映画『断崖』の口コミ・レビュー

断崖

[ダンガイ]
Suspicion
1941年上映時間:99分
平均点:6.56 / 10(Review 45人) (点数分布表示)
公開開始日(1947-02-11)
サスペンスモノクロ映画ミステリーロマンス小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-05-14)【TOSHI】さん
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監督アルフレッド・ヒッチコック
キャストケイリー・グラント(男優)ジョニー・エイズガース
ジョーン・フォンテイン(女優)リナ・マクレイドロウ
セドリック・ハードウィック(男優)マクレイドロウ将軍
ナイジェル・ブルース(男優)ビーキー・スウェイト
メイ・ウィッティ(女優)マーサ・マクレイドロウ夫人
ヘザー・エンジェル(女優)エセル
レジナルド・シェフィールド(男優)レジー・ウェザビー
レオ・G・キャロル(男優)ジョージ・メルベック
ケネス・ハンター〔男優〕(男優)ジェラルド(ノンクレジット)
アルフレッド・ヒッチコック(男優)ポストに郵便物をいれる男(ノンクレジット)
穂積隆信ジョニー・エイズガース(日本語吹き替え版【TBS】)
来宮良子リナ・マクレイドロウ(日本語吹き替え版【TBS】)
羽佐間道夫ジョニー・エイズガース(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小松方正ビーキー・スウェイト(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
家中宏ジョニー・エイズガース(日本語吹き替え版【PDDVD】)
安藤麻吹リナ・マクレイドロウ(日本語吹き替え版【PDDVD】)
加藤治マクレイドロウ将軍(日本語吹き替え版【PDDVD】)
原作フランシス・アイルズ「犯行以前」
脚本サムソン・ラファエルソン
ジョーン・ハリソン〔製作&脚本〕
アルマ・レヴィル
音楽フランツ・ワックスマン
作曲ヨハン・シュトラウス2世"Vienna Blood Waltz"他
撮影ハリー・ストラドリング
製作ハリー・E・エディングトン(ノンクレジット)
RKOラジオ・ピクチャーズ
配給セントラル
特撮ヴァーノン・L・ウォーカー(特殊効果)
美術ヴァン・ネスト・ポルグレス(美術監督)
ダレル・シルヴェラ(セット装飾)
キャロル・クラーク(美術監督補)
ヘアメイクメル・バーンズ(ノンクレジット)
編集ウィリアム・ハミルトン(編集)
あらすじ
列車の一等室に座るリーナの所に男が入り込んできた。葉巻を吸う乗客から逃げてきたと云うのだ。手にしていた雑誌に偶然男の写真が載っており、ふと興味を持つリーナ。次の再会は自宅だった。女友達たちと連れ立ってやって来た男ジョニーは教会へ行こうとリーナを連れ出すが、教会には入らず無理やり散歩に誘う。お互い一目惚れの二人は駆落ち同様で結婚式を挙げ、ハネムーンを済ませると新居に落ち着く。そんな所にジョニーの友人から借金返済依頼の電報が届き、「君、1,000ポンド持ってないか?」と突然聞かれて唖然とするリーナ...
