映画『マイ・ブラザー(2009)』の口コミ・レビュー

マイ・ブラザー(2009)

[マイブラザー]
BROTHERS
2009年上映時間:104分
平均点:6.89 / 10(Review 37人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-06-04)
公開終了日(2011-02-02)
ドラマ戦争ものリメイク
新規登録(2010-02-12)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-09-25)【イニシャルK】さん
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監督ジム・シェリダン
キャストジェイク・ギレンホール(男優)トミー・ケイヒル
ナタリー・ポートマン(女優)グレース・ケイヒル
トビー・マグワイア(男優)サム・ケイヒル大尉
クリフトン・コリンズ・Jr(男優)カヴァゾス少佐
ベイリー・マディソン(女優)イザベル・ケイヒル
サム・シェパード(男優)ハンク・ケイヒル
メア・ウィニンガム(女優)エルシー・ケイヒル
テイラー・ギア(女優)マギー・ケイヒル
パトリック・フリューガー(男優)ジョー・ウィリス二等兵
ジェニー・ウェイド(女優)ティナ
キャリー・マリガン(女優)キャシー・ウィリス
ルース・レインズ(男優)「鼻」のバーの経営者
イーサン・サプリー(男優)スウィーニー
高橋広樹トミー・ケイヒル(日本語吹き替え版)
高橋理恵子グレース・ケイヒル(日本語吹き替え版)
土田大サム・ケイヒル大尉(日本語吹き替え版)
三宅健太カヴァゾス少佐(日本語吹き替え版)
諸星すみれイザベル・ケイヒル(日本語吹き替え版)
小島敏彦ハンク・ケイヒル(日本語吹き替え版)
釘宮理恵マギー・ケイヒル(日本語吹き替え版)
武田幸史(日本語吹き替え版)
脚本デヴィッド・ベニオフ
スサンネ・ビア(オリジナル脚本)
アナス・トーマス・イェンセン(オリジナル脚本)
音楽トーマス・ニューマン
作詞ボノ"Winter"
主題歌U2"Winter"
挿入曲U2"Bad"
撮影フレデリック・エルムズ
製作シガージョン・サイヴァッツォン
マイケル・デ・ルカ
ライアン・カヴァナー
製作総指揮タッカー・トゥーリー
配給ギャガ・コミュニケーションズ
美術トニー・ファニング(プロダクション・デザイン)
編集ジェイ・キャシディ
録音スキップ・リーヴセイ
その他クリストファー・クリコウスキー(ポスト・プロダクション・スーパーバイザー)
ビル・バダラート(プロダクション・マネージャー)
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💬口コミ一覧

37.ネタバレ 『告発のとき』という映画を思い出しました。そちらも戦場へ派遣された兵士の帰国後の姿を描いたものなのですが、インパクトはその映画と同じくらいありました。ちなみにそちらの点数は10点を付けています。

どちらにも言えることとして、戦争を知らない世代の人間に生まれた私には、知らないからこそ深く頭で考えさせられる内容でした。しかもこちらの映画のほうは、一緒に捕虜になった部下を自らの手で撲殺してしまったという内容・・・。帰国してから自分に浴びせられる賞賛にさらに苦しめられるという意味では『告発のとき』より重い映画なのかもしれないと思いました。自分が部下を殺したんだという事実がどれほど重く、またそれを誰かに告白することで彼がどれほど救われたのかということがとても伝わってくるストーリーでした。
そんな話なのに尺は意外と短く、すっきりまとめられた話だなという驚きもありました。すごい。製作側グッジョブ!!と心の中で賞賛。

ジェイク・ギレンホールさんの認識も改めさせられた。正直ギレンホール姉弟は二人とも俳優・女優だがどっちも好きではなかった。ジェイクさんのほうはヒョロっとか、なよっとした印象が好きではなかった。なのに今回、「こんなにたくましかったのか!?」と思うほど男らしい姿や人間くさい一面を見せてくれて、彼の役者としての底の深さ、演技の多様さにただただ感心させられました。ジェイクさん、今までの間違った認識をお詫びさせて頂きます。
ナタリー・ポートマンさんも『レオン』以降も色んな作品でお目にかかってますがそれでも幼い印象が強かったのに、この作品ではもう完璧に人妻。はっきり言って魅力ありました!!ちょっと「美しい」とか「良い女だ」とか周りが言い過ぎで作ってる感じがもったいなかったですが。綺麗でしたけどねw

