映画『哀愁』の口コミ・レビュー

哀愁

[アイシュウ]
Waterloo Bridge
1940年上映時間:108分
平均点:7.44 / 10(Review 55人) (点数分布表示)
公開開始日(1949-03-22)
ドラマラブストーリー戦争ものモノクロ映画戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-12-18)【イニシャルK】さん
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監督マーヴィン・ルロイ
キャストヴィヴィアン・リー(女優)マイラ
ロバート・テイラー〔1911年生〕(男優)ロイ・クローニン
マリア・オースペンスカヤ(女優)オルガ・キロワ
ルシル・ワトソン(女優)マーガレット・クローニン
ジャネット・ショウ〔米女優〕(女優)エルザ
レオ・G・キャロル(男優)警官
C・オーブリー・スミス(男優)デューク
ヴァージニア・フィールド(女優)キティ
小山力也ロイ・クローニン(日本語吹き替え版【PDDVD】)
秋元羊介公爵(日本語吹き替え版【PDDVD】)
武藤礼子マイラ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
納谷悟朗ロイ・クローニン(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
富永美沙子キティ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
鈴木光枝マーガレット・クローニン(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
飯塚昭三(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
佐々木優子マイラ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
津嘉山正種ロイ・クローニン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
小山茉美キティ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
太田淑子マーガレット・クローニン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
北村弘一公爵(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
清川元夢(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
塚田正昭(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
竹村拓(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
さとうあい(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
谷育子マイラ(日本語吹き替え版【機内上映】)
音楽ハーバート・ストサート
作詞民謡「オールド・ラング・サイン」(スコットランド民謡)
作曲民謡「オールド・ラング・サイン」(スコットランド民謡)
撮影ジョセフ・ルッテンバーグ
製作シドニー・フランクリン〔監督〕
MGM
マーヴィン・ルロイ
配給セントラル
美術セドリック・ギボンズ(美術監督)
エドウィン・B・ウィリス(セット)
ウーリー・マクレアリー(美術監督補)
衣装アイリーン〔衣装〕(ノンクレジット)
ジャイル・スティール
録音ダグラス・シアラー
あらすじ
第二次世界大戦勃発翌年のイギリス。出征直前にロンドンで自由行動を許された貴族出身の軍人ロイ・クローニン大佐は空襲警報が発令された時に偶然出くわしたバレー団の団員らを避難所に誘導し、群舞のメンバーで孤児のマイラと知り合う。いつ前戦に送られるかわからない身の上のロイとバレー団以外によるべのないマイラは恋に落ち、すぐに結婚へと話が進むが、教会の都合で結婚式が延期になった直後にロイは前戦に送られる。ダンスがおろそかになったとしてマイラはバレー団を解雇され、さらに戦死者名簿の中にロイの名前を見てしまう。
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💬口コミ一覧

55.ネタバレ  恋愛を悲しく切なくするにはどんな仕組みが必要なのかを考える。愛し合う二人にどんな障害がありうるのか。愛しているゆえに出来てしまった障害こそが美しく心揺さぶる。この映画に描かれた物語こそがこの条件に当てはまる。
 最高の恋人に激しく求婚され周囲からも祝福されながらも絶望と困窮のために身を落としたヒロインが求婚を受け入れられずに自殺してしまう。こんな悲劇があるのでしょうか。まあ、今の日本で女性の共感があるのかどうかは未知数ですが。
 しかし、ロバート・テイラーかっこいいな。井上順は真似していたかも。字幕じゃビビアン・リーは踊り子だけどバレリーナなんだね。「伊豆の踊子」とは大違いだ。そして最大の疑問は何でこの映画で結構重要な扱いのラッキーアイテムがビリケンさんなの?
たこのすさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2021-05-23 14:50:13)
54.人間は仏さんじゃないんですよ!!マイラちゃん。さすが大国アメリカ。せつなすぎますが大変美しい恋愛映画、戦時中によく作れました。
白い男さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-12-18 23:42:43)
53.ネタバレ ヴィヴィアン・リー主演映画というと「風と共に去りぬ」がおそらく一番多くの方に見られていることは間違いなく、あちらはあちらで十分映画史に入る名作であり、作品のスケール、完成度などでは上かもしれない。しかし、どっちのヴィヴィアン・リーに惹かれるか?どっちのヴィヴィアン・リーが好きか?と聞かれたら迷うことなくこの「哀愁」の方の彼女を選ぶ。ストーリーそのものはどこにでもありそうなほど至ってシンプル、モノクロの映像美に浮かび上がるヴィヴィアン・リーの美しさは今の時代に連れてきても、文句無し通用すると思います。深い霧に閉ざされるロンドンのあの橋、ウォルタールー橋の二人だけのシーン、ヴィヴィアン・リーのマイラが出会った大佐との初めてのデートの場面、美しく甘く、そして、切ない音楽、二人の踊る場面の余韻、そして、別れから再会、ラストのヴィヴィアン・リーの悲しい女の全てがここにありのような悲劇的な死には何度見ても涙が止まらない。「風と共に去りぬ」と同じぐらい語られてもおかしくない映画だと思うし、またこのマーヴィン・ルロイという監督さんももっと語られても良いぐらいの職人監督であると私は思います。
青観さん [DVD(字幕)] 10点(2005-12-02 23:52:23)
52.ロバート・テイラーかっこいい~!かっこよすぎる!この映画見て泣いた人多いんだろうな。切ないよ~。そのまま再会してハッピーエンドで終わらせてほしかった。でも正に名作中の名作。
さん 10点(2003-07-07 22:27:39)
51.昔、深夜放送で見て、ラストのロバート・テイラーの顔を見て、悲しくて悲しくて、深夜だってのに、オイオイ大声で泣いてしまった。ビビアン・リーは最高に美しくて、悲しい。昔の役者は、演技力より何より、顔!顔が命!美男美女の悲恋は最高に泣ける。
パキサンさん 10点(2002-09-23 08:21:37)
👍 1
50.ビビアン・リーは本当に演技が上手くて、ため息が出るほどきれいでした。少し、悲しすぎる話だけれど、この方がいいとおもいます。60年程前の映画だけれど、古臭いとは思いませんでした。
ショコラさん 10点(2002-08-31 10:12:33)
49.駅でのシーンが忘れられません。男性を誘う目つきから一転して、本当に純粋に一人の人を愛する目に変わるヴィヴィアンの表情の変化に心打たれました。戦時下にありがちな悲しい物語ではありますが、ヴィヴィアンの美しさや、雰囲気にとろけてしまい、何度も見たくなった私はビデオも買いました。だからもちろん満点です。
もちゃさん 10点(2001-08-01 13:22:27)
👍 1
48.個人的に「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リーより、「哀愁」のヴィヴィアン・リーのほうが好きです。どの角度から見ても美しい顔に、思わずため息が出てしまう。高潔な女性を見事に演じていたと思います。キティとの友情も見ていて心温まるものがありました。哀愁に満ちたシーンやメロディが脳裏に焼きついた。
まきさん 10点(2001-06-14 01:05:23)
👍 1
47.良いメロドラマ、音楽もよかった。
1949年生まれ男さん 10点(2001-03-08 03:34:39)
46.ネタバレ メロドラマの傑作。ヴィヴィアンリーに心を掴まれる。宇宙のラブレター。そして、蛍の光が流れるディナー。素敵なシーンが多い。
にけさん [映画館(字幕)] 9点(2019-01-15 01:30:46)
