映画『マイマイ新子と千年の魔法』の口コミ・レビュー(2ページ目)

マイマイ新子と千年の魔法

[マイマイシンコトセンネンノマホウ]
2009年上映時間:93分
平均点:6.33 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-11-21)
ドラマファンタジーアニメファミリー学園もの小説の映画化
新規登録(2009-12-01)【あにやん‍🌈】さん
タイトル情報更新(2025-01-24)【イニシャルK】さん
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監督片渕須直
福田麻由子青木新子
水沢奈子島津貴伊子
森迫永依諾子
本上まなみ青木長子
松元環季青木光子
野田圭一青木小太郎
竹本英史青木東介
塚田正昭清原元輔
諸星すみれタミちゃん
小山剛志多々良権周防介
谷山記章
宇山玲加
海鋒拓也
原作高樹のぶ子「マイマイ新子」
脚本片渕須直
音楽岡田こずえ(音楽プロデューサー)
主題歌コトリンゴ「こどものせかい」
製作松竹(「マイマイ新子」製作委員会)
エイベックス・エンタテインメント(「マイマイ新子」製作委員会)
マッドハウス(「マイマイ新子」製作委員会)
制作マッドハウス(アニメーション制作)
配給松竹
美術山本二三(背景)
その他文化庁(支援)
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💬口コミ一覧

4.ネタバレ 原作が自伝的な作品ということもあり・・・
ほんわかとして夢想的な物語の中にも、時折シビアな大人の諸事情が織り込まれていて、それが逆に自分の子供時代の思い出を呼び起こしてくれました。
TMさん [DVD(邦画)] 8点(2017-08-23 23:20:16)
3.この映画の良さは自分には分からない、ということが分かった。物語がある...ように思えない。
simpleさん [地上波(邦画)] 4点(2019-07-14 16:02:27)
2.ネタバレ 戦後まもない山口県のドイナカに暮らす小学生新子、ある日東京から転校生キイコがやってくる。ドイナカに馴染めないキイコだが新子と仲良くなるにつれ徐々に表情が明るくなる。
それに伴って、生々しくゴツゴツした大人たちの事情が、少年少女たちを翻弄する。
っていう現在の物語レイヤーと、1000年前のいにしえの日本の暮らしレイヤーが重なりながら、複層的な展開になっていく。

そのイマジネーションをスクリーンいっぱいに展開する新子は、様々な「死」と対峙し、徐々に現実に目を奪われていってしまう。それと逆にキイコは、新子から引き継ぐかのようにいにしえの日本に飛び込む。最終的には千年前の世界が、少女らのイマジネーションから自立していく。ここがなかなかややこしいけど、感動的。

また、僕はタツヨシの運命に強く共感した。あの最後の笑いは、父との決着がついたからだろう。眉毛の傷痕からも彼のこれまでのことがよくよくわかる。タツヨシと共に立ち向かう新子の強さもよかった。あの強さは千年の歴史を積み重ねる(まさにレイヤー)あのドイナカが育んだのだろう。
これがもし高校生とかによる物語だったら、男女のクライマックスはロマンチックになりがち(君の名はとか時かけとかサマーウォーズとかニノ国とか、ニノ国?)。けれど彼らは小学生、とてもさわやかに惜別する。もっと泣かせてくれてもいいのに、じつにさわやかだった。

彼ら彼女らも、2019年頃には後期高齢者だろう。つまり、今の後期高齢者のみなさんにも、この映画のような日々があったということ。僕にはあるだろうか。
no_the_warさん [DVD(邦画)] 8点(2020-03-23 22:18:23)
1.「この世界の片隅に」の衝撃的な感動から6年あまり、片渕須直監督のアニメーションの真髄は、そのさらに7年前に製作された本作の中に既に息づいていたことを、今更ながら思い知った。ある平日の深夜に気軽に鑑賞したのだが、想像以上に傑作だった。

山口県防府市の農村に生まれ育った主人公の新子と、東京から転校してきた貴伊子との出会いと育まれた友情。
共に過ごしたその日々は、一年にも満たない短い期間のできごとではあるけれど、深く、瑞々しく描き出される。
不可思議ながらも安らぐアニメ世界。澄み渡るように深い情感と、膨大な時間を超えた邂逅が、ちょっと味わったことの無い感動を生んでいる。

何やらファンタジックなタイトルではあるけれど、実際に描き出されるできごとは、実は決して特別なものではない。
この時代の日本のどこにでも存在していたであろう少年少女たちの他愛もない日々と、時代がもたらす普遍的な悲しみや苦労、そしてすべての子供たちが一度は巡らせたであろう“空想”によって、本作の物語は紡がれている。

ただ、描かれるできごとが普遍的であるからこそ、本作は形容しがたい情感を生み出しているのだと思える。
決して誰もが裕福ではない時代の中で、子どもたちは時に寂しさや悲しさを覚えつつも、それでも笑って、明日もまた会う“約束”をする。
その一日一日の積み重ねが、間違いなく「今」に繋がっているということを、千年という膨大な時の流れを引用しつつ、本作は雄弁に物語っている。

それはまさに「この世界の片隅に」で描かれた“すずさん”の人生模様に通じるアプローチだった。
そして、“すずさん”が生き抜き、命を継いだその先に、本作の時代と少女たちの人生が存在するのだということを“空想”すると、より一層芳醇な感慨を覚えた。


空想する喜びを既に知っていた新子は、生活の傍らにあった「現実」の悲しみを知る。
現実の悲しみを既に知っていた貴伊子は、新たな環境の中で「空想」する喜びを知る。
そこには時代に対する真摯な視点と共に、少女たちの成長に対する慈愛が満ち溢れていたように思う。

エンディング、コトリンゴが奏でる楽曲に包み込まれながら、「ああ、いい映画だ」と確信した。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 9点(2023-01-30 23:14:22)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 6.33点
000.00%
100.00%
200.00%
314.17%
4312.50%
5520.83%
6625.00%
714.17%
8416.67%
9312.50%
1014.17%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 9.00点 Review2人
5 感泣評価 7.50点 Review2人

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