映画『つみきのいえ』の口コミ・レビュー

つみきのいえ

[ツミキノイエ]
The House of Small Cubes
(La Maison en petits cubes)
2008年上映時間:12分
平均点:6.40 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-10-04)
サイレントアニメショート(短編映画)
新規登録(2009-04-08)【】さん
タイトル情報更新(2021-06-30)【イニシャルK】さん
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監督加藤久仁生
長澤まさみナレーション(日本語音声版)
製作ROBOT
作画加藤久仁生(アニメーション)
美術加藤久仁生(背景)
編集IMAGICA(編集・MAスタジオ)
加藤久仁生(コンポジット)
あらすじ
沈みつつある町の箱のような小さな家で独り暮らす老人。水位が上がるに合わせて上へ上へと増築しなければならない。ある日、お気に入りのパイプを既に水没している階下に落としてしまった老人は、意を決して潜水服を着込んでパイプの回収に向かうのだったが…。邦画として、初めてアカデミー短編アニメ賞を受賞。
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💬口コミ一覧

25.ネタバレ たった12分しかない短編ではありますが、手書きで書かれた画の綺麗さ、それにぴったりとマッチした音楽、そしてほろっと切ないストーリーで、なんともこじんまりとした愛らしい一本になってます。特にいいな~と思ったシーンは、あじいさんとおばあさんが、実は子供の頃からの友達で、一本の木を回って互いに成長し、告白して抱き合ってそこから鳥たちがばぁ~っと飛んでく、あのもの凄く理想的な世界っていうのかしら、その後の二人で家を作って二人で楽しく食事してのシーンもそうですけど、人が思い描く「幸せ」をそのまま画にしたような、そんな世界なのよね。最初にナレーションあり版を観て、その後になし版を観るといいと思います。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 6点(2009-04-10 23:38:14)
24.滝田洋二郎監督の「おくりびと」とともにアカデミー賞を受賞したことで話題になった本作。あまり期待せずに見たけど、映像の感じがとてもよく、静かでゆったりとした雰囲気の短編でとても味わい深い良作だと思う。ストーリーはかなり地味ながら、ちょっぴりほろっと来るような感じ。後半の妻とのことを回想するシーンではセリフなど一言もないのにきっと幸せないい夫婦だったんだなあということが想像できてつい感動してしまった。制作のROBOTといえば本広克行監督や山崎貴監督といった監督のいわゆる最初から話題性のある大作映画を作る会社というイメージがあるのだけど、この映画はそういう派手さが全くない小品で少し意外に思うものの、こういう淡々とした作品も作れるのかと新鮮に感じた。それから長澤まさみによるナレーションあり版とサイレント(映像と音楽のみ)版を両方見たけど、サイレント版はナレーションあり版よりもさらに味わい深く、サイレント版の方が断然良かった。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-20 02:24:06)
23.ネタバレ 過ぎ去った古き良き時代を振り返る話。この切なさは普遍的ですな。温暖化批判もこめていたのかな?やわらかな絵がマッチしてました。
すたーちゃいるどさん [インターネット(字幕)] 7点(2009-04-20 10:46:16)
22.ネタバレ 〔ナレーションなし〕。私はこういう明らかな感動してくれることを狙った作品は好きではない。どうも、退屈で楽しめず、感動も出来ない。それに加え温暖化という流行りのテーマを組み込むあたりが憎らしい。アカデミーには受けが良いかも知れないが私には全然ダメです。
マーク・ハントさん [インターネット(字幕)] 4点(2009-04-22 02:09:57)
21.短い内容なので、ええっそれだけ?と思わないこともない。
アカデミー受賞作だけども、観てもそれほどのインパクトはなかったような。
しみじみとしたいい話ではあるけど。
絵本のような内容で、誰でも観れる。しかし、感想も絵本を読んだ程度。
実質的な「年少者向け/ファミリー短編映画賞」の受賞と思えば、納得。
娘夫婦?はどこに行ったんだ薄情だな。
さん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-11 07:58:25)
20.この程度で...って言うのが 本音! 核家族化→高齢化社会 と 環境問題→海面上昇 の “安易” なテーマを組み合わせただけの誰でも思い付きそうな作品...なんの捻りも奥深さもなく、メッセージも見当たらない...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 2点(2009-05-19 12:47:03)
19.ネタバレ なんとなくジーン・・・ときました。水面の上昇から逃れるために、おじいさん一人で家を積み上げていく物悲しさ、でも海へ潜れば奥さんや娘さんとの追憶の時間。
つみきのいえ とはあまり難しく考えずただ単に、家族の思い出を積み木していってたんでしょうね。。
ただ、ナレーションは絶対必要ありません。

