映画『白い巨塔』の口コミ・レビュー(3ページ目)

白い巨塔

[シロイキョトウ]
1966年上映時間:150分
平均点:6.69 / 10(Review 59人) (点数分布表示)
公開開始日(1966-10-15)
ドラマ法廷もの医学ものモノクロ映画小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-01-12)【イニシャルK】さん
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監督山本薩夫
キャスト田宮二郎(男優)財前五郎助教授
東野英治郎(男優)東教授
田村高廣(男優)里見助教授
小沢栄太郎(男優)鵜飼教授
船越英二(男優)菊川教授
滝沢修〔男優〕(男優)船尾教授
藤村志保(女優)東佐枝子
小川真由美(女優)(女優)花森ケイ子
岸輝子(女優)東正子
加藤嘉(男優)大河内教授
清水将夫(男優)河野弁護士
石山健二郎(男優)財前又一
見明凡太朗(男優)岩田大阪医師会会長
松下達夫(男優)裁判長
加藤武(男優)野坂教授
下條正巳(男優)今津教授
鈴木瑞穂(男優)関口弁護士
須賀不二男(男優)葉山教授
早川雄三(男優)安西第一外科助手
高原駿雄(男優)佃第一外科医局長
杉田康(男優)金井講師
夏木章(男優)河合教授
潮万太郎(男優)鍋島
北原義郎(男優)乾教授
長谷川待子(女優)財前杏子
滝花久子(女優)黒川きぬ
平井岐代子(女優)田舎の婦人
竹村洋介(男優)柳原第一外科助手
伊東光一(男優)川西
河原侃二(男優)村井
浜世津子(女優)時江
白井玲子(女優)里見の妻
村田扶実子(女優)佐々木よし江
谷謙一(男優)
小山内淳(男優)事務長
原作山崎豊子「白い巨塔」
脚本橋本忍
音楽池野成
撮影宗川信夫
製作永田雅一
企画財前定生
伊藤武郎
配給大映
美術間野重雄
編集中静達治
録音奥村雅弘
照明柴田恒吉
あらすじ
浪速大学医学部第1外科の財前助教授は、東教授の退官後の次期教授を目指している。しかし、財前のスタンドプレーに嫌悪感を示す東教授は、他大学から次期教授を選出するよう画策を始める。その動きを察知した財前は、医学部長鵜飼を取り込み、積極的な工作を進める。そうした中、財前は同期の里見助教授から依頼され、噴門部癌の患者を診察する。肺結核の過去の病巣らしきレントゲン像を巡って、財前と里見の意見が分かれる…。大学医学部の権謀術数を描いた山崎豊子の代表作を映画化。8年後に、田宮財前は、テレビドラマ化もされる。
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💬口コミ一覧

