映画『キャピタリズム~マネーは踊る~』の口コミ・レビュー

キャピタリズム~マネーは踊る~

[キャピタリズムマネーハオドル]
Capitalism: A Love Story
2009年上映時間:127分
平均点:6.22 / 10(Review 27人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-01-09)
ドキュメンタリー
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監督マイケル・ムーア
出演マイケル・ムーア
脚本マイケル・ムーア
製作マイケル・ムーア
製作総指揮ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
配給ショウゲート
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💬口コミ一覧

27.ネタバレ 最近このテの本ばかり読んでいるので、正直言ってあまり衝撃というものはなかったのだが、それでもいろいろと驚かされるわけだ。パイロットの給料の安いこと。年俸1万数千ドルで、ウィトレスのバイトをしているというのは信じ難い。JALなんかは一体どうなっていたのだろう。そういえばオリバー・ストーン監督の「ウォール街」でも、弱小航空会社の買収劇が、ストーリー上の重要なポイントになっていた。あれもレーガノミックス下の規制緩和によって成立しえた話なのであろう。少年院を民営化して、判事がその会社から賄賂を受け取り、未成年を微罪で放り込む。もう滅茶苦茶。そりゃバレる。日本でも、刑務所か何かが民営化していると聞くが大丈夫か。労働の元の平等をうたった共産主義も、その実態強固な階級社会であり、結局崩壊したわけだが、アメリカ型資本主義も、同じ轍を踏んでいるように思える。冒頭では、ローマ帝国の崩壊を米国の未来に見立てていた。著しく不均衡で不平等な社会というものが、活力を失い崩壊するのは、しごく当然といえる。遅かれ早かれ、いつかアメリカも滅びる。もちろん日本も。誰か日本版をやってくれないだろうか。
わいえすさん [映画館(字幕)] 9点(2010-03-07 02:15:56)
26.ネタバレ え、そんな映画だっけ?って冒頭シーンなのですが、観賞後その意味に気づく。ひどく下品な強盗シーンが映されていたわけですもんね。立ち退きの日に家を磨き上げて、思い出の品を焼却して、銀行から1000ドル受け取るシーンがツラい。洋の東西問わず。今も昔も変わらず。どんなアクシデントも焼け太りの材料。もしくは、マッチポンプ。消費税率上げるより、高額所得者の所得税率あげろよ。
なたねさん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-28 06:50:35)
25.ネタバレ 妻投稿■私は10代後半の2年間を奴隷労働と性暴力やりたい放題な職場に捧げた口であり、それは行政も司法も容認していた。理由は簡単。私みたいな池沼の人権を保護するより経営者のやりたい放題を容認した方が世の中の利益になるからである。これは健常者の世の中が悪いのではなく、障害者が健常者にとって価値のある人間になればいいだけの話である。私はそこまでの甲斐性はないので(あとダチが妊娠した事もあって共同保育が必要だった)、仲間と徒党を組んで友人の農家でルームシェアを始めた。資本主義も社会主義も民主主義も全体主義も宗教も関係ない。「金も人権も与えられないならそんなものなくても生きていける方法を考えよう」的なノリだった。最初の2年くらいはみんなでホタルの墓に入りそうな状況だったが、ダチの努力とダチが家を相続出来た幸運がかなり貢献して何とかチビの学資保険をサボらず払い続けている。■このDVDを入れたパソコンを前でブドウジュースが入ったグラスを片手に「私の味わった恐怖と絶望を健常者どもも味わうが良い」などとムスカ目線で右往左往するアメリカを見ている自分が浅ましい。でもその横で旦那は「こういう社会で農家はどうあるべきか」を真剣に考えている。ダチも「障害者は守らなくても社会秩序は維持できていた。でも健常者が守られないと、何もかもが紙くずになる。意味が違う」と真面目に言った。確かに、少数派が秩序を信じられなくなることと多数派が秩序を信じられなくなる事は全く違い、前者は個人が崩壊するだけだが、後者は社会が崩壊する。民主主義は社会の崩壊を防ぐ多数派を歯車とする装置なのだ。この映画の価値は、貧困の悲惨さを描いた事でも、資本主義の悪党ぶりを描いた事でもない。これらが民主主義によって作られた社会を崩壊させていく危機を描いているところにある。今他者への想像力と行動は、人助けという絵でも柄でもなくなっている。後に待っているものは全体主義でも共産主義でもない。多分ソマリアだ。
はち-ご=さん [DVD(字幕)] 8点(2011-02-10 20:15:01)
24.ネタバレ  「アメリカは本当に大丈夫なのか?」

 資本主義がおかしいというよりも、利潤獲得のためには手段を問わない金融機関と金融機関に金で取り込まれやりたい放題やらせてしまっているアメリカという国家がおかしいとしか思えません。

