映画『神童』の口コミ・レビュー

神童

[シンドウ]
2006年上映時間:120分
平均点:5.46 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-04-21)
公開終了日(2007-08-15)
ドラマ音楽もの漫画の映画化
新規登録(2007-01-25)【マイカルシネマ】さん
タイトル情報更新(2024-11-03)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督萩生田宏治
キャスト成海璃子(女優)成瀬うた
松山ケンイチ(男優)菊名和音
手塚理美(女優)成瀬美香
甲本雅裕(男優)長崎和夫
西島秀俊(男優)成瀬光一郎
貫地谷しほり(女優)加茂川香音
キムラ緑子(女優)菊名正子
安藤玉恵(女優)三島キク子
相築あきこ(女優)体育教師
頭師佳孝(男優)井上弘
柳英里紗(女優)女子中学生
浅野和之(男優)小宮山教授
串田和美(男優)御子柴教授
吉田日出子(女優)桂教授
柄本明(男優)菊名久
賀来賢人(男優)清水賢司
出演清塚信也菊名和音(ピアノ演奏吹き替え)
原作さそうあきら
脚本向井康介
音楽北原京子(音楽プロデューサー)
撮影池内義浩
製作ビターズ・エンド(「神童」製作委員会)
配給ビターズ・エンド
美術林田裕至
録音菊池信之(録音/効果)
あらすじ
指が冷えぬよう学校では手袋着用。体育の時間は球技禁止。ピアノの英才教育を受ける幼いうたは、ピアノが嫌いだ。他方、商店街の八百屋では、ご近所の迷惑も省みず、ピアノの好きなワオが音大合格に向けて懸命に練習している。無関係に生きてきた二人の軌跡が交差する場所で、折れ果てそうな旋律と突き抜けられない和音が、人生という「音楽」を織り始める…。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

26.同じ事を考え、悩んでいる人と人との間に言葉は必要ない。この映画はまさにそれの塊だった。“音楽”を共有している、うたとワオの間には台詞がとても少なかった。そこには様々な意図が含まれていた。ぼくが最も強く感じたのは、この作品が説明することを避けていることだった。うたとワオを見て、感じ取り、考えて欲しいという想いが伝わってきた。古き良き日本映画にあった、「言葉で伝えられないことを言葉以外で伝える」を前面に押し出していた。情報と表現で構成された脚本には無駄がなく、見終わった後、考えたら考えた分だけ目には見えない奥行きの深さに驚かされる。この映画は多くのきっかけを与えてくれる。ドラマもしっかり描かれており、人間を観たと心底感じた。
ボビーさん [映画館(邦画)] 8点(2007-04-22 22:41:01)
25.ネタバレ 原作と映画とは別物という意見もございましょうが、原作を頭の中から消し去って映画を見る事なんて不可能な訳で、だから別物として見るべきという意見は少々乱暴に思えてしまうのですよね。で、この映画、基本設定で大きく違うのが、うたが原作では小学生だけれど、ここでは中学生になっている点。これによって物語全体に大きな違いが生じているように思いました。奔放な小学生はわがままな中学生へと変わってしまったようでもあり、それ以上に大きいのが、ワオのうたに対する視点が原作の「普通の子供でありながら天才」な状態に、映画では微妙に異性に対する恋愛感情が加わっているようで、それは「神童」という核からの通俗的なブレを生じさせている感がなきにしもあらずで。それでも、原作のダイジェストの如き説明不足な急展開や、母親の存在が物語に占める割合の極端な軽減があったにしても、音が織り成してゆくドラマの盛り上がりは充分に映画的な感動を呼ぶものでした。それゆえ、クライマックスのコンサート後の展開はどうしたことかと。頂点からの突如の絶望、そして仄かな希望へと至る原作の展開は激しく改変されたのですが、あそこで一体うたに何があったのか、原作を読んでいない人がはっきり判るのでしょうか? 全ての音を無くしてしまうくらいの表現があったのならば良かったのですが、いかんせん不明瞭。うたとワオの物語に集約させた脚本は、ラストに至って作品世界を矮小化してしまった気がして残念でなりません。「大丈夫、あたしは音楽だから」はワオにとってだけの音楽ではなかったと思うのですが。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2007-05-06 22:07:49)
24.ネタバレ 原作知らない、って以前にもう、何がなんだかわからない意味不明世界に翻弄され、気がつけば終わっていた。心の中で評価がどう変化していったかというと、3点→0点→マイナス5点→0点→5点。とにかく、音楽映画としてはまるで「なってない」。本作をドイツとオーストリアへ持っていけば、間違いなく嘲笑・黙殺・非難・悪魔祓いの憂き目に会うだろう。予言する。
カメラが演奏中のピアノをナメる。白と黒の鍵盤の上を踊る指が画面の下側に、そして中央にはフタの裏側に刻印された「YAMAHA」の文字が映り込むよう、何度も、何度も…その時点で「もうダメだ」と思ったんだが、それを遥かに下回る知能の低さなのだ。凄いのだ。仮にもヤマハの名が出る以上はキープしているであろう音楽的な演出がゼロで、ピアノのBGMであるべきトコロが弦で、縦糸はあっても横糸は無く、頑張っても四重奏がせいぜいで、従ってテクスチュアなんぞあろうはずもなく、テーマが力強く現れる事もなく、最後の演奏会にもつれ込み、そこで、そこで椅子の高さのエピソードが出てきてやっと気がつくという始末。
彼女はグレン・グールドだったのだ。当然というかオイラはミカラ・ペトリやアンネ・ゾフィー・ムターを想像していた。だがそうでもあり、やっぱりそうじゃなかった。グールドだったのだ。
だったらそこはバッハでなければならない、と当然のようにオイラの中の音楽が囁く。だがそうではない。ここはモーツアルトが正しい。これは音楽の話ではなく、ピアニストの話ではなく、夭折したグールドの物語なんだ。音楽を切り取って外側から描いた、例えばそう、「エッシャーの絵」がそこにあるんだろう。
これは日本の演奏界の袋小路を描いているかもしれないし、単にノーセンスでヤマハを糞まみれにして葬る映画かもしれない。そんな事は、どうでもいい。音楽になっていない映像の中に、確かに音楽を聞いた。監督の意図なんてどうでもいい。屑の塊が音楽になっている。それを聴いた。幻聴と言うなら言え。

