映画『レミーのおいしいレストラン』の口コミ・レビュー

レミーのおいしいレストラン

[レミーノオイシイレストラン]
Ratatouille
2007年上映時間:120分
平均点:6.63 / 10(Review 112人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-07-28)
コメディアニメファミリー動物ものグルメもの3D映画
新規登録(2007-06-25)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2024-06-13)【にじばぶ】さん
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監督ブラッド・バード
ヤン・ピンカヴァ(共同監督)
演出木村絵理子(日本語吹き替え版)
パットン・オズワルトレミー
ルー・ロマノアルフレッド・リングイニ
ブラッド・ギャレットグストー
ピーター・オトゥールアントン・イーゴ
イアン・ホルムスキナー
ジェームズ・レマーラルース
ジャニーヌ・ギャロファロコレット
ブライアン・デネヒージャンゴ
ジョン・ラッツェンバーガームスタファ
ブラッド・バードイーゴの秘書 アンブリスター
ブラッド・ルイス〔製作〕追加音声
岸尾だいすけレミー(日本語吹き替え版)
佐藤隆太アルフレッド・リングイニ(日本語吹き替え版)
有川博グストー(日本語吹き替え版)
家弓家正アントン・イーゴ(日本語吹き替え版)
茶風林エミール(日本語吹き替え版)
麦人ジャンゴ(日本語吹き替え版)
甲斐田裕子コレット(日本語吹き替え版)
東地宏樹ホルスト(日本語吹き替え版)
朝倉栄介ポンピドゥ(日本語吹き替え版)
浦山迅スキナー(日本語吹き替え版)
原作ブラッド・バード(原案)
ヤン・ピンカヴァ(原案)
ボブ・ピーターソン〔声〕(原案補足)
脚本ブラッド・バード
音楽マイケル・ジアッキノ
製作ピクサー・アニメーション・スタジオ(共同製作)
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ(共同製作)
ブラッド・ルイス〔製作〕
製作総指揮ジョン・ラセター
アンドリュー・スタントン
配給ブエナビスタ
美術スーザン・ブラッドリー(タイトル・デザイン)
編集ティム・シモネック
録音ランディ・トム
オムニバス・ジャパン(日本語吹き替え版)
東北新社(日本語吹き替え版録音制作)
日本語翻訳佐藤恵子
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💬口コミ一覧

112.ネタバレ 面白かった! ときに身を乗り出し、ときにのけ反り、大笑いしながら観ました。「モンスターズ・インク」や「ファインディング・ニモ」とはちょっと路線が違う感じで、少々こども向きでない点もあるけれど、たいへんによいできです。私の小さな子供は日本語字幕を読めませんが、英語版を別の試写会で先に鑑賞していて(英語ももちろんわからない)、面白かったと身振り手振り付きで興奮して語ってくれました。映像の力、美しさの勝利だと思います。
ジャッカルの目さん [試写会(吹替)] 8点(2007-07-12 23:07:04)
111.ネタバレ 説得力を欠く荒唐無稽な設定や展開をお伽話だからと納得したとしても明らかな失敗が多々目立つ。

どこに焦点を置きたいのかわからない内容ですし、このプロットならレミーがリングイニを利用してパリの一流店、一流シェフを目指すという方向性をしっかりと打ち出し、軸とすべきだか、そのシチュエーションは成り行きで始まり、成り行きで進む。

そして、リングイニというのは何者なのだろう?
冒頭、勝手に料理へ手を加えているので、おそらく料理人に憧れてはいるのでしょう。しかし、その後はレミーに任せっきりでご満悦。終いにはウェイターにおさまってご満悦。何をしたかったんだ、こいつは(レミーに依存しているだけなので、友情関係も描けずじまい)。シェフに憧れるが才能の無さを痛感して、それでも料理に関わる仕事をしたいとウェイターへ、という描写がなされていれば問題ないが、これじゃあ逃げてるだけのろくでなし。単なる脇役なら問題ないが、進行上の重要人物だし、それなりの扱いをしているんだから、もっと気を遣いましょうよ。

そして、何より思ったことが「配慮が足りない」。上記2例もちょっとした配慮で容易にフォローできると思う。解決となるネズミ仲間の助けも料理人意識を欠く行為なのに後悔や反省の描写が無い(レミーが一番彼らがいかに不潔で無神経か知っているはず。全身洗わせればいいという問題じゃない)。あくまで「窮状故、やむなく」とすべきであって、「助けてくれるんだ、ありがとう。うまくいった、やったー」で終わっちゃダメ(それでもかなり強引な内容ですけど)。

