映画『フィクサー(2007)』の口コミ・レビュー

フィクサー(2007)

[フィクサー]
Michael Clayton
2007年上映時間:120分
平均点:6.19 / 10(Review 62人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-04-12)
ドラマサスペンス犯罪ものミステリー
新規登録(2008-01-09)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2017-07-02)【TOSHI】さん
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監督トニー・ギルロイ
キャストジョージ・クルーニー(男優)マイケル・クレイトン
トム・ウィルキンソン(男優)アーサー・イーデンス
ティルダ・スウィントン(女優)カレン・クラウダー
シドニー・ポラック(男優)マーティ・バック
マイケル・オキーフ(男優)バリー・グリッソム
デニス・オヘア(男優)ミスター・グリーア
ケン・ハワード〔男優・1944年生〕(男優)ドン・ジェフリーズ
デヴィッド・ザヤス(男優)刑事 ダルベルト
フランク・ウッド(男優)マイケルの元妻のパートナー ジェラルド
ジュリー・ホワイト(女優)ミセス・グリーア
オースティン・ウィリアムズ(男優)ヘンリー・クレイトン
ダグラス・マクグラス(男優)ジェフ・ギャフニー
トーマス・マッカーシーウォルター(電話の声)
小山力也マイケル・クレイトン(日本語吹き替え版)
菅生隆之アーサー・イーデンス(日本語吹き替え版)
日野由利加カレン・クラウダー(日本語吹き替え版)
塚田正昭マーティ・バック(日本語吹き替え版)
魚建バリー・グリッソム(日本語吹き替え版)
小林由美子ヘンリー・クレイトン(日本語吹き替え版)
檀臣幸ミスター・ヴェルヌ(日本語吹き替え版)
伊井篤史(日本語吹き替え版)
脚本トニー・ギルロイ
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
編曲ブラッド・デクター
撮影ロバート・エルスウィット
製作シドニー・ポラック
ジェニファー・フォックス
ケリー・オレント
製作総指揮スティーヴン・ソダーバーグ
ジョージ・クルーニー
アンソニー・ミンゲラ
ジェームズ・A・ホルト
配給ムービーアイ・エンタテインメント
特撮ランドール・バルスマイヤー(視覚効果スーパーバイザー)
美術ケヴィン・トンプソン[美術](プロダクション・デザイン)
ジョージ・デ・ティッタ・Jr(セット装飾)
編集ジョン・ギルロイ
その他ブレイク・ニーリー(指揮)
あらすじ
巨大法律事務所の腕利き弁護士マイケルは、今は第一線を外され「掃除屋(フィクサー)」という事務所の裏の仕事を任されていた。そんなある日、私生活での失敗もあり追い詰められていた彼に対して、ある大企業に対しての集団訴訟を担当していた同僚弁護士アーサーが、精神を病み奇行に及んでしまったという事態の後始末をしろとの命令が下される。アーサーの行為の背景にある真実を知った彼は…。
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💬口コミ一覧

