映画『エコール』の口コミ・レビュー

エコール

[エコール]
Innocence
2004年ベルギー上映時間:121分
平均点:5.35 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-11-04)
ドラマミステリー小説の映画化
新規登録(2006-10-17)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2016-01-12)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ルシール・アザリロヴィック
キャストマリオン・コティヤール(女優)エヴァ
エレーヌ・ドゥ・フジュロール(女優)エディス
原作市川実和子(訳)
脚本ルシール・アザリロヴィック
撮影ブノワ・デビエ
あらすじ
物語はひとつの棺桶から始まる。「学園」へいずこからともなく持ち込まれたその棺桶の蓋を開けると、全裸の少女が眠っていた。それは、集まった「寮」の少女たちが互いのリボンを交換する儀式によってスタートする、新たな一年が巡り出したサインなのだ…原作に忠実に描かれる、限りなく無垢な少女視点の『サスペリア』。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

23.ネタバレ 少女はいつ大人の女性へと「脱皮」するのだろうか?
これは、元少女であったはずの私たちにもわからないし、
どの児童心理学者も、おざなりな定義を定めているだけであろう。
高い塀に囲まれた、俗世界とは隔絶された世界。
しかし、これは実は映画の登場人物のみに課せられたものではなく、
誰しもがこの世界にいたことがあるのではないだろうか?
私たちはそれに気づかぬまま、女性になってしまっただけで。
少女時代はとても閉鎖的で、誓約の多い世界である。
(赤頭巾ちゃんを、想像してもらえばわかりやすいだろうか?)
(大人の言う)規則を守ること。これが少女たちの身を守る術である。
この規則をもし破ってしまったら・・・
映画見ればわかる。彼女たちは大きな傷を負い、時には死に至らしめられる。
少女たちは我々が思うほどイノセントではない。強かで、狡賢い。
だからこそ、塀で囲み、大人の援助(劇中ではお金としていた)を
受けなければ、女性へのステップを正しく踏んではいけないのだ。
しかし、少女時代にもタイムリミットが存在する。
いつまでも少女では居させてくれないのだ。身体が。そして心が。
そのとき、彼女たちは外の世界へと羽ばたき出す。
そして「繁殖の時期」を迎えるのだ。
この映画では「脱皮」とは「異性との出会い」としているように思われる。
此れに関する解釈は様々であろうし、どれが正しいのかわからない。
兎に角、我々大人は少女を少女のまま援助しなくてはいけないのは確かである。
映像はとても美しく、近年見た中でも最高の出来であった。
例え、意味が分からないといわれようとも、
この美しい情景は私たちの心を捉えて離さないだろう。
夜野比瑪さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-03 23:58:52)
22.いつの間にやらR&Aさんのレビューが入ってたので、ちょっと反論的に補足をば。
まあ本作については以前ここにも書いてはありますが、今回は原作との差異に軸足を置きます。
監督の前作『ミミ』の方は観てな (詳細はブログにて)
エスねこさん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-10 20:38:35)
21.ネタバレ う~ん、、、、なんと言ったらいいんでしょう。とても不思議な作品です。映像は凄く美しいです。無音に近いまでの静寂の中、淡々と映し出される夜の学校。童話の世界みたいな、あの雰囲気を楽しむだけでもいいんですけど、そもそもあの学校になぜ女の子達は棺桶でやってくるのか、なんでまたあんなに閉鎖的なのか、どういうことを意図してるのか、なんの比喩なのか、よくわかりません。どなたか適切な解釈を教えていただければ幸いです。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-16 23:58:47)