それにしても、ホント村治佳織に似てるわ…。
エスねこさん [映画館(邦画)] 7点(2007-05-14 20:31:46)
23.ネタバレ 原作未読ですが、意味がちょっとわからない作品。
 ピアノの音が好きな人なら、終始流れるピアノの音に癒されるからオススメできるけど、そうでない人にはきついかな。
 ほかの方のレビュー読んでいたら、原作では「うた」は小学生なんですね。
 映画では中学生になっていたから、ほんとに小学生だったらよかったかも。
 結局うたは、父親の死(難聴を苦にして自殺?事故?)が原因でピアノ嫌いになったの?
 うたの背景というか、ピアノを弾くことを嫌がったり、かと思えば突然弾く気になってみたり、その辺があまり描写されていない感じで理解しがたかった。
 ワオの存在がうたにとってどういう影響を与えたのかもわかりづらいし、淡い初恋の相手という描き方に感じたけれど、それもどうかなぁと思ってしまったし・・・。
 なんだか淡々としていて、イマイチうたとワオの関係やらピアノがそこにある意味がわからない映画だった。 ちょっと期待していただけに残念。
みさえさん [映画館(邦画)] 4点(2007-11-11 13:20:31)
22.成海璃子のツンデレっぷりに撃沈!
フライボーイさん [DVD(邦画)] 6点(2007-11-26 17:38:52)
21.ネタバレ 私もラストでがっかりした口です。ウタが誰もいない倉庫の中で、弾いていると、そっと画面に出てくる男性の手。あそこはどう考えても死んだ父親でしょうに。彼女の心にいたのは父親の幻影でしょうに。なんでワオなんだ。しかも鍵のかかった入口は開いてるし、どこでもドアでも使ってきたのかというくらいの時間的ズレはあるし。あのシーンで、同級生のがウタの踏み台になったことも、朝まで一緒に探したワオの同級生のそれまでのシーンの意味を失った。結構良かっただけに、すごく残念です。
moyuさん [DVD(字幕)] 6点(2007-11-27 12:52:52)
20.面白くなりそうな予感はあるんだけど、何か失敗している感じ。
うたとそれぞれの登場人物との関係性がいまいち曖昧で、どこに感情移入して見ればいいのかわからない。
もう少し物語の軸をはっきりとした方が良かったんじゃないかと思う。
成海璃子が良かっただけに残念な作品。
あと、貫地谷しほりの笑顔がなんだか怖かった。
もとやさん [DVD(邦画)] 5点(2007-12-04 22:25:05)
19.ネタバレ 映画後半は原作未読者には意味不明。
もうちょっと なんとかならんかったのか?
他の方も書かれているように 前半の期待感が
後半で壊されるのが残念。
しろタマネギさん [映画館(邦画)] 4点(2007-12-05 11:49:19)
18.食事に例えるとお粥でしょうか。疲れた時にみると気分が落ち着きます。音楽のせいもあるでしょうが、主演の二人、特に成海璃子がいいですね。
あるまじろさん [DVD(邦画)] 7点(2007-12-08 22:22:11)
17.途中まで、良かったのに..ラストがね~ 風呂敷を広げるだけ広げておいて、投げっぱなし、..って感じです...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 5点(2008-02-12 12:24:37)
スポンサーリンク
16.ネタバレ 噂の天才女優、成海璃子を初体験しました。流石に存在感は凄かった。目力もある。強気と裏腹に脆さも抱える思春期の少女を好演していたと思います。マツケンの尻の敷かれっぷりも楽しく、いいコンビだと思いました。物語の着地点としては、悲劇でありつつも救いを残しており、後味は悪くありません。彼女の神童ぶりを示す描写がやや抑え目だったので、もっとアピールしても良かったかもしれません。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-15 01:05:05)
15.ピアノの演奏シーンは素人目には迫力もあってよかったのだが、(ただ『いい演奏』と『悪い演奏』の違いが見た目にわかりやすすぎるのはどうか)、ストーリーがぶつぶつ途切れる感じで結局なんだったのかよくわからない。
HKさん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-17 22:28:51)
14.ネタバレ 原作未読。音楽知識ゼロ。弾いているピアノのうま下手が全く解らないので、「神童」のうたの演奏がそんなにすごいのかも解らないのが残念。
だからかも知れないが、多少乱雑かつ口下手な脚本だ思うけど、見終わった後にほっとできた。
自分で望まないピアノの才能ゆえ、日常では自分の感情を表現することがヘタクソなうたに対し、才能を望んでいるがピアノに伝わらない努力型で、なのに日常の自分の感情はストレートに周りに漏れてしまうわお。お互い世間からは少しずれて孤独だけれど、「ピアノ」がその障壁をとっぱらっている、という話でしょう。
わおのヘタクソだけれど、ピアノを愛する演奏がうたにはとっても素敵に思える(のだろう、多分。)というその感じは、何となくわかる気がする。彼のワンテンポずれたような感じは面白い。告白されていても気が付かない典型的な男のタイプで。まあ、もっとうたの神童的な部分を強調しても良かったのかなとは思う。とっても日本的な感情を表してる映画で、だから!?と感じる所も否めないが、全体的に優しい雰囲気が気持ちいい。主題になっている音楽がとっても素敵だ。それを弾くうたの可憐さにはノックアウトされた。
ロボットさん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-24 12:29:14)
13.話としては悪くないし、演技もまぁまぁと思うけど、とにかくイライラする場面が多すぎ。2人のファンでなければ最後まで見続けるのはツライ。
たかちゃんさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-05-17 16:01:31)
12.評価はともかくピアノは美しい。
2回目鑑賞(’08・12/24)。
最後のシーンはどう捉えるか? 私は“死への旅立ち”と見ましたが・・・。

