映画『プレステージ(2006)』の口コミ・レビュー

プレステージ(2006)

[プレステージ]
The Prestige
2006年上映時間:130分
平均点:5.74 / 10(Review 108人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-06-09)
サスペンスファンタジーミステリー小説の映画化
新規登録(2007-03-11)【みんてん】さん
タイトル情報更新(2014-11-14)【DAIMETAL】さん
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監督クリストファー・ノーラン
助監督アラン・B・カーティス
演出リッキー・ジェイ(テクニカル・アドバイザー)
リック・エイヴリー(スタント・コーディネーター)
キャストヒュー・ジャックマン(男優)ロバート・アンジャー
クリスチャン・ベール(男優)アルフレッド・ボーデン
マイケル・ケイン(男優)奇術考案者 カッター
パイパー・ペラーボ(女優)ロバート・アンジャーの妻 ジュリア
レベッカ・ホール(女優)アルフレッド・ボーデンの妻 サラ
スカーレット・ヨハンソン(女優)奇術助手 オリヴィア
デヴィッド・ボウイ(男優)ニコラ・テスラ
アンディ・サーキス(男優)ニコラ・テスラの助手 アリー
ロジャー・リース(男優)コールドロウ卿の代理人 オーエンズ
リッキー・ジェイ(男優)奇術師 ミルトン
ジェームズ・ランカスター(男優)ニコラ・テスラの発表会の司会者
ジェイミー・ハリス[男優・1963年生](男優)サレン・ワーダー
山路和弘ロバート・アンジャー(日本語吹き替え版)
東地宏樹アルフレッド・ボーデン(日本語吹き替え版)
小島敏彦奇術考案者 カッター(日本語吹き替え版)
佐々木敏ニコラ・テスラ(日本語吹き替え版)
原作クリストファー・プリースト「奇術師」(日本語翻訳版・ハヤカワ文庫)
脚本クリストファー・ノーラン
ジョナサン・ノーラン
音楽デヴィッド・ジュリアン
ハンス・ジマー(音楽製作総指揮)
主題歌Gackt「RETURNER ~闇の終焉~」(日本版主題歌)(日本クラウン)
撮影ウォーリー・フィスター
製作クリストファー・ノーラン
アーロン・ライダー
タッチストーン・ピクチャーズ(共同製作)
エマ・トーマス
ワーナー・ブラザース(共同製作)
製作総指揮チャールズ・J・D・シュリッセル
クリストファー・ボール〔製作〕
ヴァレリー・ディーン
ウィリアム・タイラー
配給ギャガ・コミュニケーションズ
特撮BUFカンパニー(視覚効果)
美術ネイサン・クロウリー(プロダクション・デザイン)
編集リー・スミス〔編集〕
録音リチャード・キング[録音]
その他ブレイク・ニーリー(指揮)
あらすじ
19世紀末のロンドン。ロバート・アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とアルフレッド・ボーデン(クリスチャン・ベイル)は、奇術師カッター(マイケル・ケイン)の下で修業をしていた。ある晩、水中脱出マジックの失敗でロバートの妻・ジュリア(パイパー・ペラーボ)が亡くなったことが原因となり、二人は決裂し敵対するようになる。
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💬口コミ一覧