62.ネタバレ アカデミー賞最多ノミネート作品でかつ助演女優賞獲得作品ということで観てきました。さすがに迫力満点でした。受賞したカレン役も凄い演技でしたが、弁護すべき企業の、企業モラル堕落の決定的証拠を握ってしまったが為に精神的にバーン・アウトしてしまい、最後は殺されてしまうアーサー役の方が鬼気迫る迫力でした。自分が仕事としてやっている事と、人間としてやらねばならない事にズレがみつかり、選択を迫られる場面は人生に幾度かは起こる事件だと思います。しかし、足の指の間に麻薬(?空気注入はあんなには簡単に筋注できませんので)を注射して殺すなんて、通常は結構荒っぽい米国の暗殺者にしてはやや手が込んでいたような・・・。▼丘の上に3頭の馬がいて、それを見るために車を降りた故に命拾いした、ということに何か意味があったのでしょうが、今回は理解できませんでした。最後の、携帯で飛ばされた話を録音され、その上写メまで撮られてしまったカレンが、唖然として崩れ落ちる様でカタルシスを覚えたのは、私だけだったのでしょうか?
亜酒藍さん [映画館(字幕)] 8点(2008-04-12 14:11:49)
61.ネタバレ 点数を付けるのが、非常に難しい作品だ。
賞レースに加わっているだけのことはあり、映画の質はそれなりに高いといえる。
俳優の演技、緊迫感溢れる演出を飽きることなく堪能することはできた。
しかし、ストーリーがあまりにも面白みに欠ける。
ソダーバーグが製作に関わっており、彼の監督作品やプロデュース作品と同様の感想を抱く。いったい何を伝えたかったのが分からない。
友情なのか、正義なのか、社会派映画なのか、「フィクサー」の活躍なのか、法廷系サスペンスなのか、大企業による陰謀モノなのか、何に焦点を当てたのだろうか。
楽しめない理由はいくつかある。
まず「トム・ウィルキンソンの精神病」だ。
なぜ精神病という設定にして、異常行動を取らせる必要があるのか。
正義感に溢れ、愛に悩むノーマルな弁護士という設定の方が絶対に面白くなったはずだ。
そして、次は「ジョージ・クルーニーの借金」だ。
ギャンブル狂いで文無しであり、さらに突然借金を抱えて苦しい状況が分かる。
「どうしても数日以内に大金が必要だ」というのは面白い設定だ。
ただ、この面白い設定がまるで活きてこない。「金」を取るのか、それとも「正義」や「友情」を取るのかという葛藤があってこそ、活きてくるものだ。
フィクサーとして揉み消しを依頼されて、事件を解決すれば多額の金を手に入れられるが、友人の本来の目的を知り、どちらの側に付くのかを悩んでこそ面白いものとなる。
「金」に傾くかのように観客をミスリードしておき、最後には・・・というのが定石だろう。
さらに、最後は「ティルダ・スウィントンの弱い悪役ぶり」だ。
精神的な弱さを抱えているにも関わらず、重役に抜擢され、追い込まれているという設定は面白い。企業を守るための彼女の暴走は、精神的な弱さによるものだろう。
ただ、そんな弱い悪役では迫力に欠ける。
表では「フィクサー」を使って合法的な解決を図ろうとしながら、裏では「殺し屋」を使って非合法的な解決を図ろうとする二面性を抱えるような悪役の方が面白いと思う。
精神的な弱さがあるのに強がろうとするからこそ、表と裏の顔が大きく乖離していくものだ。本作では、ただのプレッシャーに弱い女性としか映らず、内面の複雑な想いなどは感じられなかった。
これらを踏まえると、どうしても高い評価はできない。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 5点(2008-04-13 01:45:09)
👍 2
60.ネタバレ 最初は物語を把握するのに集中力を要する。登場人物の台詞でどんな状況で、どんな仕事をしていて、どんな間柄かを判断しなければいけないのだ。まぁしばらくすればわかってくるが・・・。しかし、ジワジワと面白みが出てくる。ジョージクルーニーが借金苦になっても平然としている点が少し気になった。どう見てもイケイケのエリート弁護士にしかみえない。久しぶり良い社会派サスペンスものを観たかなといった感じだ。
キャメルさん [映画館(字幕)] 8点(2008-04-14 15:55:40)
59.主人公を悩ますいろいろな出来事がありますが、そのどれをとっても、主題に関係する事柄がないように思えました。あくまで主人公が苦労してるよと言いたかっただけのように感じます。そんな余計なことをせずに、メインの事件だけを追ってくれていれば、面白いミステリーになったと思います。
shoukanさん [映画館(字幕)] 4点(2008-04-14 22:12:44)
👍 1
58.ネタバレ 二回も同じシーンを放送しておいて、マイケル・クライトンが命拾いしたのが偶然って・・・。そこは何らかの伏線が欲しいよ。「王国と克服」という本の挿絵で、ちらっと広原に佇む馬があったから、つい深読みしちゃった自分が口惜しい。ジョージ・クルーニーがかっこよかったから、ま、いいけど、仕事の疲れをとるための週末に観に行く映画としては、あまりおすすめできませんな。
豆治さん [映画館(字幕)] 4点(2008-04-20 00:14:08)
57.ネタバレ この邦題で主演がジョージ・クルーニーであれば、弁護士でも手に負えない難事件を次々に解決する「フィクサー」が、それでもたじろぐほどの大事件が起こり、それでも数々の人たちの思惑を抑え込んで事態を乗り切る・・・みたいな内容を期待するところですが、全然そんなことはない、というかむしろ対極でした。冒頭の事件処理からして何となくぱっとしないのですが、おまけに私生活では借金まみれだし、起こってくる状況に対しても何か無力で受身的だし、そのくせラストはえらく都合良くて、そもそも何のためにこの主人公の設定にしたのかよく分かりませんでした。普通の展開にしていたら素直に面白くなったと思うのに、奇をてらって価値半減になった感じ。
Oliasさん [映画館(字幕)] 5点(2008-04-21 02:38:29)
👍 2
