映画『重力ピエロ』の口コミ・レビュー
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作品情報 シ行
重力ピエロの口コミ・レビュー
>
(レビュー・口コミ)
重力ピエロ
[ジュウリョクピエロ]
A Pierrot
2009年
【
日
】
上映時間:118分
平均点:5.66 /
10
点
(Review 82人)
(点数分布表示)
公開開始日(2009-05-23)
(
ドラマ
・
ミステリー
・
青春もの
・
小説の映画化
)
新規登録(2009-04-13)【
すぺるま
】さん
タイトル情報更新(2025-02-13)【
イニシャルK
】さん
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監督
森淳一
キャスト
加瀬亮
(男優)
奥野泉水
岡田将生
(男優)
奥野春
小日向文世
(男優)
奥野正志
吉高由里子
(女優)
夏子
岡田義徳
(男優)
山内
渡部篤郎
(男優)
葛城由紀夫
鈴木京香
(女優)
奥野梨江子
北村匠海
(男優)
奥野春(幼少期)
原作
伊坂幸太郎
「重力ピエロ」(新潮社刊)
脚本
相沢友子
撮影
林淳一郎
製作
アスミック・エース
(『重力ピエロ』製作委員会/製作プロダクション)
ROBOT
(『重力ピエロ』製作委員会/製作プロダクション)
テレビ朝日
(『重力ピエロ』製作委員会)
朝日放送
(『重力ピエロ』製作委員会)
企画
相沢友子
アスミック・エース
配給
アスミック・エース
録音
藤本賢一
照明
中村裕樹
◆テーマカラー◆
◆検索ウィンドウ◆
作品名
人物名
新規要望 邦題
新規要望 原題
変更要望 邦題
変更要望 原題
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82.「映像化不可能」という文句は、もはや伊坂幸太郎の原作に対する常套句となりつつある。
今作「重力ピエロ」も、類に漏れずその常套句が掲げられたが、そのニュアンスは他の作品とは少々異なるものだったと思う。
「アヒルと鴨のコインロッカー」のような文体によるストーリー構成の妙にその要因があるわけではなく、主人公の兄弟をはじめ描き出される「人間性」の妙こそが、映像化に対する最大の難関だったと思う。
結果としてまず言いたいことは、素晴らしい映画であったということだ。
伊坂幸太郎の独特の世界観に息づく絶妙な人間性を、決して物語を破綻させることなく、リアリティをもって映画として紡ぎ出すことに成功している。
それは、原作の真意をしっかりと汲んだ上での監督の確かな演出力、そして、絶妙なキャスティングによる俳優たちの奇跡的な演技力によるものだ。
「小説の映画化」に対して総じて言えることだが、文体によって緻密に描き出されるキャラクターを、生身の人間が「映画」という制限された領域の中で不足なく表現することは、途方もなく困難なことだ。
それが、この原作の登場人物たちのように多様性と二面性を表裏に持った複雑なキャラクターであれば、その途方もなさは更に果てしないものだ。
この物語は、ミステリアスな展開に彩られながら、悲劇を越え、遺伝子を越えて、一筋縄ではいかない「親子の絆」を堂々と描き出す。
それは、まさに重力を飛び越えて空中ブランコをこなすピエロのように、飄々とした中に確実に存在する「自信」と「誇り」に溢れている。
伊坂幸太郎の文体で描き尽くされたに思われたその「最強の家族」の姿を、この映画の俳優たちは、単なる「再現」を飛び越えて、見事に息づかせてみせた。
【
鉄腕麗人
】
さん
[映画館(邦画)]
9点
(2009-05-24 01:04:59)
👍 3
🔄 処理中...
81.
