映画『西の魔女が死んだ』の口コミ・レビュー

西の魔女が死んだ

[ニシノマジョガシンダ]
The Witch of The West Is Dead
2008年上映時間:115分
平均点:5.70 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-06-21)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2008-01-24)【カラバ侯爵】さん
タイトル情報更新(2016-01-18)【イニシャルK】さん
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監督長崎俊一
キャストサチ・パーカー(女優)おばあちゃん
高橋真悠(女優)まい
りょう(女優)ママ
大森南朋(男優)パパ
高橋克実(男優)郵便屋さん
木村祐一(男優)ゲンジ
原作梨木香歩「西の魔女が死んだ」(新潮文庫刊)
脚本長崎俊一
水島かおり(ペンネーム「矢沢由美」)
主題歌手嶌葵「虹」
撮影渡部眞(撮影監督)
製作アスミック・エース(「西の魔女が死んだ」製作委員会)
テレビ東京(「西の魔女が死んだ」製作委員会)
WOWOW(「西の魔女が死んだ」製作委員会)
IMAGICA(「西の魔女が死んだ」製作委員会)
朝日新聞社(「西の魔女が死んだ」製作委員会)
プロデューサー柘植靖司
制作アスミック・エース(プロダクション)
配給アスミック・エース
特殊メイク中田彰輝
美術矢内京子
種田陽平(美術監修)
編集阿部亙英
照明和田雄二
その他吉川威史(キャスティング)
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💬口コミ一覧

33.ネタバレ 多少おまけで8点を献上しようと思います。私はこのおばあちゃんの様に、森の中で素敵な庭園を気づいて木の家でひっそりと牧歌的な暮らしをするという生活スタイルに強い憧れを持ってますので、たとえ児童文学が原作であってもすんなりと心地よく見る事が出来ましたね。ああいう風に野いちごでジャムを作ったり、菜園で自給自足をするという、ターシャ・テューダー みたいなおばあちゃん、ああいう素朴な人になりたい。だからたとえ映画的に物足りない展開であっても、配役(特に木村のアニキ)に難があったとしても、おばあちゃんの教えのごとく、いちいち非難することなく、邪念無しに大らかでいたい(笑)。この少女の様に、どうしても学校のスタイルやら世俗の生活やらになじない子というのは、必ず一定の割合でマイノリティに存在するわけで、画一的な社会であれば確実に彼らはその器からこぼれてしまう。しかしその世俗の器よりはるかに大きな「自然」という名の器が、彼らを受け止めてくれる。私は前々からそう思っておりましたので、このお話は私自身の考えにとてもフィットしました。よくぞ作ってくれた、と言いたい。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 8点(2008-11-23 20:31:37)
👍 2
32.「許される」という愛情に満ち溢れた作品。
原作は何年も前に読んだので、記憶があいまいになっていますが、心に残っていた大切な言葉や風景と、映画での描写があまりにも似ていたので嬉しかったです。
特におばあちゃんのおうちや暮らしぶり、話し方、まなざし、周りの森が本当に丁寧に映されていて素晴しい。そしておばあちゃんの言葉のひとつひとつに、「今ここにいていいんだ」と思える魔法があって、いちいち目がうるみました。
それは例えば、「いいカップ。」という言葉。こういう小さな言葉をないがしろにしないでくれた監督さんに、丁寧につくってくれて本当に有り難うございますと言いたいです。
原作も宝石のように素敵な作品だけれど、この映画も、大好きな一本になりました。
ミツバチさん [映画館(邦画)] 8点(2008-07-02 18:50:05)
31.ネタバレ 原作を読んでみてガッカリしたので、まったく期待していなかったが、思いのほかおばあちゃん役が良かった。
全体的に抑えた演出のなか、柔和で優しくまいを導く祖母の存在が素晴らしかった。
あんなステキなおばあちゃんや父親がいればひねくれもしないだろうに、と思えるほど、最後まで悪感情を拭きれない孫娘がこれまた適役なのか妙にハマっている。
前半は癒される展開だが、郵便屋さんのエピソードから雰囲気は暗転していく。
「死ねばいい」とおばあちゃんにブチ切れられてビンタされても、まだ更生しないところがリアル。
結局魔女修行がうまくいかずに、悪感情を捨てきれないまま別れてしまうことになるのが切ない。切ないんだが、これもまた学びというわけだ。男子の修行がいっぱしの「戦士」になることだとしたら、女性の場合は「魔女」ということなんだろう。
そこで大事なのが、実は規則正しい生活、食事、運動が大切だと明らかにされていくのが、この作品の一番のテーマであり大事なミソでもある。
そうさ ”Yes,I know“ まだおばあちゃんの魂は消えてはいない。
mhiroさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-01-18 14:33:41)
30.ネタバレ 児童文学らしい優しい空気に包まれた作品。日本らしからぬイングリッシュガーデンの様なお婆ちゃんのおウチが素敵で素敵で。お婆ちゃんがヤサグレてタバコふかしちゃうシーンが印象的。あんなに完璧で優しいお婆ちゃんも日々頑張って精進してるんだなぁと思わせるシーンでした。メッセージを受け取った孫も日々精進していくんだろうなぁ。私も精進せねば。。。
movie海馬さん [地上波(邦画)] 7点(2012-07-18 21:52:57)
29.ネタバレ 慈愛に満ちて且つ凛とした祖母に癒されました。生き生きとしたスローライフをを見るにつけ、学校へ行けない等、子どもが皆と同じでなくとも恥じる必要はなく、荒んで腐ってしまうのを恥じるのだと思いました。ほろ苦い別れを経た永遠の別れ、無限の後悔にさいなまれた心を救うメッセージに祖母の有り難味を痛感しました。
The Grey Heronさん [DVD(邦画)] 7点(2011-11-05 17:58:41)
👍 1
28.ネタバレ  サチ・パーカーの「魔女」役が非常に嵌ってましたね(お母さんであるシャーリー・マクレーンも魔女みたいな女優さんですからね)。特に独特な日本語の発音が絶妙でとても心地よかったです。そして、その「魔女」の魅力を垂れ流すだけでなく、考え方の違いから来るすれ違い、感情のぶつかり合いもしっかり描いてるのも良かったと思います。
 