56.ネタバレ 個人的に好みに合わないことが多いジョージ・クルーニーなので、あまり期待せずに見たが、そこそこの出来。凄腕の黒幕が次々に活躍する話かと思ったが、まったく違った。原題は、あくまで「マイケル・クライトン」であって、「フィクサー」が全面に押し出された話ではない。ストーリーとしては、マイケルが車を離れて難を逃れたところに何の脈絡もなかったり、いくら時計を放り込んだって肝心の“体”がないのに“死亡”が確認されるとは思えないとか、オチもいかにもありがちなパターンで意外性がまるでないといった具合で、アカデミー賞候補にしては、このように雑な部分が散見されたのは残念。ついでにいえば、最後は、ちゃんと令状を取って囮捜査しているはずなので(でなきゃ証拠能力がない)、重要な会話を携帯を通じて聞かせるというのはリアリティに欠ける(マイクくらいは付けるはず)。また、守秘義務を守れなかったマイケルや法律事務所の将来は真っ暗だろう。さらに、カレンの演技は「うまく演技している」感じが見て取れてしまい、印象はよくなかった。
mohnoさん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-08 01:31:27)
55.なかなか見応えがありました。ジョージ・クルーニーの演技が良かったですね。
ギニューさん [映画館(字幕)] 7点(2008-05-10 10:27:54)
54.主役をを中心にした人間関係が丁寧に描かれていて見せる部分も多い。子役もうまかったし、正気を失ったかのような友人もバゲットいっぱい持って歩いてるシーンなんかよかった。始終おどおどした様子の女性管理職は嫌だった。全体に話の印象が薄いし、痛快さに欠けて後味はいまいち。
のまっとさん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-19 22:16:55)
53.頭が悪いせいか途中まで話について行けず訳分からんかった。だんだん役柄やストーリーなどが分かってきたところで終わっちゃったって感じ。あまり楽しめなかったですわ。
かすおさん [映画館(字幕)] 4点(2008-07-06 00:30:37)
👍 1
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52.ネタバレ ストーリーのブツ切りに不親切な演出。またもやソダーバーグ一派か。ぼおっと見ていたせいか、馬のエピソードは、パンフを読むまで気づかなかった。フィクサーというのは、悪徳弁護士の意味もあるらしいが、普通の日本語の感覚からすると違和感がある。かといって原題だといまいちだし、最近こんなのばかりだ。本作で凄いのはやっぱりティルダ・スウィントンだろう。「フツー」のキャリア・ウーマンが殺人にまで手を出してしまうというのも恐ろしいが、それ以上に脇の下に汗じわーっとか、腹の肉ぶよっとか、もう正視に耐えない衝撃映像の数々には戦慄を覚える。何百億ドルもの訴訟を一人で仕切るなど、人間の限界を超えているというものだ。リーマンの鬱病なんてレベルじゃない。さすがアメリカ。殺人シーンも妙に機械的で怖いし、誰もが何気なく極限状態に陥っている様に、観ているこちらの神経までギリギリと締め付けられるようだ。正義を貫き勝利を手にしても、ハッピーエンドにならないのがいい。
わいえすさん [映画館(字幕)] 9点(2008-07-07 00:59:21)
51.派手好きの映画を好む方には薦められないかと思われます……。ジョージ・クルーニー目当てだけの方も止めておいた方がいいでしょう。
最後の"騙し"は見ていて爽快でしたね。
民朗さん [映画館(字幕)] 5点(2008-07-29 00:07:20)
50.知的な映画だと思いました。ストーリーの軸がなかなか見えてこないのだけど、じわじわ見えてくる。しかし面白かったかといわれると、もうひとつ。もう少しテンポがほしかったということと、もう少しフォーカスしてくれるとよかった。見終わったとき、なんだか映画が終わった気がしなかったのがひっかかった。
しゃっくりさん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-15 22:37:49)
👍 1
49.これは、玄人好みの しぶ~い 秀作ですね~ 限りなく 10点に近い、9点です!! クルーニー..イイ作品に出てるね~ これからも、作品を選んで出演してください..期待してます...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 9点(2008-09-17 13:04:13)
48.なんだろう、いまいち必死さが伝わってこない。全体を通して物足りなさが残った。
ラグさん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-19 19:02:42)
47.ネタバレ ジョージ・クルーニーが意味無く映っている時間が長すぎたせいか、アーサーを除いてキャラクター描写が不十分に感じた。シリアスムードを演出するという意味ではそれも悪くは無かったがラストで台無しに。クルーニーはまず格好を付けるのをやめるべきだ。
Robbieさん [DVD(吹替)] 5点(2008-09-20 16:33:53)
46.いや分かっているんだ。自分の頭の悪さもある。しかし下手な落語聴いているような感じというか、それぞれが立ってこないのでかなり混同誤解して見てしまった。役者は良。
monteprinceさん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-21 04:10:30)
45.単なるサスペンスかと思って観たが、リリカルな映像と効果的な音楽で予想を覆す面白さだった。ストーリーはありがちなものだが、撮り方でここまで雰囲気が出せたという好例だと思う。
kaaazさん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-23 00:21:41)
44.派手さのない渋い演技に賞賛を送りつつも、「ジョージ・クルーニーも随分老けてきたな~」という印象を受けた。(まあ元々遅咲きの俳優ではあるのだけれど……)