ネタバレ
タイトルがいいですね、このタイトルに惹かれて鑑賞。でも想像してた内容とは全く違ってました。
家が燃えるシーンとあの音楽、オープニングで惹き込まれ悲しい話の予感。渡辺善太郎さんの曲が物悲しいけど優しくて安らぐ。収録曲の全てが良いですね、エンディングまでずっとこれで通してほしかったです。なぜかエンディングだけ「?」と感じる歌い手と曲で終わるなんてことが邦画にはよくあるのよ。
まず、私これ好きです。人物のキャラ設定はしっかりしてますし演じる俳優たちもハマっている。そして肝心なとこをしっかり描き見せていて、奇をてらったようなウケ狙いのような人物や描写が無いのが非常に良いのです。
誰がと言われたらピエロはお父さんかな。穏やかでホワンとしてるけど芯があり強い人って感じ、突然母親が亡くなったそのタイミングで出生の秘密まで言うのはどうなのよとは思ったけど。でもピエロって口は笑っているようなメイクだけど目が笑ってなくてむしろ泣いてるみたいなのよね。
兄弟の方も薄々何か違和感はあったんだろうな、子どもの耳にまで入るほど噂されてたってことだから、両親の方は言うに及ばずでしょうね。心無い人の下衆の勘繰りも受けていたわけね。
何と言ったら童話の世界みたいで、童話ってダークでわりと残酷でしょ。善人は最初悲惨な目にあい、悪者の最期は猛獣に食われるとか焼け死ぬとか、カタキをとられて殺されるとかですし。そしてめでたしめでたしで終わる。普通にクライムサスペンス、アクションものならなんの問題もないことですよね、放火や殺人の是非はここではあまり意味が無いと感じました。
ダーク、ブラックな再生モノ家族の絆モノでラストまで惹き込まれてほっこり見終わりました。
ジンジャーエールと嘘つくときの癖。二階から飛んでしっかり地面に着地する春。遺伝子とストーカーの夏子の存在が良いですね。吉高由里子はやっぱりこういうキャラがいい。
岡田将生はほんとに美しいわね。
最大の難点はやはりセリフが聞き取れないとこ。邦画のいちばんダメなとこですよ、録音、音声技術はどうして向上しないんだろ?
映画は映画館でしか観れない時代はとっくに終わってるのに。
【
envy
】
さん
[インターネット(邦画)]
8点
(2022-12-26 13:37:44)
🔄 処理中...
80.
ネタバレ
自分のアイデンティティーに苦しみ続けてきた春が、絶対悪である実の父親にとった行動には賛否両論あるかと思います。でも、それはキレイごとではすまないくらい、春の苦悩が大きかったということ。そして、血は半分しかつながっていないけど兄の泉水がその苦悩を十分に理解していて、春(と自分)の苦悩を除く、ないし和らげるたった一つの方法が殺人という究極の選択であっても、春を守るためならどんなこともやる絆の強さはやはりすごい。父親のような度量の大きさを身につけるには、彼らは若過ぎたと思うのです。冒頭のシーンから、原作のイメージやセリフを大切に作ってくれていて安心しました。細かいところですが、盲目のジャズピアニスト、ローランド・カークのエピソードを、小説とは形を変えて使ってくれたことに感謝。
【
黒部三十郎
】
さん
[映画館(邦画)]
8点
(2009-06-13 23:29:27)
🔄 処理中...
79.
ネタバレ
原作を読んでいて、とても気に入ったので、映画を楽しみにしていました。
原作は原作で大好きだけど、映画は映画でとてもよかったです。
ガンジーと綱吉が好きで性的な暴力が許せない春。
映画の春のようにかっこよくはないけれど、
ぼくもガンジーと綱吉が好きで、性的な暴力が大嫌いです。
最近よく、どこぞの大学やらステーキチェーン店やら色んな所で集団強姦なんて事件が多発していますが、
犯人全員を虚勢して終身刑にしてもらいたい。なんなら死刑でもいいです。
きっと表沙汰にならないだけで、ものすごい数のこの手の事件が起きてるだと思う。
強姦魔の一瞬の快感のために女性は一生の傷をおう。
そのために好きな人ができても幸せなセックスができないなんて悲しすぎます。
法律では春は犯罪者かもしれませんが、ぼくは春の行動は正義だと思ってます。
もっと女性を守る国、世界になってもらいたい。
ジョーダンバットを持った春。
そんな春が大好きなです。
なんかあんま映画の感想になってなくてすいません。。
【
bokugatobu
】
さん
[映画館(邦画)]
8点
(2009-06-10 02:33:30)
👍 2
🔄 処理中...
78.
