映画『明日、君がいない』の口コミ・レビュー

明日、君がいない

[アシタキミガイナイ]
2:37
2006年上映時間:99分
平均点:6.12 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-04-21)
ドラマ
新規登録(2007-05-01)【TM】さん
タイトル情報更新(2025-02-24)【Olias】さん
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監督ムラーリ・K・タルリ
キャストテリーサ・パーマー(女優)メロディ
脚本ムラーリ・K・タルリ
製作ムラーリ・K・タルリ
製作総指揮ムラーリ・K・タルリ
配給シネカノン
編集ムラーリ・K・タルリ
その他マイケル・ジャクソン(special thanks)
ガス・ヴァン・サント(special thanks)
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💬口コミ一覧

26.ネタバレ 観終わった後、「やられた・・・」と思いました。恐るべき19歳ですね・・・この監督は。まず、誰かの自殺を思わせる結末を最初に提示することによって、観客である我々はまるで探偵小説の犯人探しをするかのように、自殺者(自殺とは限らないが)探しに最後まで没頭してしまいます。そして、最後に結果が提示されると同時に、まるで営利なナイフのように監督の伝えたいテーマが我々の胸に刺さって来て、これが本当にハッとさせられます。
 
 人間誰しも心の闇を抱えています、特に多感な10代ならば尚更です。その中で、そのプレッシャーに耐え切れず死を選んでしまう人もいる訳ですが、その人は決して特別ではなく「彼(彼女)は○○だから死を選んだ」といった公式は無いというような事をこの作品を観て感じました。

 まあ、いろいろ目を塞いでしまいたくなるような生々しい場面もありますが、いろいろと考えさせられる良い映画でした。
TMさん [映画館(字幕)] 8点(2007-05-01 16:50:59)
25.ネタバレ 子どもと大人との隔たりを主張しているためか型にはまった大人たちの描写は希薄で、ドキュメンタリー調でインタビュー形式の告白を聞かせてしまうのは映画としてはどうかと思いますが…最後まで緊張感を保ち若者特有のヒリヒリを感じさせてくれます。学校を舞台に肩越しから覗くように撮られた日常風景、人物と時間の交錯はガス・ヴァン・サントの「エレファント」と似た手法ですが、本作はあれよりずっと劇的であり感情的です。サスペンスタッチで冒頭から誰かの死を予見させる命の重みで訴える構成は、その後始まる一人一人の声に真剣に耳を傾けざるを得なくさせます。そして大き過ぎる問題を抱えた生徒たちはドラマチックですし、それでいて唐突に核心を衝くあの結末はヘビーな問題ではなく無関心による孤独という日常的な悩みがいかに重いかを気づかせてくれます。さらに〝予想外の自殺者〟は観客にも無関心への荷担を強いているのです。衝撃的なリストカットのシーンは画面から目を背けたくなるほど鮮明で痛々しく〝生〟への証として描いているように思えます。  監督が自らの体験をもとに本作にとりかかったのは弱冠19歳の時というのですから驚きですが、言われてみればで良い意味でも悪い意味でも若さを感じますし、若者らしい心の叫びが伝わってきます。
ミスター・グレイさん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-07 18:03:09)
24.ネタバレ 監督が19歳のときに製作はじめた映画ってことで
やっぱりすごかったっす・・こりゃカンヌでスタンディングオベーションも・・・・わかるな。


つくりは、みなさんいうように「エレファント」にそっくりだね。こうゆう撮りかたはすき。


でも
お も い 。


ひたすら重かったです。
ひとりでみたからなんかもう・・
ダンサーインザダークぶりかなこの暗さは。笑

まったく救いないじゃん!
自殺するとことか、、
目そむけたかったよもう。
つらすぎるよ。

でもね、、なんか、なんか
うまくいえないけど
すごく大事なことを訴えてる映画だとおもう。

で も

重い重い重い重い。
ほんと重い 。
でもなぜか号泣。
でも しばらく観たくない。自殺したひとりの心の闇はまったくわからないままだけど、
ひとによって痛みをかんじる度合いも、それに耐えられるちからの大きさも、事情も、ぜんぶ違うから、それを理解することはできないとおもう。

いじめ、障害、同性愛、恋愛、、とか差別、とかそういうテーマはもちろんだけど、


人間の社会の、、構造っていうのかな。
そうゆう深いとこまで考えさせられました。

学校だけじゃなくていろんなばしょでいろんなひとをみるけど
表面ではみえないとこでみんなそれぞれ孤独、葛藤をかかえててそれでも生きていかなきゃいけない辛さ、、というか

