映画『クリーン (2004)』の口コミ・レビュー

クリーン (2004)

[クリーン]
Clean
2004年カナダ上映時間:111分
平均点:6.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-08-29)
ドラマ
新規登録(2009-06-05)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2009-08-22)【すぺるま】さん
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監督オリヴィエ・アサイヤス
キャストマギー・チャン(女優)エミリー・ワン
ニック・ノルティ(男優)アルブレヒト・ハウザー
ベアトリス・ダル(女優)エレナ
ジャンヌ・バリバール(女優)イレーヌ・パオリーニ
脚本オリヴィエ・アサイヤス
音楽ブライアン・イーノ
撮影エリック・ゴーティエ
字幕翻訳寺尾次郎
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💬口コミ一覧(8点検索) [全部]

1.ネタバレ 駅の中でマギー・チャンがニック・ノルティを探し回るシーン、長玉で軽く修正移動をかましながら、カメラが彼女を追っかけ回すが、とても素晴らしい。あれを李屏賓がやると超絶にうまいのだけど、ゴーティエは(彼の場合彼自身がオペレートしてるのかはわからないが)決して丁寧とはいえないし、寧ろ、雑、というか下手上手いというか、味があるとでもいったらいいのだろうか、あれがいいのだ。「イントゥ・ザ・ワイルド」でも長玉、手持ちとかでぶんぶん振り回すのだけど、それもまた雑でありながら、どこか味があってよい。

そのことはさておき、マギー・チャン演じるエミリーが友人の家に居候をするのだが、その友人が犬を連れ家を出て行くが、忘れ物をして家に戻ると、エミリーが涙を流しているというシーンなどは格段に素晴らしく優しい。ただひとりぼっちになってしまった孤独感で泣くというシーンだが、友人が外出し気が緩んだというこの見せてはいないが見えるワンクッションこそが素晴らしいだろう。このシーンまでは常にマギー・チャン、あるいはニック・ノルティを切り取るカメラが、ふいに友人を主軸に動き出すのだが、映っていないところでのエミリーの感情というのが友人が扉をそっと開けた時に一気に動き出すということだ。これこそが映画の巧みな演出だ。
そしてこの映画のニック・ノルティのまなざしこそがアサイヤスのまなざしで、見守るよという、やはり他のアサイヤスの映画同様にこの映画もまた優しさに溢れている。
すぺるまさん [映画館(字幕)] 8点(2009-09-16 17:31:08)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.00点
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200.00%
3133.33%
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600.00%
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8133.33%
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