ネタバレ
人は規則に従って生きている。社会活動の規範は法律。人としての在り方を示す道徳。そして自分の中のルール。罪を犯した葛城は、一度法によって裁かれました。しかし彼は意に介していない。彼のルールでは、何ら自身に非は無いから。魚を盗ったノラ猫を窃盗罪で起訴するのは無理な話。真に葛城を裁けるのは、彼が認めるルールのみです。それを見極めるために春は何度も葛城に会った。回りくどい遣り方で彼の良心に問い掛けた。自認するスタンダードで“正当に”裁かれた葛城については、この際どうでもいい。問題は春です。葛城が言う「自分の心は痛まない」は、春にも当てはまるのか。答えはおそらくYES。春に潜む凶暴性は、父の血を引いている。ただし、彼にはもう一人父親がいます。唐突に“降ってきた”命を全身全霊で受け止めた男。誹謗や蔑みを恐れぬ強い心を持った男。奥野の選択を道化と揶揄する人もいる。でも凄い事を凄いと思わせない事が、いちばん凄いこと。ピエロは笑っているから最強なのです。奥野もまた、自分のルールを持った人間でした。葛城と同じです。違うのは自分のルールに従う理由。強いから従うのか、弱いから従うのか。春のはにかんだような笑顔は、どちらの父親に似ているのでしょう。キャスティングについて。加瀬と岡田については文句なし。それぞれの血を引く父親、小日向と渡部との相性も抜群です。ただ、若き日の小日向にヅラを被せた事や、年増の鈴木京香には違和感がありました。若作りする必要は?でも観終わって納得。この夫婦の年齢は物語に深みを与える重要なファクターと考えます。養蜂にも意味がある。ミツバチの生態が奥野家の姿と重なります。遠心分離機の2枚の巣板は、DNAの二重螺旋の暗示か。奥野正志の生き方を象徴するような優しい音楽の使い方もいいです。細部まで創りこんだ映画。素晴らしい。
【
目隠シスト
】
さん
[映画館(邦画)]
8点
(2009-05-27 18:25:49)
👍 1
🔄 処理中...
77.
ネタバレ
映像化不可能と謳われていたらしい原作のほうを、本作の鑑賞後にぱらぱらと読んでみた。小説でも漫画でも実写化によって劣化する作品が多いと個人的には思うのだが、この作品に関しては映画版のほうが断然良い。原作で随所に挿入される文化的な薀蓄が私には少し煩かったのだが、映画では大幅にカットされていて、かなりさっぱりまとまっている。森淳一の作品はこれまで「TOYD」しか観たことはなかったが、この冷たさを含んだ透明感は持ち味なんだろうなあ。そして、本作のいちばんの見所はキャスティング。こんなにそっくりな子役を使った回想シーンは今まで見たことがない。加えて、泉水も春もどちらもそれぞれの親に似ていることがびっくり。起用する役者のチョイスによってこんなにリアリティーを醸し出す作品はちょっと珍しい。
【
よーちー
】
さん
[試写会(邦画)]
8点
(2009-05-14 14:38:36)
👍 2
🔄 処理中...
76.本来ならこういった邦画は映画館で観ないんですが、「アヒルと鴨のコインロッカー」がかなり良かったので、同じ原作者ということで映画館で観てきました。ミステリー作品なのかと思いきや、それよりも家族の絆がテーマって感じなんでしょうか。連続放火事件を軸に物語が進んで行きますが、その犯人や動機っていうのは、わりと早い段階で読めてしまいます。“アヒルと鴨”みたいな驚きの展開を期待していたので、その点はかなり拍子抜けでした。切なかったり、笑えるところもあったり、全体の雰囲気は良かったと思います。キャストも良くて、春役の俳優さんは私は知らなかったのですが、役にしっくりきてました。また、子供時代の子役達も演技が自然ですごく素敵でした。個人的には夏子さんという役の設定が絶妙で大好きです(笑)。渡部篤郎はいかにもというか、役にハマリ過ぎてる感じが逆に嫌でした。あまり名前の知られてない役者さんにしてほしかったなぁ。ともかく、作品自体は内容・雰囲気ともに良かったです。
【
びくーにゃ
】
さん
[映画館(邦画)]
8点
(2009-04-29 02:35:12)
👍 1
🔄 処理中...
