映画『ゴジラ(1954)』の口コミ・レビュー(10ページ目)

ゴジラ(1954)

[ゴジラ]
GODZILLA:KING OF THE MONSTERS
1954年上映時間:97分
平均点:8.17 / 10(Review 188人) (点数分布表示)
公開開始日(1954-11-03)
ドラマSFシリーズものモノクロ映画パニックもの特撮もの小説の映画化モンスター映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-05-28)【イニシャルK】さん
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監督本多猪四郎
助監督梶田興治
竹林進
キャスト宝田明(男優)尾形秀人
河内桃子(女優)山根恵美子
平田昭彦(男優)芹沢大助
志村喬(男優)山根恭平
鈴木豊明(男優)新吉
堺左千夫(男優)萩原(新聞記者)
村上冬樹(男優)田辺博士
山本廉(男優)政治(漁夫)(新吉の兄)
馬野都留子(女優)新吉の母
高堂国典(男優)老漁民
小川虎之助(男優)南海汽船社長
中島春雄(男優)変電所技師
菅井きん(女優)大沢婦人代議士
恩田清二郎(男優)大山代議士
瀬良明(男優)代議士
勝本圭一郎(男優)代議士
藤木悠(男優)栄光丸無線技師
佐原健二(男優)新聞記者/遊覧船の乗客
手塚勝巳(男優)新聞社デスク
今泉廉(男優)無電課長/海上保安庁係官
牧壮吉(男優)海上保安庁係官
岡部正(男優)田辺博士助手
向井淳一郎(男優)新聞記者
緒方燐作(男優)対策本部員
佐田豊(男優)対策本部員
広瀬正一(男優)代議士
三田照子(女優)松坂屋前で死を待つ母親
榊田敬二(男優)大戸島村長 稲田
橘正晃(男優)テレビ塔のGHKアナウンサー
池谷三郎(男優)しきねのGHKアナウンサー
加藤茂雄(男優)自衛隊員
川合玉江(女優)大戸島の娘
記平佳枝(女優)看護婦
堤康久(男優)大戸島村民
津田光男(男優)
宇野晃司(男優)対策本部員
吉頂寺晃(男優)
岡豊警戒警報のアナウンス
原作香山滋
脚本本多猪四郎
村田武雄
音楽伊福部昭
作詞香山滋「平和への祈り」(ノンクレジット)
作曲伊福部昭「平和への祈り」(ノンクレジット)
撮影玉井正夫
逢沢譲(撮影助手)
製作田中友幸
配給東宝
特撮円谷英二(特殊技術)
有川貞昌(特殊技術 撮影)
富岡素敬(特殊技術 撮影)
高野宏一(特殊技術 撮影助手)
円谷一(特殊技術 撮影助手)
向山宏(特殊技術 合成)
渡辺明(特殊技術 美術)
井上泰幸(特殊技術 美術助手)
岸田九一郎(特殊技術 照明)
作画育野重一(絵コンテ)
美術中古智
北猛夫(美術監督)
大橋史典(造型)
録音下永尚
田中信行〔録音〕(録音助手)
照明石井長四郎
小島真二(照明助手)
スーツアクター中島春雄ゴジラ
手塚勝巳ゴジラ
その他伊福部昭(「平和への祈り」指揮)
キヌタ・ラボラトリー(現像)
あらすじ
太平洋沖で漁船が次々に沈没するという事故が起こった。遭難地点に近い大戸島では、暴風雨の夜に建物が崩壊。何か巨大なものに踏み潰されたとしか思えないと、古生物者の山根博士(志村喬)一行が調査に出かける。彼らが見たのは、島を練り歩く巨大な怪物だった・・・。本作はあらゆる怪獣パニック・ムービーの元祖であり、世界中で大ヒット。特撮史に「Godzilla」の名前を轟かせた。
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💬口コミ一覧