108.ネタバレ 100%トリックのある純粋なマジック(ボーデン)と、トリックもなくマジックでもない100%科学の神秘(アンジャー)。ライバルだった2人、いつしか「あいつだけには負けたくない。」という気持ちがアンジャーを突き動かし、手段も選ばなくなる。ファロンを生き埋めにして得たボーデンの「秘密」を手にした時は、アンジャーはボーデンにほぼ負けていた。そして神をも恐れぬ「魔法の箱」でトリックもマジックも超越してしまったアンジャー。これには流石のボーデンも降参したのだが、アンジャー殺しで刑務所にいるボーデンにコールドロウ卿として会いにきたアンジャーはこの時、ボーデンに完璧に負けたのだ。ボーデンの「プレステージ」を見もしないで破り捨て立ち去ったアンジャーは既にマジシャンではなかったからだ。妻を死に追いやったかもしれない疑惑、トリックで敵わなかったライバルが今、目の前で死を待っている。アンジャーは「勝った」と悟っただろう。ボーデンの唯一の誤算はマジシャンとしてアンジャーの瞬間移動のトリックを諦め切れずに舞台下に降りた事。しかしその誤算でさえトリックにしてしまった。死の直前、魔法の呪文を唱え、己の死すら「プレステージ」に変えてしまったボーデンは、最期の瞬間まで正真正銘のマジシャンだった。アンジャーがした事と言えばせいぜい大金をはたいて「箱」を作らせただけ。それに対しボーデンは人生も、愛する人さえも犠牲にし、「秘密」を貫き通したのだ。そんな彼にアンジャーが勝てる筈がないのだ。ボーデンが得たかったもの。富?名声?観客の喝采?マジックの真髄?彼が犠牲にしてきたものを考えれば答えは自ずと見えてきそうである。2度3度と観て相槌を打つ緻密に作り上げられた構成と演出。アカデミー賞ノミネートも納得の 細部まで洗練された美術と映像美により、派手な演出に頼る事のない知的で繊細な作品に仕上がっています。これもまた、自分の中の完璧な作品の一つです。
mikiさん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2012-06-23 17:25:10)
107.ネタバレ 張り巡らされた伏線が次々と回収されていく終盤の快感はまさに絶品。印象的なシーン(潰された鳥、無数のシルクハット、そしてボーデンの台詞の数々等)が脳裏にフラッシュバックされます。はたと膝を打つ感覚が堪りません。“プレステージ(偉業)”、その一瞬の為に“多大な犠牲を払う”主役2人の生き方の対比がドラマのメインストリームでした。ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイルが濃厚な人物像を見事に体現してくれています。唐突なSF設定があまりに荒唐無稽ゆえ、拒否反応を示す向きもあるようですが、よく考えれば本作は奇術師の映画。マジックのタネにケチをつけるのは粋ではない気がします。例の流行の映画ではありませんが、“ありのままに”受け入れるのが正しい鑑賞姿勢かと。所謂『難解』映画とは一線を画しますが、解釈に幅があり、かつ奥行が感じられるのが素晴らしいところ。思う存分物語の“裏側”を推理推測して愉しんでください。その中でも最重要ポイントと思しきものは次のとおり。ステラが発明した“瞬間移動マシン”の隠された効用に最初に気づき、実用化したのは一体誰だったのでしょうか?
目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-06-24 18:57:23)
106.ネタバレ 評価低いですね・・・個人的にはかなり楽しめた作品だったんですけどね。まず脚本の出来が良すぎ!これだけ2転3転しながらラストにきっちり伏線回収しどんでん返しを持ってくるなんて並みの芸当じゃありません。さすがノーラン監督ですね、脱帽です。後オチを知ってから気付いたのですが、クリスチャンベールしっかり2役演じ分けてましたね、まず声の出し方。一方はゴッドファーザーのデニーロのようなしゃがれた声でしたが、もう一方はいたって普通の声の出し方ですよね?と言っても自信はないのですが(笑)こういう所にも伏線張っているあたりからして2度3度見ても楽しめる映画だと思います。
キリンさん [DVD(字幕)] 9点(2012-12-23 18:32:28)
105.ネタバレ おもしろいと思う、個人的にはハマッた作品。「SF要素がリアリティがない」とか「マジックのタネが読める」とかは本質ではない(だから、その点は観衆に読みやすく意図的に作ったのだろう)、主人公2人がどのようにして自身を複数化していったのか、そのある意味で異常な過程の中でどんな感情や心の痛みがあったか、まさにラストシーンの2人の会話にテーマが集約されていたと感じた。脚本はさすが!と感じた。伏線もどんでん返しも緩やかに仕上げており、奇をてらう感がないのも良かったと思う。メメント以降の作品にはキレがなく、「バットマン・ビキンズ」では、単なるメジャー監督に成り下がったかとガッカリしていたが、ノーラン監督カムバックの印象を受けた。フィンチャーたちにも頑張ってほしい。
ぼぎーさん [DVD(字幕)] 9点(2008-03-08 01:51:41)
👍 2
104.ネタバレ 全く飽きさせない展開、数々というより大量の伏線、全体の雰囲気、素晴らしい映画でした。アルフレッド・ボーデンは双子だったと理解するよりも、一度限りの複製をしていた・・・と解釈した方がより深みが出て面白い。複製装置の存在を受け入れてしまえば、全ての伏線がリアルに響いてくる・・・。アルフレッド・ボーデンの部屋進入トリックとか・・・しかし冷静に考えると良くないわ。なんかまだ騙されている気がする。
masaovさん [インターネット(字幕)] 8点(2012-12-23 11:33:10)
103.ネタバレ 面白かった。双子オチはガッカリだけど。
ベルガーさん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-24 14:35:18)
102.ネタバレ 二人のマジシャンの壮絶な騙し合い。特に,手記で互いに騙し合っていくところはなかなかすごい。中国人マジシャンの話と(ずっと話が進んで)サラを動物園に連れて行くところで,ボーデンの方の生活がやっとわかった。なかなか上手い伏線の張り方だと思う。-2はボーデンもやっぱり死ななきゃいけないんだと思うから。そこだけ納得行かない。アンジャーの奥さんの手を結んだのがどちらのボーデンか知らないが,そこんとこちゃんとしないボーデンの方が悪い!と思う・・・。ちなみに,ステージ下に落ちるアンジャーの方は納得して死んでいっている(ボーデンに復讐するために)んだと思ってた。。。が,違うのかな?
蝉丸さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-23 23:38:15)
101.ネタバレ 一時、マジックの種明かしバラエティが乱発したが、何の意味があったのか?
結局、種明かしをすれば、「何だそんなことか~」となってしまう。
さもなければ、「そりゃ、反則だろ~!」という超常現象にするしかない。
ボーデンは前者で、アンジャーは後者でした。
だから、結末のどんでん返しに、それほど驚きはありません。
もともと、マジックという「どんでん返し」自体がテーマの作品だから当然といえば当然。
作中でもあったとおり、結局、マジックの種など追い求めてはいけないということなのでしょう。
一方、「展開」であるストーリーは、非常に面白く構成されていたと思います。
華やかな舞台の裏にある苦悩に満ちた人間ドラマを楽しむことができました。
プロマジシャンのアンジャーが、最期になってボーデンの秘密に気付くというのは大きな粗だと思いますが、ご愛嬌ということで・・・
午の若丸さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-23 09:03:52)
100.ネタバレ まあこの程度の掟破りは事前に折込みずみだったんで、別にビックリぁしませんでしたが。
 (詳細はブログにて)
エスねこさん [DVD(吹替)] 8点(2008-04-26 23:59:52)
99.堪能しました。面白かった~
エメラルドさん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-07 12:39:28)
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98.ネタバレ かなりおもしろかったんで、ここでの評価が低すぎてびっくりしました。すべての仕掛けにひっかかりまくった私はアホでしょうか?いやいやアホでよかったのです、楽しめたんだから。
SAS30さん [DVD(吹替)] 8点(2008-02-18 14:10:31)
👍 1
97.ネタバレ 華麗な舞台パフォーマンスを武器とするダントン、人気より実力で勝負するボーデン。この二人のマジックの闘いは観ていて楽しめた。劇中を彩る美しくそれでいて妖しい美術も雰囲気を出していて良い。この映画はマジックだけでなくテスラの科学力によるSFの要素があり独特の世界観を有する。故に最終的なダントンのマジックの種、ボーデンの種は何でもアリのオチなっている。しかし彼らのマジックに対する答えのヒントは劇中に多すぎるほど用意されおり不条理には感じなかった。ダントンのフェイクが見つかったのは奇跡だけど。しかしボーデンに比べダントンの方が少し魅力的に描けてなかったのは残念な点だ。クリスチャン・ベールの演技が非常に良いというのもあるかもしれないが。また時間軸も結構複雑だがそこはノーラン監督である。ダントンの足の怪我などを鍵に分かりやすく物語を構成して見ごたえがある。
サムサッカー・サムさん [映画館(字幕)] 8点(2008-01-17 23:59:37)
96.ネタバレ この映画はぜひ前情報無しで見てもらいたい。
なのでこの映画をまだ見ていない人はここを読むのを今すぐ止めるように。
     