75.
ネタバレ
『放火犯は春』。なぜかそのオチだけ知っている状態での鑑賞。そのオチをどこで知ってしまったのかは思い出せない。ですが、オチを知っていたとしても、なかなかどうして面白い。面白いと感じるのは、春が放火犯であろうが、そうでなかろうが、そこは重要ではなかったからかもしれません。
その春を演じた岡田将生。今までこの人の演技を良いと思ったことがなかったのですが、これは良かったです。役が岡田将生にぴったりです。
時系列バラバラ系の作品は得意ではありませんが、今作は過去と現在を同時進行で進めていくだけのすっきり展開。母の身に何が起ったのか。春はどのようにして生を授かったのか。それがわかる過去のシーンは重要でした。
過去では被害者。現在では加害者。レイプ、事故死(自殺?)、ガン、放火。奥野一家が背負った運命はあまりにも重く、悲しい。にも関わらず、この映画では奥野家がどれほど素晴らしい家族でどれほど幸せだったかを見せつけてきます。兄弟仲が悪い私にとって、その兄弟の絆、家族の絆は確かに輝いて見えたのです。
『楽しそうに生きていれば、地球の重力なんて消してしまえるんだ。』
幸せであろうとするから、何が起きても幸せなんでしょうね。
春がジンジャーエールを注文するのを絶望的な表情で見つめる兄。・・・だけど春にはもうひとつのクセが。春はウソをつくとき唇を触る。自分と同じクセを持つ春を、嬉しそうに見る正志。実の父の血が流れているという過酷な現実がある一方で、育ての親のクセがうつるという救いも描く。この何とも言えない絶妙なバランス感覚が好きです。
【
たきたて
】
さん
[DVD(字幕)]
7点
(2020-05-24 01:23:00)
👍 1
🔄 処理中...
74.
ネタバレ
弟が放火犯であることはかなり早い段階から予知できるものの、それが強姦魔の犯罪現場の浄化であることまでは読みとけなかった。春を産もうと決意した父、母。そして、二段ベッドでの兄弟の「ファンタグレープ」の会話から見える兄の優しさが印象的。父親の『お前は俺に似て嘘が下手だな』のシーンで、うるっときた。
【
カジノ愛
】
さん
[インターネット(邦画)]
7点
(2017-01-21 03:08:06)
🔄 処理中...
73.
ネタバレ
重力をときはなち、一家の幸せを願う母、弟を守りたい長男、兄に気づいてもらいたい次男、息子たちを見抜いている父。皆さんのおっしゃるように突っ込みどころ満載だったが、この深い家族愛が貫かれている以上、何もいうまい。
レイプされて生まれた子供たちは、世界中に星の数ほどいる。彼らが人に愛され、愛することができる人間に、どうか成長してほしい。そう願わずにいられなかった作品。
【
tony
】
さん
[インターネット(字幕)]
7点
(2016-02-28 00:46:27)
🔄 処理中...
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72.
ネタバレ
「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ。」春のこのセリフをそのままこの映画に送るべきというか。伊坂作品ってユーモアのオブラートで包まれてはいるものの、実は内容自体は結構エグくって、またそこんトコが妙味なワケなんですが、本作は何故か“伊坂節”をあえて封印したかのような雰囲気。ちょっと“普通のハードなサスペンス映画”になっちゃったなぁ~、と俺はその辺り物足りなく感じました。
それと、原作を読んだ時の実父のイメージは“嫌な感じの色男”(ホメてます)北村一輝だったので、渡部さんはちょっと上品だったなぁ~(苦笑)。とは言え…“夏子さん”を怪演した吉高さんをはじめ、主演の岡田&加瀬兄弟と、ヅラは大笑いだったけど小日向さん鈴木京香さんの好演もあって点数は甘めで…。それと夜中の二段ベッドでの「ファンタグレープ!」のシーン…思わず泣かされちゃいました…。あの子役二人も良かったですね。
(追記)原作と違って最後の事件現場は昔住んでいた家。あれならいくらなんでも警察も気付くわ!というコトは…原作と違ってやはり春は捕まって司法の裁きを受ける…というのが映画版の解釈だと思います。だからこそビジネスホテルの鬼軍曹フロントは、映画には出てこなかったンんだと思います。俺は原作では春が軍曹にシメられるコトで“罪と罰”は終わりだと思っていますから…。
【
幻覚@蛇プニョ
】
さん
[地上波(邦画)]
7点
(2013-02-19 10:31:21)
🔄 処理中...