 作品中に出てくる欲望の権化のような人間たちの醜さは本当に見るに耐えないものでした。まあ、マイケル・ムーアが巧くユーモアで中和してくれているので最後までしっかり観ましたけど。
TMさん [DVD(吹替)] 8点(2010-07-26 00:03:11)
23.規制緩和、金融緩和をどこまでも押し進めて行くと、あすは我が身かも。
えぴおうさん [DVD(字幕)] 7点(2015-06-03 21:44:33)
22.アメリカの金融危機の一連の流れは本などで一通り知っていたので、それほどの目新しさは感じなかったが、やはり家を失った人などのインタビューを観てると、改めてアメリカの病巣の深さを感じずにはいられなかった。
しっぽりさん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-21 11:17:50)
21.大企業だけが救われるってのは日本も同じだわな。「農民保険」なんぞをかける会社には絶対働きたくないなー。
すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-13 16:22:37)
20.「民主主義」 と 「資本主義」 は違うのだ、という事が分かった.. アメリカの製造業は、もうダメだし..マネーゲームで生き残るしかない..日本も、第二のアメリカになるのは時間の問題だ...
コナンが一番さん [DVD(吹替)] 7点(2010-09-27 12:59:10)
19.ネタバレ これまでのムーア作品は、もう少し威勢があって「怒り」が強かったと思うのだが、本作は怒るというより「嘆く」という感じに近いような気がする。それは、ムーアがもはや有名人となって、これまでのように自由気ままに突撃取材が出来なくなってしまったせいもあるだろうし、今回のテーマが「資本主義」という壮大なものを取り上げているからというのもあるかもしれない。相変わらずのプロパガンダで、とにかくブッシュは悪でオバマは善という図式を作り上げているのだが、当然そこにはプロパガンダゆえの強引さや独断性を指摘せざるを得ない。たとえば、かつてアメリカはみんなそれなりに裕福に暮らして幸せな生活を謳歌していたのに、もの凄く格差が広がってほとんどの人が貧しくなったのは誰々のせいだ、という展開がなされるのだが、それは明らかに間違いで、実際にはなにもアメリカに限った話でもないし、特定の誰かのせいでもない。ムーアの作品は、こういう一方的なところがあるので、そこをきっちりと認識したうえで彼のポップな作風を楽しもう。あ、でも、たとえば企業が労働者に勝手に保険かけるとか、ああいうのは確かにどうかと思う。そして、多額の税金を投入しながら救済される側は多額のボーナスが支払われるなど、そういう点のおかしさもムーアと同意見。なにがちゃんちゃらおかしいって、儲けてるときは徹底して資本主義なのに、危なくなると社会主義になる企業の体質そのものですよ。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-22 01:38:50)
👍 1
18.ムーアのこれまでの中で一番ドキュメンタリーの通常路線を行っていて逆に肩をすかされた感じ。しかし、これはどっちかというとメジャーな題材だけにニュースっぽくなってしまうのは仕方無いのかなと思いました。
時代の転換点に立っていると映画から思わされましたね。社会主義に次いで資本主義が崩壊するのかと。
やはり心の時代になって行くんでしょうね。
ちょっと毒が少なかったのが物足りなかったです。
森のpoohさんさん [映画館(字幕)] 7点(2010-02-23 18:25:38)
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17.金返せ!!と言いたくなる映画。