TANTOさん [DVD(字幕)] 10点(2011-05-10 23:58:34)
👍 2
36.ただただ、号泣!!
iso777さん [映画館(字幕)] 9点(2010-06-13 17:13:43)
35.ネタバレ 押し付け憲法だろうが何だろうが、第九条と日米同盟のおかげで戦争しなくて済んでるのが、いかに有り難いかってことが再認識される。一方でそれは、こういう戦争被害者を輸出していることになっていると言えるのかも知れない。
 自らの意思で人を殺すのと、人に命じられて殺すのには、やはり大きな違いがある。正義感が強く、軍に理想を抱いて入隊した人間ほど、それが起こってしまってから 苦しむのだろう。アメリカ映画には こういう帰還軍人の苦悩を描く映画も多いが、それだけ苦しんでいる人が多く、社会問題となっているのが背景と思われる。日本は戦争が遠くなりすぎて、こういう映画は作りにくいよなあ。作ったとしても、反響にぶそう。
 ギレンホールもマグワイヤも役に合っているし、いい演技だと思う。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-10-07 11:34:15)
34.ネタバレ 「ディアハンター」でのロシアンルーレットシーンに比するような、小心者の自分には正直シンドイ場面もあったんですが「戦争後遺症」ものとしてはなかなか良く出来ていると思います。若手実力派3人がいづれも適役適演。両親や子供たちも含めた各々の感情の揺れ動きが実に巧みに描かれていました。僕くらいのトウの立った年代だと、ジェイクとトビーなんて、ほぼ同年代くらいじゃないかと思ってたんですが、実年齢もトビーの方がずっと上だったんですね・・・。トビーがいつまでも童顔だから、その辺がなんだかもやもやとしてる(笑)
放浪紳士チャーリーさん [地上波(吹替)] 8点(2013-12-14 23:27:57)
33.別人のようになって戻ってきたトビー・マグワイアの演技に引き込まれる。あの表情は忘れられない。日本の俳優でこの顔を作れる人が何人いるだろうかと考えてしまった。アメリカの俳優の層の厚さ、能力の底力・幅の広さを改めて思い知らされた。トビーと子役の熱演に8点!
レイブンのかなづちさん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-22 18:01:58)
32.予告に惚れた。そして、とにかくトビーが見たかった。ここんところ、スパイダーマンのシリーズ化のせいで拘束されていたせいか 他のシリアス作品ではあまり目にする事が出来なかったトビー・マグワイア。勿体無いよ クモ男ばっかに囚われてちゃ。今回、シービスケットの時以来、久々にトビー・マグワイアを堪能させてもらったような気がした 良かった。(自分、スパイダーマンは嫌いだから観ないって決めてるの。というか、キルスティン・●ンストが嫌いなの。 ← 注意:●の中、パではないよ )
3737さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-19 18:20:16)
31.オリジナルのデンマーク版が良かったので軽く、ついでのつもりで拝見したんですが正直なところハリウッド作では原作の味は出せないだろうと思いましたが何の何の良いほうに見事に裏切られました。オリジナルがアナログとするならば本作はデジタル修正したかのような鮮明さが感じられるほどの出来栄えです。
白い男さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-11-08 22:59:56)
