映画『シラノ・ド・ベルジュラック(1990)』の口コミ・レビュー(2ページ目)

シラノ・ド・ベルジュラック(1990)

[シラノドベルジュラック]
Cyrano de Bergerac
1990年ハンガリー上映時間:139分
平均点:7.89 / 10(Review 44人) (点数分布表示)
公開開始日(1991-04-27)
ドラマコメディロマンス戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-05)【Olias】さん
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監督ジャン・ポール・ラプノー
キャストジェラール・ドパルデュー(男優)シラノ・ド・ベルジュラック
アンヌ・ブロシェ(女優)ロクサーヌ
ヴァンサン・ペレーズ(男優)クリスチャン
ローラン・ベルタン(男優)ラグノー
リュディヴィーヌ・サニエ(女優)幼い妹
原作エドモン・ロスタン戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」
脚本ジャン=クロード・カリエール
ジャン・ポール・ラプノー
撮影ピエール・ロム
配給日本ヘラルド
衣装フランカ・スカルシャピノ
その他TBSテレビ(提供)
あらすじ
剣の達人で詩人の士官シラノ・ド・ベジュラックは従妹のロクサーヌに恋をしているが醜い顔のせいで愛を告白できない。ロクサーヌが自分の部下でハンサムなクリスチャンを恋し、彼女を恋するクリスチャンが弱い頭のせいで積極的になれないと知ったシラノは「君が外見、僕が中身を担当する。」と、恋文の代筆から愛の告白シーンでの影のコーチまで勤めてクリスチャンを助ける。やがて二人は戦争に駆り立てられ、ロクサーヌは次々と届く熱い恋文に矢も立てもたまらずに男装して戦場に向かうが、彼女が恋しているのは一体どちらなのか?
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💬口コミ一覧

