映画『虹の女神 Rainbow Song』の口コミ・レビュー

虹の女神 Rainbow Song

[ニジノメガミレインボウソング]
(虹の女神)
Rainbow Song
2006年上映時間:118分
平均点:7.37 / 10(Review 57人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-10-28)
ドラマ青春ものロマンス
新規登録(2006-09-27)【TRUST NO ONE】さん
タイトル情報更新(2022-01-31)【イニシャルK】さん
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監督熊澤尚人
キャスト市原隼人(男優)岸田智也
上野樹里(女優)佐藤あおい
蒼井優(女優)佐藤かな
酒井若菜(女優)麻倉今日子
相田翔子(女優)森川千鶴
小日向文世(男優)佐藤安二郎
佐々木蔵之介(男優)樋口慎祐
尾上寛之(男優)服部次郎
田中圭(男優)尾形学人
田島令子(女優)佐藤ともえ
田山涼成(男優)千鶴の父
鷲尾真知子(女優)千鶴の母
ピエール瀧(男優)カメラマン 小沢
マギー(男優)(男優)
半海一晃(男優)司会者
山中聡(男優)田辺ディレクター
眞島秀和(男優)佐々木先輩
青木崇高(男優)映画「毒ガスパニック」の監督
郭智博(男優)前田
佐藤佐吉(男優)CD店店長
坂田聡(男優)警官
戸村美智子(女優)あおいの父の姉
三浦哲郁(男優)延島あきふみ
脚本岩井俊二(ペンネーム「網野酸」)
製作東宝(「虹の女神」製作委員会)
朝日新聞社(「虹の女神」製作委員会)
テレビ東京(「虹の女神」製作委員会)
電通(「虹の女神」製作委員会)
プロデューサー岩井俊二(プロデュース)
配給東宝
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💬口コミ一覧

57.ネタバレ ふと本屋で小説版を買ったのがこの映画との出会いです。小説がすごい面白かったので映画も観に行きたかったんですが、映画館で観た映画ってDVDで観ると物足り無さを感じるので、映画館には行かず我慢してDVDを買いました。で、結局映画館に見に行かなかったのを後悔してます・・・。それくらい大好きだし、いい映画だと思います。
上野樹里演じる佐藤あおいが自分と被りました。好きなのに関係を壊したくないから彼女を紹介していくっていうのが切なすぎます・・・。
ポドルスキさん [DVD(邦画)] 10点(2008-01-16 23:07:55)
56.あおいは恋よりも、創造の女神を追求する妥協をしらない映像ストーカーだ。しかし人は、一人の人間として、片面だけで生きるのではなく、生を総体的に実現して生きたいとも想う。つまり男勝りの仕事をするキャリアウーマンも、家庭にはいり、愛する人との子供を生んで育てたいと考える女としての一面を同時にあわせ持つ。学生時代、ディレクター時代、あおいは妥協を許さないたくましい創造者と、繊細で臆病な女性の両面の間で揺れ動いている。あおいの自主映画は、表現者としてのあおいを仮託したストーカー智也が、死に行く女としてのあおいを看取る映画と解釈できる。このようにあおいの女性としての一面は、デート喫茶でミットモネー状態となったり、智也からも女を感じない、といわれたりで、創造者の一面とはちがってなかなか世間に認めてもらえず抑えられ続けてきた。そしてあおいが智也の背中を他の女へと押したように、智也はあおいを創造の女神へ向かうように押し続ける。あおいが卓也の背中を、他の女へ向かうように押すのは、幸福な恋愛が創造する魂をスポイルするのを、彼女の創造者としての一面が防ごうとしているからではないか。あおいが智也の鈍感なところを好きなのは、その鈍感が、彼女の創造者としての一面と、恋する女としての一面を共存させてくれるからではないか。そして創造する魂のために彼女は志半ばで倒れることになり、最後の最後に彼女が抑え続けていた、少女のように純粋な女としての一面の想いが、手紙の中の指輪に結実して表現されることになる。 深夜TVでちょっと見ただけで主演二人のリアルな演技にひきこまれ、ラストの指輪でついにかなえられなかった思いの切なさが心に残る。見返すたびに発見があり、解説サイトを読むことで映像の意味が深まり、深読みの楽しみもある上野樹里の魅力が炸裂する傑作。
マンフロントさん [DVD(邦画)] 10点(2008-01-05 11:20:59)
👍 1
55.酒井若菜の滑稽な秋田弁も好き。
蒼井優の明後日の方向を向いた視線も好き。
相田翔子のコントも好き。
自主制作映画のリアルな自主制作っぽさも好き。
小日向文世のもう飛行機が落ちない理論も好き。
種ともこの懐かしいメロディーも好き。
水溜りに写り込んだ2人で見上げた虹が好き。
彼女が確かにそこに存在していたような甘く切ない青春の1ページを自分の思い出の中に組み込もうとしている勘違いな僕が一番好き
もとやさん [DVD(邦画)] 10点(2007-07-23 16:57:16)
54.ネタバレ 失った時に初めて気付く、大切な人。
こんな簡単なことを、改めて再認識させてくれるいい映画です。
相田翔子編の評価が低いですが、僕はアリかと。
ここがあるから、あおいを失ったときのショックが増したのは確かですし。

