映画『スミス都へ行く』の口コミ・レビュー(4ページ目)

スミス都へ行く

[スミスミヤコヘイク]
Mr. Smith Goes to Washington
1939年上映時間:129分
平均点:7.74 / 10(Review 88人) (点数分布表示)
ドラマコメディモノクロ映画政治もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-12-25)【イニシャルK】さん
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監督フランク・キャプラ
キャストジェームズ・スチュワート(男優)ジェファーソン・スミス
クロード・レインズ(男優)ペイン上院議員
エドワード・アーノルド(男優)ジム・テイラー
ガイ・キビー(男優)ホッパー州知事
トーマス・ミッチェル[1892年・男優](男優)ディズ・ムーア
ジーン・アーサー(女優)サンダース秘書
ユージン・パレット(男優)チック
ボーラ・ボンディ(女優)スミスの母親
ハリー・ケリー(男優)上院議員議長
H・B・ワーナー(男優)
チャールズ・レイン〔男優・1905年生〕(男優)うるさい記者
ポーター・ホール(男優)モンロー上院議員
ジャック・カーソン(男優)(ノンクレジット)
ジーノ・コラード(男優)(ノンクレジット)
堀勝之祐ジェファーソン・スミス(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
千葉耕市ペイン上院議員(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
此島愛子サンダース秘書(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
脚本シドニー・バックマン
音楽ディミトリ・ティオムキン
モリス・W・ストロフ(音楽監督)
撮影ジョセフ・ウォーカー
製作フランク・キャプラ
コロムビア・ピクチャーズ
配給コロムビア・ピクチャーズ
美術ライオネル・バンクス(美術監督)
編集アル・クラーク〔編集〕
ジーン・ハヴリック
録音ジョン・P・リヴァダリー
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💬口コミ一覧

28.フランク・キャップラはとても好きな監督ですが、この作品はいまひとつでした。
ダム建設のどこが不正でどうしていけないのか説明不足に感じたし、むやみに引きのばす作戦で工夫があまり感じられなかった。アメリカの議会の様子が違和感ありすぎて、リアリティーに欠けている気がする。
きーとんさん [DVD(字幕)] 5点(2010-07-16 23:56:10)
😂 1
27.ネタバレ 強大な力に屈し、田舎に帰ろうとしていたスミスに戦う意味を説いて、知恵を与えるサンダース。議員と秘書の関係を超えて2人は戦友になるのだ。と、ここまではとても良かった。いよいよ議会での戦いだが、これが意外なことに牛歩戦術系のもので、スミスがボロボロになっていることもあり痛快な逆転劇とは思えなかった。ペイン氏が根っからの悪人じゃないことは分かっているわけでオチは読めます。となると、そこに至る過程が最も重要だが、やや期待外れでした。
リーム555さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-06 20:41:36)
26.ネタバレ 「自由」とは、最初から私たちのそばにあったものではなく、先人が苦労の末勝ち取ったもの。だからこそ、「自由」を口にするときは、必ず「責任」が伴うんだ・・・と思う。ちょっとすれたサンダースが、まっすぐなスミスに感化されていく様子が、なんとも心地よかった。アメリカという国についての考え方が、この映画によって、少し変わった。(良いほうに)
おおるいこるいさん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-04 11:27:52)
25.ネタバレ 熱い映画なのかもしれないが、その“熱さ”が現代から見るとやや理想的過ぎるところがある。途中までは「今の政治家に見せたい」と思っていたが、日本の政治家に見せても政治が変わるような効果はないだろう。逆に、気に入らない法案は徹底的に妨害して潰すというような間違った方向に進みかねないので、日本の政治のためには見せない方がよいかもしれない。個人的には、民主主義の理想、言論の自由、政治による正義などはもはや存在しないと諦めているので、本作のような“理想”とのギャップを感じて、楽しめないところがあった。
政治について語ることは非常に難しいが、現代の政治は利害が絡み合っており、それほど単純でもなく、簡単に物事を変えることはできない。政治は腐敗しているというよりも、何かをしようとすると必ずそれに反対する者がいるので、前には進みにくい世の中になっているのが現実だ。
