映画『エスター』の口コミ・レビュー

エスター

[エスター]
Orphan
2009年カナダ上映時間:123分
平均点:6.89 / 10(Review 122人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-10-10)
ホラーサスペンスシリーズもの
新規登録(2009-10-06)【アングロファイル】さん
タイトル情報更新(2023-03-23)【イニシャルK】さん
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監督ジャウマ・コレット=セラ
演出伊達康将(日本語吹き替え版)
キャストヴェラ・ファーミガ(女優)ケイト・コールマン
ピーター・サースガード(男優)ジョン・コールマン
イザベル・ファーマン(女優)エスター
ジミー・ベネット(男優)ダニエル・コールマン
カレル・ローデン(男優)ヴァラヴァ博士
CCH・パウンダー(女優)シスター・アビゲイル
アリアーナ・エンジニア(女優)マックス・コールマン
佐久田修ジョン・コールマン(日本語吹き替え版)
矢島晶子エスター(日本語吹き替え版)
磯辺万沙子シスター・アビゲイル(日本語吹き替え版)
脚本デヴィッド・レスリー・ジョンソン
音楽ジョン・オットマン
編曲ジョン・オットマン
製作ジョエル・シルヴァー
レオナルド・ディカプリオ
スーザン・ダウニー
製作総指揮スティーヴ・リチャーズ
ドン・カーモディ
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクC・J・ゴールドマン
編集ティモシー・アルバーソン
あらすじ
夫のジョンと2人の子どもに囲まれて一見幸せに暮らすケイト。しかし彼女は、3人目の子を流産したことで苦しみ続けていた。ある時、彼女は心の傷を癒すべく夫とともに孤児院を訪ね、そこで出会った9歳の少女エスターを養子にすることを決心する。少し変った雰囲気ながらも落ち着いた性格のエスターは、難聴の義妹マックスともすぐに打ち解け、無事家族の一員になれたかのように思えたものの、義兄のダニエルは彼女に馴染めずにいた。そして、月日が進むにつれ、不可思議で時として攻撃的な一面を見せ始めるエスター。そんなある日、エスターが暮らしていた孤児院のシスター・アビゲイルが一家のもとを訪ねて来る。そして、そのことを契機に恐ろしい出来事が起き始めるのだった。
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💬口コミ一覧