マジシャン対マジシャンの戦い。復讐してはやり返し、やり返される。それがどんどんエスカレートして…。手品が好きかどうかで評価は大きく分かれそうだ。手品好きで適度に難しいストーリーについてこれる人は間違いなく楽しめる。
適度に難しい、とは書いたけれどそこまで難解でもないのでぜひ観てもらいたい映画。
 
手品に興味がない、考えないといけない映画が嫌い、登場人物が覚えられず誰が誰なのかいつも区別がつかなくなる、アクションものしか見ない、そんな人にはきっとこの映画は合わない。
虎王さん [映画館(字幕)] 8点(2007-06-18 16:16:02)
👍 1
95.ミステリー仕立てではありますが、主役2人の執念とライバル心に限ってみると、良くできた映画だと思います。結末に関しては、結構気が付いた人が多いのではないでしょうか。気付かなかった人は、最後にビックリできて幸せかも。
shoukanさん [映画館(字幕)] 8点(2007-06-17 23:48:09)
94.奇天烈な種明かしには恐れ入る。
TERUさん [DVD(吹替)] 7点(2024-06-23 19:50:37)
93.ネタバレ 面白い。ただ、原作の方がもっと面白い。ヨハンソンが、可愛くて清純な頃
にけさん [映画館(字幕)] 7点(2018-12-31 14:39:55)
92.ネタバレ 全く予備知識なしで観ました。まずキャスティングが魅力的で、デヴィッド・ボウイが登場した時はなんかうれしかったです、相変わらずミステリアスで人間ぽくない人ですね。