また、アメリカのように個人で活動できる政治スタイルもあるが、日本のような政党政治では個人の政治家の出番が非常に少なく、郵政民営化の際のように自身の考えに反していても党の方針に従わざるを得ないところがあるので、スミスのような政治家は誕生しにくいところもある。党に反すれば、党からの処分を受けて、政治生命を絶たれてしまうだけだ。
さらに、一部の法律を除き、実際に法律を起案しているのは官僚であり、政治家ではない。立法府は官僚が作った法律を認めるかどうかという機関でしかないので、政治家は主役になりにくい状況となっている。政治家自身も法律を提出することはできるが、サンダースの説明のように基本的には議会では相手にされない。
本作においては、テイラーという有力者の個人的利益(土地売買)に繋げるために法律が提出されているが、基本的に政治家は自身の選挙区の利益になる活動をするものであるのであり、ダム建設が選出州の利益に合致し必要不可欠なものであるならば、ペインの活動もそれほど違和感のある行為でもない。違法な妨害をすることは問題だが、巧みな弁舌で相手を黙らせるのは政治家の仕事だ。
このような現実を踏まえると、本作のような熱い理想を受け入れにくいところがある。スミスの行動よりも、むしろ議長が民主主義や中立性を重んじていることが非常に印象的ではあった。ルールに則った反則的な行為に対しても、きちんと向き合う姿勢というものは忘れてはいけないかもしれない。
六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-28 23:24:52)
24.今見ても十分に楽しめる作品。木村拓哉の「CHANGE」を見ていたらこの作品を思い出しました。
akilaさん [DVD(字幕)] 6点(2011-03-10 02:58:39)
23.土地転がしは悪いが、ダムだって必要なんじゃないのかな。子どもの公園と違う場所に作れば良い話のように思うんだが。納得いかないが、まあ、単純で面白かった。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-03 20:07:40)
22.「素晴らしき哉、人生!」とならぶフランク・キャプラの傑作は、シンプルな構成ながら白のスミスと黒のテイラーの間に灰色のペインを置いたのが効果的。 クロード・レインズは「カサブランカ」では署長さんになるイギリスの俳優さんですが、まだ良心が残っているペインの苦しむ姿が印象的で、悪辣なテイラーは憎めてもペインを憎むことはむずかしい。 無論ジェームズ・スチュワートの熱演をひきたてるためのものでもあるのですが。 世間知らずのスミスを最初は小バカにしながら、彼の純粋さと熱意に動かされる秘書サンダース(ジーン・アーサー)の「一生皮肉言ってるのも不幸だわね」もいい言葉で、30年代のヒロインとしては古くささのない女性像。 彼女とスミスの野球のサインのような連携プレイが堅苦しくなりがちな議会のアクセントになり、彼女に求婚する記者ムーアは世間とのパイプ役をはたし、必死に応戦するスミスをニマニマしながら見守る議長は「初(うい)奴じゃ」とカワイく思ってるんですよね。 テレビやネットのない時代にはラジオや新聞の影響力がとても大きかったのが感じられ、そういう時代性の中にタイムレスな価値のある作品。
レインさん [DVD(字幕)] 8点(2011-06-10 07:00:01)
👍 2
21.ネタバレ 正義が勝つ。いいなあ。最後の展開があっけなくて、せっかく流した涙を途中でピタッと
止めざるをえなくて、脱力してしまったから、7点で。アメリカのその後を考えると、これを是とするのはどうなの?という気持ちはわからなくもないけど、見てる側は「でもこれってほんとに正義?」と思いをめぐらせられるわけだから、これはやっぱりいい映画かと。子どもと女性こそ正しいと言わんばかりの少々まわりくどい表現は、この時代には女性こそ正しいと正面切って言えなかったからでしょう。アメリカらしい映画。
おばちゃんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-14 18:00:52)
20.ネタバレ キャプラの理想主義はわかるが、手放しに賞賛はできないだろう。どうも極端すぎると思うし、己の信ずるところを貫き通し、自分だけが正しいと思うのは間違いだとも思う。
我が国の国会にも「牛歩戦術」というものがあったが、それと同様に端から見てると「何をやっているのだ?」という疑問が残る。議会は我慢比べの場ではなく、正々堂々と議論する場てある。それに演説があれだけ延々に続いたのに、ラストがあっけない。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 6点(2011-11-05 05:55:27)
👍 1
19.ネタバレ いかにもアメリカのクラシック映画という感じで、最初は嫌気がさしたが、観てみると意外にも入り込みやすく、普通に楽しめた。

お気楽アメリカ人が描く、理想物語の範疇からは逃れられないものの、純粋たる人間の根性と意気込みを観た気がして、悪い気分にはならない。
にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-10 14:35:09)