30.ネタバレ 名画座で『ハート・ロッカー』に続いて観ました。『ハート・ロッカー』では現代の戦場で仕事をする(銃を持って戦う・爆弾処理を行う)兵士の姿を見、本作では、アフガニスタンからの帰りを待つ家族の姿を追体験することができます。大人三人の熱演も見ものですが、注目すべきは長女。帰還した父への違和感、目線やしぐさで表現される言葉以前の微妙なニュアンスによる表現がずば抜けて素晴らしく、この長女なしに本作は成り立たないと思えるほどです。命を奪うことにより深く心の傷を負ったトビー・マグワイアの姿から 、兵士という職業は人を殺す覚悟が必要であり、生きて戦場から帰るためには躊躇があってはならないことが伺え知れます。ある命を奪うことで別の命を守る、ということが前提の職業であることを今更ながらに痛感させられました。何度も言って恐縮ですが、この二本立てプログラムは素晴らしかったです。都合4時間ほどの疑似体験ですが、戦争の本質をイヤというほど思い知らされました。パルシネマさんに感謝。
さめがいさん [映画館(字幕)] 8点(2010-12-26 23:20:21)
29.ネタバレ 一言で言えば「喜怒哀楽」。戦争帰還兵とその家族の不安定な心と、それに伴う不安定な生活。家族との再会を喜び、平和な生活を楽しもうとするが、家族の言動に苛立ち、嫉妬し、英雄と讃えられることに抗う。悲惨な体験を思い出しては悲しみ、自分のやってしまったことを苛める。もの凄く不安定だ。その不安定な心を表現した役者達がまた良い。特にスパイダーな肉体を捨てたトビーの演技は鬼気迫る。凄い役者になってきたなという印象。そして長女役の子の演技には泣かされた。この子はホントに凄い。食器棚をぶち壊すシーンをTVで見てしまっていたので、それ以上の暴れるシーンがあまり無く、ちょっとだけ期待はずれだったが。主人公サムと家族達が元の生活を取り戻すことを願う。サムが立ち直り(立ち直るという言葉がこの場合適切か分からないが)、せめて自分の喜怒哀楽をコントロール出来るような、以前の彼に近づいてくれることを願う。
ちゃかさん [映画館(字幕)] 8点(2010-06-24 17:46:32)
👍 1
28.ネタバレ 戦争で地獄を観て、人が変わったって流れのストーリーは「ディア・ハンター」を思い起こされる。「マイ・ブラザー」では、家族との関わり方において、変貌してしまった男の苦悩を見させられる。
序盤は弟(ジェイク・ギレンホール)の方も親に比較されて厳しいこと言われたりとそれなりに描かれていたのだが、後半はお兄ちゃん(トビー・マグワイア)の苦悩ばかりで、
弟の事はあまり描かれてなかったのが残念。
兄弟愛の物語のようなタイトルではあるが、戦争で負った個人的で物凄く深い心の傷を持つ一人の男の物語になっていた。
弟の想いを最後まで描いて欲しかったところでもある。
もっとも、一人の男の物語としてみれば申し分なく、繊細で上質な映画で、トビー・マグワイアと子役のお姉ちゃんの演技は鬼気迫っていた。
すべからさん [映画館(字幕)] 8点(2010-06-24 14:32:49)
👍 1
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27.ネタバレ 最近ディズニー+に加入したのでどちらかと言うと楽しい系の作品ばかりを観ている、その中でスターウォーズ繋がりでナタリー出演てことで観ました。
言っては悪いけど目新しさは無くベタなストーリーだ。意外性の様なものは皆無だし概ね予想の範疇を超えることは無い。
普遍的と言うと少しずれるかもしれないけどその様な物を感じた。僕の中で捉えどころか少しずつ変わっているのかもしれない。
帰還兵、軍人の自殺率がかなり高いと聞きますが戻ってきた時の平和とのギャップが処理しきれないのではないでしょうか?