アカデミー賞の脚本賞にノミーネートされたこともあり、ストーリー展開には期待したが、淡々とした台詞回しには惹き付けられるものの、展開自体にはそれほど驚きがなかったのは、いささか拍子抜けだった。

しかし、この映画の魅力は、ストーリー展開の面白さというよりは、登場人物たちの一つ一つの表情や、それをクールに切り取った映像美にあると思う。
そういう部分が、物語性以上に見応えのある映画に昇華させているのだと思う。

もっと仰々しく演出しても良いラストの顛末も、主人公の心情を映し出すかのようにあくまで淡々と描き出し、作品としての一貫性があり良かった。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-23 15:42:04)
43.ネタバレ 冒頭と終盤の二度にわたり登場する三頭の馬の幻想的なシーンで彼の命が助かったのはただの偶然だが、そこに彼を導いたのはアーサーと息子のファンタジー小説であり、偶然は単なる偶然に終わらず、彼の人生を決定的に変えることになる。死んだはずの彼が殺害を計画したカレンをペテンにかけるラストは痛快だが、それにより彼の弁護士としてのキャリアは終わることだろう。最後まで苦みばしった大人の味が本作の醍醐味であり、はっきりいって「地味」な作品だが、派手なアクションと分かり易いストーリーばかりのハリウッド映画においては貴重な存在。クルーニーをはじめ実力派のキャストの力強い演技が印象的だ。人生は偶然の積み重ねで、そこに自分の判断や意思決定が関わってくる。借金まみれのどん詰まり人生を送り、己のキャリアを嘆いていた主人公も、ようやく本当の自分を歩みだせたわけだ。今日も一日ご苦労様と称えたいラストの「ホッと一息」は、彼のような大人たちに贈る製作者たちからのエールと受け取った。
フライボーイさん [DVD(吹替)] 7点(2008-10-08 06:05:54)
👍 2
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 62人
平均点数 6.19点
000.00%
100.00%
211.61%
311.61%
469.68%
51422.58%
61422.58%
71320.97%
8812.90%
946.45%
1011.61%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.80点 Review5人
2 ストーリー評価 6.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review3人
4 音楽評価 5.33点 Review3人
5 感泣評価 3.50点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

2007年 80回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ジョージ・クルーニー候補(ノミネート) 
助演男優賞トム・ウィルキンソン候補(ノミネート) 
助演女優賞ティルダ・スウィントン受賞 
監督賞トニー・ギルロイ候補(ノミネート) 
脚本賞トニー・ギルロイ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジェームズ・ニュートン・ハワード候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2007年 65回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ジョージ・クルーニー候補(ノミネート) 
助演女優賞ティルダ・スウィントン候補(ノミネート) 
助演男優賞トム・ウィルキンソン候補(ノミネート) 

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