映画『シコふんじゃった。』の口コミ・レビュー(9ページ目)

シコふんじゃった。

[シコフンジャッタ]
1991年上映時間:103分
平均点:7.37 / 10(Review 164人) (点数分布表示)
公開開始日(1992-01-15)
ドラマコメディスポーツものスポコンもの青春もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-01-14)【イニシャルK】さん
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監督周防正行
キャスト本木雅弘(男優)山本秋平
清水美砂(女優)川村夏子
竹中直人(男優)青木富夫
柄本明(男優)穴山冬吉
田口浩正(男優)田中豊作
水島かおり(女優)朝井知恵
村上冬樹(男優)峰安二郎
桜むつ子(女優)穴山ゆき
六平直政(男優)熊田寅雄
片岡五郎(男優)主審・林
三宅弘城(男優)
手塚とおる(男優)
脚本周防正行
音楽周防義和
作詞サトウ・ハチロー「悲しくてやりきれない」
作曲加藤和彦「悲しくてやりきれない」
主題歌おおたか静流「林檎の木の下で」
挿入曲おおたか静流「悲しくてやりきれない」
撮影栢野直樹
製作山本洋
大映
配給東宝
美術部谷京子
編集菊池純一
照明長田達也
その他周防正行(ノベライゼーション)
集英社(協力 集英社週刊明星編集部)
IMAGICA(協力)
角川大映スタジオ(協力)
あらすじ
ナンパな大学生秋平は卒業単位と引き換えに一日相撲部員になる。廃部寸前の弱小相撲部だ。たった一人の正式部員青木は、相撲への愛情は誰にも負けぬがとにかく弱い。そして秋平の弟の春雄、体はでかいが気が小さい田中と何とか頭数を揃えて団体戦に臨むが全敗。意地になった秋平はリーグ戦での勝利を宣言してしまう。さらに貧乏留学生スマイリー、巨漢マネージャー正子を加えての猛練習が始まる。
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💬口コミ一覧