一番自殺なんてしなそうにみえたひとが、、でも悩みの大きい小さいは、他人にきめられることじゃないしね。
最後は死とゆうものがあまりにもあっけなくて
本当哀しいというか虚無感が・・・
でも、必見だよ、この映画。
けっこう、展開よめた部分はあったけどねぇツライっす


ギニュー隊長★さん [映画館(字幕)] 9点(2007-05-28 22:29:39)
👍 1
23.ネタバレ いやぁ~★
なんてこったいK・タルリ。
恐るべしnineteen。
いや、19だから作れたんだよね。
   
好きです。
痛くて、しみてたまらんかったケド。
   
そうなんだよ。
思春期って、発情期って、どんなちっぽけな理由でも死ねるんだよね。
ガッコって。高校までは、それが世界のすべてだと思い込んじゃったりするんだよね。
   
だから苦しい。
だから眩しい。 
だれもが「死」へのハードルをいとも簡単に越えてしまう危うさ。

だれが死んでもおかしくない中で、最も死にそうにない&出番の少ない端役のケリーが死ぬことで、なおさらそれが強調されたね。
白黒&独白シーンがないけん、すぐ「ピン!!」ときたケド。

静のガス・ヴァン
動のK・タルリ
       
    
それぞれの感情があからさまに言動に表される中、
ケリーの「大丈夫?」と声をかける場面、首が座らないカンヂで最期に校舎を歩き回る「世を捨てた」演技。
ゾクッときました。

自分が傷ついてる時、つらい時って…
他人に優しくしたくなるんだよね。

ってことで、“永遠の思春期”のあたしから9点ゲト!!
★K★さん [映画館(字幕)] 9点(2007-08-17 00:32:34)
👍 1
22.ネタバレ てっきり各々の秘密が連鎖して自殺の引き金を引くこととなる内容なのかと思い、そうだとすれば確かに結構な芸当だな、と興味津々で観ていると・・・

ある意味でそういった内容であったものの、蚊帳の外にいたというのが引き金では生徒達の諸々は何だってよかったわけですから、大した芸当ではない。
これでは、単なる自殺する人物探しの趣向しか持ち合わせていない。しかも、その方向で観ていても報われない内容ですし(ミステリーで本編に関わりなく、人物紹介さえされなかった人物が犯人でした、と言うようなもの)。
19歳が書いたというのがマイナスの意味で納得する結果になってしまい、残念。
しかし、テーマ(無関心への警鐘)は伝えられていると思います。こんなにも堂々と反則技を利用して表現している気になれるのは若さのおかげでしょうね。
とりあえず、脚本としては明らかな失敗作。若さに3点献上。

