗まれていなければ知ることのなかった場所を胸にしまい歩みだす彼のこの先の人生はどんなものかと思わせる。
レインさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-10 00:00:09)
5.設定が「ターミナル」に似ているんだけど、こちらが元ネタかな?
シナリオ、演出などは、本作の方が出来がいい。
ジャンルとしては一応コメディーになるんだろうけど、主人公の悲喜劇プラス、
同じような状況に陥った人々とのさらりとした友情が描かれていて、
ほんわかとさせてくれるハートウォーミングな作品に仕上がっていた。お薦め。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 6点(2011-07-26 07:59:26)
4.ネタバレ ◇パリ旅行に行くにあたり、再鑑賞。やっぱりいい。◇ひと癖ふた癖ある登場人物たちが、温かい視点で描かれていて、ホロリとさせられます。◇フランステイストの会話のやりとり。テーブルに作ったパリ地図の説明「モンマルトルの丘は、パリをやさしく見守っている」。夜のパリに抜け出すくだり。パリから帰ったので、もう一度見ようかな。
ハクリキコさん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-29 01:22:34)
3.抜け出したくとも抜け出せない。さりとて抜け出す事に腰が引ける。如何ともし難い胸中が透けて見える大晦日の面々の様子に胸が痛くなります。ラスト、抜け出して、暮らしの保障が何もない明日へ歩いて行く二人の背中にエールを送ります。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-26 16:32:21)
2.外国に一度も行ったことがない私にとって、不思議な感覚の映画だ。国際空港の裏側を描いたものだろうが、不法入国や不審なものを防ぐという入国管理のむずかしさと融通のきかないコミカルさが入り混り、何とも表現できないおもしろさだ。また「ターミナル」とは違って淡々とした雰囲気がすばらしい。
ところであの奥さんは、夫のようにまた出るに出られない運命になってしまうのだろうか、結末がどうもすっきりしないが・・・。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-23 21:51:46)
1.スピルバーグのリメイクより絶対こっちの方が面白い。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 8点(2014-08-15 10:35:54)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 6.90点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
426.90%
5310.34%
6827.59%
7620.69%
8620.69%
913.45%
10310.34%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review2人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review2人
4 音楽評価 4.00点 Review2人
5 感泣評価 4.00点 Review2人

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