71.伊坂作品は好きだけれど、この原作はあまりしっくりこなかった。遺伝子うんぬんとレイプの問題、それと放火のミステリーを絡めるのはすこし強引な感じがしたからだ。けれど映画を見てすこし印象が変わったのは、小日向さんの演技によるものが大きい気がします。「自分で、考えろ」そして見たい世界のために自分が行動する、といういわば革命家的な伊坂作品のメッセージを、静かでやさしい父親が体現しているからかもしれません。あと完全に「元・ブス」を演じた吉高ちゃんは凄い。
【
ETNA
】
さん
[CS・衛星(邦画)]
7点
(2011-11-12 13:04:37)
🔄 処理中...
70.重いテーマですが不思議と軽い。兄弟がとても良かった。なんだか妻を、わが子を大切にしたいと思えた。そんな映画。
【
ライトニングボルト
】
さん
[CS・衛星(邦画)]
7点
(2011-05-18 04:44:46)
👍 1
🔄 処理中...
69.
ネタバレ
自分で描いたイタズラ書き(自分ではアートと言ってるが)を自分で消す?それをわかっていながら謎解き「ごっこ」をする? もうすでに春の人格は崩壊していたのかもしれません レイプ犯である実の父親の住所を把握し(どうやって調べたのか)既に会い 忌まわしい過去の記事を壁のポスターの裏に隠し しかしよくよく考えれば イタズラ書きと放火 DNAのヒント もしかしたら春は自分を励ましかばってくれた 地味な(どちらかといえばパッとしない)大学院でDNA研究をしている(と思われる)兄に助けて欲しかったのか? そんな兄だがいろいろ計画するも結局なにもできず 実際に行動する弟 そこにはなにかしらの遺伝があるのか 最終的に春は本当の父親を殴り殺す それも自分を愛してくれた育ての父親からもらったバットで(印象的にカメラはそれを写す) 家族4人でサーカスに行って見たピエロ 楽しいことがあれば重力なんて無くなる でもそうならない自分への葛藤 最初と最後の2階から飛び降りるシーンがそれを物語る なんとも 苦しく深く悲しい そんな印象でゴザイマス
【
Kaname
】
さん
[CS・衛星(邦画)]
7点
(2011-02-16 09:42:17)
🔄 処理中...
68.
ネタバレ
最後 殺人後のあたかも「怪人を倒した後の仮面ライダー」のようなほのぼの感が気に入りました。
【
紫電
】
さん
[DVD(邦画)]
7点
(2011-01-14 21:44:14)
🔄 処理中...
67.
ネタバレ
ふむふむ、なるほどね。原作は未読だけど、同じ伊坂幸太郎原作の映画「アヒルと鴨・・・」同様、よく練られていると思った。春のこれまでの人生を考えると、どれだけ思い悩んだかしれない。偉人の言葉に詳しいのはそれらに救いを求めた時期があるから。火によって浄化するというのは、宗教にも手を伸ばした事を感じさせる。子供の頃から「なぜ父親に似ていない?」「なぜ自分だけ絵が上手い?」「レイプって何だ?」と引っかかっていて、真実を知った後は自分の存在そのものについて悩み続けた。絵に描いたようなイケメンだけど、たまに心の闇を感じさせる表情を見せる春。加瀬亮、小日向文世の安定感もさることながら、岡田将生がとても光った一本。
【
リーム555
】
さん
[CS・衛星(邦画)]
7点
(2010-08-06 19:05:50)
👍 1
🔄 処理中...
66.