キャストでもたせるてるのは間違いないかなと思います。どうやらリメイク作品の様ですね元作品もみてみたいです。
ディズニー加入しちゃったんでMCUやSWばかり見てて偏りが酷いので、落差も評価アップにつながったように思います。こりほぐしは大事だなと思いました。

本作はマイブラザー、原題もブラザーズ。。。少し違和感ありますね。ミスリードを狙ってる訳でも無さそうだし

全然関係ない話
ナタリーは相変わらず綺麗な人ですね、この後MCUで観そうだし、なんちゃって強化月間で他も観てみようと調べたら
「ちょっと待てい」ボタンを押した。
「高慢と偏見とゾンビ (2016年)」なにこれ?なんでゾンビが?出演してないけど制作に携わってます。知的なイメージ合ったけどそういう面もあるんですね。アホな邦題だと思ったんだけど原題を直訳しただけでした。気になる僕的次回作に躍り出てきました。
ないとれいんさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-09-04 10:26:29)
26.想像を絶する体験から心が壊れてしまう展開、弟と兄夫婦そして子供たちの心情と葛藤、それぞれに共感できる映画でした。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-30 20:42:56)
25.ネタバレ 米帰還兵の年間自殺は8000人だそうで結構な数字。かなり過酷なのだろうとは思うが、旧日本軍の場合はどうだったのだろう。もう死ぬものだと覚悟していたのが戦争終わってホッとして家に帰れるぞ!という希望の違いだろうか。本作は米帰還兵のトラウマものとも言えるし、キャストアウェイのような死んだと思ってた人間が帰ってきた系ドタバタドラマともとれるし、親子夫婦兄弟姉妹の家族のドラマともとれるし、ちょっと要素がテンコ盛過ぎるのに短時間でアッサリ終わってしまったなという気はする。相手が弟じゃなく、アカの他人だったら許せるのだろうか?妻を愛するが故に家に帰りたい。だから部下を殺したというやるせなさとトラウマで、やはり怒りや葛藤は収まらないのか?等々いろいろと考えさせられる作品ではある。背負った心の傷は家族愛などでは簡単には癒せない難しさも感じた。娘にあんな事言われちゃちょっとキツイよな。兄弟葛藤に加えて、姉妹葛藤も絡んでるし。
東京50km圏道路地図さん [地上波(吹替)] 7点(2014-08-01 12:10:02)
24.ネタバレ ラストあたりまでよかったのにラストでえ?それで終わり?って部分があるなぁ。
弟と子供達の絆が回復してない段階での終わりはちょっと消化不足だなぁ。でもテーマとかはいいです。
とまさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-24 13:54:55)
23.ネタバレ 丁寧に描かれていて良かっただけに中途半端な終わり方で残念。ホントに大事な部分はその後の展開だと思うのですが。子供に与えたであろう心の傷の行方についてもおざなりで、ただインパクトを残すだけの終わらせ方で納得できなかったです。出演陣に関してはほぼ完璧でしたね、トビーも良かったですが、それ以上に娘の方が戦場から帰ってきたんじゃないかというような感じで苦笑。
映画大好きっ子さん [DVD(字幕)] 7点(2012-11-22 15:38:13)
22.ネタバレ 戦場で捕虜となり収容所で苦しむ優秀な兄と故郷の街で安らぐ落ちこぼれの弟。対照的な生活を同時進行で映し出し、兄はその後遺症で卑屈になり弟は愛を知り優しくなっていきます。対極にいて決して交わることの無い兄弟2人の位置関係が面白く重いですね。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 7点(2012-01-20 00:37:35)
21.ネタバレ 兄の死後、弟がその代わりとなって家族を支えるシークエンスは、自然でとても良い。
役者も皆、良い芝居をしているし(特に子役がスゴイ)、全体的には大変良作だと思うのだけれど、テーマが家族愛なのか、兄弟愛なのか戦場の罪なのか、ややわかりにくいため散漫な印象が残る。
ラストでナタリー・ポートマンが夫の秘密を聞き出すのは、夫と共に向き合おうと決意した、という希望への暗示なのだと思いたい。
この想像を超えた過酷な運命に家族が立ち向かうことができるのか…、その先の物語の方が興味深い。
poppoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-18 20:01:10)