20.ネタバレ 棺おけで運ばれてくる少女・・・そこには使用人、先生以外大人はいなくてある年頃までの少女だけの世界だった。非常にミステリアスで映像が綺麗でした。夜中にこっそり出て行く最上級生の子や厳しい規則など謎が多いまま1年がすぎ、最上級生が卒業すると共に又新しい棺おけが運ばれてきます・・・最上級生は卒業してどこ行っちゃうんでしょ?人身売買??( ̄~ ̄;)ウーン謎のまま終わりました;;
うさぎ大福さん [DVD(字幕)] 5点(2007-05-31 16:29:17)
19.ネタバレ 限りなく10点に近い9点です。ほぼ完璧な作品です。いきなり連れてこられた閉鎖的な空間の中でも、年長者を頼り、仲間を見つけて幸せを暮らす少女もいれば、一刻も早くここから脱出を願って行動する少女もいる。
「何故少女達がこの森に連れてこられてきたか?」といった真の目的は後半まで語られず、年長者のビアンカが夜中に森を抜ける理由すら最後まで語られる事もなく、視聴者は秘密を除き見たい好奇心に駆られる。
またこの作品は、実に客観的な画もあれば(水遊びやブランコ・フラフープのシーン)、ある少女自身の視点で進められるエピソードもあり、何とも不思議な感覚に陥る。
この幻想的な世界で、美しく残酷で、いたいけで切ない雰囲気をここまで作り上げたスタッフの力量は見事としか言いようが無い。唯一残念だったのが、終盤のビアンカが性に目覚める部分。初潮を向かえた彼女が、舞台の観客が忘れた手袋をはめ、自らの太腿をまさぐるシーンにはエロチシズムを感じ、それが最後の水遊びのシーンに繋がるのだが、もう少し女性監督ならではのソフトな演出で魅せられたら文句なしに満点の作品だったと思う。しかし、「森」「バレエ」「閉鎖空間」「ピアノ」「少女達」「語られない幽閉理由」とこれだけ条件が重なると、観ている側もすっかり異空間に精神が放り投げられ、不思議を通り越して心地よく感じる。観る度に感想が変わりそうな作品だが、私は生理的にドツボです。随所に登場する「蝶」は、最も多感な時期の少女達の成長の比喩だと思いますが、非常に美しい。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 9点(2007-06-02 20:01:15)
18.ネタバレ 別に目新しいテーマでもないような気がする。
取り繕ってるが、悪趣味で下品な映画だとしか。
たとえ自分がペドだったとしても10点は付かないな。
彬彬さん [DVD(字幕)] 0点(2007-06-28 13:13:12)
😂 2
17.ネタバレ 結局、VIP御用達の「商品」を育成する施設なわけなんですよね?こういう事はヨーロッパの方では公然の秘密?、もしくは都市伝説?どっちにしろ物語の後日譚を嫌でも想像してしまうので・・後味は良くないです。幼女の裸が見たい人にだけオススメ。
人面猫さん [DVD(字幕)] 2点(2007-07-18 00:29:49)
16.アップになるヌードの子が東洋系なのがひっかかる。それ以前に小さい子を裸にした映画をとるなよって思う。きれいきれいに撮るからいいってものじゃない。大きなリボンって卑猥だということに気付かされましたが。
はるこりさん [DVD(吹替)] 3点(2007-11-26 00:38:15)
15.ネタバレ とても神秘的です。夢、王国、楽園、天国といったような風景がそこにある。
その「現実」から隔離された「王国」で少女達が戯れる。
5つの寮に分かれているとか、外灯に沿って歩くとか、そういったシステムというか秩序みたいなものがとてもシュールで怖かった。
寮に番号をつけたり、少女たちが見えないものに管理されている感じが良い。
また少女達を管理している「黒幕」みたいな存在がどこにも見当たらないのが怖い。
柱時計などのオブジェもとても良い雰囲気を出している。
音楽も極力使わないで、鳥のさえずりや木々のざわめきが静寂的で耳に心地よく、神秘性を高めている。
どこかPCゲームの「ミスト」を連想させられる。