 山梨の風景も非常にきれいで、大画面のスクリーンで見たかったですね。まあ、ゲンジ役の木村祐一がどうみても怪しい関西のオヤジだったのはちょっとアレでしたけど・・・。

 派手さはありませんが、じんわりと心に響いてくる映画でした。

TMさん [地上波(邦画)] 7点(2011-07-02 00:27:49)
27.梨木さんは最近独自の不可思議でちょっと気持ちが悪いような路線に走ってますが、このころはストレートな作品を書いてたんですね。驚くほどではないけれど、原作から違和感のない作品に仕上がっています。ただもうちょっとアップダウンが欲しかったですね。おばあちゃん役のサチさん、シャーリー・マクレーンの娘さんで、幼い頃日本に育っているんですね。日本語の話し方がとてもしっとりとして、すごくいい雰囲気を出していました。役作りというよりは、こんなふうに話す人なのかなあと思ったんですけど、どうなんでしょう? ほかの作品を見たことがないのでわかりませんが。
小原一馬さん [地上波(邦画)] 7点(2011-03-01 00:17:47)
26.ネタバレ 原作は大のお気に入りです。

大事なことは何か。
人を否定することでもなく、いわゆる常識を押し付けるでもなく
自分を持つこと=責任主体。

また、多感な中学一年生という少女にありがちな独特の残酷さや頑なさ、
自分の世界を壊されることへの怒りと怖れ。
思い通りにいかないことへの苛立ち、自分を一番に考えてほしい小我の欲求。
すべて誰もが一度通り過ぎた時代で、当時の自分を鮮明に思い出しました。

