映画『マーターズ(2007)』の口コミ・レビュー

マーターズ(2007)

[マーターズ]
Martyrs
2007年カナダ上映時間:100分
平均点:5.82 / 10(Review 28人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-08-29)
ホラーサスペンスオカルト映画バイオレンス
新規登録(2009-12-13)【8bit】さん
タイトル情報更新(2015-12-25)【DAIMETAL】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督パスカル・ロジェ
キャストモルジャーナ・アラウィ(女優)アンナ
ミレーヌ・ジャンパノイ(女優)リュシー
グザヴィエ・ドラン(男優)アントワン
脚本パスカル・ロジェ
製作リシャール・グランピエール
配給キングレコード
あらすじ
リュシー(ミレーヌ・ジャンパノイ)は、15年前に自分を監禁していた相手を発見し、親友のアンナ(モルジャーナ・アラウィ)と犯人宅を訪れ、猟銃で復讐を果たす。その家の地下室でボロボロになった女性を見つけたアンナは、直後に謎の組織の襲撃を受け、捕まってしまう。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

28.ネタバレ あまりの内容にフランス本国で物議を醸したスプラッター最終兵器。先の読めないストーリー展開に呵責ない残酷描写の数々で、これは物凄いものを引き当てたかも!と思ったが、(超ネタバレあり)後半30分の怒涛の拷問地獄は『パッション』を思わせる宗教的展開で、観客に判断を委ねる投げっぱなしのラストには「え?これで終わり?」と唖然。途端にどっと疲れが押し寄せた。自分的にはこれは「なし」だな。そもそも『ホステル』や『ソウ』のような拷問映画は、ホラー映画の中でもあまり好きなジャンルではないし。ただ、この監督の次回作は期待がもてる(『ヘルレイザー』のリメイクに名が挙がっている)。フランス映画らしいエスプリが効いた異色ホラー。そのうちカルト化されそうな雰囲気はある。
フライボーイさん [DVD(字幕)] 5点(2010-01-06 07:41:08)
27.ネタバレ 何気ない会話、幸せそうな家族が迎えるよくある朝の風景である。
そこへ突如、猟銃をもった少女が、子供、女容赦なくその家族を皆殺しするという驚愕のシーンに面食らった。
こんな幸せそうな家族を襲うのは何故か?少女自身と同じ年くらいの子供までも撃ち殺すシーンがあまりに衝撃過ぎて、ちょっと頭がパニックになってしまい整理が追いつかないのだが、その関連性にすぐさま気付く。全身傷だらけの少女が逃げ惑うファーストシーンも充分インパクトある入口だったが、説明にならないエピローグをタイミングよくみせ、要所で観客の注意を惹く。この監督、実にストーリーテリングが巧みだと思った。
「奴」の正体の明かし方も言ってみれば単なる脅かしに過ぎないが、自傷行為を続ける彼女としっかり辻褄が合ってくる。
死と生の境界(或いは死後の世界)をみる術をみつけようとする変態教団の存在が明るみになるにつれ、正直、物語についていけなくなるのだが、それ以上に惹きつける要素がこの映画には備わっている。それは拷問を受け続ける少女の痛々しい姿ではなく、理想を求め続ける限りない人間の欲望を垣間見れるからではないかと思う。
覗き見るという行為そのものが快感であると同時にそれをさも擬似体験させてもらってるような感覚を与えてくれてるような気がしたから不思議だ。
クライマックスはある種のカタルシスを覚えたものだが、観る方を選ぶ、いや観てる人を選ぶといったほうが正しいかもしれない?
シネマブルクさん [映画館(字幕)] 8点(2010-01-10 16:53:13)
26.ネタバレ レンタルDVDだったからなのか、どうもスプラッターシーンが削られているような気がする。それくらい拍子抜けするくらい全然グロくなかった。エロくもないし。かといってオリジナル版を確認するほど魅力的な映画ではない。
「あの世を見る」という大義がいちおう彼ら彼女らにある以上、あの暴力の根拠がわかるので、さして残虐にみえないのだよ。『ホステル』みたいな大義のない(あえて言うなら自分の快楽のため)暴力だからこそ残虐であり、恐怖である。
そういう意味で、最後科学くんがつぶやいたクチパクは「くるしい」(綾瀬女子高生コンクリ事件での、女子高生の最後の言葉)でなければならないし、それを聞いたあの老婆は自殺してはならない。笑ってくれないと真の不条理にはならない。あの老婆の自殺は、映画を観た我々を赦してしまうようで、俺はマーターズ(証人)にはなれなかった。
no_the_warさん [DVD(字幕)] 5点(2010-01-28 21:11:14)
25.ネタバレ 序盤、唐突な復讐による虐殺に、これは面白くなりそうだと予感したのが見事に大外れ。訳わかんないグダグダで陰惨グロ映像の垂れ流し。そして、ほぼセリフなしに、ひたすら女の子がボコボコに殴られ、衰弱してく姿を延々と見せられ、反撃もナシ。
ホラー、スプラッター好きの僕もドン引き、そんなカテゴライズ自体無意味の悪趣味変態映画。こんな虐待を最終的に高尚な感じに仕上げようとするところとか、作ってる人マジでちょっとヤバイ人なんではなかろうか(ある意味褒め言葉)。こういう映画は好きになれなくていいや。
すべからさん [DVD(字幕)] 1点(2010-02-09 23:33:59)
👍 1
24.ネタバレ 「ちょっとあんた、三途の川の手前まで行ってきて。」ってことですか。マドモアゼルさん?
そんな何人も捕まえて、実験しなくても・・・。「大霊界」見ればいいのに。

