映画『パレード(2010)』の口コミ・レビュー(2ページ目)

パレード(2010)

[パレード]
parade
2010年上映時間:118分
平均点:6.00 / 10(Review 30人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-02-20)
ドラマサスペンスミステリー小説の映画化
新規登録(2010-03-06)【LORETTO】さん
タイトル情報更新(2024-10-31)【イニシャルK】さん
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監督行定勲
助監督増田伸弥
キャスト藤原竜也(男優)伊原直輝
香里奈(女優)相馬未来
貫地谷しほり(女優)大河内琴美
林遣都(男優)小窪サトル
小出恵介(男優)杉本良介
竹財輝之助(男優)
野波麻帆(女優)
中村ゆり(女優)
キムラ緑子(女優)
石橋蓮司(男優)
正名僕蔵(男優)占い師
桃瀬美咲(女優)
森崎ウィン(男優)
原作吉田修一「パレード」(幻冬舎刊)
脚本行定勲
音楽朝本浩文
津島玄一(音楽プロデューサー)
撮影福本淳
製作WOWOW(「パレード」製作委員会)
ショウゲート(「パレード」製作委員会)
キングレコード(「パレード」製作委員会)
ハピネット・ピクチャーズ(「パレード」製作委員会)
制作ホリプロ
配給ショウゲート
美術山口修
大庭信正(装飾)
編集今井剛
録音伊藤裕規
照明市川徳充
あらすじ
マンションの一室でルームシェアをしている若者たち。彼らは、自分たちの暮らす部屋を「ネットの掲示板やチャットのようなもの」だと言う。
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💬口コミ一覧

10.マンションに男女4人で共同生活。一見親密そうに見えますが、『この場所を荒らすような厄介な問題を持ち込まない』という暗黙のルールが成り立っているのでお互いに一歩引いたアンバランスで奇妙な関係が築き上げられています。これは現代の若者の人間関係を描いていて、共感してしまった人は“危ない”らしいです。どうやら私は…“危ない”らしい…
nyarameroさん [DVD(邦画)] 7点(2012-05-07 10:52:00)
9.苦手な藤原竜也さんが私に初めて見せた普通の演技。『下妻物語』の深キョンのヤンキー演技くらい意外でビックリした。お話もなかなかでしたよ。
movie海馬さん [地上波(邦画)] 6点(2012-07-18 01:08:36)
8.人付き合いは現代の付き合い方をうまく描けているけど、結論に至る過程が断面的でダラダラした感じを受けた。
たこちゅうさん [DVD(邦画)] 5点(2012-11-28 19:00:26)
7.ネタバレ うーん、これはちょっと残念な映画だなー。僕は吉田修一の原作本の大ファンだから、ここまで忠実に映像化してくれた監督の手腕には敬意を表するのだけど、一つだけ(そしてもっとも重要な部分が)原作の意図から離れてしまっていると思う。それはリビングの〝暗さ〟。あの原作が表したかったことって、あの同居人たちが誰もが心に鬱屈したものを感じながら、それでもリビングに集まればみんな何事もなかったかのようにまるでアメリカのホームドラマのように明るく振舞うという、ネット上のSNSや掲示板のある種のメタファーのようなものだと個人的に思っているので、やっぱりリビングはもっとやり過ぎなくらい明るく撮って欲しかった。そうしたらあのラストシーンが(原作と同じように)もっと映えたはずなのに。残念。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 5点(2013-05-03 15:06:49)
👍 1
6.ネタバレ 雰囲気は良かった。でも、みんな伊原がやったことだと気づいているってエンディングと中盤でのサトルが犯人かも?っていう疑いのやりとりがなんだか不整合でしっくりこない。いまいちピンとこない作品でした。
フラミンゴさん [DVD(邦画)] 5点(2013-07-29 05:39:50)
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5.演出に7点。非常に息苦しくて不快な映画でした。私はそれなりにこれまでの人間関係に満足しています。人間関係に対する嫌なイメージを膨らませるのはやめて下さい。迷惑です。
エウロパさん [DVD(邦画)] 7点(2013-08-17 12:55:46)
4.ネタバレ 結末に納得のいくような伏線もないためなんとも煮え切らない感じ。世にも奇妙な物語的なフェイドアウトで終わるため最後にタモリが出てくればおおそういうことか(どういうことだ)と無理矢理納得できた気もする。これは藤原竜也以外の人物はみんな空想の人物なのではと深読みしてしまいたくなります。まあ結末には納得いかないですが、出てる俳優陣は粒ぞろいなので安心して見れましたし落ち着いた雰囲気で楽しく見れたので満足です。
映画大好きっ子さん [DVD(邦画)] 8点(2014-04-07 23:33:21)
3.冒頭で2度も通り魔事件のニュースが流れたから、この中に犯人がいるのは容易にわかる。でも、特別な伏線もなく、意味のないサブストーリーが多いので、見ていて正直ダルい。
クロエさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-12-26 04:12:35)
2.ネタバレ  これは久々に「怖い」と思わされた映画です。

 正直に言うと、終盤までは退屈で仕方ない。
 夜の遊園地にて、女性が子供時代のトラウマを語るシーンの演出なんかはベタベタで、話の途中で相手の男が目を瞑っているのに気が付き「何だ、寝ちゃったのか」と呟く件なんて、もう観ているコッチが恥ずかしくなるくらい。
 だた、このシーンにて「途中で寝ちゃった」はずの男性が、そっと目を開き、寝た振りをしていた事が明かされるのですよね。
 (出会って間もないのに、いきなりヘビーな話されて困ったから、聞かなかった事にしたのかな……)と、軽く受け流していたのですが、まさかそれがラストの伏線とは、恐れ入りました。

