映画『アパートの鍵貸します』の口コミ・レビュー(15ページ目)

アパートの鍵貸します

[アパートノカギカシマス]
The Apartment
1960年上映時間:125分
平均点:8.02 / 10(Review 287人) (点数分布表示)
公開開始日(1960-10-08)
ラブストーリーコメディモノクロ映画ロマンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
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監督ビリー・ワイルダー
キャストジャック・レモン(男優)C・C・”バド”バクスター
シャーリー・マクレーン(女優)フラン・キューベリック
フレッド・マクマレイ(男優)ジェフ・シェルドレイク
レイ・ウォルストン(男優)ジョー・ドービッシュ
ジャック・クラスチェン(男優)ドレイファス
愛川欽也C・C・”バド”バクスター(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
市川和子フラン・キューベリック(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
近藤洋介ジェフ・シェルドレイク(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富田耕生(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
前田敏子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
寺島幹夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
荘司美代子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中康郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ビリー・ワイルダー
I・A・L・ダイアモンド
音楽アドルフ・ドイッチ
撮影ジョセフ・ラシェル
製作ビリー・ワイルダー
I・A・L・ダイアモンド(製作補)
ドーン・ヘリソン(製作補)
配給ユナイテッド・アーチスツ
美術エドワード・G・ボイル
アレクサンドル・トローネ(美術監督)
編集ダニエル・マンデル(編集)
録音ゴードン・ソーヤー(ノンクレジット)
あらすじ
ニューヨークの大手保険会社に勤めるバドは、出世を夢見る平凡なサラリーマン。その出世の方法とは……4人の上司の不倫のための逢い引き場所として、自分のアパートを提供することだ。そんなバドにも社内にお目当ての女の子がいた。エレベーターガールの明るくてかわいいフラン。だが彼女は、バドが部屋を貸している上司の一人、シェルドレイク部長の愛人だったから、さぁ~大変!
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7.ネタバレ その昔、明石家さんまがトレンディドラマに出ていたころ、有名な“テニスラケットを使ったパスタ水切り”をそっくり再現というかパクっていました。名優ジャック・レモンの伝説的なパフォーマンスをパロっちゃうとは、さんまというか演出家はいい度胸してるなと感心した思い出があります。 初めて観たとき、「NYってラブホが無いのかよ?」というのが強烈な違和感だった記憶があります。いくら一等地にある部屋だといっても、知り合いが住んでいる部屋に女の子を連れ込みますかね、それも急にムラムラしてきたってわけじゃなく一週間以上前から予約しておくなんてねえ。まあそれを言っちゃあ話が進まないので深くは掘りませんけど、貸しているジャック・レモンも出世のための苦行だと割り切っている俗物キャラなのがイイですね。シャーリー・マクレーンの演じるフラン(ファミリーネームがキューブリックというのが凄い)に関しては、“純情そうに見えるけどヤルことはヤッテいる女”という感じがするし、ほとんど極悪非道といっていい人格の部長に離婚させて後釜に収まろうとするちょっと嫌な女。でも最後の最後で突然目覚めてレモンのもとに飛び込んでゆくラストは、それまでほとんど彼女に感情移入できなかっただけに鮮やかな脚本だと感心します。 言ってみればこのお話しは典型的なシチュエーションコメディなわけですが、そこに微妙なさじ加減でペーソスが味付けされている、まさにジーン・ワイルダーじゃなきゃ撮れないラブコメだと思います。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-08-27 22:14:14)
👍 1
6.ネタバレ 今作を改めて観ても思うのはその影響力、と言いますか。この作品におけるジャック・レモンの仕事とゆーのは(まあ別に「今作の」彼に限ったコトでもないのかとも思いますが)、実にそこら中でソレを彷彿とさせるモノに出会うなあ、というコトですね。よりフィジカルな喜劇であるチャップリンを別にすれば、「笑い」を志す者がシチュエーション・コメディとして今作以上に観ておくべき作品とゆーのも他にあんまし無いのではないでしょーか(まあこれはもはや、別にお笑いの分野のクリエーターに限るべきコトでもないのかも知れませんケド)。