・・・と、欠点をあげればまだまだきりがない。プロット自体はこの方向性でいいと思うが、全体の印象となると失敗作となってしまう残念な作品。
土壇場での監督交代や脚本の建て直しがあったらしいけれど、まさにその影響が如実に表れている。
カラバ侯爵さん [映画館(吹替)] 3点(2007-07-25 13:56:30)
👍 2
110.映画を見終えたとき時の感想は「素直に面白い映画だった」でした。
ミッキーはマウスなのにこちらの主役レミーはラットなのでぜんぜんキュートではありません。同じネズミでも「トムとジェリー」が好きな人には違和感なく楽しめると思います。その不潔そうなネズミと高級フランス料理の意外な組み合わせによるドタバタ劇は期待通りの面白さでした!またディズニーらしい心温まるストーリーや最新CGの綺麗さ(食事がおいしそう!)と迫力は、映画は最高の娯楽だと改めて気付かせてくれます。でも逆に期待以上といえるところはあまりなく、雑さの目立つ、都合よく進みすぎるストーリーにはいまいち乗れませんでした。また内容も子供向けとも大人向けとも少々どっち着かずな感じです。少々気に入らない点はありましたが、大人から子供まで安心してお勧めできる良い娯楽作品だと思います。
ろいぶきゃなんさん [映画館(字幕)] 8点(2007-07-27 21:32:51)
👍 2
109.ネタバレ 冒頭のレミーの紹介から中盤のレミーがリングイニと一緒に料理を作るまではとても面白い発想ですごく引き込まれるものがありました。この世界にしかない世界としてしっかり完結していて、違和感なく見ることができました。ただ、気になったのレミーはリングイニの気持ちを知れるが、リングイニはレミーの気持ちがわかれていない設定に違和感を覚えました。観ている人間は、ネズミ語がわかるのでレミーの気持ちが分かりますが、リングイニはレミーのことを全然知らない。家族がいて、人間を恐れていて、料理が大好きなど、そういったレミーの感情をリングイニとは共有していないので、どうしてもこの二人の関係が薄く感じてしまいました。しかも、終盤ではほぼ全てがナレーション。説明でしかありません。結果としてそうなったのはわかるのですが、なぜそうなったのかこっちに伝わってこないので不完全燃焼な気分です。あと、あまりにも人間とネズミが近い存在になりすぎたのも納得ができません。非現実なのは全然問題ありません。でも、この作品のようにそれがあまりにも現実とくっ付きすぎると、違和感を抱いてしまいます。そして、無理に結論づけてハッピーエンドで終わらせようとしたラストは、多少強引すぎるのではないかと感じました。
ボビーさん [映画館(吹替)] 7点(2007-07-28 00:54:28)
108.ネタバレ 途中まではわくわくする感じが持続してとてもよかった。しかし、リングイニの努力しない性格や、ただグストーの血を引き継いだというだけではっきりわかりやすい悪役をやっつけるという単純なストーリーはどうも受け入れられない。まあ、最後は店を取り返すという以外のところに幸せを持ってきたハッピーエンドだったのでそこはよいと思った。
HKさん [映画館(字幕)] 7点(2007-07-28 12:25:07)
107.ネタバレ 吹替え版での鑑賞です。
まず日本語タイトルが
原題の「ラタトゥーユ」から変更になったのかが
疑問に思えます。
物語中盤と終盤にタイトルにまつわる肝となる部分が
ちゃんと用意されているのにと不思議に思いました。
CGは流石にピクサー製作だけあり、
本編前に上映された他のディズニーCG作品とは
一線を画す出来です、逆に凄すぎて
実写でいいじゃんと思えるくらい…。
まぁ物語終盤でCGでしか表現出来ないな画を
まざまざと見せつけられる訳ですが(笑)
只、CGや個々の演出面では文句のつけ様が無いくらい
よく出来てるのですが、脚本に多少の無理があるようで
登場人物の立ち居地が説明不足であり、
悪人が悪と表現されておらず、ヒロインに至っては
もう一人の主人公リングイニに好意を寄せる過程が全然
描写されていないので(本当は一瞬だけあります)
唐突に恋愛関係になった印象が拭えません。
それと退場したまま最後まで出てこない人物達も
非常に気になりました。
料理で例えると美味しいのだけど
味に深みが足りないと言った処でしょうかね。
声優は本職の方ばかりで流石に安心して観れました。
ままごとさん [映画館(吹替)] 7点(2007-07-29 19:00:48)
👍 2
106.ネタバレ 大人が観てこそ楽しめる、とても上質な映画です。ピクサーなので、CGの質は言わずもがな。巷に溢れ返るCGに飽き飽きしている目にも、ピクサーのCGにはハッとさせられます。ストーリーに多少のアラはありますが、鑑賞後は「良い映画を観た」という満足感に包まれました。料理評論家の評論内容が素晴らしい。創作において重要視すべきなのは一にも二にも作品で、制作者が誰であれ(たとえねずみであっても!)創作物の評価はそれに左右されるべきではない。「『戦争』の反対は『平和』ではなく『創造』だ」というような言葉をきいたことがあるが、何かを好きだという想いや、何かを共に創るという行為は、国家や民族の軋轢をも超える力があるに違いない。…そんな制作者の切実な願いが込められているように思えて、なんだか胸が熱くなった。
アルさん [映画館(吹替)] 8点(2007-07-31 02:27:56)