himenotthiさん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-04 11:53:14)
18.ネタバレ 手書きアニメーションの素朴な味わいが、なかなか良かったです。
短い作品でメッセージは明確ですが、押し付けがましくは有りません。
温暖化で水没しかけでも、おじいさんは淡々と生活している様子。
積み木のように重ねた記憶と共に。
アステカさん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-05 01:27:32)
17.涙が出ました。小津安二郎の東京物語を思い出しました。
よしふみさん [DVD(邦画)] 8点(2009-10-11 22:56:55)
16.じんわりやんわりと心に染みいる美しい映画です。おじいさんの生活を考えれば、ナレーション版は不要でしょう。8歳の娘も「おじいさんは一人で住んでるんじゃけぇ(←広島弁です)しゃべらん方がええんじゃ。」と言っておりました。絵本のページをめくっているように観られました。またきっとお気に入りの絵本と同じように繰り返し繰り返し観ると思います。
longsleeper21さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-10-27 16:21:06)
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15.この程度でもらえるの??? ビックリなんですけど・・・。「スノーマン」もノミネート止まりだったのにコレにはあげるんですか? これでアカデミー賞穫れるなら「銀河の魚」のたむらしげるさんに頑張って欲しいです!!
だみおさん [DVD(邦画)] 1点(2010-01-08 06:37:56)
14.短編なのにきちんと物語があって作品として成立しているのが素晴らしい。
しかも、端折った感じじゃなくて、ジャストタイムで完結している。
ラストのチーンが心に響きますね。
いい作品です。
もとやさん [DVD(邦画)] 8点(2010-02-23 15:31:09)
13.ネタバレ 町全体が海に沈んでおり、海面がどんどん上昇しているようです。船で物資が届けられるので、人間社会は崩壊してなさそう。おじいさんは家族との思い出を大切にしながら余生を送りたいので、あの家を敢えて離れないのですね。というか町全体に愛着があるようです。子供時代から住んでいるふるさとだから。そして愛する妻との恋愛の思い出もある。幼馴染というところが泣かせますね。生涯一度の恋を貫いた理想的な人生だったのですが、老後は悲劇的です。それにしてもまあ、奇妙な生活ぶりで、悪くいえば偏執的傾向のあるご老人ですね。これは言い過ぎでしょうか。長年の孤独がご老人をそうさせたと解釈しましょう。■海面が上昇するに従って、上階に改築を重ねていったのでしょうか?であれば床下にドアがある奇妙な構造の説明がつきますが。しかし階下には家族の思い出が詰まっています。海面上昇に遭いながらも、何十年かは一緒に住んでいたのかもしれません。家族が水禍で亡くなってしまったと考えれば、老人の気持ちもさらに理解できようというものです。ご老人はあの家で死を迎えるつもりですね。心は家族との思い出に水没しながら。思い出にふけること以外に何の楽しみもないご老体を見るのはつらいです。最後は前向きに生きる姿を見たかったのは無いものねだりでしょうか。希望がないアニメに思えてしかたありません。■地球温暖化へのメッセージが込められいるという意見があります。たぶんそうでしょう。町全体が徐々に海底に沈むことは歴史上稀有なことですから。老人は人類を恨んでいるのかもしれません。それでさらに孤独が増した考えれば、よけい同情しますよ。■「汚れなき子供」向けのアニメを「汚れある大人」が鑑賞すればこんな感想が出てきます。ああ、わが心の中の汚れの海面も上昇しているようです。子供のときに観たかった。
よしのぶさん [DVD(邦画)] 6点(2010-03-04 12:16:17)
12.たしかに しみじみとした いい話ですが、短編とはいえ、「それだけ?」と思いました。同名の絵本も読みました。絵本との違いは、絵本には映画にないエピソードが多数盛り込まれていて、詳細に説明されていることと、おじいさんが海の中に落としたものと、ラストシーンです。絵本は3歳児に読み聞かせましたが、いまひとつわかっていない様子。アニメ(映画)も絵本も、子ども向けというよりは、人生経験を重ねた大人向けかなと思いました。おじいさんは食料は自給自足していますが、家の材料を買ったり、行商人から買い物をするときのお金はどうしているのかなと思いました。家の中に全財産があるとしたら物騒だし、船に乗って銀行へ出かけている様子もないし、郵便屋さんが年金を届けてくれるのでしょうか?
チョコレクターさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-03-10 01:04:19)
11.いい。
 