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45.マーヴィン・ルロイ監督の悲恋ドラマのひな形とも言える作品だと思います。ヴィヴィアン・リーが、可憐できれいで今にも折れてしまいそう。ロバート・テーラーが上品で素敵。美男美女が織りなす、古き良き時代の典型的なメロドラマです。これ以前に、同じモチーフの映画があるかどうかは知りませんが、ほんのわずかな時間の行き違いが男女の人生に大きな悲劇をもたらすことを、上手に描いている作品だと思います。この映画以前に、お守りのような小物(good luck charm)が、主人公の間を行ったり来たりする手法ってあったのでしょうか。私が白黒映画好きになるきっかけを作ってくれた映画なので、点数は甘めです。
ひよりんさん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-07 14:26:52)
44.ヴィヴィアン・リーは反則なくらい美しいですね。「風と共に去りぬ」よりも、こちらのほうが数倍彼女の魅力を感じました。ロバート・テイラーのこれまたステレオタイプなほどのかっこよさ、お義母さんの懐の広さなど、今の騒がしいハリウッド映画のようにあーだこーだ言い訳がましくないところに胸を締め付けられる思いがします。日本人の方がこの映画を理解できるんじゃないかな?(そういうわたしは現在『国家の品格』読書中)
芦毛牝馬さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-04-05 17:03:05)
43.ヴィヴィアン・リーの伝記を読むと「風と共に去りぬ」は当然としても「欲望という名の電車」などに比べ、この作品についての言及があまりに少ないのには驚かされる。おそらくアメリカじゃこの映画はあまり高い評価を得ていないのが原因かとは思うが、それにしてもなあ・・・。公開当時「人工甘味料の甘さではなく白砂糖の甘さ」と評した方がいたそうだが正に言い得て妙、俺も同感です。だとすれば馬鹿デカいだけの、ただただ大味なケーキを好むアメリカ人より、繊細な味を好む日本人の方がこの映画に関しては正当な評価を与えているんじゃないかって自分は思ってしまうわけです。
放浪紳士チャーリーさん 9点(2004-12-10 18:40:22)
👍 1
42.<ネタバレあります>恋愛映画の名作です。とりわけ脚本が素晴らしい。あらゆる無駄を省いてシンプルでありながら、非常に丁寧で神経が細部にまで行き届いています。このあとの全ての恋愛映画の原型になったと言ったら言い過ぎでしょうか?              どうして彼女が死を選んだか?そのあたりの彼女の微妙な心理が特に丁寧に描かれています。彼女を死に追いやったのは悪意ではなく、善意と優しさでした。彼女は彼女自身と彼や彼の家族たちの心の美しさに殺されたのです。    
GRAY GHOSTさん 9点(2003-04-12 08:20:10)
41.
shoukanさん 9点(2003-01-12 17:52:20)
40.ネタバレ 本来的に純真である故のヒロインの苦悩が理解できて悲しい。
友人のキティもロイの親類も皆が良い人であることが切なさを膨らませられる。
良くない方に人生が転がっていた時にロイとの再会で光が差したと思いきやの焦点は彼女の心の中へ。
思い返せば彼女は再会の時にうまくいかない結末を予感していたんだろう。その後は予感が間違っていることを彼女自身は願っていたけれど、彼女も彼女を信じてくれる人も良い人だったからこそ全てが無理だと思ったのかなと思うとさらに切なく感じる。
マイラがロイの母に言った「いいお嫁さんになりたかった」のセリフは本当に胸を打ちました。
さわきさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-03-07 19:37:26)
👍 1
39.ネタバレ ん~~ビビアン美しい… まさに絶世の美女 ほんと綺麗な人だわ おまけに目の演技力スゴイ 風と共に~ は正直そんなに好きじゃないんだけど これはいいですねぇ  まぁシンプルなストーリーながら緻密で丁寧 前半の 出会いから結婚まで(結局してないけど)の喜びの表情 そして後半の 悲しさが体からあふれ出らんばかりの表情・仕草 イヤホント素晴らしい  まぁしかし出会って速攻結婚って…ある意味凄く情熱的 戦中の特殊な状況ならありうる話しかな  張り裂けんばかりの胸の内をしまいこんでしまった大変悲しい結末でアリマシタ
Kanameさん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-17 08:55:09)