8.ネタバレ 怪獣に翻弄される人間社会のドラマが、思いのほかリアルに描写されていて、当時としては驚くべき特撮技術と対等にせめぎ合い、融合し、熱を発しているのを感じます。高揚感を煽る音楽が素晴らしい。神々しいまでの咆哮など音響も素晴らしい。ゴジラが落っことしていった三葉虫を見て、子供の頃、生きた三葉虫を飼うのが夢だったことを思い出しました。
camusonさん [DVD(字幕)] 8点(2023-05-29 18:41:11)
7.昨年公開のゴジラマイナスワンが良かったので、ついに初代ゴジラを見る事にしました。
リアルタイムで観た世代の少し下なんですが、さすがにこれは無理でした。
撮影技術が乏しくてショボイ映像なのは減点要素としないつもりですが・・
セリフや会話の演出のセンスが、もう最悪でして、聴いていて耳が痒くなってダメです。
昭和の映画が、無理に標準語で話そうとして不自然な会話になるものが多いのは
分かってますが、この映画はもはやコメディだ。 女芸人のネタかと思った。
コメディ映画ならスルー出来ても、このジャンルの映画としては致命傷でした。
で・・まだ海に居るゴジラから、地響きのような足音がするって、マジですか?
誰か監督に指摘できる人居なかったのかなあ・・  オカシ過ぎる。
時代的にハンデを認めたしても、あまりにも脚本がポンコツ過ぎて、苦笑しかありません。
カラーになったゴジラシリーズも体質的に無理でしたが、元祖ゴジラも無理でした。
鑑賞に値するゴジラは、今回のマイナスワンだけですね。痛感しました。
口直しに、映画館で6回目見てきますう・・
グルコサミンSさん [DVD(邦画)] 4点(2024-03-02 01:07:57)
6.ネタバレ 日本ほど特撮怪獣が沢山創られた国はないでしょう。主にウルトラ怪獣ですが、ゴモラ、ゼットン、バルタン星人と、きっとどの世代でも名前くらいは知っているんじゃないでしょうか?そんな中で、元祖であり王者と言える怪獣がゴジラです。
私はちょうどゴジラ空白の世代でした。小さい頃、ウルトラシリーズは沢山再放送されていましたが、ゴジラ映画は観たことなくて。子供向けの雑誌などから『人類の味方として、悪い怪獣と戦う正義のゴジラ』なんてイメージがあった程度でした。そんな中“まだ白黒映画の時代、最初のゴジラは人類の敵だったんだよ。そして今度公開されるゴジラ('84)も、悪者なんだよ。”なんて聞いて、何かとても不思議な感じでした。

本作を最初に観たのは20歳くらいの頃です。街の焼ける様子、逃げ惑う人々から、まだ戦後間もない印象をとても強く感じました。公開年は、戦争が終わって僅か9年。でも僅か9年でここまで復興している日本の逞しさと、ゴジラという巨大なモンスターを創り上げた日本の受けた傷の深さが感じられました。
アメリカの水爆実験が生んだ怪獣ゴジラが、本土に上陸して無目的に都市を破壊する。令和に入った現在に至るも、唯一無二の被爆国として、当事者のアメリカ人を主要人物に出すことなく、原水爆を表現した作品と言えるでしょう。

どうしても後年のシリーズ化したゴジラのイメージに引っ張られていたため、今回始めてゴジラのデザインが理解できた気がしました。モノクロ映像のゴジラの、黒くゴツゴツしたあの皮膚は、水爆の高熱で表皮が焼け焦げてたんですね。
背中のヒレは皮膚に刺さったガラス片でしょうか。そしてゴジラは苦しみの叫び声を上げながら、自ら焼け野原にした東京の街を彷徨います。
本作公開の僅か9年前に、他国により自分の国が焼かれる地獄を観た人々が作った地獄絵図。この映画からは、他国に国を焼かれた恨み節より、日本をここまでしてしまった、原爆が落ちるまで戦争を続けてしまった、自ら国を焼け野原にしてしまった、そんな自責の念が感じられます。