ジャケットがいい感じで借りてきてぼーっとみた。
ナレーション無しと有りを交互に2回ずつ観た。
2回目のナレーション無しで涙が止まらなかった。
 
よかった。
おでんの卵さん [DVD(邦画)] 8点(2010-03-14 03:49:21)
10.同じ年よりもの、家族の絆、時の経過を描いたものでいえば、同じくアカデミー賞を受賞した「岸辺のふたり」の方が勝っていると思うが、水の底に沈んだ昔の記憶というテーマが意表をついていて面白かったし、ほろ苦かった。何より独居老人の切なさは、きれいごとではなくぞっとするほどだ。ナレーターがなくてもいいのは、おじいさんがセリフをいう必要がないからで、それこそが実は一番不幸なことなのだ。こういう環境にいるお年寄りが、たとえば久しぶりの知人と1日ゆっくり話をしたら、その翌日はのどが枯れて声が出ないことがあるということなど、若い人はどれくらい知っているだろう。
tonyさん [DVD(邦画)] 7点(2010-03-22 23:40:04)
9.ネタバレ これほど短いものを観るのはたぶん初めてです 手書きの雰囲気にこだわったという映像は独特の暖かみがあっていいですね ストーリーは短いながら深く考える内容であったかとオモイマス
Kanameさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-05-02 20:08:55)
8.ネタバレ アニメーションの場合、画のタッチでかなり好き嫌いが分かれますが、これはかなり好みです。
で、この映画での「上昇する水面」は、“人間の経験”のメタファーではないかと思いました。人が経験を重ねていくにしたがって、その経験は記憶となっていくわけですが、普段は忘れてしまっています。おじいさんの部屋には思い出の写真? など飾ってありますが、あれは日常の一部であり、あってあたりまえの存在になっています。しかし一旦意識下の海に潜ってみれば、さまざまな記憶がよみがえってくる。楽しかったことも、辛かったことも。それはノスタルジアですが、人間時にはノスタルジアに浸って、感傷的になるのも悪くないんじゃないでしょうか。世間一般的には、前(将来)を向いて生きていくのがいいのでしょうが、後ろを振り返ることも必要なのかも。多くの経験をしてきた高齢者なら、なおさらです。
あと、おじいさんの家から下を見ると、水中にいくつか家がみえます。あそこにもかつては人が住んでいたのです。それはたしかに人が生きていたあかし。今はいないけれど、残った家で人がいたことがわかる。今生きている私は、最後になにか残せるのか? などと考えてしまいました。
とまあ、理屈を並べることもできますが、本当はそんなことより、この短い映画を見て単純に「いいなぁ~」としみじみできたことが、一番よかったと思います。頭(理屈)ではなく心(感性)で見る映像。「考えるな、感じろ!」ってことです。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2010-07-15 22:46:56)
7.ネタバレ 淡々とした切なさにかなりやられたわ。 おじいさんが水に沈んだ一階で奥さんとの食事を思い出しながらワイングラスをチン!のとこで号泣よ。 でもアタシはこのおじいさんが自身の孤独な老境を恨めしく思ってるような感じはしなかったわ。 むしろすべてをありのままに受け入れて、それを普通のことだと受け止めて、粛々と毎日を生きてるような雰囲気。 だからこそ逆に第三者の心にはズシンと響くんだけど。 娘夫婦もちゃんと盆暮れ正月には孫を連れて実家に帰ってくれてるといいわね。 アタシもたまには実家に帰ろうかしら。 …かえって迷惑がられたりして。 オホホ。
梅桃さん [DVD(邦画)] 8点(2011-03-21 17:21:59)
6.アイデアが素晴らしく、ストーリー性もうまく組み込んでいる短編アニメーション。
絵は外国のアニメーションに近く、主人公の切ない気持がよく伝わり、じーんとさせてくれる。
キャラ自体に特別個性は感じられないけど、そこに力を入れても、
短い時間では逆にテーマが伝わりづらくなるので、やっぱりこれでいいんだろうな。
環境問題をさりげなく表現している所もいい。旨味を凝縮させたような作りになっているので、
一度鑑賞しておいても損はないと思う。このレベルでの長編物も観てみたい。
MAHITOさん [インターネット(字幕)] 4点(2011-08-24 10:10:22)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 6.40点
000.00%
114.00%
214.00%
300.00%
428.00%
514.00%
6520.00%
7832.00%
8520.00%
928.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review3人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.33点 Review3人
4 音楽評価 7.33点 Review3人
5 感泣評価 5.00点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
短編アニメーション賞 受賞 

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