この作品を、知的な物として捉える人もいるみたいですが。自分には無理です。

悪趣味バイオレンス映画として見れば、優れた作品だと思います。

まんせるさん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-15 19:58:35)
23.ネタバレ 前半のテンポが速すぎて「時間大丈夫か!」なんて思ってたけど、まさかの展開。結局、金持ち集団の悪趣味(?)だったとは。ラストの自殺はどういうことだったんだろうか。死後の世界が酷いものだったのか・・・それとも無かったのか。それが分からないまま終わらせてモヤモヤはズルイ。無茶苦茶な内容でもいいからその辺は教えてほしかったかな。
あんどりゅ~さん [DVD(字幕)] 1点(2010-05-01 23:56:29)
22.ネタバレ ホント ここまでやられるとちょっと胸焼けが。いっぺん自分の中にリセットボタンがあるのならプチッと押してみたい。後半、何も見なかった事にしておきたい。残像消し去りたい。
3737さん [DVD(字幕)] 1点(2010-05-05 21:39:45)
👍 1
21.この映画は一言で言ってイッちゃってる映画。ホントにイッちゃってる映画(大事なことなので二度言いました)これ以上はやっちゃいけないだろうっていう倫理的なリミッターが外れちゃってる映画なのでホラー映画見慣れている人でドSドM、やりすぎな表現をバカだなぁ~(笑)て流せる人以外にはおすすめできません。
映画大好きっ子さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-05 22:58:36)
👍 1
20.ネタバレ ホラー的要素やグロ要素以前に、例えばカット割とか繋ぎとかがなかなかスタイリッシュだし、観客をうまく裏切らせる先の読めない展開の持っていき方とか、シナリオも卓逸していてこの監督さんの才能を垣間みた様な気がする。宣伝文句にされているスプラッターな描写も、ソウシリーズみたいな作品が氾濫している昨今においてはむしろ控えめにすら思える。それよりも、特に後半にかけての主役の女性に対する一方的な暴力や、宗教的な展開などは、「ソドムの市」にも通じる要素であり、それはハリウッド映画とは一線を画す、ある意味ヨーロッパ独特のホラースタイルといっていいかもしれない。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-02 00:40:25)
👍 1
19.観終わった後、こんな気持ち悪い映画もう二度と観たくない、と思い、後味の悪さをひきづりつづけ、しだいにそれがもう一度観たいという感情に変わっていき、そして気付きました・・・これは名作だと。とても変な映画ですが、その変なテーマも含めてとにかく気持ち悪くて、重苦しい映画です。だけど何か凄いパワーを感じます。もう監督は頭がおかしいとしか思えない。深いテーマがありそうに見せかけてますが、結局気持ち悪いことがやりたかっただけだろう、と思います。この製作者の頭が大丈夫かどうかを心配させる不気味さは、「悪魔のいけにえ」以来の凄さではないか、というと過剰でしょうか?とにかく名作だと思います。ただ、救いようのない不快な映画ですが、エンドロール後の、「ダリオ・アルジェントに捧げる」っていうのが、この監督にも可愛げあるじゃんと思わせてくれてちょっと安心しました。
モンチョさん [DVD(字幕)] 9点(2010-11-18 00:47:34)
スポンサーリンク
18.「これをDVD化していいものなのか!?」。うん。いい、余裕、どんと来い!とか思っちゃってた俺バカー。MIBのあの光るやつで今すぐピカっとお願いします!
オニール大佐さん [DVD(字幕)] 5点(2011-02-05 14:29:49)
17.どんだけすごいのかと思って構えて見ちゃったけど、そうでもなかったな。
センブリーヌさん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-23 03:47:39)
16.ネタバレ スプラッター作品なので、後半からドタバタするのかと慌てず鑑賞始めた所、最初からガンガンと痛い映像が出てきます、目逸らしたくなる演出が前半にこれでもかと出てきます。後半は落ち着きますが、グロ系のお薦め作品です。