あ、もちろん映画に対してではなくって。
今回はお勉強のような内容。こんな大学の教授がいたら授業一生懸命聞くだろうな。
マイケル・ムーア先生のテーマは「資本主義」。徹底的なアメリカの資本主義に対する批判。日本も確実に同じような道をたどってきているな…。
民主主義は素晴らしいが、それが徹底した資本主義じゃなきゃいけない理由もなく、こんな状態なら社会主義的な部分があってもいいのかもしれない。
そういう考え方もアリだな。と、また視野を広げてもらいました。
すべからさん [映画館(字幕)] 7点(2010-01-16 13:33:31)
16.ネタバレ 過去に「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」「シッコ」と見てきてすっかり氏のファンになっていた。今作は資本主義がテーマということで、壮大すぎるテーマをどう料理するのか楽しみに見た。いつも通りのわかりやすい切り口・演出で、リーマンショック以降のアメリカ経済と市民に降りかかる住宅問題を取り上げている。見て損はないと思う。余談だが、監督(もしかしたら他の人かもしれないが)の選曲センス、特にエンディング曲の選曲には舌を巻く。今回のエンディング曲も、よくこんな、今回の映画にぴったりの歌詞の曲を探すもんだと感心した。
MASSさん [映画館(字幕)] 7点(2010-01-11 02:38:26)
15.ネタバレ ムーア監督の映画を過去に4本観て、ハズレが無く。今回は5本目。 彼も有名になって突撃取材が難しくなってきた感じが残念ですが、しっかり言いた事は伝わります。 社会主義も資本主義も物が溢れてるかそうでないかで構造は紙一重なんだと感じました。 1%の金持ちのために99%の人が頑張る。 問題が出た場合は、経済力などの低い人達が真っ先に一番被害を受ける。    監督は作品の中で、日本をまだ良い国として表してましたが、アメリカを追う2番目のキャピタリズム国家ですから、そんなことありません。 前作シッコでも社会主義と資本主義についての誤解を触れていました。 まぁ世界に2大主義しか殆ど無いのが問題です。  世界経済のためになんて言いません。 自分自身のために、裏でどうなってるかを知らない事がどれだけ危険かを知るために、観て下さい。 まぁ資本主義が悪いというより...その仕組みを使って、マフィア顔負けに儲けまくっている、大会社のTOPがたーーーーーくさん!いますよ。
オヴリッジさん [映画館(字幕)] 7点(2009-12-20 16:56:38)
14.ネタバレ かつて‶ボウリング・フォー・コロンバイン”ではアメリカ人の精神性をも分析してみせる沈着さも見せていたムーア監督ですが、近年は世の全方位に怒りと疑問を放出し続けている感じです。今作噛みついたテーマはアメリカ資本主義。さすがに巨大で複雑すぎました。
ゲストにトップ頭脳を迎えて解説を頼むもやはり経済学者ではないムーア監督の手に余る模様で、結局は「個人」(CEOなどのトップ)の人間性の貧しさ強欲さを糾弾するいつもの手法なのでした。
一人で戦うのはもう限界だ、皆立ち上がってくれと監督は訴えて映画を締めます。もちろん米国民も腹は立てていて(この映画が影響したかどうかは不明ですが)‶大企業から献金を受けずに政治活動できる大金持ち”を選び、トランプ大統領誕生へと歴史は進みます。
そしてまたトランプによってもたらされた分断米国にムーア監督は憂いをもって映画をつくるわけで、なんだかもう果てしなく感じちゃうな。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-19 00:24:40)
13.ネタバレ この作品はドキュメンタリーの体裁を整えてはいるけど、壮大なプロパガンダ作品なのだろう。
作中で語られる数々の出来事はとても興味深いし、銀行や大企業の悪行には怒りを覚える。
そんな横暴に対する対抗策も紹介されていて、終盤は不覚にもちょっと泣きそうになった。
弱い立場の貧者であっても闘って勝ち取ることが出来るんだと勇気を与えられる。
そんな状況を招いた歴史的転換点として、メリルリンチの会長が大統領に急げと命じる映像が紹介される。
それが経済界とウォール街にアメリカが支配された瞬間だったのだろう。
そして、作品の最後にマイケル・ムーアが映画を見てる僕らに急げと命じる。
皮肉の効いたオチではあるけど、その扇動に応じる者は少なかったのかも知れない。
サブプライムの悪夢を忘れ去ったかのように好景気に浮かれるアメリカの現状が滑稽に感じられる。
もとやさん [DVD(字幕)] 6点(2015-01-15 16:06:26)
12.ネタバレ 同意したいのは山々なんだがどこか構えてしまう。真実なんだろうかと。パイロットがあんなに安月給なのなら驚きです。
reitengoさん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-26 00:09:22)
11.隣の芝生は青く見えるんだろうけど、日本だって相当ひどいもんですよ、ムーア監督。とはいえ、アメリカ企業の金儲けの手段はえぐいなぁ。良い意味でも悪い意味でも最先進国って感じ。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-12-07 18:34:03)
10.さすがに昔のようないやらしぃ突撃はできなくなってきたかな。とてもわかりやすかった、、というか誰もわかってないマネーゲームの話というか。どこかのインタビューでマイケルムーアが言っていましたが、そろそろみんなが動いてくれないと、続けられない、と。
日本も同じですね。
しゃっくりさん [映画館(字幕)] 6点(2010-01-28 23:12:16)
9. 多分富裕層であろうムーアがこういう作品を撮るとかなりうさん臭い感じがする。自分の立ち位置がいまだ庶民だと思っているのだろうか?。銀行に突撃するシーンなんてただのコントでしかない。問題を提起する意味では価値はあるのかもしれないが、あまりにも個人が有名になってしまった場合、テーマの選択を間違えるとリアルから乖離してしまう気がした。
swamiziさん [インターネット(字幕)] 5点(2014-12-24 15:37:27)
8.新しい発見があるわけでもなく、昔のギラギラした感じもない。
マイケルムーアの映画はもう見る必要ないかな、と思ってしまう出来映え。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 5点(2014-09-06 10:58:18)
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【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 6.22点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4311.11%
5622.22%
6518.52%
7933.33%
8311.11%
913.70%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 7.50点 Review2人

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