観た後、実家に電話しよっかな?友達にメールでもせんと。
と思った人は多数いると思われw
あと月並みな褒め方ですいませんが、上野樹里と蒼井優。
この二人はやっぱ上手いわ。今後も期待してます。
ふくちゃんさん [DVD(邦画)] 9点(2008-07-26 20:44:57)
👍 1
53.ネタバレ これぞ等身大の恋愛映画だと思う。あおいの突然の死は決して観客を泣かせるための道具ではなかった。
しっぽりさん [DVD(吹替)] 9点(2008-02-03 22:58:17)
52.ネタバレ 予想以上にしっかりした内容でした。まず何よりも、脚本がすみずみまで気が配られていて、台詞の一つ一つまで執念のように作り込まれているのが良い。登場人物のやりとりを聞いているだけで自然に引き込まれますし、各キャラクターの成長を自然に表現しています。上野樹里は、発声はかなり今ひとつなんだけど、役作りに関しては相当気合を入れた様子が窺えます(主人公の彼も、作中の役柄同様、それによってかなり引っ張り上げられてますね)。また、蒼井優も、それほど登場時間は長くないのに、最後のキメの一言をしっかりと決めてしまう存在感は素晴らしい。あと、相田翔子のシークエンスは、主人公の一つの「旅」としてヒロインに向けた感情を固めるところに意味があります。その矢先に事故があるところに落差が生じるわけで、もしあのシークエンスがなければ、ラストの感動は半減したでしょう。
Oliasさん [DVD(邦画)] 9点(2008-01-05 03:21:23)
👍 1
51.感動しました。切ないですね。

丁寧に作られている作品です。
撮り方が非常に好きです。
カメラワーク、アングル、撮影方法など非常に雰囲気が出ているように思います。

製作者の力を感じました。

上野樹里、蒼井優の演技は素晴らしかったです。

ではなぜこの映画はそれほど有名じゃないんでしょうか?