「ゴシックロリータ」っていう単語がありますよね。
「少女」と「棺桶」、この二つの相性はとても美しいと思う。
「少女」と「死」、この二つは美と酷の相反する物の対比で、それがとても美しい(エロティックな)のかもしれない。
でも少女ならアジア系よりもヨーロッパ系のほうが絶対に美しいのにね。。。
観ていてとても不安になる。とても神秘的な作品。

ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-04 01:25:42)
14.あー、この雰囲気。たまんなかったです。芸術だなんて言張る気はないけど、単なる幼女映画っていうのも違う気がするけどなー…難しい
リブロースさん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-26 01:36:34)
スポンサーリンク
13.不思議な感覚と、自然光の映像美。WOWOWでのハイビジョン映像は絶品でした。
何が何だか???が一杯なのですが、想像してくださいって事なのでしょうか。
原作があるようなので読んでみたいですね。
お好み焼きは広島風さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-02 11:52:37)
12.ネタバレ 自分とは感覚が違うのでしょう。映像美も面白さも分かりませんでした。幼女の局部が写っていましたが、何歳からはアウトなんでしょう。映画に入れなかった分、いろいろと関係ないことを考えてしまいました。
omutさん [CS・衛星(字幕)] 2点(2008-08-20 00:54:40)
11.ネタバレ 不思議な雰囲気を楽しむ映画なのだろうと思います。結局あの屋敷が何だったかの説明はなく、性的描写も抽象的。でもそれ故に不気味さやエロティックさが一層強く感じられました。映画の解釈に関しては各々で想像してくださいってことでしょうけど、良いイメージは湧かないので余り考える気がおきません。
Trunkさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-01-04 02:22:27)
10.ネタバレ  美しさと不気味さを合わせ持つ不思議な映画。全編に漂う張り詰めた雰囲気で次に何が起こるのだろう?と映画に引き込まれる。この世と隔絶された謎を秘めた楽園で寮生活を送り、学園に通う少女達。自分達がどうしてここにいるのか?どこに行くのかわからない。ただ、観る者にはそれが「飼育」なのだということが暗喩される。
 ただ、あまりにも非現実的で、理屈で考えると辻褄が合わないことが多いのだが、幻想的な世界を完璧に描いているので、人それぞれいろいろな解釈で観る事ができる。
 「児童ポルノ規制法」に触れるとか馬鹿なことを言う人もいるが、そもそも性に目覚める前の「イノセント」な少女達が作品のテーマで、正常な大人が見れば性的な興奮には程遠い内容。この映画で性的に興奮したら自信は真性の「ペド」と疑って良い。(と言っても健全な内容ではないので子供が観る映画ではないが…)
 少女達を待ち受ける運命を通して、純粋な物を所有し汚して自己の欲望を満たそうとする病める大人達に敢えて挑戦した作品という見方も出来なくもない。
lafishさん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-22 02:51:23)
9.ネタバレ 見てはいけないものを見てしまったような背徳感満載な非エロ映画(for パンピー)どうしてこの世にはロリコンやペドフィリアと呼ばれる唾棄すべき趣向の人間が存在するのかを、頭をTV画面に押し付けられて無理やり理解させられてしまったような、そんな人生観一変チックな体験でした。いやぁ幼女ってこんなにもキレイなのね。原作では「自分好みの幼女を育てるための学校まで創っちゃったロリ男爵」の存在が明かされているらしいが、この映画の場合は何もかもが秘密のベールに隠されていて、それがいい作用をもたらしていた。さて、こんなにもこの世界にハマりかけてる私。もう1つの酷評されている同原作映画「ミネハハ」を観るべきか観ざるべきか・・・。あ、そうそう。足フェチのための映画ベスト10を選ぶ際には是非推薦したい。
りんすさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-30 10:45:17)
8.微妙だなあ。『ミミ』同様に独特のロリコンワールドなんだけど、ヤバイ世界を描いた『ミミ』とは違ってヤバイ世界へとあからさまにミスリードしてゆく展開にあざとさを感じる。少女の成長過程を描いているだけだよ、なに勘違いしちゃってるの、このロリコン野郎。そういう声が聞こえてきそうだ。それはそれで面白いとも思うんだけど、一方でそのミスリードのために少女の裸というあまりにも直接的な描写をもってきていることに嫌悪感を持っちゃいます。この直接的な描写が少女じゃなくて大人の女だったらぜひとも入れていただきたいサービスショットになるわけで、そう考えるとこの作品は小児性愛者にとってのサービスショット満載の映画ってことになる。なんだかなあ。でも最後の噴水のシーンは好きかな。
R&Aさん [DVD(字幕)] 5点(2010-06-15 16:27:13)
7.ネタバレ  ガチロリコンの俺が眠気との格闘を強いられたくらい淡々としたストーリー。唯一評価できる点はビアンカ役の子かなぁ。ものすごく大人びて見える瞬間があるかと思ったら噴水のシーンでは子供に見えたりと、イメージが一定しないところがこの映画のテーマを体現してると思った。
あなたのはレビオSir.さん [DVD(字幕)] 3点(2010-12-02 22:24:09)
6.エコール・ド・ロリ?の少女たち。 どー見てもロリ映画に見えるのですが、撮ったのが男性でなく女性なのが意外。 少女が題材なのにそれほど目立つ子はいなくて(髪につけたリボンが浮いてる)、一番キレイなのが先生のマリオン・コティヤールってのはどーなんだ… 胡蝶ダンスなど映像美はあるのかもしれないけど、何となく居心地のよくないミステリー。
レインさん [DVD(字幕)] 5点(2012-08-04 07:00:05)
5.たまらん人にはたまらん映画じゃないでしょうか。小さい女子が白いワンピースをきてくるくる飛んだり跳ねたり、裸で泳いだり、バレエ踊ったり。登場人物がめちゃくちゃかわいすぎないのもいい。ストーリーは、突っ込みどころは多々ありますが、非現実的なおとぎ話のような雰囲気が好きです。
はちまろさん [DVD(字幕)] 5点(2012-10-15 20:50:47)
4.ネタバレ 棺で壁に囲まれた閉鎖的な女学院に拉致され、リボンの色で学年分けされた少女達が生活している。性を意識しない、幼くも妖艶な匂いを漂わせる肢体が背徳感を際立たせる。男に買われた少女や手紙を通じて脱走する少女のエピソードを見ても、明るい未来ではないのは確かで、変態男の性欲の捌け口として搾取される少女の儚さを表現したかったのだろう。おフランスらしい独創的でミステリアスな世界観だが、むしろ少女達の顔の濃さが気になって、エロスや性的興奮を一切感じないどころか、ギャラリーの前でバレエを披露する場面では「もう好き勝手にやってくれ」と思った。溢れ出る噴水は、初潮や性衝動の比喩くらい分かるし、それを描いたところで「だから何?」としか思えない。どうやら自分は真性のロリコンではないようだ。つまり惹き付けられる世界観としてはまだ足りないということ。外の世界は一切描かなかった方がスマートだった。マリオン・コティニャールが出演していたのはちょっと衝撃。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 4点(2015-02-18 21:26:32)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 5.35点
014.35%
100.00%
228.70%
328.70%
4313.04%
5521.74%
614.35%
7417.39%
8313.04%
928.70%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review4人
2 ストーリー評価 6.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.80点 Review5人
4 音楽評価 7.25点 Review4人
5 感泣評価 5.50点 Review2人

■ ヘルプ