105.ネタバレ ★1週間経っても頭に残ってる映画は久しぶり。ってんでレビュー変えます(笑)★残念だったのは、言うほど料理が美味しそうに見えなかったこと。ぼくにとって今まで観た映画の料理で一番おいしそうなのは、同じくディズニーの「わんわん物語」でレディとトランプが一緒に食べてるあのスパゲッティ。★要は料理ってシチュエーションですから。いかに高級なフレンチだろうとアレを超えるのは難しいぞ。★もうひとつは、なんでガーシュウィン(パリのアメリカ人)使わないの?予告では使ってたのに。ピクサーって結構こういう「ハズシ」やるからなあ・・・★お気に入りのシーンは、やっぱり最初のほう、レミーがパリの下水道から屋根の上まで駆け上るとこ。BGMかっこよすぎ!ぞくぞくしますね。ブラッド・バードはホントにこういう細かい演出がうまい。あと昼間のパリの街並み。実写というよりは、(写実)絵画的な美しさ、すごいよ。★しかし今回も思うけど、宣伝で「奇跡」だ「感動」だとか連呼するのって違うくないかなあ。基本設定からオチまで全部コメディでしょ?原語の公式サイトでも、「№1コメディ」って言ってるし。★確かにコメディとして見れないと、例えば状況に流されてるだけのリングイニって許せないんですよね。なんか志とか見せろよ!とか。でも彼最初だって別に料理したくてスープに手を加えたわけじゃなかったんですよね。ぼくとしては、あのユルイ性格でいいじゃん、と甘い。★イーゴの名台詞は、もちろんフランス料理界への皮肉だけじゃなく、クリエイション全般における、めったにない製作者側からの一撃。ネズミの料理人という難しい挑戦とともに、心して受け止めようと思う。★なんだかんだ言ってもこの映画の魅力はレミーというキャラですね。リアルなネズミの動きとデフォルメされた人間っぽい仕草や喜怒哀楽の表情のブレンドが絶妙。そして家族の無理解や人間の迫害にもめげず、夢に向けて頑張る姿勢、見習いたいです。★そういえばウチにも以前飼ってないネズミがいました。3匹くらい素手で捕まえたことあります。もちろん皆昇天してしまいました。ごめんよ。今度捕まえたら、料理と引き換えに逃がしてあげるから(笑)。
wagasiさん [映画館(字幕)] 8点(2007-08-01 00:45:42)
104.息子二人を連れて見に行く。
映像的には、なにもいうことはないんだが、脚本はかなりアラがあり、おとなの鑑賞にたえるかというと、びみょーなラインだよなぁ。
ネズミの世界に対して、人間の世界が薄っぺらい。レミーの相棒であるリングイニが、絵的にもキャラクター的にも魅力がない。とってつけたような恋愛話などなど。
子供達は、とりあえず喜んで見ていたし、たいくつするほど悪くはなく、夏休みの家族映画としては、及第点といったところか。
yhleeさん [映画館(字幕)] 6点(2007-08-02 09:50:33)
103.ネタバレ 子どもと吹き替えで観ました。
ねずみが大群で天井から落ちてくるところは怖い・・。
素直に子ども映画を楽しめました☆が、期待しすぎた分
う~んって感じですかね。髪の毛引っ張るところは可愛いですね。
さららさん [映画館(吹替)] 5点(2007-08-03 00:40:01)
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102.ネタバレ 事前の予告編から想像していたのは、料理の得意なねずみのレミーが、冴えない見習いシェフ、リングイニの黒子となって見事な料理の腕を発揮、そして色々な事件、葛藤の末ダメ男のリングイニは、レミーの助け無く、ひとりの男として、人間として大きく成長していく、というものでした。
しかし、実際観た物語はそうではなく、リングイニ自身は相変わらずレミーや厨房の先輩であり恋人のコレットの助けなくしては一本立ちできないという「成長」が全く見られないまま終わってしまいます。
しかもリングイニがレミーあってこその料理人だとわかったのに、恋人コレットは彼の元を離れない(彼の何処に魅力を感じたのか?)。
これではドラえもんののび太状態のままです。彼が物語の軸になるには解せない(題名は確かにリングニイの物語、とはなっていませんが)。
ではねずみのレミーの物語なのかというと、確かに彼は自分の「ねずみ」であるという宿命を打ち破り、レストランをリングイニとともに開業するのですが、それだけではリングイニやコレットにとって果たしてそれで良いのかと若干の物足りなさが残ります。
とはいえ各シークエンスの細かい演出には驚かされたり、うっとりしたり、大笑いしましたし、レミーやその他のキャラクターは表情豊かで暖かく愛らしい。
特に「後ろばかり見てると、未来から来るものを見逃すよ」と敬愛する名シェフグストーの霊に促され、薄暗い下水道から駆け上っていくレミー。そして登り詰めてみると、そこは彼が夢見、憧れたパリの街だった・・・。
このシーン、鳥肌が立ちました。映画史に残る美しいシーンだと思います。
ピクサー作品のCGには毎回驚かされますが、今作に至って、もはや芸術的とも言える境地に達したと思えるのは、ソフト、ハードのテクノロジーの進歩に助けられた画面上の質感の向上という面だけでなく、キャラクターの生き生きとした動きと豊かな表情の変化です。
どんなにデフォルメされた人間であろうと、地を這うネズミであろうと、彼らがスクリーンのなかで間違いなく生きているんだと確信させるほどの説得力を持っていました。
これは製作過程に於いて、徹底的に研究を重ね労力を惜しまず追求してはじめて生み出される、職人芸ともいえるものだと思います。
こういう部分にもピクサー作品の映画に対する愛と真摯な姿勢を感じるのです。
ロイ・ニアリーさん [映画館(字幕)] 9点(2007-08-03 13:58:47)
👍 2
101.ネタバレ ネズミが主役なのにライバルの猫が出てこないという画期的な映画。
あと、ショットガンでネズミを打ち抜く話は昔本当にあった記憶がある。さすが欧米。
 
