映画『魍魎の匣』の口コミ・レビュー

魍魎の匣

[モウリョウノハコ]
The Shadow Spirit
2007年上映時間:133分
平均点:4.82 / 10(Review 50人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-12-22)
ホラーサスペンスシリーズものミステリー小説の映画化
新規登録(2007-12-30)【タコ太(ぺいぺい)】さん
タイトル情報更新(2024-02-27)【イニシャルK】さん
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監督原田眞人
キャスト堤真一(男優)中禅寺秋彦(京極堂)
椎名桔平(男優)関口巽
宮迫博之(男優)木場修太郎
田中麗奈(女優)中禅寺敦子
黒木瞳(女優)柚木陽子
マギー(男優)(男優)鳥口守彦
堀部圭亮(男優)青木文蔵
荒川良々(男優)安和寅吉
笹野高史(男優)今出川欣一
大沢樹生(男優)増岡則之
寺島咲(女優)柚木加菜子
谷村美月(女優)楠本頼子
清水美砂(女優)中禅寺千鶴子
篠原涼子(女優)関口雪絵
宮藤官九郎(男優)久保竣公
柄本明(男優)美馬坂幸四郎
阿部寛(男優)榎木津礼二郎
矢柴俊博(男優)須崎
原田遊人(男優)
田村泰二郎(男優)妹尾友典
原作京極夏彦「魍魎の匣」(講談社刊)
脚本原田眞人
音楽村松崇継
編曲東京事変「金魚の箱」
主題歌東京事変「金魚の箱」
撮影柳島克己
製作朝日放送(「魍魎の匣」製作委員会)
ショウゲート(「魍魎の匣」製作委員会)
ジェネオンエンタテインメント(「魍魎の匣」製作委員会)
企画遠谷信幸
プロデューサー小椋悟
配給ショウゲート
特殊メイク中田彰輝
特撮古賀信明(VFXスーパーバイザー)
美術池谷仙克
大坂和美(装飾)
赤松陽構造(タイトルデザイン)
中田彰輝(造形)
衣装宮本まさ江
照明高屋齋
あらすじ
終戦直後の東京。連続する少女バラバラ殺人事件。背後には、ひとりの男の妄念があった。「匣」…その四角い空間を満たさずにはいられない。みっしりと、みっしりと… ベストセラー作家・京極夏彦の代表作が、ここに完全映像化!
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💬口コミ一覧