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💬口コミ一覧

45.ぶっちゃけ映画の内容はどうでもよかったりする。ジョー・フォンティンは私の中で未来永劫究極の美女だろう。
柿木坂 護さん 9点(2003-09-29 16:39:36)
44.ネタバレ  いやぁ邦題が先ずウマイ。モロ直訳すりゃ「疑惑」になっていたハズ。クライマックスを知らない観客にとっては観終わった後で「成る程」と腑に落ちる何ともニクイ仕掛けである。当時の配給元の邦題センスの良さを知らしめる格好の一例であろう。原作は異色の倒叙推理というジャンルを大成させたフランシス・アイルズの「犯行以前」。1941年当時の映画モラルは相当に廉潔だった為、結末がハッピー・エンド(風)に改変されているのが原作との最大の相違点だ。ヒッチ先生にとっても恐らく不本意ではあったろうが、渡米後間もない不安定な立場ではリスクは避けねばならず、原作の忠実な再現は泣く泣く諦めたに違いない。しかも前作「スミス夫妻」が今イチだった直後となれば尚更である。原作を踏まえた上でこういった当時の背景を念頭に置きつつ観ると本作は一層その輝きを増す。ケーリー・グラント扮するジョニーが自分を殺そうと企てているのでは?という疑念に駆られるフォンテーン演じるリーナ。彼女をラストの土壇場まで容赦なくギリギリ追い詰めるヒッチ先生の布石・伏線の鮮やかさを、後の有象無象のサスペンス、スリラー物でどれだけ安易にパクったかを思い合わせれば本作の有する歴史的価値も強ち軽視できまい。第一あのラストにしてもジョニーが真に善人なのかどうか誰も客観的には検証していないのである。飽くまでヒロインだけが「ああ~良かったわん♪私の思い過ごしだったのねん☆」と一人納得しているだけで!そうして二人は再び”光る牛乳”の日々へと戻って行く…とも深読みできる曖昧さをヒッチ先生は確信犯で狙ったと個人的には思うけどナ。時代に屈した、と見せかけてシッカリ我が意を通した(であろう)稀有な逸品に…9点!エ?深読み過ぎ?ミステリ好きならコノ程度は”序の口”ってモンさw。
へちょちょさん 9点(2003-09-04 01:56:09)
👍 2
43.かなり昔に観たのに印象に残るくらい面白かった。ジョーン・フォンティンが美しい上に演技も巧くてファンになりました。
Megさん 9点(2002-04-16 19:12:50)
42.すっかり騙された。なんて嫌な男だろうってずっと思っていた、まっ、嫌な男に変わりはないけどさ。ジョーン・フォンテインをはじめて見たけど、ものすごい美人だなぁ。でも、お姉さんのオリビエの方がインパクトが強いかも。
まきさん 9点(2001-07-08 11:51:18)
41.派手で男っぷりはいいが、大ホラ吹きで借金に追われている男と、それに簡単に騙されてしまったオールドミスになりかけの女性。こんな3四半世紀も前の映画なのに、今見ても一級のサスペンスなんだから、やっぱりヒッチコックって凄いんだなと思いました。
wayfarerさん [DVD(字幕)] 8点(2020-06-14 02:35:28)
40.ネタバレ 相変わらず、ヒッチコック監督は小道具の使い方が上手い!この作品にしても、ミルクを使ってのトリック、映像の魔術師たるヒッチコックの才能、上手さを観ることが出来ます。ヒッチコック監督って本当に恐がらせることに関しては世界一の監督だと思う。ホラー映画みたいにやたら血を流す訳でもなく、心理的な恐さをヒッチコックならではの映像と物語で見せるあたりはさすがヒッチコック!間違いなくヒッチコック監督は超一流の監督だ!