と言うのが疑問です。分かりやすい作品ですし、万人受けする内容だと思います。
まだ観ていない人は観るといいですよ。
コショリンさん [DVD(邦画)] 9点(2007-07-25 17:48:02)
50.割と好評だったのに、意外とレビューが少ないですね。鑑賞後心に残る、というか何か切ない感じが残りますが、作品としての出来は良いと思います。私のようなオジサンに遠い昔の淡い青春時代を思い出させてくれました。上野樹里ははまり役だし、蒼井優はさすがで貫禄さえ感じます。これは見るべし。
たこすけさん [DVD(邦画)] 9点(2007-07-22 18:07:56)
49.ネタバレ 久々に見た後に素直におもしろかったといえる作品に出会うことができた。いつも映画を見るとき、どんだけおもしろくっても後からアラ探しというか、ダメなところが見えてしまってトータルではこんなもんかと点数を下げてしまうのだが、この映画は本当にまとまりがよくって、最近の邦画ではめずらしく高得点をつけてしまった。
作中の話や登場人物の考えなど、すごくリアルで共感できた。リアルな物ほど伝える時に、なまじ近くにあるからこそ伝わりにくいものなのだが本当に丁寧に話が考えられていて良かった。役者の演技もうまくて、後、途中であおいの映画が入るのもいい演出だった。
アフロさん [映画館(吹替)] 9点(2007-05-19 21:23:42)
48.ネタバレ 2時間という決して短くない時間があっという間に過ぎていきました。もう、この映画の上野樹里は、個人的にストライクど真ん中で、とても良かったです。正直、相田翔子の出番削って、もう少しシーンを増やして欲しかったくらいです(ちょっとクドかったんで・・・・)。
 あと妹役の蒼井優はやはり只者では無いですね。もう存在感があるというかオーラ出まくりで、脇役でも出演シーンでは完全に主役になっていますからね・・・・。
 この2人の旬の女優がそれぞれ持ち味を出してるんですから面白くない訳がない。いやあ、映画館で見れて本当に良かったなと思える作品でした。
TMさん [映画館(邦画)] 9点(2007-03-18 15:59:56)
👍 1
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47.ネタバレ これは上野樹里の代表作になる作品だと思います。せりふや無言の演技の積み重ねが、充分にされており、最後の手紙の場面で強烈なカタルシスを生んでいます。見終わってからしばらく気持ちが引きずられました。
よねぴーさん [映画館(邦画)] 9点(2007-02-12 11:06:27)
👍 1
46.ネタバレ 岩井俊二監督がプロデューサーという立場からどの程度製作に手を加えたのか、詳しいことは何一つ知りませんが、それでもあの構図の撮り方や色彩の鮮やかさ、そして照明の美しさから考えると、かなり深いところまで監督が手を加えているような気がしました。映像的な部分で言うと、ひとカットひとカットの画がとても丁寧に作られているのに感動しました。手持ちの移動ショットや長回しのショットが、淡々と語られる平凡な台詞の掛け合いに臨場感をプラスさせていたように思いました。終始、そんななんともない物語が流れていきますが、この作品はそのなんともない感じに深い共感を僕は覚えました。片思いの切なさや、夢に対する不安と期待など、青春真っ只中な主人公たちの心が想像しなくとも勝手に感情へと深くしみこんできます。鈍感な主人公を愛す、純粋な心を持った女性。彼女の優しさや弱さが素晴らしすぎます。観ているこっちとしては何で気付かないんだとイライラしっぱなしです。しかもそれが延々と、リアルに描かれ続け、それでも主人公は気付かず、彼女が最後に直球とも言える賭けをするものの、やっぱり主人公は気付きません。この時点で観ているこっちはその後何が起きるかわかっているから主人公の愚かさを呪います。また、悔しくもあります。だからなのか、ラスト、彼女の想いが思いがけず主人公に伝わります。純粋で鈍感すぎたがゆえに気付けなかった主人公。そんな彼の鈍感な部分も、不器用な部分も、みんなみんな好きだと綴った手紙。もっと早くこの手紙が渡っていればと悔しくなる反面、想いが主人公に届いてよかったと嬉しくも思います。主人公の青年にも、女の子にも僕は無意識のうちに激しく感情移入していました。こんなことは滅多にないような気がします。この映画は僕は今出会えたのがベストだったような気がします。こんなにも共感した作品はあまり他に覚えがないです。主演の市原君と、草野樹里さん、あと蒼井優さんの三人の演技は素晴らしいの一言に尽きます。脚本、役者、映像。多くの要素が本当に素晴らしい作品でした。
ボビーさん [映画館(邦画)] 9点(2006-11-16 23:31:20)
👍 1
45.ネタバレ 素直になれないあおいと鈍感な岸田君がリアルで良い。蒼井優の盲目の妹役なんてもう反則技みたいなもの。全体を包む空気感が非常にユーモラスで切なく心地良い。ラストの携帯が喪失感を非常にうまく表現している。「花とアリス」で蒼井優の母役を演じていた相田翔子が、歳をごまかしていたとはいえ岸田君の恋愛の対象にもなりえるところがある意味凄い。このシークエンスはかなり不評だが、個人的には相田翔子にもう少しましな役を与えて欲しいと思う。
きーとんさん [DVD(邦画)] 8点(2010-08-28 00:11:17)
44.ネタバレ タイトルが大仰というか、ケータイ小説っぽさを感じて敬遠していたのですが、評判通りの隠れた良作です。
役者の存在感が素晴らしく、特に上野樹里のさばさばとした演技は魅力たっぷり、「ファーストキスまで奪いやがって~!」のシーンの体当たり演技がいい。劇中の映画もいい。本当に大学生が作ったような映像で、リアリティがあります。
ただ、ほかの方も言っているように4章の話が浮きまくっているのは気になりました。エピソードとしては面白かったけど。