122.ネタバレ てっきりエクソシスト系かと思って何気に見たけど、ひょえー。怖面白かった。なるほど、だから風呂場に誰もいれなかったわけね。やっぱ人間が一番怖いわ。ストーリー展開はありがちだけど、母親の追い詰められ方にドキドキしっぱなしでした。確かに旦那の鈍さにはイライラさせられます。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 10点(2014-10-29 14:41:01)
👍 1
121.ネタバレ DVDのジャケットに惹かれて鑑賞。表紙ほどエスターは不気味ではなく、かわいいじゃないかと思って見ていたら、どんでもない。なんて恐ろしい子でしょうか。でもマックスのかわいさにほっとします。
エイドリアン・モンクさん [DVD(吹替)] 9点(2014-12-23 11:36:42)
120.ネタバレ インモラルな悪夢の出産シーンから最後まで、実に退屈する事無く鑑賞出来ました。リメイク「蝋人形の館」でハリウッドデビューを果たした、「痛い痛い」演出をこれでもか!と見せつけてくれた監督ですが、今回は王道とも言うべきシンプルでオーソドックスな古典的演出に更に磨きをかけた手腕の良さが伺えました。やはりこうした退屈しない、惹きつけられる要素は演出、役者の演技、印象的なカット、でしょうか。今回印象的なカットはあまり無かった様に見えましたが、それにも増してエスターを軸に巻き起こる家族の崩壊ドラマが非常に見応えがあります。エスターの正体はネタバレまでははっきり言って「反則」だと思いますが、そこまでのストーリー展開が安易でなくしっかりしている。ケイトにはアルコール、ジョンには不倫と夫婦間のギクシャク問題を絡めエスターを疑えば疑う程孤立していくケイトの疎外感を強調し、夫に突き放され我慢してきたアルコールに手を出しそうになる。これだけでも立派なドラマが成立しそう。エスターはエスターで、実は成人した女であり、満たされない自己の欲求から苛立ち凶行に走る、言わば「呪い」によって苦しめられている様がリアルであり、見方によっては単純なホラーを超えた辛さや苦しみを感じる事も出来た。初登校時、その古風な服装をダニエルには笑われ、ケイトにまで指摘されたエスター。「人と違う事は悪い事じゃない、良い事だ。」これはこの映画の問い掛けであると同時にエスターの正体を密かに暗示してたんですね。心は大人でも外見が伴わないエスターがこの服装をするのは、外見を気にせず恐れないという意思の表れなんだけど、逆にそうするしか自己を表現出来なかったからなんじゃないか?そんな「自分」が人に受け入れてもらえない事から情緒不安定になり、凶暴になったとも推測出来る。だから実は不幸で可哀想な女の物語なんじゃないかな?そして何よりエスターの可愛らしいお子ちゃま的なビジュアルで凶行を行う様や、Fワードやダニエルに言ったすんごい台詞が強烈に良かった。そして伏線の回収もきっちりしていてスッキリ。前・後メイクも凄かったエスターを演じたイザベル・ファーマンの次回作が凄く気になりますが、きっと普通に見えちゃうんだろうなぁ。
mikiさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-05-26 21:02:20)
👍 2
119.ネタバレ それは土曜日の穏やかな午後だった。因みに夜には「英国王のスピーチ」を観に行く予定だった。僕は家人が録画したエスターという名の映画を、眠たい眼をこすりながら何となく観始めたのだった。原題はOrphan、つまり孤児か。少女が主人公のようなので、どうやら赤毛のアンのような話かな?と勝手に想像を膨らませる。孤児院で育った少女が持ち前の利発さを武器に幸せをつかんでいくような話なんだろうなと。えっ、でも同級生を滑り台から突き落としたぞ。これはお転婆というだけでは片付けられないぞ。現代版赤毛のアンはどうやらシリアスな要素を加味しているらしい。あれ、なんで金槌なんて持ち出したのかな?あれ、それを躊躇無く振り上げ、、あれ~どうして~えーえーえっっ!赤毛のアンを観るテンションで黒毛のエスターを観てしまった僕の衝撃は、きっとこの映画を観た人には分かってもらえると思う。おかげで「英国王のスピーチ」が平坦なドラマに見えて仕方がなかった。平和な土曜日の午後を返せ!それにしても、イザベル・ファーマン!なかなかのど根性だ。この映画の主演に手を挙げる勇気は、国民の前でスピーチする勇気より100倍も重い。願わくば彼女の赤毛のアンを観てみたい。スタッフにもそのくらいのイメージ中和を配慮する義理があるはずだ。
正義と微笑さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-02-27 01:09:21)
👍 1 😂 1
118.ネタバレ マックスが信じられないほどかわいい。姉のエスターと妹のマックスと対比させることによりエスターの存在感が浮き上がってくる感じだった。つまり主役の悪魔を目立たせたいならば、まずは天使を目立たせる手法が効果的になる。もちろんマックスは天使でエスターは悪魔。しかし悪魔の化身と言われるエスターだが本当はかわいそうな女性だと思う。不倫大好きのあのエロ夫でさえ、エスターを「女」としてみようとしない。それは当然のことではあるが、しかし大人の女性にとってこれほどの孤独はないはずです。だったらエスターは自ら「私は今年で33歳なのよ、独身で恋人募集中よ、よろしくね」と言えばよかったのか?そんなことをすればますます世間の好奇の目に晒されてしまう。エスターはたしかに悪人でしょう。しかし彼女はただ愛されたかっただけなのだと思う。ホルモン異常のせいで、絶望し、怒りにかられ、何もかも壊してしまう。その繰り返しがエスターの人生であった。私はそう思う。彼女が号泣するシーンをみて、「怖かった」で終わらせてしまう人が大半ではないだろうか。しかしなぜ彼女は泣かずにはいられなかったのか考えた人はいるだろうか?そこに気がつけばさらにヒューマニズムの見地からエスターを見ることができるのです。あのイライラするほど頭の回転が鈍くてセックスばかりしたがるエロ夫が爽快にぶっ殺されたとき、思わずエスターに向かって「グッジョブ!グッジョブ!!」と連呼して叫んでいた。母親のほうは同情できる。彼女はもともとアル中で、世間ではダメママと言われる部類だろう。その過去があるからエロ夫から「離婚して子供をひきとるぞ」と脅されてしまう。エロ夫よ、おまえはエスターの策略にサクサクはまり過ぎだ。ばか者が。しかしこの母親、土壇場になって、我が子を助けるために天窓を自ら突き破って落下するのだ。子を想う母親の命がけのそのシーンをみて、私は心の底から感動した。ラストはハッピーエンドだと思う。これで親子3人、水入らずに暮らせます。エロ夫はどうか安からに地獄に堕ちてくれ。今度生まれ変わったらエスターは普通の女性となって、普通の恋ができるだろうか?そんなことを考えていると・・・やはり切なくなってくる。ちょっぴり泣きました。
花守湖さん [DVD(字幕)] 9点(2011-01-15 20:50:45)
👍 1
117.ネタバレ エスター役の子はまだ13歳とか。演技スゴいなー! 顔立ちもいい雰囲気持ってるし、大人顔になった時の特殊メイクもスゴく自然でした。映画が持ってる雰囲気は『ゆりかごを揺らす手』や『危険な情事』を思い出す感じ。久々に「映画を見た~!」て感じで楽しめました。もっと話題になってもいいような気がします。僕はレンタル屋で見つけるまでこの映画の存在を知りませんでした。夫がいつまでたってもノーテンキなのが、あまりにわざとらしいし、クライマックスに入ってエスターをきちんと後始末しないで逃げ出すあたり、このテの映画のお決まり技で「まだ何かあるぞ」と分かり過ぎで減点ですが、それでもシラケはしませんでした。奥さん役にもう少し存在感が欲しかったかなー。それほど出番の無いシスターやセラピストの方が印象強いのは、いかがなものかと・・・。奥さん役をも少し選び抜いたら10点満点の強力映画になったと思います。
だみおさん [DVD(吹替)] 9点(2010-11-28 21:58:34)
116.不穏な導入、適度なグロ、戦慄の走る展開、あっと驚く真相、鬼気迫る演技、怒涛の終盤……。傑作サスペンス・ホラーとしての要素を余すことなく詰め込んだ一本。強いて欠点を挙げるなら、前半どことなく観疲れしたあたりか。しかし、中盤以降の“ここまでやるか”と思わせるエスターの凶行の連続と、阻止しようとする母親の戦いにはただただ見入るのみ。とにかく見せ場を畳み掛けるように用意し、これで終わりかと思わせてもまだまだ盛り込んでゆく見せ場の連続が圧巻。アメリカらしいサービス精神に裏付けされている。これにサイコサスペンス的どんでん返しの要素まであるのだから、もはや文句のつけようもない。名作だと思います。
j-hitchさん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-15 00:57:52)
👍 1
115.ネタバレ 単純なホラーとしては、2000年代以降では屈指と言える出来かと思っている。