でも、自分がこの人はわかっていると一目置くような巨匠が同じ内容をやったならば、「敢えて」なのだろうと評価して、もう1、2点プラスしてしまうかもしれない・・・(恥)。
カラバ侯爵さん [DVD(吹替)] 3点(2008-01-28 00:55:38)
👍 1
21.監督のメッセージというか想いが伝わってきました。
Yoshiさん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-28 23:14:34)
20.ネタバレ 「とても幸せそうな女の子に見えたよ
助けを求めたことなんか一度もなかったし
自殺の気配も見せなかった
話してくれたら助けられたのに
わからない
なぜ彼女が こんなことに・・・
わからない・・・わからない」
友人を突然自殺で失うその喪失感、そのあまりにも唐突な感じ。
どうして・・・何故なんだ・・・分からない・・・という想い。
結局ケリーが何故自殺を図ったのかは分からない。
重大な悩みを抱えていたのか、それともちっぽけな理由なのかすら分からない。
描写としてあるのは恐らくは彼女は孤独だったのだろうという事のみだ。
いつ自殺してもおかしくないような苦悩がそれぞれ詳細に語られた6人の登場人物とは非常に対照的だ。
このコントラストが友人を突然自殺で失うという不条理感を強烈に出していると思う。
長年の友人を突然自殺で失ったという経験を持つこの監督だから作れるのかもしれない。
あまりにもリアルで疑似体験みたいだ。
ムラーリ・K・タルリ監督も友人を失ったとき考えに考え抜いたに違いない。
しかし結局分かったのは友人が孤独だったのだろうという事だけだったのかもしれない。
そしてその友人はケリー同様優しくていい人だったのだろう。
そういった監督の心情に思いを巡らせながら最後のケリーのインタビューを見ると涙が出てくる。
NINさん [DVD(字幕)] 9点(2008-02-02 10:54:42)
👍 1
19.大きな流れとしてまず結果を描き、それからそこに行き着くまでの経過を淡々と映してゆくという手法。一つのエピソードの中にも登場する人物ごとに視点を変え、同じエピソードを繰り返す。たしかに、そうすることで相関関係もよく判るし、共有している時間も認識し易い。でもこの作品のテーマに対する犯人探し的な見せ方はよく判らなかった。喪失を描くにしても互いの関係は薄く思えるし、斬新だからやってみたかっただけという気がしてならない。ただ一点、2:37分に起こる出来事を真正面から描ききったことは評価できる。これは描写も含め、演ずるという意味でも目を背けたくなるほどのリアルさがあった。邦題から受けるテーマ性と無機質な原題とのギャップはあるだろうが、全体としてはやっぱり若さが目立つ作品でした。
カリプソさん [DVD(字幕)] 5点(2008-02-09 16:24:49)
18.『エレファント』ではあの手の手法が初見だったためか感心してみたが、この映画もその手法でいくとどうしても野暮ったく感じられてしまった。また題材として挙げられているのがどれもリアルだけど全部ひっくるめるとやりすぎというか重すぎるというか・・・。しかしこれが現実なのか。。。
おっちょさん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-02 23:01:23)
17.人の悩みやかかえている問題の大きさを測る基準は自分だから、比べることはできない。世と死は紙一重ですね。それにしても、良い作品ですが、あまりにもリアルすぎるので敢て点を辛めに付けました。
さらさん [DVD(字幕)] 5点(2008-06-09 13:02:18)
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16.ネタバレ タイトルで鑑賞。誰が居なくなるのかわからなかったので最後まで楽しめた。あの若者達の儚い・切れそうな糸でつながっていたような関係が、映画の中で本当にプツプツ切れていく有り様がとても痛々しく感じた。
ロウルさん [DVD(字幕)] 4点(2008-09-30 19:02:27)
15.ネタバレ 映画の手法としてはよく練られていて面白いと思ったが、内容が重すぎる。もし、こういう学校が現実にごろごろあるならば、そんな国ではそもそも生きていたくない。この映画で唯一の自殺者は、無関心にさらされたことで命を絶ったようにも思える。私が生きていてもいなくても同じだと考えたのだろうか。しかし、むしろ周りの生徒の苦しみをみて、こんな世界に生きていたくないと思った可能性もあるのではないか。そのほうがより深い絶望のような気がする。いずれにしろ僕は思春期を男子校で過ごしたので、この映画のような事態には直面しなかった。もし子供がうまれたら男子校か女子校に通わせようと思います。
wunderlichさん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-16 15:14:21)
14.ネタバレ 『エレファント』が素晴らしいのはある一点に向かう時間の流れの中にそのある一点を必然にしてしまうものを映し出しているから。この『明日、君がいない』が面白いのはガス・ヴァン・サントのやったことを逆手にとっているところ。つまりある一点に向かう時間の流れの中にそのある一点へと導く映像が映されているはずという観客の予想を裏切るところにある。しかしそのある一点というのが一人の人間の自殺らしいというところにこのゲーム感覚の「騙し」に対して少なからぬ不快感を持ってしまう。それはラストまで隠されるのが「なぜ?」ということだけでなく「誰が?」も隠されているからでもある。どうしたって我々は誰が自殺するのかなというところに興味を抱いてしまう。そこに興味を持って見ている事になんとなく不謹慎さを感じてしまう。繰り返すが、淡々と映される映像に答えがあるのではなく答えがないことで「自殺者の苦悩を誰も知らない、誰も気付けない、だから止められなかった」という結論に持ってくるあたりは上手いとは思う。でもまたこの上手さがなんかイヤなんだ。
R&Aさん [DVD(字幕)] 5点(2009-04-27 15:47:00)
👍 1
13.ネタバレ 舞台はオーストラリアのとある高校。映画の冒頭で誰かの死が予測されるシーンがあり、その後はその死が引き起こされるまでの過程を描く。
この映画は、月並みに言えば、思春期の危うさを映した映画ということになるが、それに止まらない不思議な迫力を持っている。監督の年齢がまさに思春期を終えた19歳と言うこともあるのだろうが、そのことを差し引いても、役者陣が素人だらけの中で、この緊張感とリアリティを90分にわたって維持できたというのは恐るべき才能だと感じられた。監督自身、友人を自殺で失っているということだが、それを阻止できなかったことに対する後悔や亡くなった友人に対する哀惜の情がこの作品の根底に渦巻いている点もこの映画の訴求力の増加に大きく貢献している。
この作品の結論は何ともやるせないのだが、思春期に限らず、人間の生死というのは意外と分からないものであるとは、常日頃感じており、そういう意味で私としては監督の考え方を肯定し、同調することができた。この映画のラストには、人によって様々な受け止め方や意見もあるだろう。だが、人間の命は脆く儚いものであるということはいつも心に留めておくべきだと私は思っている。この映画はそれをきちんと捉えていた。
枕流さん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-31 15:25:51)
👍 1
12.最後で-3点。それまでは脚本からカメラワーク、役者の演技力を引き出す手腕など全般に渡ってとても19歳で撮ったとは思えないほど素晴らしいものでしたが、最後に若さをタテにして勝負せずに逃げた感じがして嫌でしたね。松本人志の大日本人を見た時と同じ気分です。
映画大好きっ子さん [地上波(字幕)] 5点(2011-09-13 01:09:14)
11.ネタバレ 細かいところで未熟だったり荒削りだったりするところはいくつもあるが、何よりもこの作品世界を設定した発想の切れ味が素晴らしい。中身をどうこういう前に、どうしてもこれをやりたかったという制作者の凝縮された執念を感じるし、だから作品としてのインパクトがある。何のために入るのか分からなかったモノクロインタビューも、最後にきちんと着地点として結実している。●全体を通じて、カメラが同じ回廊を何度も回ったり、同じ階段を何度も上下したりするのだが、これが出口の見えない魂の彷徨を表現しているようで、哀切の念をこみ上げさせる。テーマと撮り方がきちんと一致しているというのが素晴らしい。
Oliasさん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-15 22:56:10)
10.グッドモーニングなサンデーモーニングを台無しにしてしまったよーな気がする ‥ せっかくのモーニング・オブ・ホリデイなのに失敗してしまったよーな気がする。気がするというか、確実にミスチョイスしまっているんですがね ほんと。 まあ重苦しかったですよね 内容が。さてと、そんなことはさておき、ケリーって子。服の着こなし方ってあれはでいいのでしょうか(見せブラが学校の中を歩いても) あれが普通なのでしょうか 見せブラとはいえ、すごく滑稽にみえてしまってたんですけど あれがヤングオーストラリアンのファンションなのでしょうか。いささか疑問でしたね いささか先生なのでした。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-10-02 19:18:17)
9.ネタバレ 十代が抱える悩みや葛藤のてんこ盛りで、思春期ってこんなに悩み抱える時期やっけ?
と何十年も前の事だから忘れてしまったオッチャンの私ですが、重いテーマにも拘らず見せ方が上手いので最初から引き込まれ面白かったです。