監督は別の方ですが、岩井俊二節が炸裂している作品なのでファンなら是非観ておくべきです。
ヒナタカさん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-03 22:54:04)
👍 1
43.ネタバレ 思わぬ良作でした。「失恋」ってチャプターが好きです。まず歩道橋の上での市原隼人のデリカシーの無さ。あのお見合いパーティで手を挙げて欲しかった上野樹里に、誠意の感じられない下心で同情して蹴られます。聞きづらかったけど上野樹里は「ファーストキスも奪いやがってぇ~」って言ってました。自主制作映画の突撃キスの種明かしですな。そして会社の屋上。精一杯の心情を吐露する上野樹里の真意にやっぱり気付かない市原隼人。彼は仕事のことで頭が一杯で、彼女のシグナルを解するような余裕が無く「お前も頑張れよ」って言ってしまう。あの会話のかみ合わないもどかしさは秀逸でしょう。この映画が面白いと思ったのは、このすれ違いがTVドラマのような劇的なシチュエーションではなく、無理の無い等身の流れの中で演出されているところです。響きましたね。こんな決定的なシチュエーションじゃ無くとも、この種の勘の鈍さは自分にも覚えがあるもので…。後になって気付くんだよなぁ。市原隼人も蒼井優も良かったし、相田翔子は面白かった。でもこの映画は上野樹里の映画です。繊細な心情を秘めながらも、不貞腐れて空き缶を蹴っ飛ばしたり、八つ当たりで男を蹴っ飛ばしたり。彼女は変態ピアニストより、今作のようなナチュラルな役柄の方が100倍魅力的です。役者を楽しむ映画でした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-05-03 12:26:32)
👍 3
42.ネタバレ 予備情報なしに、「意外に豪華なキャストなのね」くらいのつもりで見たんだけど、岩井さん脚本ということで、納得。『Love Letter』以来の原点回帰で、ストレートなラブロマンス。自分で撮るにはいまさらってことで、熊澤さんに任せたんだろうなぁ。
何もわかっちゃいない男の子の期間限定のうぶい感じが好きになってしまった、女の子のせつない思いを、純粋にとりだすのに、ヒロインを殺してしまって回想っていうのは、そういえば『Love Letter』と同じ手ではあるけれど、この距離感のとりかたは絶妙で職人芸の域に達している。
役者たちの演技も見事なんだけど、観客をお話に100%入り込ませるというよりは、あくまで「上野の芝居」「蒼井の芝居」「小日向の芝居」を見せるというスタンスも良かった。相田翔子もあてがきの芝居で、彼女の果たすべき役割を十二分に果たしていたと思う。あの章があれだけの長さがなくて、そのままエンディングになだれこんじゃっていたら、ラストの盛り上りはなかったはず。冒頭のシーンにふたたび戻ってきたときに、相田との不思議な関係で一息ついてという距離感があってこそ、「ああ、あの冒頭の携帯メールのシーンはこういう状態だったのね」という発見があり、またコーダとしておかれたエピローグが生きてくる。
さらに、劇中劇をはじめから最後まで全部見せちゃうという、ふつうなかなかやらない暴挙にでるんだけど、「ああ、このシーン、あそこで撮ってたんだよなぁ」とか、「練習してたこのセリフこうなったんだ」とか、「クランクアップのあのシーンはこういうことだったんだ」とか、ちらりちらりと見せ続けていた予備情報がうまくここでつながるっていうように作っていて、それにはすっかりやられた。
しかもこの劇中劇、死んだヒロインの元気なところをエンディング近くの、しかも通夜葬式の真っ最中で見せるっていうんだから、ふつうなら間違いなく、泣き落としにくるところが、するっと流して、盛り上りを最後の最後までとっておくというのも心にくい演出だった。ホルスト「惑星」の妙に平坦な素人くさいシンセのBGMの使い方も見事。
最後に死んだ彼女の手書きのメッセージが見つかるっていうのも、『Love Letter』の焼き直しではあるけれど、やっぱりいいね。小津にとっての父娘ものみたいなストーリーなんだろうな。
小原一馬さん [地上波(邦画)] 8点(2009-10-03 01:30:05)
👍 3
41.ネタバレ 観終わった後深い余韻の残る、素晴らしい映画。ただ、相田翔子がらみの話はいらないに一票。
クレイバードさん [DVD(邦画)] 8点(2008-02-24 15:30:01)
40.ネタバレ 技巧を凝らしたラブストーリーより、こういうものの方がすっと入ってきますね。手ぶれのある映像、リアルな台詞回しは何とも言えない青さを感じさせてとてもいいです。ああーそこまで言葉にしなくても十分絵でわかるよもうっという説明的な台詞がちらほらあって残念だったけど、これもリアルさといえばそうなのか…?とにかく自然で好きな映画です。「結婚してみるか」→「何なんだよお前は」→「引き止められたら行くのやめちゃうかも」の流れ、ぐっときます。こないだテレビで2回目を観たのですが、やっぱいいなこれ。DVD買おうかな。
デルモゾールG軟膏さん [映画館(邦画)] 8点(2008-01-15 04:34:08)
39.ネタバレ とても切なく余韻が残る作品です。たくさんの伏線や印象的なカット、劇中劇ならぬ映画中映画など非常に繊細に丁寧に作られた作品だと思います。主演の二人の自然(に見える)演技がストーリーにリアリティを与えています。また、ヒロインの盲目の妹役の蒼井優の存在感が素晴らしいです。この年代の女優の中では抜きん出ていますね。
ジムさん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-27 19:37:32)
38.ネタバレ 安易にヒロインを死なせるような、べたなラブストーリーは好きじゃないんだけれど、これは例外だった。基本的にリアル志向で、過度にロマンティックな演出がないのがいい。