ご自由さんさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-09-19 00:02:37)
11.ネタバレ ピアノの神童には会えなかったけど、演技の神童はみることが出来ました。
あの子は、本当に13くらいだったんですね。うーん…がんばれ男子(笑 マツケンも含め、というくらい大人びている。
ピアノについては実際弾いてないんだよね、ってどうしても思ってしまい、そこはどうして取り払えなかったんだけど、弾いてない、という一点を残して、二人はその「神童」の一番近いところまで行ったのではないか。と思いました。弾かない人間が行ける、ぎりぎりのところまで。
ラストは、わたしもお父さんに会うのかと思っていたけども、今現実にあの子が求め、救うことが出来る人が現れたことは、とても良かったんじゃないかな。と思いました。
airさん [DVD(邦画)] 7点(2008-09-27 15:20:54)
10.ネタバレ 親からピアノのレッスンを強要されている女の子はいたけど、神童って彼女のことか? 「アマデウス」のモーツアルトと比べると明確だけど、あの程度では神童なんて言えないだろう。テーマはその神童ぶりではなく、ピアノ好き同士の共通言語でお互いを癒し合うところにあったようです。まぁタイトルから想像する内容じゃないですね。
ストーリーとは別にして、成海璃子は存在感があった。手塚理美がただのおばちゃんになってしまったのが残念だ。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-11-08 21:53:10)
9.うたと言う女の子がどうにも消化出来ませんでした。全体的に希薄なイメージですね。特に、うたと和音の関係とか、親子の関係とか。。なんというか、見る人を選ぶ映画なんでしょうかね?
ポテサラ頂戴さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-12-03 14:47:53)
8.ネタバレ いいなあ。大好きな作品です。繰り返し何度も観ました。うたとワオの関係が切なくて愛おしくなります。夏に出会って、秋、冬、春と時間の経過がわかりやすいね。映像では表現されていなくても、その時間の経過の中で二人の心のふれあいが積み重ねられていたことが想像できる。うたにとっては父親が亡くなって以来、初めての心の休まる場所がワオであり、ワオもそのことにだんだん気づいていく。この後、二人はどうなっていくのかな? 奔放で不遇な天才、うたをワオが支えていくのだろうか? そうあって欲しいな。  ところで、ワオの彼女役・・・あんな吹き替えをするのなら本物の声楽家をつかうべきだったんじゃないかな。あれじゃ貫地谷しほりが可愛そう。だってあの場面だけ完全にコメディだもんね。
フラミンゴさん [DVD(邦画)] 8点(2008-12-31 19:49:34)
😂 1
7.原作未読だが、この映画全体を包んでいる大変いい空気感に好感を持って観ることが出来た。成海璃子、マツケンがいいのは言うまでもないが、この二人の役者を的確に活かす脚本、ポンとそこに自然に存在しているような演出、これらは派手さはないがたしかな力量を感じた。そこはもっと評価してもいいと思う。
ととさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-01-14 01:12:40)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 5.46点
000.00%
100.00%
200.00%
327.69%
4623.08%
5415.38%
6830.77%
7415.38%
827.69%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