24.ネタバレ 随所に心意気を感じる、カッコ良すぎ!
ないとれいんさん [地上波(字幕)] 8点(2013-05-07 07:21:02)
👍 1
23.ネタバレ シラノ・ド・ベルジュラックはお人好し。だけど、手紙を書くのは自分の欲求でもある。思いの丈をぶつけることで自分も救われていた、というか、自分が救われていた。シラノが紡ぐ言葉は意図せずクリスチャンを苦しめる。到底真似できない文才を前にした絶望。ロクサーヌが愛しているのは自分ではなく、言葉の向こう側にいるシラノだと知りながらも、どうしようもないのはつらい。せめて、あの優しい嘘で安らかに眠れたかな?。シラノの行動に納得できるかどうかは人それぞれだけど、コンプレックスのない人間は存在しない以上、誰でも多かれ少なかれ共感できる部分はあると思う。せっかくだから洒落た言葉を添えたいが、シラノのように簡単には思い浮かばないな~。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-15 18:05:33)
👍 2
22. これだけ高評価にも関わらず未だDVD化されない、これこそ「掘り出し物」の映画である。完成度はかなり高い。
 この作品、女性はやはり現実主義、男性は真のロマンティストであることを証明しているようだ。
 仮にテレビに出てくる「汚れ」のリアクション芸人が現実はロマンティストだったとして女性は見方を変えたりするだろうか。所詮女性という生き物は一番可愛いのは自分であり、次に恋愛対象の男性は間違いなく外見、もしくは経済状況で判断する。美しい詩を書くなんてのは、それが原因で有名にでもならない限り、ただの紙くずである。
 都合の悪い男がいれば、自分の人生が上手くいかないのは全て男尊女卑が原因だと社会のせいにする。それでも歳を取れば条件も緩やかになり、最後は『男は健康ならそれでいい』というのだから始末に置けない。
 手紙の主がシラノだと知って、ロクサーヌに同情できる女性は何人いるだろうか?
 「シラノ・ド・ベルジュラック」は、まさに男性のために書かれた恋愛小説であり、無償の愛を与える喜びを描いた理想の物語である。
 「シラノ」は「スーパーマン」「スパイダーマン」と形を変えて普遍的なテーマは変えずにこれから先も同じパターンで作られていくだろう。
 主演のジェラール・ド・パルデューは安心して見ていられる。
 彼が主演の「レ・ミゼラブル(8時間バージョン)」と共に是非本作もDVD化してもらいたいものだ。
クロエさん [レーザーディスク(字幕)] 8点(2009-03-01 03:00:45)
👍 1
21.ネタバレ ジェラール・ドパルデュー=シラノ・ド・ベルジュラックの軽妙洒脱な演技が実によくハマっています。はっきり言ってこれはアカデミー賞ノミネート止まり程度のものではないと思うんですけどねぇ…、個人的には一世一代の名演技でした。こういう歴史文学物ってちょっとお堅いイメージがあったのですが、劇中ではシラノの口八丁に笑い彼の死に様ではしっかり泣けるという、精神年齢が低い自分でも十分に楽しめる作品でした。
かんたーたさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-23 17:27:32)
20.もし僕がフランス語を理解できていたら、もっと点は高くなったのだろうけど、理解できないので、この映画の本当のよさ(詩の部分など)は半分もわからなかった。それでも、シラノのかっこよさ(顔ではなくて)には感動した。
HKさん 8点(2004-11-01 03:58:37)
19.ジェラール・”デカ鼻”・ド・パルデューがシラノを好演しています。こういう敵の多い男というのは彼にぴったりです。ラストのロクサーヌ(アンヌ・ブロシェ)とのシーンはジーンときますね。
オオカミさん 8点(2003-12-02 01:36:55)
18.「街の灯」の最後の場面と重なりました。チャップリンは一人二役だけど。
ひらなおさん 8点(2002-10-20 01:27:29)
17.この遠まわしの恋愛、好きです
浦安鉄筋家族さん 8点(2001-09-03 03:27:50)
16.素材が良いので・・・。
林檎☆さん 8点(2001-08-30 03:43:16)
15.元が戯曲だけあってセリフ回しも演劇的で、やっぱり舞台のほうが合っている。
映像にすると舞台なら気にならないようなデフォルメされた部分が嘘っぽく感じられる。
シラノの心意気はフランスの寅さんのよう。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 7点(2013-11-14 20:06:58)
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14.心苦しいお話。
長年に渡る片想い。
せめて最後にキスシーンが見たかった。
でもキスシーンなんてあったら あの鼻がロクサーヌの顔面にぶっ刺さりやしないか もう心配で心配で。
あの鼻どう避けて熱い口づけ交わすのんか そこが見てみたかったとか 見たくはなかったとかなんとかで。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-05 22:45:58)
13.本作のシラノは、醜いけれどかっこいい。8点に近い7点。
H.Sさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-24 00:13:57)
12.ネタバレ シラノの“心意気”、ギシュの最後の重みのある台詞、すごくいいんだが、喉元に小骨のように刺さって抜けないのが、ロクサーヌの心情。ラスト、真実を知ってクリスチャンの愛に裏打ちされていた自己が崩れてしまわないのか、そこがどうも、うーん、という思いです。
彦馬さん 7点(2004-03-12 23:29:59)
11. 話す言葉がことごとく詩となって彼の口からは流れ出る。不遇の人生にありながら、心意気だけは誰にも負けぬことを誇りとするシラノドベルジュラック。俺は人の役に立つばかりで、いいところはみんな人に与えてきた。「セテトワ、セテトワ(あなただったのね、あなただったのね)あの手紙を、あの愛の言葉を私にくれたのは」ロクサーヌに愛され、抱かれながら死んでいったシラノは幸福者だ。フランス語が聞けたらその価値が何倍にも違ってくる映画だろう。
tomochan2002さん 7点(2002-04-07 22:57:12)