50.映像も音楽も美しく、予想以上の仕上がり。黒木瞳の登場シーンなどまさに出色の出来。しかし肝心のお話が、どう仕様もなく面白くない・・・?なぜ頼子はあんな行動をとったのか?木場は?雨宮は・・・?原作ではそれこそみっしりと綿密な描写がされていた登場人物の心理が、行動原理が、映画ではぽっかりと抜け落ちてしまっているため、ストーリーの面白さが大幅減となってしまった。面白い「映画」たろうとするあまり、中身を失った、それこそ空虚な箱のような作品だったと思う。
映画としてはそれなりに見所があると思うので、原作を既読の人、今後も一切原作を読む気の無い人には結構おすすめの作品だが、『魍魎の匣』という小説に少しでも興味がある人は、小説を先に読んだ方が幸せかと。文句なく面白かった原作のストーリーは大幅に変えて別物にしているにも関わらず、要所要所は全てネタバレしているというどうにも困った脚本につき。
最後に、「幾らでも美文が書けそうな技量を予感させておいて、それががたがた崩れて行く」とは久保の台詞だが、意外と監督の目指したものはここにあったのかもしれない。至極好意的な見方をすれば、だが。
Mum,theSanChrysさん [映画館(邦画)] 7点(2007-12-30 17:54:21)
49.単純に、猟奇系作品として観るならば、つまりは原作を無視して観るならば、そこそこ面白く仕上げられていると思います。全編を通じて色彩も美しく演出も確かです。陰惨な題材ながら、あまりそれを感じさせない。原作を未読、あるいは読む予定がないのであれば、これはこれで良いのではないかとも思えるところです。
でも、京極作品を読み続ける愛読者としては、根本的に許しがたい部分が…。ひとつには登場人物の描き方。スタッフは違うと言えども、前作(?)「姑獲鳥の夏」でも同様のレビューを書かせていただきましたけれど、あまりに原作の人物像と乖離し過ぎ。京極堂シリーズの数多ある魅力のひとつは登場人物のキャラクター設定。そしてその人間関係。それが全く生きていない。これではいけません。(ちなみに、キャスティングはそれほど外してないとは思います。ただし、関口は前作の永瀬正敏の方がイメージ近いかな?)
そして、何と言っても困ってしまうのが、最大の見せ場である「憑物落とし」の場面。これじゃぁ落ちませんよ。その原因は、やっぱり作品を短縮しすぎてるからじゃないかなぁ。。。
というわけで、次作に期待?ただし、もっと長尺にしてね。観客泣かせになるぐらいに。
タコ太(ぺいぺい)さん [映画館(邦画)] 4点(2007-12-31 00:56:47)
48.ネタバレ 原作は読んでいないので、映画だけで感想を書きます。堤・椎名・阿部の3人のからみはとっても目の保養になります。セリフの掛け合いも楽しいです。見に行く価値があります。宮藤さんのキャスティングは少しアクが足りない気がしました。ストーリーが少し複雑に展開するし、一気にたくさんの登場人物が出てくるので、最初話についていくのに必至でした。どうしてあんなに娘達がイカレているのか、木場刑事の心情の変化など何箇所か理解出来ませんでしたが、最後にはなんとか話の全体像が見えてきました。私は仕事柄オペ室に入るので、血まみれの患者さんは見慣れていますが、それでもこの映画は少しだけ気分が悪くなりました。でも、それは決して悪い意味ではなく、映画として成功してるってことでしょう。イケメン3人衆で映画をシリーズ化して欲しいです。 清水さん、ちょっと老けた??
キャロルさん [映画館(邦画)] 7点(2007-12-31 11:50:36)
47.京極シリーズのファンであり、原作も既読です。結論から言えば、「あの長~い原作をよくまとめたな」って感じ。かなりアレンジされており、原作での見所である「消失」と「憑き物落し」は全く違うものとなっていた。正直、京極夏彦をご存知でない方が本作品を見て、「こんな作風なんだ」って思われると心外だな。原作未読の方は是非とも原作を読んでください。お薦めです。劇中の音楽がなかなかおしゃれで、監督のセンスを感じることもできたので、甘めに見て7点差し上げます。
tonaoさん [映画館(邦画)] 7点(2008-01-08 08:43:06)
46.前作のひどさから比べると、相当マシでした。次作の狂骨に期待して7点。
SAS30さん [試写会(邦画)] 7点(2008-01-08 16:52:15)
45.ネタバレ 原作未読。ちょっと中国っぽい風景が多いですけど、戦後間もない日本という趣も感じられ猟奇的な事件と相俟って雰囲気は抜群。ロケをやった効果は大いにあったと思います。バラバラ殺人と関係無さそうなそれぞれバラバラの話が絡まり纏まっていくのは上手かったかな。ボクっ子の加菜子、その加菜子に完璧を望んでいた頼子、久保の狂気っぷり、美馬坂の研究、京極堂の胡散臭い宗教のやり込め方なんか色々と詳しく知りたくなったので原作を読んで補完しようかと思います。 各キャラ立っていて掛け合いも余裕綽々で観ていて楽しかったですね。まぁお話は猟奇的で多少グロもありですけど、関口が椎名になったおかげかな。永瀬より明るいダメ人間風で良い味が出てました。田中麗奈を含めチームとして輪が出来てたなと思いますが宮迫は忙しいなら無理して出なくてもいいのに。 あと、さすがの黒木瞳もかなり厳しいですね。そろそろ後進に主演女優の「座」を譲った方が良いんじゃないかと思われます。音楽は今回も良かったです。
ロカホリさん [映画館(邦画)] 7点(2008-01-09 19:34:19)
44.前作もあったんですね。何も知らずに見てきました。
サスペンスどころか、私にはホラーでした。ちょっとグロいです。