ネズミたちが沢山出てくるのが非常に気持ち悪いという意見がありますが、
よく思い返してみましょう。あのネズミがミッキーマウスならハッピーな気分になるはず。
いや待てよ・・・
ミッキーは基本的に2本足で生活しているのでネズミとして認識するにはどうなんだ?
しかし、そんな事を言ったら料理が出来、しかも人間でもなかなか作れない美味しいフレンチを作れるレミーの勝ちか?
だが、歌って踊れるミッキーはブロードウェイのどんな役者にも引けをとらない筈だ。
いやいや、幽霊と話が出来るレミーは江原○之、美輪○宏のコンビと並べても遜色ないはず。というか美輪○宏のほうが気持ち悪い。
だが、犬やアヒルなどの生物と会話が出来るミッキーの能力は、既に地球上に存在するどんな生命体をも凌駕している。
でも、会話を理解し文字が読めるレミーはリアリティという意味では人に近い。
いや…違うな…忘れていたが決定的にミッキーにありレミーに足らないものがあった。そう、それはミニーの存在。
恋人との甘美な時間を経験していないレミーとミッキーとでは人として絶対的な経験値の差がある。
ん?待てよ…確かレミーと父親との会話から察するにまだ子供。これから思春期を迎えるはず。
てことは、次回作は「レミーのおいしいレストラン2 ~レミーの発情期~」か!
違う。こんなのファミリー向けじゃない。
 