一見は可憐な少女だが、その実は凶悪な怪物を家に招き込んでしまうという部分はままよくある展開ではあるが、複雑な過去を持つ夫婦の設定、子供を手玉に取る描写の巧みさ等、展開面での細かい工夫はどれも秀逸で飽きずに観てゆける。エスターの目的が父親の誘惑で、要は性的に歪んだ異常者(実を言えば普通なんじゃねーのという気もするが)だという点も、ある種良く出来たキャラ設定に思う(この手の異常殺人というのは、大抵満たされない性的欲求が動機の根底にあることが多いように思う)。

しかし、あんな絵を部屋中に描いてその中で夜を過ごしていたというのは、それだけで正に狂気を体現するこれも優れた演出に思う。中盤以降は比較的スピーディにその狂気が加速・過激化してゆき、終盤は相当に派手な展開になるのも個人的にはかなり好み。子役&ファーミガの熱演も素晴らしい。時代最高のホラー。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 8点(2020-03-01 12:40:35)
👍 1
114.ネタバレ 途中ネタバレが早すぎて「その後 恐怖半減」という見方もあるけど、私的にはずっと「9歳でここまで しでかすのは無理でしょ」って冷めかけてたので、納得感が増した状態で その後を見られたから タイミング的には良かった。
あと世の中にはロリおじさんなんて結構いるので、彼女が望みさえすれば簡単に見つかると思う。それをあえて妻のいる男を狙うっていうのは、やはり自分の容姿にコンプレックスがあって「ノーマルな男に妻を捨てさせ、自分を『女』として認めさせる」のを目的にしてるってことなんでしょうねえ。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-02-12 18:29:43)
👍 1
113.ネタバレ コワおもしろかった…!と思って、レビューを読んだら、「あ、そうか!エスターの目的は大人の男性だったのか!」と気づき、もう一度見たら、丁寧にしっかり伏線を張ってあります!なさそうで、あり得るかもしれない、悲しく残酷なお話…。その後、エスター役の子役さんのメンタルが大丈夫か、本当に気になります。思わず多くの方が、イザベルファーマンをググったことでしょう…。そして、エスターが最後に死んでない可能性もゼロではないのでは…?そして、エスター2に続く!と一瞬、妄想しましたが、子役さんが成長しちゃって、同じキャストでは作れないことに気づきました。残念です。
まーごさん [地上波(邦画)] 8点(2018-05-03 18:15:10)
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112.ネタバレ 何に驚いてもよいし、
何に悲しんでもよい。