山根教授のゴジラを保護し、生命力の研究をするべきだという主張は、今なお放射能被害に苦しむ被爆者たちを救うことが出来たらという気持ちからでしょう。そう考えるとオキシジェン・デストロイヤーは、例えるなら苦しみから逃れるための安楽死に思えます。
芹沢教授がオキシジェン~の研究成果ごと死を選んだ結末は、どんなに苦しくても前だけを見て生きていく。そんな日本の決意にも思えます。
本作を観てどう思うかは人それぞれですが、戦争で受けた傷を娯楽映画にしてしまう日本人のパワー。創意工夫。結果本作は、世界でいちばん有名な日本映画の一つになりました。
K&Kさん [ビデオ(邦画)] 8点(2024-04-03 23:51:41)
👍 5
5.ネタバレ  「ゴジラ」(1954年)とは、芹沢大助という人間の物語である。
 ……というのが自分の持論だったのですが、此度再鑑賞してみても、やはりその持論は揺らぐ事が無かったです。

 そもそも本作のストーリーラインって、剽窃や盗作と言って良いぐらいに「原子怪獣現わる」(1953年)そのままだったりする訳ですが、そんな中で最も独自性を感じさせるのが芹沢大助の存在なんですよね。
 一応は主人公と呼べるはずの尾形秀人の影が薄いというか、出番が少ない事も、そう感じさせる一因。
 自分としては「芹沢が主人公であり、尾形は主人公の最期を看取ってくれる存在」と、そう考えてしまうくらいに、芹沢博士のキャラクターは魅力的だったと思います。

 とはいえ、そんな「隻眼の天才科学者」に魅了されるだけの映画って訳ではなく「芹沢博士が登場していない場面」あるいは「ゴジラが登場していない場面」も、しっかり面白い辺りが、本作が傑作たる所以ですよね。
 後者に関しては特に重要であり「怪獣が出てこない場面でも面白い怪獣映画」と感じさせるのって、本当に凄い事なんじゃないでしょうか。
 世に怪獣映画は数あれど、その大半は「怪獣が出てくる場面は力が入っていて面白いけど、出てこない場面は退屈」って品だったりしますからね。
 本作に関してはゴジラを「原爆の象徴」「戦争の恐怖を思い出させる存在」として描いたのが大正解であり「ゴジラに怯える人々」や「何とかしてゴジラに対処しようとする人々」を描いた人間パートも抜群に面白いというのが、怪獣映画の歴史の中でも画期的な部分だったように思えます。
 空襲の記憶が鮮明な時期に撮影されたがゆえに、逃げ惑う人々の演技にリアリティが有るって点も「怪獣」という突飛な存在に実在感を与えているし、ゴジラの襲来によって「井戸が使えなくなる」という描写にも、恐ろしさを感じましたね。
 後々のゴジラ映画とは異なり、ゴジラの熱線が「熱い」というより「冷たい」印象を受ける音であった点も、非常に印象深いです。

 その他、ゴジラの存在を公表すべきと主張する「強い女性」的なキャラクターが登場しているのも興味深いとか、劇中に「美女とゴジラ」という看板があるのは、キングコングへのオマージュな気がするとか、語りたい事柄は沢山有るのですが……

 やっぱり、この映画の一番の語り所と言えばもう、芹沢博士の最期を措いて他に無いです。
 別れ際、かつての婚約者と、その恋人に掛ける「幸福に暮らせよ」という台詞も悲しいし、単なる自己犠牲の美しさだけでなく「芹沢博士は、人間を信じられなかった。だから禁断の新兵器もろとも自分も死ぬ道を選んだ」という哀愁も描いているのが、たまらないんですよね。
 彼はゴジラに勝利した英雄であると同時に、人類に絶望して自殺した敗北者でもある。
 この構図は実に悲劇的だし、それほどに人間を信じられなかった彼が、それでも愛していた女性と、その恋人に対しては「幸福に暮らして欲しい」と願って死んでいった事にも、切なさを感じます。