 
 
映画は結構面白かったです。

ひで太郎さん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-03 18:27:04)
😂 1
100.いやあ、困ったです。レイトショーなので、夕食はすませたはずなのに、観賞中お腹が減って減って。だって、あまりにも美味しそうだったから。これがCGなの?と思うくらいシズル感が、匂いが、目に鼻にまとわりついてきます。料理番組でも感じた事のない美味しさという情報が五感にずんずん入ってくるなんて、凄い映画だ。もちろんお話しもピクサーお得意のファンタジー色あふれるもので、見事に、現実では絶対体感できない不思議な面白さをしっかり見せてくれます。主人公がネズミであるため、下水道の水流も大アドベンチャーになり、調理場でも、その大きさの対比からスペクタルシーンに大変身。小さい故の疾走感も重なり、映画的な興奮も思う存分味わえます。料理評論家のエピソードも当たり前といえば当り前なんですが、やっぱ人それぞれ思い出の味っていうのがあって、料理は理屈じゃないんですよね。また、文字や言葉で表現するものでもない。作りたい情熱と愛情を持った人がいて、それをただ純粋に食べたい人がいて、それで成立するものなんだなあ、とあらためて感じる次第。 最新のデジタル技術で最もアナログなことを伝えているピクサーって、やっぱりすごいなあ。
映画小僧さん [映画館(字幕)] 9点(2007-08-03 18:35:56)
👍 1
99.私は料理が全く出来ません。
なので、ネズミでも良いのでレミーがいたらどんなに助かるだろうと思います
taronさん [映画館(吹替)] 8点(2007-08-06 23:08:38)
😂 1
98.ネタバレ 物語序盤の、レミーがリングイニ操縦を訓練するシーン。ボトルから手酌で注がれたワインがグラスを外れ、背景にピンボケで見えている白いテーブルクロスの上に落ちて跳ねる。その質感、水滴が跳ねながら、半ば布に染み込んでいく様子。その一瞬のリアルなことに思わず見とれた。‥‥‥キャラクターはユーモラスにデフォルメされ、完全に漫画キャラだが、背景のリアルさや料理のシズルはますます磨きがかかっている。さすがはピクサー、CGアニメ世界一を自負するだけのことはある。動きもCGならではの不自然さがなく重量感もあり、観ていて違和感を全く感じなかった。‥‥‥ヒロインがリングイニを好きになる行程が無く、筋書きはツッコミどころ満載だが、節々にボケとツッコミが効いていて大変面白い。散弾銃を打ちまくられシャンデリアと一緒に落ちたネズミたちとそれを凝視するオバアさん、保健所の調査員がキッチン一杯のネズミ軍団を見て立ちすくむ保健所の調査員。このあたりの「一瞬呆気にとられて固まる」様子がスピーディーでリズミカルに表現されていてユーモラスだ。‥‥‥またレミーが「味を感じる」様子や、イジワル評論家が田舎料理に衝撃を受けるシーンなど、CGの技術だけに頼るのではなく心象表現も大変工夫されている。主人公は結局ネズミの力を借っ放しで自立できないダメコックのままだけど、とても見応えのある一作だった。
six-coinさん [映画館(吹替)] 7点(2007-08-08 01:16:02)
👍 1
97.ネタバレ リングイニが「目的のないダメ男」との批判があるようなので、ちょっと擁護したいと思うのですが、彼は元々コックになりたかったわけではなく(本人がそう言っている)、序盤にスープの味付けをしていたのは、誤ってこぼしてしまったのを隠すため。彼がそもそもこの店を訪れたのは、母親の紹介状があったからで、料理がしたかったからではない。とにかく職にありつく必要があったのだろう。身寄りもなく才能もない彼にとって、職を得るのは大変なことで、要するに生活がかかっているのだ。コックだのウェイターだのと選り好みをしていられる立場ではない(当然クビは何としても免れたい)。また、コレットがレミーの存在を知ってからも「ダメ男」リングイニと付き合っている件だが(つまり彼には料理の才能がないと知った)、リングイニの長所は、レミーをパートナーとして選んだことだろう。彼はいち早くレミーの才能を見出し、たとえネズミであっても、友人として迎え入れた。それは、「誰でも料理を作れる」というグストーのモットーであり、グストーに師事するコレットにとっては、リングイ二を好きになる充分な理由になるのではないか?リングイ二は確かにちょっと頼りなくだらしのない男だが、ネズミを殺すこともできない優しさを持っている。レミーがグストーの遺言状をシェフの手から取り返したのは、誰のためだろうか?友人であるリングイ二のためではないか?リングイ二はレミーに操られているだけのように見えて、実は二人(?)は運命共同体、どちらかをなくしては成立し得ない存在となっている。つまり、リングイ二は充分魅力的な人物として描かれており、リングイ二あってこその「レミーのおいしいレストラン」なのだ。しかし、この作品で最も素晴らしいのは、何と言ってもフルCGで描かれた映像スペクタクルだろう。レミーの表情、仕草、体毛の質感は勿論のこと、ネズミの視点で描かれたアクション、息を呑むパリの夜景、涎が出るほど美味しそうな料理の数々。まさに「眼福」と言いたい。