そのまま自分の歳として生きるのを捨てて
子どもとして、養子として
生きていく道を選んだこと。

その道を選び、
いつしか自分も「普通の」幸せを得られると
夢見て、残虐な行為もいとわないこと。

誰が悪いか、を考えようとするとパッと思いつくかもしれないが、
誰が不幸せか、を考えようとすると、感慨深い映画。
元祖さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-04-27 23:33:37)
111.何から何まで先回りされて逃げ場のない感じが、しっかりとヤな気分にさせてくれる、なかなかにコワい映画。散りばめられた伏線がちゃんと恐怖感へと繋がっていくのがミソで、例えば「歯医者に行きたがらない」のは何故なのか、クライマックスでそれを、サラリと、しかし映像によってきちんと見せつけることで、「なるほど」感と恐怖感とが同時にやってくる。
異なる光が当てられれば、絵の異なる面が見えてくる。エスターの表情の変化もまたしかり。いやホント、実に実にヤな感じで、恐怖映画らしい愉しさを堪能させてくれます。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 8点(2017-08-12 08:16:02)
👍 1
110.ネタバレ 「怖さ」というのは色々あるわけで、単純に追っかけられる体育会系の恐怖もコワ楽しいが、本作はヒロインがじわじわと精神的に追い詰められる文化系の恐怖描写が秀逸。

孤児院から養子として引き取られたエスターが、父親に取り入り、妹を手なずけ、対立する兄は恐怖で押さえつけ、母親のことはとことん翻弄して痛めつける・・・といったエピソードが実にうまい。ヒロインである母親(ベラ・ファーミガ)のトラウマ体験など、人としての「弱み」に付け込み、家族間の隙間をグイグイついてくる、その「やり口」のエグさったらない。直接に攻撃するのではなく、「共感」を寄せて懐柔したり「愛情」を装って傷つけたりと、実に巧妙。思わず「ぬぉおおお~」と身もだえしてしまう。

一見、可愛らしい少女が大人を徹底的にイジメ抜くという、その恐怖はまじホラー。被害者は母親なのに、エスターの方が一枚も二枚も上手で、周囲の人間を操作し「悪いのは母親のほう」と思わせてしまうのだ。この辺のヂグジョ~感たっぷりなところをM気質の人には是非、堪能していただきたい。(?)

そして、なんといってもオチが素晴らしいです。私は最後まで読めなかった!「犯罪者像」としては適度にリアリティを持たせつつフィクションの荒唐無稽さも絶妙に加味され、実に魅力的なモンスター。エスター役のイザベル・ファーマンという子がまた上手いというか合ってるというか、とにかく彼女の存在があってこそ、という気も。撮り方も上手いんでしょうけど非常に説得力があって物語を強化していたと思う。