SATさん [DVD(字幕)] 6点(2011-05-28 10:36:26)
15.ある雑誌のお奨めで見てみたけど、前半は全く先が読めない!なんなのこれ?
後半、女の子がとにかく惨たらしい。反撃なし。見ててつらい。最後のオチはフランス映画っぽい。
さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-29 21:11:56)
14.ネタバレ この映画面白いからオススメです!…というと人格を問われそうですね…。それくらい内容がヤバイです。女・子供関係なく虐殺したり、謎のバケモノ女が出てきて襲ってきたりとめちゃくちゃ怖いです。ただこの映画の本題はその後で、そこからはもう肉体的にも精神的にもきつくなってきます。残酷描写に耐性がある人はぜひご覧あれ(人格は問わないでね♪)。ラストは絶対「えっ?」ってなります。
nyarameroさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-01 12:22:51)
13.ネタバレ 最近観たジェシカ・ビール主演の『トールマン』が、映画としての出来はイマイチだったもののその構成には目を見張るものがあったため、パスカル・ロジェ監督の作品を後追いして本作に辿り付きました。『トールマン』があの出来だったので大した期待も気負いもなく本作を見始めたのですが、そんな腑抜けた鑑賞姿勢に冷水をぶっかけられるかのような凄まじい鬼畜ぶりには参りました。あまりに気分が悪くなったので、点数としては1点でもくれてやろうかと思ったほどです。しかし、よくよく考えてみれば「人を不快にさせる」という点において本作は極めて優れたホラー映画であると言えます。撮影や特殊メイク等技術面でのレベルも高く、二転三転する構成も考え抜かれており、映画としてはメチャクチャによく出来ているのです。個人的な意見としては二度と観たくない作品ではあるものの、客観的には傑作だと言えます。。。
冒頭、子供達を写し出す8mmフィルムの何とも言えない気持ちの悪さが本作の特徴をよく象徴しているのですが、全体に漂う湿っぽい空気感、一片の救いもない絶望感が作品全体の不快度数を大幅に引き上げています。後半の展開なんて、ハリウッドであれば主人公の脱出計画やら外部からの救援やらを織り込むことで娯楽性を含ませるであろうパートなのですが、本作ではそうした装飾が一切排除されており、主人公は黙って拷問を受け入れるのみという何ともあんまりな内容とされています。その他にも、地下室で発見された女性がどうやっても救われない状態であったり、監視員達は一切の感情を挟まずに淡々と拷問をこなしていたりと、設定のあらゆる点において鬼畜ぶりが徹底されています。死後の世界を知りたいが、自分達が痛い思いをするのはイヤだからと若い人間をさらって拷問している年寄り連中なんて、まさにゲスの極み。フィクションだと分かっていても、思い出すだけで怒りがわきます。観る者の神経を逆撫でするという点において、本作は芸術的ですらあります。。。
なお、多くのレビュワー様が、この監督はホンモノのキ○ガイではないかと危惧されているようですが、この点については、監督の前作『Mother/マザー』があまりに地味でほとんど注目を浴びなかったことへの反省から、本作では意識してスプラッタを過剰にしたとのことであり、これは意図した鬼畜であることは申し上げておきます。
ザ・チャンバラさん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-07 04:08:48)
12.ネタバレ 下の方が仰られているとおり、映画としての出来は大したことないのだけど、なんだか妙に心に残る「トールマン」という作品を観て、ちょっと気になって同監督の出世作である今作も鑑賞してみました。ひ、ひええぇ~~、なんじゃこりゃ(笑)。全く先の読めないストーリー展開と、ひたすら続くグロ痛いシーンの連続に終始唖然。観終わるころには顎が外れそうになっちゃいました。あの全身傷だらけの少女が逃げ出す冒頭部分から、こんなぶっ飛んだ驚愕のラストを迎えるなんていったい誰が予想できたでしょうか。演じてる俳優もカメラを廻してるカメラマンも「いったい自分は何をしておるのだろう」って感じだっただろうね、これ。いやぁー、この監督、完全に頭の何処かがイカれてるって(褒め言葉です笑)。確かに、一本の映画としてみれば完全に破綻しているけれど、常人の発想を遥かに超えた狂気の世界を見事に映像化してみせたこの監督、もしかしたら将来ばけるかもしれないなぁ。パスカル・ロジェ、覚えとこっと。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-02 17:44:22)