フライボーイさん [映画館(吹替)] 8点(2007-08-09 08:38:10)
👍 2
96.ネタバレ 楽しかった。心温まる作品だったけどレミーがあまり魅力あるキャラではなかったかな。大量のドブネズミが厨房いっぱいに調理しているシーンは見ていて気持ちいいものではなかった。不潔だ。
ギニューさん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-10 19:52:22)
95.登場する料理をみて、あまりにも美味しそうで(フランス料理を良く知らないので本当に美味しいかどうかしりませんが)それでもあまりにも美味しそうで、その映像に、泣いてしまった。
はばからない、おれはピクサーが大好きだー
no_the_warさん [映画館(吹替)] 9点(2007-08-14 23:51:19)
94.ネタバレ 人間と同じ知能を持った動物が、人間界において物語の破綻なく登場できる状況は
 1.その動物及び動物世界が、人間および人間界のカリカチュアとして描かれている
 2.その動物と主人公が親密で、その特殊な関係性の上でのみ成り立つ
ことが前提条件であろう。1は人間との関わりはあまりなく(あったとしても敵対する存在として描かれるのみで、友情は存在しない)、動物内の世界が中心のストーリーとして描かれる。2の場合は主人公とその周りのみが深い内的付き合いとしているために発生する閉じた関係性で、他者は絶対に理解し得ない。「マダガスカル」や「森のリトルギャング」は1に、「ウォレスとグルミット」「ドリトル先生」は2に属する。集団としての人間と集団としての動物を描くのは難しい。これをやってしまうとあまりにも荒唐無稽化して、つまらなくなるからだ。ところが本作は1,2のどちらにも属さない。
 ねずみが集団で料理を作っているところを見た評論家イーゴは、何かのトリックを疑うべきであって、それを認めることは本来許されない。グストーの他の料理人とともにその場を去るべき人であるはずだ。もし、それを認めさせてしまえば、他の人間すべても、ねずみが集団で料理を作れることを許容させてしまう世界観が出来上がってしまうからだ。かわいいねずみが料理を作っている世界でも稀有のレストラン「グストー」となれば、ものすごい繁盛だろう。だれでも料理人になれると説いたグストーの理論はここに極まり、ねずみでも作れますよという、違うメッセージ性が十分に成り立つ。
 ところが、イーゴはこれを認めるのである。ねずみが集団で料理を作っているところをイーゴのみが理解するところに、本作の特色があると感じる。
 また、レミーを導くのはグストーの「霊」であって、レミーの「妄想」ではないと最後に明かされるのではないかと半ば期待しながら見ていた。「妄想」にしてはグストーの導きは当を得ていて偶然がすぎるからだ。結果的に息子を救い、宿敵イーゴを失脚させ、だれでも料理人になれると説いた自説を証明させている。
 もしかすると、ラストは違う落ちが用意されていたのだろうか?
 いずれにしろ、グストーとイーゴの関係や人間性が説明不足で、ストーリ的に物足りなさを感じた。ねずみがワラワラ出てくるところもやはり気持ち悪い。その他は素晴らしい出来具合だった。
zatoさん [映画館(吹替)] 6点(2007-08-16 21:37:47)
93.めちゃくちゃ可愛かったww。そしてパリの街綺麗。何から何まで面白くって、吹き替え版で見たからまわりおこちゃまばっかりで結構騒がしかったんだけど、そんなの気にならない位見入っちゃった。
ネフェルタリさん [映画館(吹替)] 9点(2007-08-17 13:38:32)
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 112人
平均点数 6.63点
000.00%
100.00%
221.79%
365.36%
465.36%
5119.82%
62017.86%
72623.21%
83026.79%
9108.93%
1010.89%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.91点 Review23人
2 ストーリー評価 6.55点 Review27人
3 鑑賞後の後味 7.42点 Review26人
4 音楽評価 7.04点 Review22人
5 感泣評価 5.65点 Review20人

【アカデミー賞 情報】

2007年 80回
脚本賞ブラッド・バード候補(ノミネート) 
脚本賞ヤン・ピンカヴァ候補(ノミネート) 
作曲賞(コメディ)マイケル・ジアッキノ候補(ノミネート) 
音響効果賞ランディ・トム候補(ノミネート)(音響編集賞として)
音響賞ランディ・トム候補(ノミネート) 
長編アニメーション賞ブラッド・バード受賞 

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