サチ・パーカーさんの演技と豊かで美しい自然、インテリア、雑貨、食器に至るまでは完璧といっていいくらい原作通りです。
セリフも原作にかなり忠実なのにもかかわらず、なぜ原作にないエピソード(郵便屋さん関係すべて)を入れたのか全く無意味で、肝心な少女まいの気持が伝わらないところが多かったのが残念です(涙)
どうせなら原作通りしてほしかったのでマイナス3点です。
おれみみさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-06-08 14:14:24)
25.ネタバレ 俗世を完全に超越したスーパーおばぁちゃんが孫を諭す。。なんて映画ではなく、孫に感情をコントロールしてといいつつも、大好きな孫が遠くに行くことを自分で決めたとき、言って欲しくない言葉を言われたとき、動揺するわな~タバコだって吸いたい時もあります。そんな人間らしい部分も随所に入れた監督の構成の上手さは、最高ですよホント。甘いだけでなく、酸っぱい部分も世の中にはあるよ。。つまりはワイルドストロベリージャムって事でいいんですかおばぁちゃん
マキーナさん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-12 11:41:47)
👍 1
24.まるでトトロがでてきそうな森で、気持ち悪いくらい優しいおばあちゃんとジャムを作ったり、畑仕事したり、手洗い洗濯したり。贅沢この上ない田舎生活は見てるだけでも楽しい。
文部省選定なのでテーマは道徳の授業みたいだけど、たまにはこういう映画もいいか。
テツコさん [DVD(吹替)] 7点(2008-12-27 13:27:34)
👍 1
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23.ネタバレ 空の青。森の緑。野いちごの赤。いろんな花のいろんな色。この映画に必要な色がキチンと余す事なく撮られていて、そしてそれは今の日本映画にあってはとても贅沢で見事。更にいちばん褒めたいのは衣装担当の人。ここまで映画の色をきちんと把握して、それに合った色をハメ込んでるって、なかなかないです。ゴージャスな衣装ならともかく、日常の生活の中にある服に、こんなにも注目できる映画は大変珍しく。あえて緑と土の色を着せて背景に溶け込ませ、上着のオレンジだけが鮮烈な彩りを放つとか、魔女をブルーや淡いパープルで彩るとか。さて、映画は予想されるままの映画で、そこから針がプラスにもマイナスにも振れないままに最初から最後まで流れてゆくので、そういう意味では少々物足りない感じもするのですが、リアリティぎりぎりなこの世界で語られるメッセージは、嫌味なく素直に受け止められるものでした。ベタベタと甘いだけで語るテもあったのでしょうけれど、あえて苦さを残した物語にした事で、主人公が踏み出した人生を真面目に見つめる映画になっているのでした。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 7点(2008-07-13 22:05:30)
👍 2
22.ネタバレ 宮崎アニメの実写版のような映画でした。

サチ・パーカーさん、風景、内装、衣装などが素晴らしかったです。
おばあちゃん、横顔がときどきお母さんのシャーリー・マクレーンに見えますね、才女で、就職経験もあるがやっぱり血は演技を求めていたのでしょうね、年を重ねてなお素敵になる母娘共演は、、、あるといいですね。

追記:ふと思ったのですが最後のあのメッセージ、もしかして頼まれて書いていった人が?
HRM36さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-21 15:19:36)
21.サチ・パーカー○(ハマリ役ですね)、高橋真悠△(イマイチでした)、木村祐一×(ぜんぜんダメ。不要な役では?)、お庭◎(ご立派)。
la_spagnaさん [DVD(邦画)] 6点(2013-01-02 14:19:55)
20.ネタバレ おばあちゃんの雰囲気や生活がよいです。
ほのぼのと見ていたので、終わりのほうのいさかいは気持ちがそがれました。
最後の主題歌もいらない。


紫電さん [DVD(邦画)] 6点(2011-04-08 20:48:22)
19.まい役の子、上手いですね。最後の「ニシノマジョカラ~」のシーン、いい感じです。
nojiさん [地上波(邦画)] 6点(2011-02-15 07:09:39)
18.大切な人の死に面した時、「ああしておけばよかった」「あんなことしなければよかった」と後悔しないことなんてないと思う。
その後悔は、時に自己嫌悪に陥るほどに大きくなり、自身を苦しめる。
でも、もし「西の魔女」からのようなメッセージが届いたなら、どれほど救われることだろう。
ラスト、そのあたたかさに涙が溢れた。