20.サム帰還後のドラマが薄すぎるため映画全体のバランスはイマイチであり、売れっ子俳優のスケジュール調整を優先して脚本を練り上げる時間がなかったような印象を受けましたが、それでも俳優陣の演技力と監督の演出力によって水準以上の作品には仕上がっています。とにかくこの映画、「気まずさ」の演出が実にお見事。夫の死という悲しみを乗り越えて新たな生活を開始した矢先に、すっかり別人となった夫が帰還してくる。誰も口には出さないが、どの顔にも「死んでいてくれた方がよかったのに」と書いてあるわけです。そんな思いを必死に隠そうとする家族と、自分は邪魔者になったことに薄々気づきながらも、なんとか元の場所に戻ろうとする夫。両者の間に流れる居心地悪い空気の表現が実に見事で、見ている私までが胃の痛むような感覚を覚えました。また、本作は帰還兵の物語であると同時に兄弟の物語でもあるのですが、こちらの面でも見応えがあります。親の期待に応えようと必死で努力する上の子供に対し、甘ったれてはいるが家族の愛情を一身に受ける下の子供。単純な家族愛の話に終わらせず、愛憎入り混じる兄弟の関係をドラマに織り込んだことで映画全体に深みが出たし、物語をより一般化することに成功しています。「ディアハンター」や「父親たちの星条旗」、果ては「パールハーバー」とも類似した内容の本作ですが、兄弟の愛憎関係を軸にしたことで独自のポジションを築くことに成功しています。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 7点(2011-09-14 00:55:06)
19.ネタバレ 本人たちが意図せぬ事を原因として、翻弄され揺らぐ家庭という関係図を好んで撮るジム・ジェリダン監督の新作。
この作品に置いて、不謹慎だけど最大のカタルシスを抱けるのは、子どもの感情が爆発する瞬間にあったと思う。
子どもの見ている目線が最も観客の立ち位置に近く、まさに三人の人物たちが触れ合い、ぶつかり合う摩擦熱を子どもを通して直に感じたような気になる。
父を失うも、父の弟を実の父のように思えるようになったころ、豹変した父が生還するが、まったく快く思わない心情の変化。
まさに観客の立ち位置と重なってくる。
当事者だけど、一歩離れた位置にいる感覚は、まさに観客のそれである。
話を元に戻して、子どもが豹変した父に向けて「二人はセックスした」と言い放った瞬間、家庭の秩序が完全に崩れた。
生きて帰ってきた事を絶望する瞬間、兄弟の絆が喪失した瞬間、偽りの名の下に愛がすでにそこにないことを証明してしまった瞬間。
子どもの意図的な失言は、意図した通りか否かはわからないが、簡単に修復できないところまで関係性を崩してしまった。
絶望の予感に胸を締め付けられ、そこからの修復、復活へのカタルシスに期待を寄せずにはいられなかった。
しかしながら結末は、そのプロセスの過程で終わりを迎える。
例えるなら、下り坂を転がり落ちて、そこからまた登ろうと顔をあげたその瞬間に終わる。
しばしば映画では、その後は想像にお任せします、で終わることもあるけれど、流石にこの作品に関しては想像の範囲が広すぎて困ってしまう。
あそこで終わるなら、今後彼がすべきである、子どもとの関係性と兄弟の関係性の回復、彼自身の心の修復と再生、夫婦の絆の再確認、そして三人の関係性の再構築の5点を、観客が想像できるように、ある程度の説明、ないしは道しるべになるようなヒントを描いてから終わって欲しかった。
もう一本映画が撮れそうな材料を残し、もっと観せて欲しい、という願望が心にふわふわと残されるのは、流石に後味が悪い。

ただ、主演三人を含め、キャストの芝居が魅力的で、とくに「父の祈りを」を彷彿とさせるシリアスな芝居は大変見応えあった。
ボビーさん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-13 12:54:58)
18.ネタバレ 残された妻が再婚していたりする話はよくあるパターンで、この映画も戦争の後遺症を扱ったよくあると言えばよくあるストーリーですね。淡々した悲劇ですが、一線を越えなかった妻と弟とラストにみえる希望に救われる映画です。
東京ロッキーさん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-03 15:22:00)
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マーク説明
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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 37人
平均点数 6.89点
000.00%
100.00%
200.00%
312.70%
400.00%
512.70%
61129.73%
71437.84%
8821.62%
912.70%
1012.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 3.50点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

【ゴールデングローブ賞 情報】

2009年 67回
主演男優賞(ドラマ部門)トビー・マグワイア候補(ノミネート) 
主題歌賞ボノ候補(ノミネート)"Winter"

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