観終わって思ったことは早い段階でアンジャーの瞬間移動のタネあかしをしてたんだってことです。
ああまでして知りたかったボーデンの瞬間移動のタネが。。。実はシロウトでも思いつくような単純なものだったんですが、アンジャーは人が思いつかないことにちがいないと思い込んでるし、「なあんだ~そうだったのかぁ~~ま、そんなとこだわなぁ」なんて言われることがわかってるからか、頑なにタネあかししないし。
意地と執念の極地、行き着いた先はなにかやるせなく、むなしさを感じるラストでした。
19世紀にクローンが登場するのはいかがなものかとは思ったけど、ダークでミステリアスな見せ方や映像がよかったです。飽きないしテンポはいいしなかなか見応えありました。
発想着想が面白い映画だと思いました。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-29 21:18:16)
91.さすがにノーラン。期待を裏切りません。SF的なのが納得いかない人もいるようですが、そんなことはどうでも良く、純粋に面白いか面白くないかでいえば、派手さはありませんが間違いなく面白い映画です。
シネマファン55号さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-02-10 15:53:38)
90.ネタバレ アンジャーとボーデンという二人の手品師が不幸な出来事から不和となり、お互いに敵愾心を燃やして、妨害や盗みをして相手に打ち勝とうとする物語。主に瞬間移動術について争う。
最後のおちにはがっかりさせられたが、手品好きには面白い作品だった。時間軸をばらして再構築して見せる手腕は洗練されており、ねたの興味で、最後まで期待感、緊張感が持続した。おちの伏線はあちこちに張り巡らされており、再見すれば綿密に練られた脚本ということが分かるだろう。
映画はいくらでも編集が利くので、手品は画面切替なしで見せないと真実味が出ない。それが判っていながら拘泥しないのは、監督に手品に対する愛情が所為だろう。役者の技術も素人の域を出ない。
籠の鳥消失術は一世を風靡した手品で、実際に鳥を圧死させていたが、後に改良された。これは映画の通り。中国の老奇術師チャン・リン・スーが登場するが、実在の人物で、弾丸受け止め術で命を落としたことで有名だ。実際は中国人に扮したアメリカ人で、テスラ・コイルが発明された頃にはまだ二十代の若者だった。この改変の意図は不明。
テスラ・コイルは現在でも不明な部分があり、似非科学でよく言及される。だから採用したのだろうが、“人間消失”ならともかくも、”人間複製”は許容値を超える。まして、複製人間を殺すなどは言語同断である。殺す理由は皆無で、二人で協力して瞬間移動術を演じればよい。もっともその前に、普通の人ならせっせと金貨などを複製すると思うが。双子おちは安意過ぎる。すぐにばれてしまう。エジソンの手下が登場する。テスラはエジソンの元で働いていたが、金銭と直流・交流議論で関係がこじれた。エジソンはテスラ潰しの為に誹謗中傷や非人道的行為をくり返して攻撃している。テスラの実験屋敷の警戒が厳重なのもその為で、最後は爆発したようになっていたが、エジソンの手下の仕業だった可能性がある。
目立たないが、アンジャーからボーデンに乗り換えた女もひどい。
尚、イギリスの裁判では、裁判官や検事、弁護士はかつらを正装として着用する。古来、虱対策で短髪にしていたことに由来する。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-02 02:13:19)
👍 1
89.ネタバレ オチが衝撃的でした(後半薄々感づいてはいたものの)。それでも全然楽しめました。
黒ネコさん [地上波(吹替)] 7点(2013-01-20 17:35:06)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 108人
平均点数 5.74点
000.00%
100.00%
254.63%
365.56%
41110.19%
52523.15%
62321.30%
72422.22%
8109.26%
932.78%
1010.93%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review10人
2 ストーリー評価 5.87点 Review16人
3 鑑賞後の後味 5.06点 Review16人
4 音楽評価 5.81点 Review11人
5 感泣評価 3.50点 Review10人

【アカデミー賞 情報】

2006年 79回
撮影賞ウォーリー・フィスター候補(ノミネート) 
美術賞ネイサン・クロウリー候補(ノミネート) 

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