一番、何でもないような子が・・・と思っても、深く追求していないだけで、彼女なりの悩みを抱えていた筈・・・それは、振り返り彼女のシーンを見ると何となく感じる。

しかし、ラストの自殺のシーンはリアルで観てられない程でした。

オープニングの美しい木の葉が、彼女が最後に見た風景なんですよね・・・

何はともあれ、悩み多き君達には・・・
アンジェラ・アキの『手紙~拝啓 十五の君へ~』でも聴いて踏ん張って欲しいよ・・・と思った私でした。
ぐうたらパパさん [インターネット(字幕)] 7点(2012-03-12 14:14:26)
8.当時まだ19歳だった監督が親友の自殺という実体験を基に作った映画。内容は映画の冒頭で誰かが自殺をしてしまい、いったい誰がなぜ自殺したのかを時間軸が戻って探っていく話です。悩みを抱えた6人の生徒に焦点を合わせて話が進んでいくのですが、ラストがショックです。1回見ただけでは気づかない事も多いので、2回観る事をオススメします。
nyarameroさん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-24 14:16:20)
7.スタイル、テーマ共に「エレファント」に似すぎ。これが文学だったら盗作扱いされるんじゃないのかね。監督が若いから許されるのかな。若い人には逆に完成度より新機軸を期待してしまうけどな。
皮マンさん [DVD(字幕)] 2点(2012-10-12 09:47:08)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 6.12点
000.00%
100.00%
213.85%
327.69%
427.69%
5623.08%
627.69%
7726.92%
827.69%
9415.38%
1000.00%

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