19.2008.11月鑑賞。時代を席巻した作品の映画化である。本もTVも映画も読まず、見ずの私にとって楽しみな作品であった。しかし40年たった今では・・・。
ご自由さんさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-10 22:09:23)
18.ネタバレ 白い巨塔と言えば財前五郎、財前と言えば田宮二郎、まさに映画の財前と役者田宮が重なってしまうほどだ。
白い巨塔は、私が学生の頃見た山崎豊子原作最初の映画であり、それまで物の裏側まで見ることのなかった私には、強烈な映画となった。
野心に燃え傲慢不遜な財前、東教授ならずともまったをかけたくなるだろう。そこに渦巻く策略、利用できるものは何でも利用し、用済みともなれば捨ててしまう、医大病院の裏側の汚れた部分を見事に描いている。
この映画の後のテレビドラマも、もちろん見た。田宮二郎だけでなく、小沢栄太郎 、加藤嘉も映画と同役で、映画で描ききれなかった細部や続編を付け加え、より完成されたものとなった、。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 6点(2011-02-26 06:32:09)
17. 古い映画ですがよくできた映画でした。少し展開が急すぎるな、と思ったのはドラマを先に見てしまったせいかもしれません。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-10-16 18:09:44)
16.「白い巨塔」はかなり前に原作を読んだきりで、映像作品は本作が初めてでした。原作自体が長大かつストーリー性の濃いものでしたから、映画版は粗筋を追っかけるのがやっとで、人物描写まで充分手が届ききらなかったように感じられます。特に、財前と対を成す存在のはずの里見の内面がまるで見えてこないのが弱いですね。これは田村高廣の演技が硬く思えるせいもあるかな。とはいえ物語の面白さだけでも充分楽しめる作品なので、「白い巨塔」に初めて触れる人にはこれがいいかなとも思います。続きが見たかったり、もっと掘り下げたやつが見たくなったら、原作かドラマをどうぞということで。
KYPAさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-02-16 21:50:14)
15.ネタバレ 田宮版のTVドラマを観てしまうと、これは低い評価にならざるをえません。財前の攻撃的な部分をのみ描いてるだけですから。外観の強さに隠れた心中の苦悩、気持ちの弱さ、もろさをTVでは存分に描写できています。
他の方が「ダイジェスト版」と仰ってますが、まさにそのとおり!(原作に最も近いとも言えますが)。私はTVドラマでの鑑賞(レンタル店ではかなり普及してます)をお奨めします。財前、里見、柳原、中村玉緒、里見の兄、ケイ子などなど、今でいうキャラ立ちの群れですから。中村伸郎、加藤嘉、小沢栄太郎、岡田英次他々、邦画ファンにはたまらないキャスティングです。特に最後の数回は臨界点を突破した爆流になってます。ドラマ史上最高傑作だと確信しています。
よって、大好きな山本薩夫、小川真由美でプラス1点でこの評価になりました。
オットー・クレンペラーさん [DVD(邦画)] 6点(2006-06-11 18:24:07)
14.ネタバレ 田宮二郎と言えば、財前教授というよりはクイズタイムショックの司会の人という世代ですが(小学生は白い巨塔は見ないから)、拳銃自殺した時はそれはもう本当にビックリで、生きていた人が突然この世から消えるという、自殺というモノがあるという事を実感として教えてくれた最初の人だと思います。その後、旧ドラマを見て、新ドラマと見て、そしてこの映画という順番です。やはり最初にドラマを見てしまうとダイジェスト版という感じもしないでもないですが、ドラマも多少冗長なところがあり(特に新ドラマ)、これはこれでまとまっているのかな?という気もします。ドラマが放映されている時は飲み屋のアチコチでサラリーマンが、自分は財前か?里見か?なんて話がされていたようですが(ちなみに私はとある女性から「仕事は里見だけど、私生活は財前だね」といわれました・・・なんのコッチャ?)