限り無く「普遍的」な(=時代を超える)クオリティを備える作品だと感じますが、強いて言うなら登場する男どものクズさ加減とゆーのには少しばかり時代を感じる、というトコロですかね。シェルドレイクなんて、今どき例え民間企業でもちょっともう許されないレベルのモラルの無さに思われます。まあコレとて(特に日本では)ここ最近ようやく少し向上しつつある、という部分かとも、つまりごく最近はそう思われるよーになったということなのカモ、とは思いますケドね。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 9点(2021-10-06 18:05:47)
5.予定調和なワリには、ラストの心変わりが唐突でなんだかなあという印象。若きシャーリー・マクレーンはブサカワな感じが魅力的でよかったけど、役柄には共感できないね。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-03-02 14:27:32)
4.あまりにもアホくさい内容に驚きました。古典的な名作として名高い作品ですが、時代を超えられなかった作品の典型ですね。
公開当時は名作と評価される作品でも、今見ると常識的にあり得ない言動の数々にびっくりします。
エンターテイメント作品の宿命かも知れませんが余り期待しない方がいいと思います。
仏向さん [インターネット(字幕)] 4点(2023-06-25 18:19:22)
3.ネタバレ 【考察・小原乃梨子さんはなぜアパ鍵の吹替をされなかったのか?】僕が昔っから、好きで好きで大好きな声優さんの一人、小原乃梨子さんの訃報が本日飛び込んで来ました。享年88歳との事。謹んで、謹んでご冥福をお祈り致します。自分の世代は、幼少の頃は「のび太」「ドロンジョ様」「バーバパパ」等で、常にテレビからの小原さんのお声と共に成長。思春期になり、多少映画について聞きかじる年頃になると、僕にとって小原さんは「シャーリー・マクレーンの吹替えご担当」として揺るぎない存在となりました。最初は、深夜放送でのワイルダー監督「あなただけ今晩は」。ジャック・レモン担当の愛川欽也氏との掛け合いも息ピッタリで、後で観た字幕版より、この吹き替え版の方が断然面白かった。小原さんはシャーリーのユーモラスな役柄(「何という行き方!」「凡ては夜に始まる」「ハリーの災難」)のみでなく、シリアス演技(「噂の二人」「愛と喝采の日々」)でも、硬軟自由自在柔軟に対応されていて自分の目には、最早シャーリー・マクレーン=小原乃梨子さん同一視という図式が出来上がってしまいました。いやいや、小原さん吹替えなら、ジェーン・フォンダやろ!と仰る方もいらっしゃると思いますが、これだけは異論は認めません!ずいぶん昔にNHK「世界名画劇場」(字幕版)でこの映画を初鑑賞した時、感銘は受けたものの、ああ、これが小原さんとキンキンの吹き替えバージョンで観たらもっともっと面白いんだろうなぁ・・・地上波放映や、DVDが出るたびに期待していたものの。。。結局このコンビでのバージョンを観られる事は一度もなく、、、。本日の訃報を受け、小原さんのWikiを改めて確認したところ、元々その吹き替え版自体存在しないようで・・・。「アパ鍵」前後のシャーリー作品の殆どは小原さん担当なのに・・・・スケジュールの御都合だったのでしょうか・・・?小原さん、本当に本当に長い間お疲れ様でした。悪女ドロンジョ様に憧れ、翻弄されたガキ世代も、今はむさ苦しいオッサンとなりました。でもこれからも貴女のお声を聴くたびに、キモチだけは少年時代に戻れる、そんな気がします。そして僕がいつかそちらへ行く時までに「アパートの鍵貸します」愛川キンキンとの吹替版ヴァージョンを用意して待っていて頂けると嬉しいです。貴女の一ファンより。本当にありがとうございました。
放浪紳士チャーリーさん [地上波(字幕)] 8点(2024-07-23 22:17:58)
👍 1
2. 会社の階層構造や男女関係をコミカルに描いてタテ社会を痛烈に風刺し、主人公のロマンスも織り込んだ悲喜劇。
 哀愁漂う独身男を演じるJ・レモンの細やかな表現が作品に深みを与えている。彼の名演技と、笑いを誘いながらペーソス溢れる展開で作品に魂を吹き込むB・ワイルダーの職人芸が見事に融合した。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2024-12-15 16:50:55)
1.ネタバレ 1989年の「晩秋」を見てジャック・レモンのファンになりましたが、若い時の彼はまた違う良さがあってイイですね。個人的には「お熱いのがお好き」の彼の人の好さが魅力的でしたが、本作の彼はもう少し生々しくリアルな男性像みたいなものが上手く表現されていたと感じます。

