映画『戦場でワルツを』の口コミ・レビュー(2ページ目)

戦場でワルツを

[センジョウデワルツヲ]
(バシールとワルツを)
Waltz with Bashir
(Vals Im Bashir)
2008年イスラエル上映時間:90分
平均点:6.42 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-10-03)
戦争ものアニメ実話もの
新規登録(2009-05-22)【TM】さん
タイトル情報更新(2023-10-25)【イニシャルK】さん
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監督アリ・フォルマン
アリ・フォルマン本人(アリ・フォルマン)
てらそままさきアリ・フォルマン(日本語吹き替え版)
木下浩之ボアズ・レイン=バスキーラ(日本語吹き替え版)
石住昭彦オーリ・シヴァン(日本語吹き替え版)
家中宏イェヘズケル・ラザロフ(日本語吹き替え版)
土井美加ザハヴァ・ソロモン(日本語吹き替え版)
有本欽隆ロン・ベン=イシャイ(日本語吹き替え版)
島香裕ドロール・ハラジ(日本語吹き替え版)
脚本アリ・フォルマン
音楽マックス・リヒター
配給ツイン
博報堂DYメディアパートナーズ
あらすじ
悪夢に悩む親友からの相談を契機に、自らも謎の夢と記憶の消失を体験していること再認識したイスラエル人映画監督。彼はカウンセラーなどのアドバイスを受けながら、失われた記憶を取り戻すべく戦友たちを訪ね歩く。そして、少しずつ恐ろしい記憶を取り戻していった彼は、ついには畏れていた真実に辿り着く。監督自身の体験を元に、独特のアニメ表現で戦争の狂気が語られていく。
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💬口コミ一覧

6.映像は綺麗だけど、内容が難しくてついていけない。
aimihcimuimさん [DVD(吹替)] 6点(2014-08-20 01:33:43)
5.ネタバレ アニメーションの可能性を広げた画期的な傑作、と言っても過言では無いかと思います。恐ろしくも、素晴らしい。
まず恐ろしいのは、作中で語られるレバノン紛争に関するインタビューにおいて、証言者たちの戦争に参加している“動機”がスッポリと抜け落ちていること。少なくとも劇中では「何故彼らは戦争に参加していたのか?」は語られない。大義なき闘争・戦争、これは怖い。それは主人公も同様です。するとどうなるかというと、主人公はその記憶を失う。証言者たちは淡々と記憶を語るが、その様子はまるで劇中でPTSDの心理学者が語る「カメラのレンズごしに見ている」状況に他ならない。彼らは現実に触れていないのです。
さて、現実に触れていないのは観客も同じです。たとえどんなに臨場感に溢れた戦争映画『プライベート・ライアン』だろうが、『ブラックホーク・ダウン』だろうが、『プラトーン』だろうが、我々はレンズ越しにその戦場を傍観している意識をどこかで持っている。しかしアニメーションというのは不思議なもので、実写ではないアニメという手法で語られることで格段にその戦場の風景は現実味を帯びる様になる。少なくとも私はそう感じました。イメージとしてはノンフィクション・ノベルを読む時に実際の映像を想像してしまう感覚に近いかと思います。
ただ、そうは言ってもアニメーションもレンズ越しに創造した映像であることに変わりはない。……が、最後にアニメーションの映像と実際の映像がオーバーラップする。サブラ・シャティーラの虐殺によって、居場所を失い廃墟の前で泣き叫ぶ女性、道端に山の様に積まれ転がっている死体の数々、そして頭部と手だけ瓦礫から覗かせている少女の遺体。そこで唐突に映画は終わる。正に観客は最後に現実に触れてしまった。これは地獄だ。
普通はFLASHアニメーションというと、最早時代に逆行した手法の様に感じますが、本作の様に淡々と戦場の様子を語ることが必須の作品においては実に効果的であると思いました。
民朗さん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-23 07:04:26)
👍 1
4.ネタバレ ドキュメンタリーをアニメーションでやる。しかも、かつてない手触りの画風。モチーフは中東紛争、サブラー・シャティーラ事件。ワタシには新味たっぷりの本作。観終わった今、正直、創作多国籍料理を食べたあとの納得して良いのか分からない、あの割り切れない気持ちでいっぱいです。なんか、いろいろと残念なオレですみません。
なたねさん [DVD(字幕)] 5点(2014-10-20 11:56:18)
3.ネタバレ ドキュメンタリーの【記録】をアニメーションの【記憶】として描くことで、現実とも虚構とも似つかない、白昼夢のような超現実的な世界が広がっている。原題にある、バシール・ジェマイエルに関する基礎知識がなければ、この映画の理解や共感は難しい。端的に言えば、「イスラエルのヒーローとして利用されたバシールが首相になった途端暗殺されて、報復として、キリスト教徒民兵を使ったパレスチナ難民の虐殺を青年だった監督が目撃していた」というたったこれだけの話で、物語や結末を求める人には肩透かしだが、ドキュメンタリー映画ではこれが限界だろう。実写映像は、イスラエル側の看過を直視したという意味でメッセージ性はあるにせよ、ちょっと安易。最後までアニメで通すべきだった。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 6点(2016-02-15 18:50:54)
2.ネタバレ 戦争映画は多いけど、中東の紛争映画は観たことない気がする。パレスチナ難民の話はなおのこと。(漫画では手塚治虫の「アドルフに告ぐ」があるが・・。)この映画はアニメだが、アニメじゃないと、かえって悲惨すぎる現実を想像できないと思ったからだろうか?最後の実写が主人公が潜在意識で隠蔽したかった記憶だったのだ。もう地球の裏側の話と他人事のように考えられる時代は終わった。宗教戦争のように手に負えない紛争こそないかもしれないが、日本もいつまでもお花畑ではいられなくなったのだから・・。このような映画を日本の配給会社もどんどん国内で観られるようにして欲しい。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2017-02-24 00:15:49)
1.平和ボケした日本人の私にはかなり重たい映画でありました。これが実写版であったなら、これほどまでに打ちのめされることはなかったのような気がします。
la_spagnaさん [DVD(字幕)] 8点(2017-05-11 23:58:59)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 6.42点
000.00%
100.00%
200.00%
313.85%
400.00%
5726.92%
6830.77%
7415.38%
827.69%
9311.54%
1013.85%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.33点 Review3人
2 ストーリー評価 4.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review3人
4 音楽評価 8.33点 Review3人
5 感泣評価 4.00点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2008年 66回
外国語映画賞 受賞 

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