 ゴジラを倒した後、マスコミが嬉しそうに伝える「この感激、この喜び、ついに勝ちました!」「若い世紀の科学者、芹沢博士は遂に勝ったのであります」という言葉に、なんと空しい勝利なんだと思える辺りも、皮肉な味わいが有って好きですね。
 ゴジラの保護を訴えていた山根先生が「もし水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類が、また世界のどこかに……」と教訓的な台詞を吐き、敬礼で終わるラストシーンも、勿論良いんだけど……
 自分としては、マスコミの白々しい「勝利宣言」に合わせる形で、人々が敬礼を行う場面で終わっていたとしても、それはそれで名作に仕上がっていたんじゃないかって、そんな風に思えました。
ゆきさん [インターネット(邦画)] 9点(2024-11-13 15:00:17)
👍 2
4.期せずしてBSで放映されたのを見つけ他の予定を切り上げて鑑賞。残念ながらリアタイでは観ておらず、前回鑑賞は恐らくNHKで初放映された時だったのではないかと。どういう形であれその後はキチンと全編通して鑑賞してはおらず、とすれば57年ぶりの鑑賞ということになります。

なので只管に懐かしい。されど懐古趣味に留まることなくグイグイと画面に惹き込まれる魅力。流石に台詞回しや役者さんの演技には時代を感じるものの、他は全て古さを感じることなくCGやVFX等々全開の近年のモンスターものやデザスターものにまるで引けを取らない素晴らしさ。70年の歳月を経た現代に至るまで絶賛され続けていることに異論なしです。

その後に続く様々な怪獣ものをリアタイで親しんだ身としては、それらの作品や怪獣を否定することは決してありませんが、矢張り本作は間違いなく金字塔。現代の視点等々に照らし合わせれば「?」な点も多々あるとは思います。しかし、70年前に製作されたことを鑑みれば全ての疑義は単なる野暮。満点を献上させていただきます。

ちなみに、宝田さんのとんでもないカッコよさ、河内さんの眩しいまでの可憐さ、それだけ観ていても本作は満足極まりない作品と思うところです。
タコ太(ぺいぺい)さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2024-11-14 16:56:54)
👍 1
3.やけに評価が高いと思ったら、これってただの怪獣映画ではなくて、反戦反核を謳っているからなのがよく分かった。
ストーリーも古さを感じさせるものの、かなり良くできていていた。
でも、肝心のゴジラは着ぐるみだし、東京の街を破壊するシーンは当時はすごい迫力だったのだろうけど、現代ではなかなか伝わらない。
一度は見ておいて損はないと感じた。
mhiroさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-11-28 22:36:08)
2.ネタバレ 良かった、感動した。
私は「シン・ゴジラ」「ゴジラ-1.0」には1点を付けた。
それぞれ映像、音楽、構成、見事な出来栄えだが心に響くものはほとんど無かった。
本作はゴジラ襲来、攻撃シーンなど陳腐だったがストーリーは共感した。
特に芹沢がオキシジェン・デストロイヤーの生成方法を「資料を廃棄しても自分が生きている限り悪用される恐れがある」と考え自ら命綱を切る終盤は見ごたえがあった。
やはり映画は内容。
yoroshikuさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2024-12-25 12:02:24)
1.「好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧」で9.5点と高得点、うーん、1956年の特撮作品か~と思いながら視聴

もう1956年の特撮作品なので、全然だめでした

「特撮」のすべてが映画をしらけさせる
そもそも設定がばかばかしい

1950年代の特撮映画を70年後も見るに値するはずないですよね


しかしまあ70年前の映画にしては、見るに値するといえるかな・・・

小説とか絵画とかと違って、映画って時代の波を超えていけないですからね
みんな嫌いさん [インターネット(邦画)] 0点(2025-04-06 23:25:47)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 188人
平均点数 8.17点
010.53%
110.53%
200.00%
310.53%
442.13%
594.79%
62111.17%
72010.64%
83418.09%
93719.68%
106031.91%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.23点 Review17人
2 ストーリー評価 8.56点 Review25人
3 鑑賞後の後味 8.59点 Review22人
4 音楽評価 9.27点 Review33人
5 感泣評価 7.76点 Review17人

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