4.ネタバレ  大学相撲部を舞台にした青春コメディ。パロディ精神あふれる展開で笑わせ、考えさせてくれる。
 正子が土俵上を横切った辺りから「女性が見えないガラスの天井を破る物語」が隠れているなと実感。背景には女性官房長官が総理大臣杯贈呈で土俵に上がれなかったという、女人禁制に対する風刺があり、最後の「私もシコふんじゃった」のセリフへ繋がる。清水美砂がいい味出してる。スマイリーをめぐる異文化衝突も面白い。勝ち進めば彼が土俵に上がるだろうと予感させる。
 まわしと褌の話は面白いがくどい。竹中直人のオーバーアクションが興ざめで、彼と田口浩正は芝居をし過ぎの印象。本木は熱演。蹲踞の格好はサマになっているし、仕切りの時に足でサッと砂を払うしぐさなども絶妙。
 猫だまし、ずぶねり、内無双等の技が相撲ファンの心理をくすぐる。さらに①相手の懐に潜り込む「岩風戦法」がうれしい②頭突きで腰砕けさせ勝つとは意外③リーグ入れ替え戦の最後の居反りはスープレックスを彷彿させる。これらのシーンを観て、久々に「映画と相撲とプロレスは共通のファンが多い」という説を思い出した。
 主審のきびきびした動作が画面を引き締める。数多くの青春ドラマに出演した片岡五郎の起用に拍手!👏🏻
風小僧さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-05-03 11:52:23)
3.ネタバレ チャラっ!軽っ!薄っぺら!
今ほどドライでなく、昭和期ほど汗臭くもなく、平成バブル末期の大学生の空気が懐かしい。良くも悪くも楽な時代だなぁ。
貴乃花がまだ貴花田だった頃、若い人にも相撲が大人気だったけど、当然自分で取るより観るものだった。宮沢りえの“ふんどしカレンダー”が話題になったあと、ジャニーズのモックンがフンドシを締めて相撲を取るって、すごい時代だなって思ったわ。…はいマワシね。
「潰れるー…」『辛抱~。辛抱~。』昔から変わらない印象の竹中直人が、この映画では見るからに若くてツヤツヤしてた。オーバーすぎる下痢芸は見事。
完敗しての打ち上げの空気…穴山先生に変わって川村くんがOBに言い返したのも、青木の涙を見て秋平がブチギレるのもカッコイイ。
弱いから当然負ける→悔しくて練習頑張る→善戦。という大会もの映画の黄金パターン。解っちゃいるんだけど、観ていて熱くなるね。
ただ序盤の取り組み結果が4連続で3勝2敗、同じ人だけ勝つパターンなのは、もうひと工夫欲しかった。
3部リーグ優勝の打ち上げの、楽しそうなことと言ったら。青木の初勝利に嬉しそうなOBが良い。こっちまで嬉しくなる。
TVで見る本物の相撲取りに比べたら全然細いんだけど、モックンも竹中直人も良い身体しているし、みんなきちんと相撲を取っている。
日本のコメディ映画も、真面目に作ればここまで面白く出来るんだ!って、当時生意気にも感心したっけ。
K&Kさん [地上波(邦画)] 7点(2021-08-20 19:44:02)
2.ネタバレ マネージャーが土俵にあがる展開は微妙。。。気づかない?
へまちさん [DVD(邦画)] 6点(2022-12-10 23:28:51)
1.ネタバレ 周防正行の作品には独特の品の高さがあるのが好きです。初期の『ファンシイダンス』・本作・『Shall we ダンス?』の三作の中では自分は本作がいちばん好きで、周防正行の最高傑作なんじゃないかと思っています。大学スポーツクラブ活動を題材にしたテーマにした日本映画は意外と少なく、ましてやミッション系大学の相撲部とくればある意味突飛なアイデアと言えるぐらいです。ほんと、立教大学(教立大学)に相撲部があるなんて恥ずかしながら知りませんでしたし、たしかにイメージし難いですよね。本木雅弘のチャラい軟派な大学生というキャラは前作『ファンシイダンス』からの踏襲ですが、まさにイメージ通りだし二作しかなかったけど周防正行と本木雅弘の相性は抜群に良かったんじゃないかと思います。相変わらず本作でももっともキャラが立っていたのは竹中直人ですが、他の映画ではウザくなるのに周防作品ではかなり(これでも)抑制した演出で光る存在になり、とくに本作は最高でした。他の登場人物もみなキャラが立っており、かつて学生横綱だったという穴山教授=柄本明という、軟弱学生しかいない現実に相撲部存続を半ば諦めているけどここぞというときには自らまわしを締めて的確に指導するという不思議なキャラが光っていました。そして男装して土俵にあがって試合に臨む巨漢女子マネージャー、凡庸な脚本ならこの顛末のてんやわんやをコメディにしてしまうところなんですが、この健気な女子マネージャーの奮闘にはホロリとさせられるような感動が生まれるところが素晴らしいところです。相撲のシーンのバックにジャン・コクトーの文章を被せてくる、こういうセンスも私は好きです。まわしを締めるのを拒否する交換留学生やキリスト教の学校なのに土俵部屋に神棚があるとか、日本文化をさりげなく皮肉る視線も忘れずに盛り込んでいるところも秀逸です。ラストで清水美砂がもっくんと四股を踏む爽快感も、堪りません。 数年前に立教大学相撲部が、周防正行を名誉監督に任命したそうです。やっぱ立教大学相撲部は実在するんだ(笑)。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2025-04-15 23:38:36)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 164人
平均点数 7.37点
000.00%
121.22%
200.00%
331.83%
421.22%
5127.32%
62615.85%
74225.61%
83420.73%
92213.41%
102112.80%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.90点 Review10人
2 ストーリー評価 7.38点 Review13人
3 鑑賞後の後味 7.92点 Review13人
4 音楽評価 6.22点 Review9人
5 感泣評価 5.87点 Review8人

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