しかし、笑いもあり、話が進むにつれて惹きこまれていきます。
堤さんと椎名さんのコンビが面白かった。
bluestarさん [映画館(邦画)] 4点(2008-01-12 00:27:16)
43.結構評価高いんですねぇ。自分はダメでした。2時間が長い長い。宮迫を除く俳優さんはそれぞれのキャラがたっていて良かったのですが、宮迫の芝居がくさすぎてダメでした。
キャラハンさん [映画館(邦画)] 4点(2008-01-12 22:27:04)
42.やっぱりあの原作を2時間にまとめるのは無理がありますね。音楽や映像はとてもよかったんですが、残念です。関口役は「姑獲鳥の夏」の永瀬正敏のほうが関口っぽいと思う。
バムセさん [映画館(吹替)] 4点(2008-01-14 01:31:17)
41.ネタバレ どうなのよ?あの気持ちの悪さは~~!そして中身のない展開。う~~~~ん・・・(悩)ただ趣味の悪い映像をだらだら見せられてる感じ?俳優さんはみんなよかったけどなぁ。でもなぁ。内容がないよう・・・沈。
ゆみっきぃ♪さん [映画館(邦画)] 6点(2008-01-14 21:45:33)
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40.京極作品未読の上、「姑獲鳥の夏」がダメだったので観る予定ではなかったのですが、原田監督(と椎名桔平の髪型)にちょっと惹かれて、あまり期待はせず劇場へ。中国ロケ効果の広いつくりの画面と、キャラクターのからみが思いの外良かったです。気にいったので、今原作に挑戦中。映画的な改変は全然OKですが、これだけはちょっと、と思うのは木場刑事。すごく重要な役立ったのに、映画ではあまりに意味不明でしたね。敬遠気味だった京極を読むチャンスをもらったから甘いめで。
ねふねふさん [映画館(邦画)] 7点(2008-01-15 16:49:26)
39.あの話から木場という主体を抜くだけで、こんなにも事態はわかりやすく展開するんだなあとしみじみ。本では主役と言ってもいい扱いだっただけに、木場のいらない子っぷりにはびっくりしました。あと宮迫はいまいち…。他はみんなあってたと思います。かけあいが面白かった。
脚本を映画用にだいぶいじったみたいですが綺麗にまとめてくれたと思います。みっしりみっしり言ってくれたのも高評価!しかし里村は出してほしかった!その他キャスティングについても特に文句はないけどクドカン!久保の神経質な感じがあまり出てないかなーと思いました。
本読んでる上で映画は映画として楽しめる人なら面白いと思います。本至上主義、もしくは本未読だと多少難解で退屈なのかも。
のえるあいさん [映画館(邦画)] 7点(2008-01-15 19:21:53)
38.一緒に見に行った会社の女の子たちは、「『魍魎の匣』は見たいけど、『AVP2』はスプラッタだから見たくない」と言っていた。「匣」の方がグロいと思うんだけど。わけわからん。
センブリーヌさん [映画館(邦画)] 6点(2008-01-17 00:09:33)
37.ネタバレ 原作既読。原作を忘れて映画単体として観ると、テンポも良く、配役も良くて
面白く観れました。レトロな雰囲気の色調補正もきれいです。
ただやっぱり、あの事件のきっかけになる「小説家が最初に見たもの」は、
もっと美しいものであってほしかった。
この内容だと、劇場型猟奇殺人そのものを趣味にしてる人間の犯行ですよね。
引き出しにつめに行ったりしないんですよ、あの犯人は・・・。
全体的に、なんというか、フェチ度とお耽美度が低すぎる!
もっともっと、「みつしり」してないと!!
あと京極堂はコミカルである必要なし。まわりのみんなで十分です。
でも全体的には面白かったので、一見の価値はありです。
そして原作もぜひ読んでください。ほんとうの憑物落としはそちらで・・・。
ミツバチさん [映画館(邦画)] 7点(2008-01-23 23:47:34)
36.ネタバレ もう観る前から怒る気マンマンだったが、やっぱヒドかったなぁ。よかったのは美術くらい?この作品最大の見所は思春期少女2人の危うい関係でしょ。百歩譲っても木場修の迷走がメインにくるべき。それを両方とっぱらっちゃった時点でもう原作の名前を借りる価値ナシですよ、もう。プンプン!それに替わるテーマがあればまた別の話ですけど、意味もなく研究所登ってアクション出したり、ヘンに京極堂をコミックタッチにしたりとひどい有様。この監督はブログでエラそうなこといってるくせに、まともな映画も撮れない、脚本も書けないんだとレッテル貼らせてもらいます。
ダブルエイチさん [映画館(字幕なし「原語」)] 2点(2008-02-17 18:12:58)
35.ネタバレ 原作とまるで違う内容。別物としてとらえた方がいい。登場人物の雰囲気も全然違うし。敦子、鳥口、和寅はどうにかそんな感じだったかな。原作を知らない人が見たら、内容分からないでしょこれ。2時間で収めるのがまず無理。端折り過ぎてて加奈子のカリスマ性とか伝わってこないし。木場修と陽子の間柄はもっと濃厚だし。逆に原作読んだ人は、そのギャップに落胆するでしょ。見るに値しない映画だ。京極夏彦氏はこれ見てどう思ったんだろう。
VNTSさん [DVD(邦画)] 4点(2008-07-03 18:39:18)
34.ベストセラー作家・京極夏彦の人気シリーズの2度目の映画化作品。
前作「姑獲鳥の夏」に続き、主要キャラクターを、堤真一を始めとして豪華な俳優陣が同じく演じている。(永瀬正敏が演じた関口だけ、椎名桔平に変わっていたが……)