 連続通り魔の犯人が、ルームシェアしている若者達四人の中にいる事は、大体予見出来る範囲内だと思います。
 その正体が、藤原竜也演じる直輝であったという点についても「一人だけ夜中に出歩いていて、アリバイが無い」という事を鑑みれば、意外とは言えない。
 衝撃的な犯行シーンに差し掛かっても、観客であるこちらとしては(まぁ、そうだろうなぁ)という感じで、然程驚きは無かったのですが、そんな風に心が緩んだ隙を突くようにして、映画は「本当に怖い」ラストシーンに流れ込むのです。

 偶々犯行を目撃してしまった、新たな入居者のサトル。
 諦めきった表情で「警察に突き出される事」「自分を慕っていた同居人の皆にも犯行がバレてしまう事」を覚悟する直輝に対し、サトルは事も無げに、こう言い放ってみせる。
「もう、みんな知ってんじゃないの?」
 この一言にはもう、完全に直輝と心境がシンクロしてしまって、心底から吃驚。
 そして、何故知っているのに止めなかったのか、その理由が既に作中で明かされていた事に気付いて、二度驚く訳です。

 恐らく彼らは「重い話を聞く事」が「面倒臭い」のだと思います。
 だからトラウマを抱えた女性を相手にしても、寝た振りをしてやり過ごす。
 同情したり、慰めたり、励ましたり、怒ったり、一緒に泣いてみせたりするのは、疲れるし、やりたくない。
 同居人が殺人犯じゃないかと勘付いても、それが確定してしまったら面倒なので、踏み込まない。
 観客が知りたいと願う「犯行の動機」に関しても、一切詮索したりはしない。
 自分にとって「都合の良い人物」「皆の頼れる最年長者」でありさえすればいいという、怠惰な利己主義。
 作中で長い時間を掛けて、彼らは「問題を抱えているけど、基本的には良い奴ら」として描かれていただけに、その衝撃は凄かったですね。

 そんな人間関係の中で、直輝だけが一方的に「重い話を打ち明けられる事」が多い。
 しかし、直輝にとっての悩みである「自分が殺人犯である事」は、誰にも打ち明けられない。
 信頼出来る人格者として扱われている為、仲間から打ち明けられた秘密を、他の仲間に話す事も無い。
 あまりにも便利な相談役。
 だからこそ、他の住人にとっては直輝が必要だったのでしょう。

 ラストシーンにて、泣き崩れる直輝に「皆で旅行に出掛けよう」と誘う一同の、冷たい表情。
 そこからは、親しみに見せかけた究極の無関心というか「大切なのはアンタがどういう人間なのかじゃなくて、アンタが私の仲間として役に立ってくれるかどうかだ」という要求が窺い知れて、本当に背筋が寒くなりました。
 日常にて何気なく使われる「空気を読めよ」という言葉なんかも、本質的には彼らの要求と同じではないかと思えたりして、何ともやりきれない。

 全編に亘って楽しめる内容とは言い難いのですが、とにかくラストの衝撃に関しては、折り紙付き。
 こういった事が起こり得るからこそ、途中まで退屈な映画でも、最後まで諦めずに観なきゃいけないんだな……と、再確認させてくれました。
ゆきさん [DVD(邦画)] 6点(2016-07-03 07:34:31)
👍 1
1.ネタバレ  そもそも群像劇は好きじゃないんです。じゃあ見るなよって話ですが、予備知識無しで見たものですから、見るまで知らなかったのです。
 1人1人のエピソードの紹介。それがつながってゆくのかと思いきや、そうでもない。みんなそれぞれ全く違う人生。でも同じ部屋に住んでいる。同じ部屋という共通項のみで世界が交わっている。その感覚だけは共有できた気がします。
 一番のサプライズは、やはり直輝。5人のなかで最も安定した職業に就き、最も頼りになる存在。そんな彼が最も深い闇を抱えていたという事実。ですが観ている私たちに衝撃を与えたのはそこではありません。直輝が通り魔殺人をしているってことを、他の住人がなんとなく知っていたという事実。泣き崩れる直輝に対し、なぜ泣いているのかを誰も聞かない。なぜなら直輝が泣いている理由をみんな知っているから。未来の『直輝、あんたも伊豆行くでしょ。』の台詞と4人の視線には戦慄が走ります。
 あんたがどんな闇を抱えていようが、こっちの世界には関係ない。ここはチャットルームであり掲示板だからと。舞台は現実でもその中身は匿名性の高い仮想空間なんでしょうか。
 直輝はもはや勝手にパレードを抜けることは許されないのかもしれません。残りのメンバーにはパレードを抜ける自由があるが、直輝にはその自由が存在しないように感じられました。それって警察に捕まることより恐ろしいことなんじゃないでしょうか。
 いや、冷静に考えれば直輝の通り魔を黙認しながら普通の生活送ったり、直輝に人生相談している事実が一番怖えーよ。
たきたてさん [DVD(邦画)] 5点(2021-06-03 02:07:24)
👍 1
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
326.67%
426.67%
5516.67%
61033.33%
7723.33%
8413.33%
900.00%
1000.00%

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