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18.ネタバレ キャプラ、ジェームズのゴールデンコンビ。
こいつらは期待を裏切らない、と実感した。
アメリカの民主主義の理想、腐敗はするが理想が勝つ、という清々しい「夢」を描いていて、素直に感動させる。
最初バカにしていたサンダース秘書も、次第に心動かされていくありきたりな展開も大変心地いい。
ジェームズ・スチュアートが最後喜んではしゃぐ映画は何本見てもいいかもしれない。
kosukeさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-05-01 23:20:14)
17.ネタバレ それなりに面白かったですが、最大の欠点は、スミスが結局秘書の言いなりで動いていたこと。「操り人形」であることに変わりはないでしょう。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-10 11:08:21)
16.ネタバレ タイトルから田舎のおのぼりさんの都会見物話かと思っていました。そして、確かにそんな描写もあるのですが、原題は「都」ではなくワシントン。「政界」へ行く、というのが正しい理解でした。
現在でも地元の経済的な実力者と政治家が絡むのは普通にある風景でしょう。その癒着を暴き、対決するストーリーですが、本作の特色は、主人公が政治の理想に燃えあがっていること。ワシントンにあるリンカーン像などを象徴的に使って、民主主義の志を高らかに謳います。
主人公は青臭い奴ですが、度を越えると清々しさに変わる。その熱意が見応えになって、最初は厄介者扱いをしていた秘書と同様に、主人公を応援してしまう。
製作年度は二次大戦が始まったとされる年。後に戦争状態となる日独と較べ、彼の国が浴している「自由」の意義と責任の再確認でもあったと思います。キャプラ監督の作品は綺麗ごとが多くてあまり好きでは無く、本作も都合の良い締め方なのですが、シンプルな構成は観ていて力が入ったので高評価です。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-27 22:11:17)
👍 1
15.ネタバレ アメリカ人好みの“正義は勝つ”映画の王道的作品。正義と理想に燃える青年が必死の形相で悪徳議員一味と議場で真っ向勝負。たった一人で議場に仁王立ち、泡吹いて倒れるも守るべきものは守り通しました。主題曲は知らない人がいないくらい有名。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 7点(2012-11-14 21:52:22)
14.ネタバレ アメリカ映画で優れている部門は、スラプスティックやミュージカルやいろいろあるが「民主主義とは何ぞや映画」というジャンルもある。あの国は絶えず民主主義を問い返し、そういう映画の伝統がずっとあって、それには素直に頭が下がる。私が知ってる範囲では本作が一番好き。日本でも「社会派映画」というのがあり、同じように政治の腐敗を描くのだが、それはただ野党的に「けしからん」と言ってるだけなのが多く、差は歴然(日本における「野党的なもの」ってのには、文句垂れるだけで善しとしてしまう無責任体質があるのが問題なんだけど)。そこいくとアメリカはリアリズムの地平から少し離れて分析し、ペイン上院議員なんてキャラクターも生み出す。若いうちは理想に燃えていただろうがやがて「それが現実さ」という諦念に呑み込まれ、今や理想に燃える主人公をハメていく。スミスのまぶしさへの嫉妬も感じられ、厚く造形された人物。そして何より議長が素晴らしい。特別な意見を言うわけでなく、議長としての限られた発言をするだけ。喋り続けるスミスの対照のように。しかし若者の熱意を大きく包み込む擁護者として、彼は議長席から見守っている。本作はこの二人のセットで健全な民主主義というものを考えている。理想家を賞揚し過ぎず、また青臭いと冷笑せず、二つの芯を持った運動体として見ている。これがアメリカの民主主義の理想なんだと思う。この映画、政治の暗部を御用マスコミやそれに簡単に動かされる大衆、つまり今この映画を見ている我々にまで広げて見せ、ただ「けしからん」と言って済ますわけにはいかなくしてある。喋りすぎる映画はだいたい駄目なものだが、本作は別。だってこれは「言いたいことを言うことの重要さ」がテーマなんだから。
なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-03-06 10:03:10)
👍 3
13.アイデアとストーリー展開が抜群に面白い娯楽作品。
政治の世界を舞台にしていながらも、複雑さはまったくないので、熱意に溢れた主人公にすぐさま感情移入ができます。
好戦的な役柄の多いJ.スチュワートは、本作ではまさにハマリ役。
多少現実離れした部分もあるけど、エンターテイメント作品なのでこれぐらい大袈裟でもいいかと思う。