、サラリーマンの殆どは財前でしょう(能力ではなく、気持ち的には)。組織というところは多かれ少なかれ権力闘争をする場であり、組織に所属している以上逃れられないものです。会社の不正を裁判で証言しようって人がどれぐらいいるか考えればわかります。殆どは自分の出世が大事なはず。よって私は別に財前を悪人だとは思わないです。財前も里見も自分の意志を貫くというか自分に正直に生きているという点では同じだと思います。権力や名誉を目指す人間と誠実さを求める人間の末路は、前者及びそれを取り巻く人間達の方が生き生きとしており、変に天罰が下らない、里見が左遷させられて終わる映画のラストは誠実に生きていく事の難しさを教えてくれるという点で、すっきりしているのかもしれません。ただし、そうは言っても人間は誠実でありたいという気持ちも持っているわけで、映画版では、柳原が発言を撤回しないところは不満ですけど。はじめから一本調子な財前や里見より心揺れ動く、柳原が人間らしくてイチバン共感できますね。
東京50km圏道路地図さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-06 13:40:44)
13.東大の先生がいいね。本当に居そう。モデルはいないと言わないと問題になるんだろうなぁと思うくらいリアルに感じる。実際は知らないけど。
ぷりんぐるしゅさん [地上波(字幕)] 6点(2005-10-30 01:45:47)
12.ネタバレ ほかの方々も書いているように、あの長編小説を2時間半にまとめた結果、あらすじの紹介にとどまっており、内容に深みがない。展開が早いので、TVドラマで筋を知っていなかったら、ついていくのが大変だったと思う。今見るとたしかに古いが、当時はこれでも画期的だったのだろう。新しいTVドラマでは、「浪速大学なのになぜ西田敏行以外は関西弁をしゃべらないのか」と毎週思っていましたが、この映画では不自然ながらも関西弁が使われていたので少し納得。でもラストが後味悪かったです。
チョコレクターさん 6点(2004-07-08 15:34:22)
11.唐沢版のTVを見た後だったので、所々説明不足の感は否めないが、面白かったです。
泉州 力さん 6点(2004-06-11 18:32:55)
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10.ネタバレ 昔のドラマ、原作、新しいドラマ、そしてこの映画と、この順に見たり読んだりしました。その中で、私としては、この映画が一番です(といっても7点だけど)。この映画の一番良いところは、財前教授勝訴で終わり、癌で死ぬ場面がカットされている点。財前教授が癌で死ぬというストーリーは、「悪者は最後に罰を受ける」をやらないと気が済まない偏狭な正義の味方主義。それに、2時間程度ですむものを、ドラマでは無理して引き延ばしている感があります。私には、新ドラマは、石坂浩二と黒木瞳しか芝居ができる人が出てないし、あの裁判で財前助教授が負けるのが全くリアリティに欠けるし散々だっただけに、改めてこの映画を見て、原作の良さに納得。やはりきちんと作ると、リアリティもそこそこだし。◆ただ、皆さんの評価を見ていると、制作時の時代背景というか、見る人の年齢層にもよって、行間を埋められるかどうかが異なり、評価は変わるような気がします。当時の人は、財前助教授に共感しつつ、里見助教授にはどこか反発してみていたのですよ。なにしろ、財前助教授の強烈な上昇志向は、昭和40年代はみんなが大なり小なり共有していましたから。今見ると、怒りの葡萄や東京物語も退屈だ。おやじのノスタルジーかよ。ただ、もう少し、脚本や俳優がまともなら、新ドラマもまともなものになったと思いますが…。
みんな嫌いさん [DVD(邦画)] 6点(2004-04-17 01:50:03)
9.ああこういうの、よくありますね。どこにでもよくある、日常の光景。
ほんと、よくある出来事です。これ。 男どもが所かまわずタバコ喫いまくる状況以外は。
それと、大河内教授や里見助教授みたいな清廉潔白の士なんてまずいないし。