とにかく、ここまで魅せてくれたので、ラストのグダグダも許せる。DVDには特典で「もう一つの結末」が付いていて、私はこっちの方が好きでした。「サンセット大通り」(50)の味わい。
ポッシュさん [DVD(字幕)] 8点(2017-07-23 14:33:41)
👍 1
109.ネタバレ 「実はピアノが上手かった」のシーンがお気に入り。
予感はあったものの電話で真相が伝えられるシーンは鳥肌でした。
まあ、実子が2人も居るのに養子を迎える夫婦も変だし、最初の事件では
子供っぽい手際なのに、後半は一端のサイコキラーというのは、ご都合でして、
しかも良い夫婦かと思ったら、エロいし、節操ないし、仲悪いしでイマイチ一家。
でもまあ雰囲気と盛り上げ方が良い感じなので、加点しました。
家族全員助かるとか、最後に池から出てきてしまうとかの有りがちなオチを
避けて、あのエンディングというのも一興でした。
見て損の無いサイコサスペンスですよ。
グルコサミンSさん [DVD(字幕)] 8点(2017-06-15 22:18:36)
108.ネタバレ エスター、怖かったです。サスペンス7、ホラー3くらいの塩梅感じです。家族を破滅に追いやってあざ笑う養子の子が実は30代の女性というオチにはまいりました。実際にまだ10代前半の女優さんらしいですが、見た目もお化粧バチバチで容姿端麗、背は子供の高さであり、ちょっと年齢不明で不気味です。妹の子が無邪気でなかなか物怖じしないのですが、とにかく可愛いです。エスターと関係ないですが、今後が楽しみな子です。
SUPISUTAさん [DVD(字幕)] 8点(2016-04-05 07:11:00)
107.ネタバレ 冒頭から物語に引き込まれる。怪しげな少女、それによってかき回される家族。目が離せない。そしてものすごいイライラする。エスターの性悪さを見てるこちらは分かるから、パパンがとてもバカに見えて、またママンがとてもかわいそうで、何ともやりきれない気持ちになる。そうやってすごい不快な気持ちになるのがこの映画の醍醐味だろう。製作者もしてやったりではないか。終わり間際に明かされるエスターの正体もそれなりに衝撃的。ブラックライトで描かれた部屋の絵や、手首の傷など演出や伏線もよく出来ている。
ただ、非常に残念なのはパパンが殺されてから後の30分間である。そこから一気にB級ホラー映画になってしまう。
暗闇で犯人と主人公との対決→犯人を倒した!→犯人の死亡を確認せず気を抜く主人公→そこに犯人再び→また格闘・・・この流れ、あまりに「ありきたり」で「使い古された」展開ではないか?もう後半30分は退屈で死にそうだった。
おまけに、氷の上で格闘するも、特に何かあるわけでなく、犯人を蹴り落として終了。だから何?というしかないしょぼい終わり方。
で、見終わってからDVDの特典映像の「もう一つのラストシーン」を見る。なんだ、こっちのほうが断然いいじゃないか!なぜこっちにしなかったの?多分製作者も本当はこっちのラストにしたかったのだろうと思う。でも、これじゃあ一般受けしないだろとどこかから横槍が入って、泣く泣く本作のラストにしたのではないだろうか。多分きっと。うーん残念。
でも入ったのか?
総じて作品としては十分楽しめた。
椎名みかんさん [DVD(吹替)] 8点(2015-04-26 19:12:27)
106.面白かったです。
始めは何か不思議な感じで、どんな話なのか知らずに見てました。エスターが色々やりだしてから、おいおい、そんなことやっちまったらどんな理由があってもバッドエンドにしかならないのでは?、いったいどうなるんだこの話?とドキドキしながら一気に魅せられてしまいました。宇宙とか悪魔とか夢なのか?とかハラハラしましたが、広げた風呂敷をきちんと畳んで、なお且つ面白かったです。
公開時はTVで結構CMとかやってたような。宣伝だけのくだらない映画と違って、作り手の誠実さを感じました。
団スバーンさん [DVD(字幕)] 8点(2014-11-20 20:52:57)
105.何も知らずに観賞できて良かったです。ストーリーは違和感が多々ありますが、これだけ怖さと面白さを味わえれば満足です。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-09-24 17:31:23)
104.ネタバレ てっきりオカルトものかと思っていたら、バリバリのホラーサスペンスだった。
夫のあまりの鈍さとマヌケっぷりに、主人公と一緒にイライラがマックスに。この時点で制作者の術中に完全にハマっている感じ。無能な善人ほど頼りにならないものはない。いざという時に父親が子供を守れないで何をやってるのかと、もう一度観ても同じようにイライラしてしまう。

二人子供がいるのに養子をもらう設定に無理はあるものの、エスターの不気味さがそんなことも忘れさせてくれる。口のきけない天使のように可愛い妹との対比で余計に引き立つ。
言動があまりに子供らしくなかったことにもちゃんと理由があって腑に落ちる。前半のシーンにも真相に繋がる前フリが散りばめられていて感心する。「時間はいっぱいあったから」というような何気ないセリフや、永久歯を隠そうとしたことなど、うっかりすると見逃してしまう。
本編のラストも悪くなかったけどよくある展開なので、特典映像の別エンディングの方がイっちゃってる感が増して良かったかも。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 8点(2014-09-09 20:27:57)
103.ネタバレ 他の方も書いているように、「悪い種子」タイプの悪魔的少女の話だと思い込んでいたので驚きました。なるほど数々の違和感のある言動にも納得がいく…。最初から見直したくもなりますが、そうもいかないのでした。とにかくエスターの暴れっぷりや夫の物分かりの悪さは胸糞悪いのです。
次郎丸三郎さん [DVD(吹替)] 8点(2014-06-10 17:36:13)
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【点数情報】

Review人数 122人
平均点数 6.89点
000.00%
110.82%
210.82%
310.82%
454.10%
564.92%
62318.85%
74133.61%
83730.33%
964.92%
1010.82%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.69点 Review13人
2 ストーリー評価 6.84点 Review13人
3 鑑賞後の後味 5.69点 Review13人
4 音楽評価 5.54点 Review11人
5 感泣評価 3.70点 Review10人

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