10.ネタバレ フランスの時代劇。17世紀に実在した人物を主役に据えた戯曲があり、それを映画化したもの。剣の腕があり、弁が立ち、文才もある主人公の唯一の悩みは、鼻が大きく醜いことで、生涯、恋愛はできぬものとあきらめている。そんな主人公が、思いを寄せている女性に、ある日呼び出されて、ドキドキして行ってみたところ、私は美男子の○○君が好きなので応援してネ♡的な告白をされてしまう。その後、べしゃりと手紙は全く苦手な美男子君のゴーストライターになって、二人の恋愛劇をサポートしていくというお話です。序盤から主人公があまりにスーパーマン過ぎて、ゴーストライターに収まるようなタマではないはずなのですが、結局、収まっていくので、結構な尻すぼみ感があります。戦闘シーンなど時代劇としてのしつらえはよくできているのですけどね。
camusonさん [DVD(字幕)] 6点(2023-06-27 20:38:27)
9.詩作に富み剣にも強い,部下にも慕われるような好人物なら、多少のコンプレックスは気にしなくても女性にもてそうな気がするが、こればっかりは個人の気の持ちようなのか。ずっと気がつかないロクサーヌもどうかと思うが、ずっと告白できないシラノもいい加減じれったい。これが当時の男の美学なのか。死の間際になってから暗くて読めないはずの手紙を暗誦してしまい真実が明らかになる場面でやっとすっきりするが、ここまで来るのに15年もかかるとは!シラノの弁舌さわやかな立ち回りは各映画祭で賞を受けるにふさわしい演技だ。好み30/50、演出10/15、脚本7/15、演技9/10、技術8/10、合計64/100→6/10点
chachaboneさん [DVD(字幕)] 6点(2017-03-15 22:59:14)
8.すべての映画が映画史を切り拓くものである必要はないが、映画ならではの楽しみというものも欲しいところ。だからもっぱら原作についての感想になるんだけど、誠実さを見せるためには技巧が必要なのだな。フランスだけの話でもない。日本の平安時代だったら和歌が詠めないとダメで、誠実さがただそれだけで尊重される社会のほうが、歴史的には珍しいのかもしれない。技巧ってのはただの飾りではなく、ある程度本質と不可分になってるんだ。17世紀のフランスでは、ジュテームとしか言えないのは、和歌を読めない平安貴族と同じで、ただの馬鹿だったのだ。これ「他人の顔(安部公房)」の話でもあるな。美男子の仮面を得て始めて朗々と恋を語れるシラノの切なさ。顔はやはり他人との通路なのか。シラノの涙とクリスチャンの血による二人三脚物語。あちらの古典戯曲には、しゃべりまくる爽快さってのがある。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2013-10-13 10:10:40)
7.ネタバレ かつては日本や中国でも歌を作る能力が重要視されていましたし、たしかにそうした才能があるということはすばらしいと思いますが、しかしそれだけか? という気持ちになってしまいます。美文をつづっても、うわべたけの美辞麗句に流れることもあるでしょう。いや、その美文に人間性が表れているのかもしれませんが、この映画を見た限りでは、どうもそのようには思えてきません。ロクサーヌも、そういったところをくみ取れるような女性であるとは思えませんでした。シラノとクリスチャンが彼女に振り回されて、哀れに思えてきました。そうした「悲喜劇」としてはよくできていたとは思いますが、それ以上に惹かれるところはありません。やはり、ロクサーヌにあまり魅力を感じられませんでした。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-02 20:24:38)
6.いまひとつ感情移入できず…
puharaさん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-03-26 20:58:17)
5.ネタバレ 寡黙な私にとってはこの女の行動はかなりむごい。キレイだけど。まあ「おはなし」なんだからムリに現実(しかも今の時代の)に当てはめるのもおかしな話ではあるんだけども。それでも戦争の最中で真実を知り、それでも変わらぬ愛を・・って展開だと思ったら、そのウン年後にまで引っぱってやっぱり「知的で詩的な愛の言葉」がいいのね、あなたは(ショボン)。キレイだけど。と、なんか複雑な心境ではあるのですが、たしかに「ことば」って大切だなあと。美しい言葉というのは美しい絵画や美しい音楽と同等に芸術なんだろう。その具現化した最たるものが詩であり戯曲であり、その戯曲で美しい言葉を題材にしているというのだから、この徹底した「ことば愛」も許されるってもんです。だから戯曲でこそ映えるんであって映画にしちゃうとちょっと違和感があったりするのだろう。ただ、言葉だけじゃなく、あんなに嫌な奴だった上官も含めてみんな男気に溢れていて、その男気の単純な見せ方には素直に感動。
R&Aさん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-31 14:53:10)
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【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 7.89点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
424.55%
512.27%
6715.91%
7511.36%
81125.00%
91125.00%
10715.91%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review3人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 8.33点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

1990年 63回
主演男優賞ジェラール・ドパルデュー候補(ノミネート) 
美術賞 候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞フランカ・スカルシャピノ受賞 
特殊メイクアップ賞 候補(ノミネート)(メイクアップ賞 として)
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1990年 48回
外国語映画賞 受賞 

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