不思議な映画だった。
ストーリーは、「匣(はこ)」に取り憑かれた男が繰り返す連続少女バラバラ殺人を軸に、怪奇的に紡がれるミステリーだが、その物語のテイスト以上に、“噛み砕けない”映画だったと思う。
京極夏彦の原作を未読で、物語の核心をつかめていないことが、そもそも入り込めない要因なのかもしれない。
おそらくは、原作はもっと緻密にストーリーの裏に蠢く人間の「闇」を描き切っているのだろう。

堤真一、阿部寛、椎名桔平をはじめとする主要キャストの掛け合いはとても秀逸で、彼らのパフォーマンスを観ているだけでも、結構魅せる。
ただそれが、そのまま映画の核心にリンクしていないという印象。物凄く面白いようで、とてつもなくつまらない。完全に相反する感想が共存する感覚が残る。

原作風景を意識した作り込まれたビジュアル、良い意味で仰々しい演技、見所は確実にあり、豪華な舞台作品を観ているようにも感じる。
自信をもって「面白い!」とは言えず、すべてが消化される「快感」はないが、ひとつの映画体験としては、こういうのもアリだとは思う。
鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 6点(2008-07-12 09:09:23)
33.ネタバレ 原作未読。
堤さん目当ての鑑賞ですが、他にも好きな人がたくさん出ていたのでもっと感動。
内容は、金田一シリーズの陰陽師版とでも言いましょうか。
難しい言葉がたくさん出てくるので私は好きでした。
トリック・ケイゾクに似た雰囲気がありますね。
笑いもあって伏線がたくさんあり、とても素晴らしい映画。
面白い!
Sway N Linさん [DVD(字幕)] 9点(2008-07-16 11:40:27)
32.ネタバレ 戦後日本が舞台ということなんですけど、特に前半はどう見ても中国の街並みでしょう。ありゃ?東京じゃなかったっけ?いつの間に中国に?みたいに混乱しちゃいましたよ・・・。それに、もうこれは相性の問題なのかもしれませんけど、全編がジャンプ・カットみたいなショットで進んでいくでしょう。シーンの余韻みたいなものもないし、もの凄く違和感がありますよね、ああいうのって。加菜子の性格も理解不能。割と大作なのに、もったいない、、、。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 4点(2008-07-20 22:18:27)
31.原田眞人は苦手なので恐る恐る観ましたが、余りの原作の無理っぷりが酷かったです。流石にキャラの性格まで変える必要があるのでしょうか。
原作の面白さが1%すら出ていない気がしました。セットは戦後まもなくの雰囲気がよく出てました。それだけの映画。
民朗さん [映画館(邦画)] 1点(2008-07-30 15:07:28)
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【点数情報】

Review人数 50人
平均点数 4.82点
000.00%
124.00%
236.00%
348.00%
41632.00%
5714.00%
6612.00%
71122.00%
800.00%
912.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review8人
2 ストーリー評価 4.14点 Review7人
3 鑑賞後の後味 4.28点 Review7人
4 音楽評価 7.00点 Review8人
5 感泣評価 2.71点 Review7人

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