11.ネタバレ 新年早々に不快な気分になりました!
まさにホラー映画のアルテマウェポン!
この「マーターズ」は「屋敷女」「ファニーゲーム」などと並びトラウマ映画の中でトップの座を争う作品だ。
最初からただならぬ雰囲気でビビる。
この映画は「見てはならない光景」だらけだ。
内容はまさに狂気の沙汰といえる。
そもそもキチガイなヒロインの視点で描かれる物語が前半を占めるのでツッコミどころは満載かもしれない。
しかし他の映画ではとても味わえない不条理な展開が楽しめる。
その先の読めない文脈の欠如性がこの物語の恐怖や不穏さを助長してる気がする。
この映画は見ていて圧迫感とか閉塞感を強く感じる。
それは人の心の暗いところをえぐるからかもしれない。
そして血生臭くてドス黒く、とても痛々しい。
人を殴る感覚が観客にまで伝わる。
幻覚とか自傷といったトラウマ的なものがリアル過ぎる。
ババァは「目を見て、生きてるでしょ」って何を言ってるのか分かりかねるが、
不可解にもかかわらず深みを感じるラストは衝撃という言葉に値するかもしれない。
一家惨殺、トーチャー、サイコ、ゴースト、ダークネス、オカルト、それらが全部成功してるってどんだけ怖いん!っていう感じです。
古いフィルムの途中では二人の少女が可憐に戯れていてかなり癒される。
この監督にはいつか「ミツバチのささやき」のような少女の視点をベースにした映画を作ってほしい。
ヒロインがその場を離れなかったのは身寄りがなかったことと親友を失った喪失感からだったのでは?
警察を呼ばなかったのも前述のことと地下で遭遇したことのショックで気が動転してたためだと思う。
ヒロイン役の一人は骨折し、もう一人は殴られ過ぎて翌日立てなくなったとか。
DVDを所有しての2度目の鑑賞ですが、最近はグロ画像ばかり見てるので変な耐性が付いちゃったのか、
1回目の観賞の時みたいに目を背けたりとか気分が死ぬことはなかったけど、
それでもこの映画はホラー史上超アルテマ級の最恐映画。
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-06 00:47:21)
10.ネタバレ 「これはDVDにして良いものなのだろうか」と日本の販売会社が自らパッケージに書いてしまっていますが、マーターズはガチです。一生忘れられない映画だと思いますが、高得点にして良いのかは迷います。
DAIMETALさん [DVD(字幕)] 5点(2014-08-09 01:46:51)
9.ネタバレ 冒頭から、最後まで息つく暇もなく、どっぷり映画の世界に浸らされました。てゆーか、後半は、この女優さん大丈夫なのかと、そればっか心配してしまいました。どこまでが、虚構で、どこまでが監督の趣味なのか、現場はいったいどんな雰囲気なのか、そんなこと考えなきゃ、こっちの感覚がおかしくなりそーです。解脱した時のあの女優さんの表情は、いったいどんな撮り方をしたのかと、不安になります。誰にもお勧めしない悪趣味映画ですが、映画に引き込まれる吸引力は確かにあるので、点数高めです。でも観ない方がいいと思う。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-28 04:13:50)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 5.82点
000.00%
1414.29%
200.00%
313.57%
400.00%
5621.43%
6517.86%
7310.71%
8621.43%
9310.71%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review3人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 2.50点 Review2人

■ ヘルプ