38.映画製作当時、アメリカは世界大戦への参戦の是非を巡る論議が沸騰してはいましたが、まだ参戦はしていませんでした。ナチスによる空襲を受けるロンドンの様子が対岸の火事(と言っては製作者に失礼でしょうが)か、でなければ今のSFもののタッチで描かれていたのが印象的でした。「だから戦争なんかやめようよ。」という厭戦気分いっぱいの内容は敗戦後の日本人の気持ちに通じるものです。ルーズベルト大統領が阻止しようと思ったらいくらでも阻止できたはずの日本軍の真珠湾攻撃をわざと見逃すことによってでしか参戦の世論を獲得できなかったのも、この作品に濃厚に描かれているような戦争のもたらす悲劇を想定し、回避したいと思っていたアメリカ人が大勢いたからですし、また、言論の自由が保障されていたアメリカで反戦の主張や心情を肯定するこの映画のような芸術作品を作ることが自由にできたからなのです。ロイの死の知らせという悲劇は悲劇として、なぜヴィヴィアン・リーが演じるマイラは戦争が終わった時点で頭を切り替えなかったのかと思うのですが、日本と同様にイギリスでも本当の戦禍は復員兵が戻ってきてからだったのでしょうか。作品の中ではっきりとは描かれてはいませんが、復員兵が乗った列車を出迎えたマイラが意図していたこと、そして欧米では化粧室以外の場所で鏡を見たり化粧を直すのはどんな女性かなどということを考えれば、監督が画面には出さなかったマイラの生活のどろどろした実態を容易に推測することができます。
かわまりさん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-13 06:43:18)
37.なんつーかもうヴィヴィアン・リーが可愛すぎというか華麗すぎというか。悲劇的な話でも彼女の眼力はすごかった。彼女のラストショットの顔と眼力ときたらもう・・、、無理です、悲しくて耐えれません。全編にわたって美しい風景とロバート・テイラーのカッコよさ、これもたまらん。モノクロ映画らしさがすんごい伝わってきて久しぶりに映画の素晴らしさを実感したように思えます。まさに「哀愁」という邦題がハマった映画でした。
M・R・サイケデリコンさん [地上波(字幕)] 8点(2009-11-10 19:41:41)
36.ネタバレ 恋に落ちたときの2人の歓びの表情と、礼儀正しく心遣いに満ちた会話、深い愛情から発する一直線の行動。それを素朴に素直に撮りきっているからこそ、一言でもまとめられるようなありがちなストーリーでも、生き生きとしたドラマになる。それどころか、男の母や上官が最後まで優しく誠実であるなんてのは、かえって今から見ると「意表を突いた展開」ですらあると思う(今だったら絶対にこの辺に障壁を入れてひねろうとしてくるはず)。単純な進行に見えてよく見ると不要な部分やなくてもすむ部分はばっさり切っている調理の技も、今見ても参考になります。そうそう、「生活に窮していた2人が何をしていたか」ということも、台詞で正面から説明されてもいなければ、そのシーンそのものを出してもいないんですよね。この奥床しさ、そして美学。●最後のリーのアップと車両が交互に映される場面、一つだけ、「橋の上にいる実際のリー」ではないリーのショットがあって、しかもそれはよく見ると涙を流していて、そして物凄く怖いのですが。あれは心象表現?
Oliasさん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-20 02:59:40)
👍 1
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 55人
平均点数 7.44点
000.00%
100.00%
223.64%
311.82%
400.00%
523.64%
6916.36%
71425.45%
81221.82%
9610.91%
10916.36%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.66点 Review6人
2 ストーリー評価 5.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.40点 Review5人
4 音楽評価 7.40点 Review5人
5 感泣評価 6.00点 Review5人

【アカデミー賞 情報】

1940年 13回
撮影賞ジョセフ・ルッテンバーグ候補(ノミネート)白黒
作曲賞(ドラマ)ハーバート・ストサート候補(ノミネート) 

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