ただ面白いばかりではなく、今の時代でも十分通用するテーマが織り込まれているので、ストーリー重視派の人も普通に楽しめるかと。
クラシック映画の入門編としても、お勧めの作品の一つ。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-21 05:27:46)
12.傑作。テンポも非常に良い。
Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-11 00:12:35)
11.ネタバレ ただ、キャンプ場の予定地がダムの利権地と重なっただけなんだが、それを民主主義の根幹にすり替えていくのがうまい。スミス、サンダースのタッグと、ペイン、テイラーのタッグの対比が面白い。金、コネ、組織すべて勝ち目のないスミス、テイラーは犯罪すらいとわない。それでも、一切法令を守り続けて闘う。勝ち目のない戦いを気力だけで覆す、これで分かっているが、すかっとした。彼ももう一度、誇らしい気持ちでリンカーンの前に立てたことでしょう。
minさん [DVD(字幕)] 8点(2013-07-31 21:37:33)
10.ネタバレ いかにもアメリカ映画らしい内容。
巨悪に立ち向かう田舎出の誠実な青年。
純真な子供たちも青年の力になる。
主人公をバカにしていた秘書がその誠実さにうたれてサポートするようになるというロマンスも。
大逆転で正義が勝ってハッピーエンド。
アメリカ人好みのアイテムがテンコ盛り。
大逆転したのは最後のペインの自白というのが都合がよすぎて物足りない。
それでもこれほどストレートに理想主義で迫られると、その流れに身を委ねて楽しめる。
そんなにうまくいくかよと意固地になるのも窮屈なので。
議長が中立を保ちつつ大人の包容力を醸し出していたのが印象に残った。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-01 22:59:40)
👍 1
9.ネタバレ すいぶん前、TV放送されていた本作品。
仕事から疲れて帰って来た私は、なんとなく途中から観始めた。
後半の1時間だけ鑑賞し「なんて素晴らしい映画だ!」と感激したものだった。
今回あらためて冒頭から見直したら…。あれ?なんか違う。
丁々発止な法廷モノと違って、彼の演説は基本理念の朗読。
スミスの不正をでっち上げたテイラー側の嘘をビシッと暴くわけでなく、
議会引き伸ばしの為に長々と朗読し続ける。戦法って、引き伸ばしだけなの?。
チビッ子新聞読んで支持者が集まってくれるかも知れないから?。
支持者のデモは放水などの圧力で押さえ込まれてしまった。
仮にアレが大きくなり、議事堂周辺100万人デモになっていたら…。
しかし、この映画は「民衆に支持されたからこその勝利」の形にしない。
スミスは、長時間頑張って「民主主義が大事なんだー!」と訴え気絶。
結局、ペインが「良心の呵責」を感じて諸々を自白。
なんだか「交渉人が時間掛けて説得すれば犯人も投降するサ」みたいな平和な話。
米国が、まだ「個人の良識」を信じていた時代だからだろうか。
「平凡な一般人が見事な演説」のストーリーから連想して、
チャップリンの傑作「独裁者」が観たくなって来た。
じょるるさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-25 22:07:40)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 88人
平均点数 7.74点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
444.55%
522.27%
61213.64%
72123.86%
81719.32%
92022.73%
101213.64%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review6人
2 ストーリー評価 8.11点 Review9人
3 鑑賞後の後味 8.60点 Review10人
4 音楽評価 7.40点 Review5人
5 感泣評価 9.00点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1939年 12回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ジェームズ・スチュワート候補(ノミネート) 
助演男優賞クロード・レインズ候補(ノミネート) 
助演男優賞ハリー・ケリー候補(ノミネート) 
監督賞フランク・キャプラ候補(ノミネート) 
脚本賞 受賞(原案賞として)
作曲賞(ドラマ)ディミトリ・ティオムキン候補(ノミネート) 
美術賞ライオネル・バンクス候補(ノミネート) 
脚色賞シドニー・バックマン候補(ノミネート) 
編集賞アル・クラーク〔編集〕候補(ノミネート) 
編集賞ジーン・ハヴリック候補(ノミネート) 
録音賞ジョン・P・リヴァダリー候補(ノミネート) 

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