本作品をご覧になった方は災難を防ぐ意味で、主治医は心して選びましょう。
人間としての尊厳を忘れずに人生を全うしましょう。

それとこの頃の女優さんて詩の朗読みたいなステレオタイプな台詞回しなのね。
役者の魂さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-09-29 15:39:51)
8.ネタバレ 自分的に、自分の生まれる前に制作された作品で、当然リアルタイムで観ているはずもなく、以前テレビでみた唐沢版のほうが印象として強く、今回は「あ、これがオリジナル」なんだぁ的状況で鑑賞致しました。 率直な印象 田宮さん男前やなぁ 手術シーングロイなぁ 白黒で映像が古いなぁ(当たり前だけどw) あれ?財前先生病気にならないんだ… この展開は後のTV版のときに付け加えられたものだそうで知りませんでした  かなり当時は話題になった映画だそうで、高度成長期の日本を感じさせる内容であったかとオモイマス
Kanameさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-08-05 08:14:59)
7.個人的に、原作は国内外の作家で最も尊敬する山崎豊子さんの最高傑作、田宮版ドラマはTVドラマ史上の最高傑作であり、本サイトの制限字数内はもとより、一日や二日では語り尽くせないものがあります。150分に収めると通り一遍になってしまうのは止む無しとしても、肩に力が入り過ぎている田宮二郎に対する違和感と、唯一、人物像を逸脱していた小川真由美演ずるケイ子が物語の質を下げている点が残念です。
The Grey Heronさん [DVD(邦画)] 5点(2009-10-11 01:29:09)
6.それぞれの好みの問題だろうが、自分は昔の方のドラマがキャストも含め一番出来がよく思える。あの長いドラマを観た後はどうもあらすじを追っているような気がしてくるし、ドラマで自分の面白かったと思えた場所が淡泊すぎて物足りない。こういう見方はだめですね。でも里見助教授は山本學が良いなあ。
monteprinceさん 5点(2004-04-21 01:02:09)
5.ネタバレ テレビでやっているドラマの方は見たことがない。テレビではもっと一つ一つのエピソードを丁寧に描いているのかもしれないが、この映画は二時間半の間に話がどんどん展開していくので最後まで飽きずに見ることができた。特に裁判で船尾教授が意見を述べる所は、二転三転してどちらに有利な発言であるのか最後まで分からないので面白い。
北海道日本ハム優勝さん 5点(2004-01-13 00:22:18)
4.ネタバレ  この映画を見て、正義というもののあり方をつくづく考えました。
確かに、この原作、映画が製作された段階では医療ミス、特に大学病院での医療ミスが隠蔽される傾向があり、それを糾弾するこの作品の立場は正義だったかと思われます。
しかし、この映画で訴えられるような、患者側優位の正義が主流になっていった結果としての現在の状況はどうでしょうか?
 医者に対する訴訟が頻発に起こされ、あまつさえ刑事責任さえ問われて医者が留置される事態さえ起こっています。
 その結果として産婦人科等の開業医は減少の一途をたどり、また訴訟されることを回避しようとする病院側の意志も相まって、救急車による患者のたらい回し等、深刻な事態が発生し、大勢の命が危険にさらされてるわけで。
 もちろん山崎豊子さんや、この作品に、そういった現状の責任を問うほど単純じゃありませんけれど、そのような事態を招いた流れに加担した一人として、現状に対するご意見を是非伺いたいと思います。
 非常に複雑な問題を一面的な「正義」で描くのってどうよ?
 また、東教授親子が実に不愉快でした。
人間が他人を嫌うのは別に理屈じゃなく、どうしようもないことです。
しかし、自分の感情を正当化するために相手を悪と決めつけ、自分を正義として行動するその姿には、吐き気を感じさせるほどの醜さを感じました。さらに一番恐ろしいのは描いている山崎さん自身が、その醜さに気がついてないことですね。
(誤診以前には特に財前に巨悪とまで言われるほどの行動は無かったこと、東が通常どおり、財前を後継者に指名していれば、そもそも買収等の悪事も行う必要が無かったことに注目!。どうも山崎さんは、下層階級からの成りあがり者を嫌い醜く描く傾向がありますね)
 ※ 最近、ヒロインを演じる女優に魅かれて見た医療ドラマに深く感じるところがあり、そのためにかなり偏った見かたになっているかもしれません。ご容赦を
rhforeverさん [DVD(邦画)] 4点(2010-03-29 12:02:56)
3.唐沢版、旧作のTVドラマが共に面白かったので映画版も見ましたが、う~ん。表面的にあらすじをこなすのが精一杯のダイジェスト版、と言ったところでしょうか。深みが全くない。とうぜん面白くもなんともない。田宮がTVドラマ版としてやり直したいと思うのも至極もっともな話。「白い巨塔」をもっと見たいとお思いの方には、本作よりも田宮TV版をお薦めいたします。
flyhighさん 3点(2004-07-04 22:45:39)
2.ネタバレ 映画版白い巨塔?全然ダメでしょう。浪速大の医師が原告側に協力したり証言することが自らの地位を脅かすという点がほとんど描かれていない。そのため、里見が証人として法定で証言することの重みが全く感じられない(ゆえに、里見の医師として患者に向き合う姿勢の真摯さの伝わりが弱い)。東教授もあっさりと関口弁護士に協力しているし。だから、最後に里見が他大に左遷されるシーンも、何で左遷されたの?って感じになってしまう。
大学病院の大きな問題点(=本作のテーマ)の一つを描ききれていない映画はカス映画と呼ばざるをえない。
あと、私の周りには「映画版の俳優の方が唐沢版より全然良い」という人がいるが、これ本当に自分の意見で心から思ってるのだろうか?昔の俳優を褒めといた方が通っぽいというだけじゃないか、としか思えない。映画版の台詞や演技は薄っぺらな棒読みで、何でこれが良いのだろう。不思議。唐沢版の俳優の方がずっと上手じゃないかと思う。
しん丸さん 3点(2004-03-22 12:17:19)
1.今やっているドラマの方を観ていたので、昔の方も観てみました。
き、きもいよー。しょっぱなから始まるリアルすぎる手術シーンに驚き。主人公は色んな意味で有名な田宮二郎ですが、これも白黒のせいかメイク(アイシャドウ)顔に見えたし。なんていうか何もかも「古いね」というのが正直な所です。古いっす。ついてけない。

ただ、今放送されているドラマの骨の部分はわかったので、そこはいいと思いました。

私は今のテレビドラマの方が好きみたいです。
フクロウさん 3点(2004-03-15 11:30:15)
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マーク説明
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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 59人
平均点数 6.69点
000.00%
100.00%
200.00%
335.08%
411.69%
558.47%
61525.42%
72135.59%
8915.25%
923.39%
1035.08%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review3人
2 ストーリー評価 8.20点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.20点 Review5人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

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