ネタバレ
ほぼ原作のイメージ通りに仕上がっていたと思います。
「遺伝か環境か」重いテーマ。
両親の死も過剰なストレスの結果ともいえるかも。人のいい父も臓ふは怒りで煮えたぎっていたかもしれないし、母も一人になれば重圧に押しつぶされそうになっていたかも知れず。一番かわいそうなのは、春。家族にとって許しがたい敵は自分の実父だなんてねえ。アイツが心から反省していたらまだしも。あれじゃあ春自身が始末をつける気もわからなくはない。この一家は事件後遠くへ立ち去るべきだった・・の前にやはり春は生まれてこなかったほうが良かったと思う。自分が春なら絶対いやです。でもそうするとこの原作は生まれなかったけど。
ギリギリ環境のほうが勝ちだったと思いました。
【
木村家の娘
】
さん
[映画館(邦画)]
7点
(2010-07-19 00:18:23)
🔄 処理中...
65.
ネタバレ
夏子さんがずっとストーカーしてたわりには過去の事件やいろいろわかってないところがあった。でもまぁ伏線の使い方とかは割とうまいかな。
【
とま
】
さん
[CS・衛星(邦画)]
7点
(2010-07-03 18:46:59)
🔄 処理中...
64.原作を読んだうえで鑑賞したのですが、俳優陣の演技に引き込まれ、終わりを知っているにもかかわらず、思いのほか楽しむ事が出来ました。
特に渡部篤郎の演技が素晴らしかったと思います。
原作を読み、心配だったのは、春の台詞が哲学者の引用が多いので、文字として読む分には問題ないのですが、これを実際口に出して喋るとなると相当クサくなってしまうのでは・・ということ。春役の岡田くんはハマっていたと思いますが、やはりその点だけはどうも安っぽくなっちゃいましたね。
端折るところは巧く端折って、映画として、心地よいリズムが感じられました。
設定も色々と変えてあって、だからこそ原作既読の自分も楽しめたのだし、「映画化」した意味は充分にあったと思います。
原作、伊坂幸太郎の独特の浮遊感を感じられる文体と違い、映画版の雰囲気は重めなので、別ものとして2つとも楽しむ価値はあります。
減点要素を挙げるとすれば、夏子さんの中途半端な使い方が凄く気になりました。原作ではもっと活躍してくれます。
【
おーる
】
さん
[DVD(邦画)]
7点
(2010-06-07 08:18:41)
👍 2
🔄 処理中...
63.
ネタバレ
原作未読。先日観たゴールデンスランバーよりは登場人物の心情が深く描かれているので断然よかった。レイプの被害に遭って人生を大きく狂わされた家族という重いテーマながら暗くなりすぎず上手くバランスよく仕上がっている。が、肝心な放火犯捜しがそれまで台詞の全くなかった元ストーカー夏子さんの一言で解決してしまってやや拍子抜け。それから殺人という重い罪を犯したのならやはり法の下で裁かれるべき。レイプ犯がたった5、6年で世の中に出てきたことで司法への不信感もあるのかもしれないが、そこだけはどうしても納得いかなかった。地元民なのでロケ地は見覚えのある風景がたくさん出てくるのでそれも楽しめた。クライマックスで流れるピアノもGOOD。あちこちに散らばる伏線を終盤に向けて一気に回収されていく様はあいかわらず見事です。すべてのファクターに意味がある。「楽しそうに生きていれば地球の重力なんか消してしまえるんだ」という台詞が心に残った。そういや最近、小日向氏は他の映画かドラマでも同じようなヘアースタイルのヅラかぶってたなぁ。
【
時計仕掛けの俺んち
】
さん
[DVD(邦画)]
7点
(2010-04-30 02:45:12)
👍 1
🔄 処理中...
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マーク説明
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《新規》
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:2日以内に更新
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【点数情報】
Review人数
82人
平均点数
5.66点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
4
4.88%
3
5
6.10%
4
9
10.98%
5
10
12.20%
6
31
37.80%
7
16
19.51%
8
6
7.32%
9
1
1.22%
10
0
0.00%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
5.14点
Review7人
2
ストーリー評価
4.55点
Review9人
3
鑑賞後の後味
4.12点
Review8人
4
音楽評価
5.33点
Review6人
5
感泣評価
3.14点
Review7人
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