映画作品としては、決して完成度が高い作品とは言い難い。
原作は未読だけれど、おそらく、文体で表現された世界観を充分に表現出来ているとは言えないだろうと思う。
それはこの物語が、あまりに繊細で理屈ではない人間同士の心の交じり合いを描いたものだからだ。
映画を観ていて、そのテーマ性自体は伝わってきたけれど、映像表現や演技がそれを伝え切れているかというと、疑問は残った。

“おばあちゃん”を演じたサチ・パーカーが、女優シャーリー・マクレーンの娘だということを、今作の観賞後に知った。
先日、「アパートの鍵貸します」を初めて観て、若かりし日のシャーリー・マクレーンの魅力に触れたところだった。親日家の彼女が、娘の名前に「サチコ」とつけたということを思い出した。

面白い偶然に何だか感動し、この奇遇は、母と娘と孫娘の関係を描いたこの映画にふさわしいようにも思えた。
鉄腕麗人さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-08-27 12:17:34)
👍 1
17. まぁ、なんというか。何か起こるかなと思って見ていたら、何も起こらなかった、てな感じでしょうか。キムニイにはちょっと笑わせてもらったけれど。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-06 20:18:37)
16.ネタバレ 悪くなく仕上がっているのは、原作がよく出来ていて、セリフも原作に近く、雰囲気もうまく醸し出しているから。鶏が死んでしまうシーンで怖がる所とか、もう少しほんとうに驚いてくれるといいのになと思う。もう少しそこは鍛錬して欲しかった(魔女の修行ですよ)原作に無いエピソードは不要・・・。原作を読んだからそう言えるのかもしれませんがね。アニメで良かったんじゃやないかなと思う。いや、アニメで是非リメイクして欲しい。
蝉丸さん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-15 01:12:05)
👍 1
15.上品でとても素敵なおばあさまなんですが、その穏やかすぎる物腰ゆえに、こういう草食系生活に思い入れのない人は途中で寝てしまうかも(^^;)私も多分1週間で「肉が食いてぇ~!!」とか叫んでギブアップしそうです。魔女の力に取り憑かれてはダメ、とまいを諭すシーンでは、ルークにダークサイドに落ちてはならぬと諭すヨーダを思い起こしました。きっと死んだ後もジェダイマスターのように常に愛弟子まいのそばで見守ってくれるのでしょう。
lady wolfさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-07-15 22:21:34)
14.ネタバレ 原作童話未読。映画を観た後、原作ではここはどうなっているんだろう?と気になる箇所が多々有り今度文庫で読んでみようと思いました。西の魔女役=シャーリー・マクレーンの実娘サチ・パーカーおばあちゃんの、柔らかなあの森の日差しのような物腰と存在感がこの映画の全編を支配しています。母シャーリーのかくしゃくぶりを最近の出演作で観ても、彼女はシャーリーの妹だって言われても決しておかしくない老けっぷり。私の記憶では、確か彼女の名前「サチ」の名付け親は、亡き小森のおばちゃまだったはず。映画としての起伏が乏しいのは如何ともし難いが、何か捉えがたい雰囲気が有るので最後まで観られます。クライマックスに魔女が起こすような、いわゆる「奇跡的」なスペクタクルでも待っているのかと思いきや、そうでもなく結末もごくあっさり。もしそれがあったらあったで雰囲気ぶち壊しですが。主役の女の子は可愛く映る時と、つまらなく映る時の差が激しいですね。結局映画を観終って脳裏に残るのは、日本的な美徳と西洋的な美徳両方を兼ね備えたこのおばあちゃんの面影という事になります。点数的には6点ですが、僕はこの作品好きです。
放浪紳士チャーリーさん [映画館(邦画)] 6点(2008-06-22 10:40:11)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 5.70点
000.00%
100.00%
226.06%
300.00%
4412.12%
5721.21%
6927.27%
7927.27%
826.06%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.75点 Review4人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 6.25点 Review4人

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