「アパートの鍵貸します」というタイトルからは少々エロい雰囲気が漂っています。実際、アパートの部屋やその部屋の鍵はエロい用途でしか使われていない訳ですが、内容からはエロ要素はあまり感じ取れません。そういった意味では上品な仕上がりになっていて、この時代の知性を感じます。しかしエロを包み隠して爽やか&良さげな映画に仕上げてあっても、その実中身はかなりのエロ&駆け引きがメインのダークな作品だったりもします。

上司たちの裏の面倒を見ることで恩を売りたい主人公バクスター(ジャック・レモン)が、無知なお坊ちゃん風な外見の割にかなりしたたかだなといった印象。またヒロインのフラン(シャーリー・マクレーン)も同様、清楚な雰囲気を醸し出している割にやっていることはドロドロしていて、まあ、しっかりヤッてる訳です(笑)いっちゃえばまあ「大人の映画」ですが、その大人の事情を上手く包み隠してあって、この辺は本当にウマい脚本&演出だなあと感じ入りました。不覚にもフランを守って義兄に殴られるシーンでこみ上げてしまいましたよw
ラスト、フランの心変わりも・・ やっぱり明らかに男女のドロドロや駆け引きを知っている女の振る舞いで、なんだかんだいっても制作サイドも確信犯的に大人の事情を組み込んであるんだよなあ、といったダークな作品とみることもできます。そういった意味でもかなり深い仕上がりです。とても面白い映画でした。
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 8点(2025-05-12 17:00:00)
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【点数情報】

Review人数 287人
平均点数 8.02点
000.00%
100.00%
210.35%
341.39%
482.79%
5155.23%
6289.76%
73712.89%
86121.25%
96321.95%
107024.39%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.54点 Review31人
2 ストーリー評価 8.60点 Review28人
3 鑑賞後の後味 8.65点 Review26人
4 音楽評価 7.14点 Review14人
5 感泣評価 6.72点 Review11人

【アカデミー賞 情報】

1960年 33回
作品賞 受賞 
主演男優賞ジャック・レモン候補(ノミネート) 
主演女優賞シャーリー・マクレーン候補(ノミネート) 
助演男優賞ジャック・クラスチェン候補(ノミネート) 
監督賞ビリー・ワイルダー受賞 
脚本賞ビリー・ワイルダー受賞 
脚本賞I・A・L・ダイアモンド受賞 
撮影賞ジョセフ・ラシェル候補(ノミネート) 
音響賞ゴードン・ソーヤー候補(ノミネート) 
美術賞(白黒)アレクサンドル・トローネ受賞美術
美術賞(白黒)エドワード・G・ボイル受賞装置
編集賞ダニエル・マンデル(編集)受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1960年 18回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 受賞(コメディ映画賞として)
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)シャーリー・マクレーン受賞 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ジャック・レモン受賞 
監督賞ビリー・ワイルダー候補(ノミネート) 

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