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-19 22:55:52)
39.ネタバレ ケイリー・グラントのいい加減さとジョーン・フォンテインの美しさを堪能。【へちょちょ星人】さんが書かれているラストの余韻っていうんでしょうか、同感でございます。きっと同じことを繰り返すハズ。あの二人は。彼女は相談する相手もいなくて一人で悩みながら苦しむんですが、もし今後、信頼できる友達ができていろんなコトを話すことができたら、その友達はさぞや大変でしょう(笑)。「彼が怖いのよ、信じられなくて」「ああ、お金にだらしないったら。一体どうやって生活すればいいの?」「また、大切なイスを質屋に入れていたのよ」……云々。最初は親身になって話をきいてあげても、あのケイリー・グラントが変わるはずもなく、ジョーン・フォンテインが別れるはずもないってコトがわかって、バカバカしくなるんじゃないかな。その友達がとっても優しい人だったら、はいはいって話だけ聞いて上手にストレスを吐き出させてあげるのかもしれない。いい友達に恵まれることを切に願います。そんな妙ちきりんな心配をしてしまうくらい、お似合いの夫婦です。末長くお幸せに。
元みかんさん 8点(2003-10-28 05:53:33)
😂 1
38.あんなダンナと早く別れろという思いが前半占めていて、いつしか自分が、J.フォンティーンになったつもりでとてもドキドキして見た。ミルクの効果も、より一層怖さを増した。
fujicoさん 8点(2003-10-25 07:14:22)
37.もう早く別れろと言いたくなるような二人。ただの詐欺師にしか見えない男、疑いつつも別れられない女。その煮え切らなさにイライラしてくる。そして見る側はこの時点でヒッチコックの術中にはまっているんだろう。男のする行動は全て疑いの目で見てしまう自分が居る。次々に起こる事件は男が裏でなにかを画策しているのではないかと容易に想像してしまう。遂には妻への保険金殺人も・・・気付けばジョン・フォンテインに感情移入をしている。一刻も早く逃げなければと言う思いが、車で走る断崖のシーンに緊迫感を与える。クライマックスで魅せたあと、すべての話が繋がり、なるほどと思うと同時に、騙されたと気付く。純粋に見る側を騙す話・・・騙されてみるのも時には面白い。
さん 8点(2003-06-01 19:35:55)
36.ヒッチコックの映画としては確かに異色と言えば異色ですが、やはりクライマックスの断崖絶壁を疾走する車中でのヒロインの葛藤の撮り方は巧いと思います。数少ないアングルだけであれだけのスリルを演出できるとは、ヒッチならでは。ケーリー・グラントも熱演してるが、ヒロインのJ・フォンテインがとにかくキレイ。
チャーリーさん 8点(2002-03-20 15:41:35)
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35.結構、見てる側も混乱させられる。ケイリー・グラントがはまり役。
じゅんぺーさん 8点(2001-03-19 01:36:48)
34.ネタバレ 何を考えているのかわからない男にケイリー・グラント、何かに怯える女をジョーン・フォンテイン。まったく見事な配役です。徐々に深まっていく疑惑を、徐々に盛り上げていくのがうまいですね、監督。有名なグラスの牛乳が際立っていました。今回が2度目の鑑賞なんですが、初めて見たときは、やられた!って思いました。
shoukanさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-03-06 17:52:50)
33.ネタバレ しまった、ヒッチコックは巻き込まれ型犯罪という感覚があったのか、見知らぬ乗客を観ていたからか、ゲーリー・グラントとジョーン・フォンテインの関係を勝手に想像してしまった、まあ、こっちが悪いんだが、ゲーリー・グラントのいい加減さを大半をつかって振りをするものだから、最後の最後でやられました。まあ、それはそれで良かったんですけどね。
minさん [DVD(邦画)] 7点(2013-07-26 20:46:54)
32.ダメ男とはさっさと別れろよ、この女もバカだろと思ってイライラしながら見てたけど、ダメ男・ジョニーとその友人が一緒に事業を始めるあたりから俄然緊張感が高まってくる。でいつの間にかヒロイン・リナに感情移入していた。でもラストはいろいろあって笑ってしまった。やっぱこいつもダメ女だわって感じで。まあミルクのシーンではい終了、ってのもそのまま過ぎてつまんないよね。ジョーン・フォンテインはきれいだし、表情を上手く使い分けて演技してたと思った。
Surferさん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-23 11:08:13)
31.ネタバレ 最初はほんの小さな疑念。確証は無い。けれどそんな思いがヒロインの心の中で次第に積み重なりその疑念が膨らんでいき、エスカレートしていく。そんな丁寧に積み重ねられた心理描写で見せるサスペンス。「レベッカ」「疑惑の影」でもお馴染み、ヒッチコック監督の十八番。本作でもやはり巧みな小道具の見せ方が光る。ジョーン・フォンティーンはこんなサスペンスのヒロインを演じると本当にハマリますね。ヒッチコック監督は自身の作品の女優さんの起用がどの作品でも(まだ観ていない作品も多いですが)いつも本当に的確だと思います。
とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-06 23:36:56)
30.なんという徹底主義であろう。いかなる時もカメラは人物を中心に捉える。執拗に人物の動きについてまわり、中心から逃がさない。たかがそれだけのことである。だがそれだけのことも徹すればエモーションの緊密性を生み出し、連続性を意識させる。そして結果として玄関から別部屋に入り込む刑事を270度パンして追いかける、といった素晴らしいショットまで生み出す。いつものことながらサスペンスの辻褄合わせに関しては中途半端なのだが、それでもやはり、言葉や表情でなくUターンする車ですべてを告げるラストシーンも、そもそも断崖沿いを走るそのショットが、いや不安や疑惑の付き纏う緊密性が、やはり素晴らしい。
stroheimさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-29 02:30:46)
29.モノクロ作品だったはずだが某所のネット配信で見たらヤバイくらいカラフルに着色されていた。色をつけてしまうと空など背景が絵だったり着ぐるみの羊だったりが一目瞭然となり作品が非常に安っぽくなってしまっていて無意味な所で笑いを誘われてしまった。ジョーン・フォンテーンは今作でアカデミー主演女優賞を受賞したが、ヒッチコックとフォンテーンと言えば前年の「レベッカ」が代表傑作でありフォンテーン自身も本作よりも演技の出来の良かったレベッカではなく本作で受賞したのは温情受賞のようで不満だったと伝えられる。しかし実際は今作のフォンテーンの演技は受賞に相応しいものがあった。原題通りサスピションが主題であり解り易く心情を読み取れる演技が求められる中、彼女の表情豊かな演技は文化も時代も全く違う人間であるはずの私にもストレートに伝わる人間臭さが感じられるもので、レベッカのような作品賞を取ってしまうレベルの大作ではなく今作のような一見三文推理小説映画のような作品でこそ彼女の真価が発揮されていると言えよう。ヒッチコックの同種疑心暴走系サスペンスの傑作「裏窓」と比べてしまうと、裏窓とは違い結末が期待に「応えてくれた」点も含めどうにも平凡な印象になってしまうが、快作。
Arufuさん [インターネット(字幕)] 7点(2005-12-31 05:44:05)
👍 1
28.二人が列車の中で出会ってから結婚し、ハネムーンから帰ってきたところあたりまでは漫画のようなコメディ。ただ、そこからの転調は見事で、妻の心理描写を中心に据えたラストまでの緊張感の盛り上げ方は流石。だが、振り返ると、夫があのようなちゃらんぽらんな性格で、妻に生命保険をかけていたというのが、その資金の出所もふくめちょっと無理な感じがするのはいなめない。それにしても、ヒッチコックは美人の女優がオープンカーの運転をするシーンが好きなようだ。この作品でも、夫と友人の仲を心配したジョーン・フォンテインが断崖までオープンカーを走らせるシーンがちゃんとあったので嬉しくなってしまった。
南浦和で笑う三波さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-04 11:51:05)
27.いろんな意味でヒヤヒヤした。お金は払えるの?ジョニーは何をたくらんでいるのか?牛乳がカルピスに見えた!リーナは殺されてしまうのか?夏はやっぱりカルピスに限る!そして最後、車で断崖を走るシーン、いろいろな緊張感を味わえて良かったです。
ボビーさん 7点(2004-07-23 15:47:43)
26.ネタバレ いわくつきの結末だけど、これがいいと思う。こんなに優しい奥さんをねぇ…。ってな感じに、あんまり暗くなるのも嫌だし。まぁそれにしてもフォンテインの可愛らしいこと。ケイリーグラントの胸に抱かれる姿がほんと猿みたいで愛しい。映画の楽しみの一つは、こういう現実にありえないような美男美女のカップルが見られることだ。うん。
ぷりんぐるしゅさん 7点(2004-05-12 06:36:23)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 45人
平均点数 6.56点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
448.89%
5817.78%
6715.56%
71533.33%
8715.56%
948.89%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review4人
2 ストーリー評価 7.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review4人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1941年 14回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ジョーン・フォンテイン受賞 
作曲賞(ドラマ)フランツ・ワックスマン候補(ノミネート) 

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