『世界の中心で…』みたいに、病気のために余命が予測できるというのは(不謹慎ないい方かもしれないが)ある意味で幸せだと思う。その人が逝く前にいろいろなことをしてあげられるし、いいたいことを伝える覚悟もできるだろうから。

けれども現実に訪れる死というのは、しばしば唐突で、暴力的なものだ。それはいきなりやってきて、永久に人生を変えてしまう。たとえばこの映画のように、いいたいこともいえないまま、自分の気持ちすらよくわからないままに愛する人が死んでしまって、一生後悔を抱えて生きていくはめになる。

そんな重い話だが、不思議と後味は悪くない。それどころか爽やかだ。あざとい部分もそうと感じさせず、自然に物語に没入して、二人の主人公を友人のように身近に感じることができた。

唯一気になったのは、他の方も言及されている相田翔子。相田さんは良くも悪くもオーラがあるので、脇役であっても無駄な存在感を放ってしまう。もっと普通の女優さんを採用していたら、普通に流せたかもしれない。
no oneさん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-25 01:42:00)
👍 1
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 57人
平均点数 7.37点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
547.02%
61119.30%
71729.82%
81322.81%
9915.79%
1035.26%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.44点 Review9人
2 ストーリー評価 7.45点 Review11人
3 鑑賞後の後味 7.81点 Review11人
4 音楽評価 6.70点 Review10人
5 感泣評価 7.30点 Review10人

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