映画『SR サイタマノラッパー』の口コミ・レビュー(2ページ目)

SR サイタマノラッパー

[エスアールサイタマノラッパー]
8000 Miles/SR: Saitama Rappers
2008年上映時間:80分
平均点:6.04 / 10(Review 27人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-03-14)
ドラマシリーズもの青春もの音楽もの
新規登録(2010-06-20)【8bit】さん
タイトル情報更新(2023-08-21)【イニシャルK】さん
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監督入江悠
キャスト駒木根隆介(男優)IKKU
みひろ(女優)小暮千夏
奥野瑛太(男優)MIGHTY
上鈴木伯周(男優)T.K.D
水澤紳吾(男優)TOM
脚本入江悠
音楽岩崎太整
プロデューサー入江悠
編集入江悠
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💬口コミ一覧

7.ネタバレ チープな作りに見える映画全体が、どうしようもなくチープな状況にもがく地方都市の若者の焦りをそのまま表現していました。
「市民との集い」でラップを披露するシーンの微妙な空気。誰も口にしないが下手くそなことは明らか。歯に衣を着せた発言しかしない大人たちの質問が、言外に彼らを否定している。主人公がラップのネタになるような「不条理」は無いかとラップ仲間に聞くシーンがある。近所の不良に殴られても、元AV女優に馬鹿にされても、それらは日常的すぎて彼には不条理と分析できないのである。
そんな愚鈍な主人公にも「怒り」はある。ラストシーンで主人公はその怒りを元ラップ仲間にぶつけ、彼を振り向かせました。そこで、ジ・エンド。約束されない希望を鮮烈に切り取ったラストカットでした。彼らを応援する気にはならないけれど、彼らの痛さが尾を引く作品でした。
サイタマの地方都市が舞台のようです。都会からの中途半端な距離感がそのまま閉塞感に直結しているような場所。その土地柄に対する愛着と悪意の両方が感じられました。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-08-26 16:14:25)
6.ネタバレ  劇場版かまってちゃんの監督作品と知って思わず借りました。最初はゆるい感じのコメディかな?と思って観てましたが、主役の太ったラッパーが夢を追う姿に感動し、次第に引き込まれていきました。安っぽい映像がより田舎で燻る若者達のリアルを際立たせていたと思いました。
 
 基本的に主人公はダメ人間なんですね。家では半ニートだし、不良にはからまれて負けるし、同級生にはバカにされるし、ラッパー仲間の中でさえも雑魚扱いされている。しかし、ラップにかける想いは誰よりも強く、だからこそ応援したくなった。ラスト、別れた仲間にもう1度夢を語り、帰ってこいと誘うラップのシーンは感動しました。ゆうばりファンタグランプリも納得の熱い映画ですね。
ヴレアさん [DVD(邦画)] 7点(2013-11-10 20:31:17)
5.ネタバレ 作り手の熱意は大変強く伝わったが、ストーリーは残念ながら心に余り響きませんでした。一番の理由は主人公一派が「中学生か!」と叱りつけたくなる程に幼稚なこと。別に夢を追うな!と言っている訳でなく、主人公の人生への考えが稚拙すぎて全く感情移入できず……。だって主人公たちは殆ど大して努力もせずにダラダラ日常を浪費してるだけなんだもの。中盤で市役所員にヒップホップを披露しますが、そこでヒップホップ文化に理解のない大人たちに"ヒップホップとは何か?"と力説もせず、ただスゴスゴと引き下がるだけ。これは舞台が若者文化に埼玉が不理解だからでは無いですよ。だってTHA BLUE HERBなんて北海道の札幌出身だけど「俺たちがヒップホップの第一線だ、東京モノは俺たちの後ろをついてきな!」って主張し続けていて、成功した今も札幌を拠点に活動している。そういう努力を全くしていないのだから主人公たちが夢から脱落していくのは当然なんです。真面目に音楽やるなら真面目にやれよ!っていうね。私も学生時代はジャンルは異なりますが(一般的にメジャーでは無い)音楽をやっていて、周りでプロになった人間も何人かいましたが、彼らはキチンと将来を見据えて自分を売り出したり、本場の音楽を求めてNYに渡ったり、尊敬する先生に師事したりしてましたよ。
ラストは主人公が料理屋で働いていて、かつての仲間とフリースタイルを繰り広げる。仲間は主人公に振り向いて映画は終わり、もう一度夢に挑戦していくことを示唆しますが、私からすれば彼が夢を今度こそ成功するビジョンが全く見えない。終盤までの主人公の姿に全く乗れなかったからかもしれません。
要所要所の緊張感を持続させた長回しや、主人公に容赦無く言葉のナイフを浴びせるみひろさんの演技、竹田先輩のトラックなどハッとさせられたシーンも多かったのですが。とにかく私にとっては主人公の姿勢にムカついてしまった映画でした。
民朗さん [DVD(邦画)] 4点(2013-11-24 00:35:32)
4.ネタバレ 長回しの多用はいいんですが、録音がちょっと雑じゃないかな。アテレコしてるみたいな感じで違和感があります。ただ、物語は素晴らしい!まず埼玉を舞台にしているというのがなんとも良い。もうちょっと手を伸ばせば東京なのに、埼玉でくすぶってる若者の閉塞感がビンビン伝わってきます。キャベツ畑の隣で夢を語っちゃったりなんかして、でも夢を実現するツテはないし、語ってる内容はスッカスカ。でも燃えたぎる情熱だけはあって、将来への仄かな希望を感じさせる。クライマックスの食堂でのフリースタイルはものすごく痛々しいんだけど、目を背けられないパワーがありますよ。自主制作ならではのパワーだと思います。主演の二人は俳優としてメジャーな仕事がドンドン増えるのかなーと思ったら、中途半端な映画ばっかりに出てますけど、スーパー・バッド童貞ウォーズで主演したマイケル・セラとジョナ・ヒル級の活躍を期待できます。
カニばさみさん [DVD(邦画)] 6点(2014-06-21 04:30:14)
3.ネタバレ い・・痛い、特に主役のイックは痛さ爆発である。キャラも痛けりゃ演出も演技も全てが痛い。でもこの痛さ、何かにかぶれたり情熱をもった者の中には理解できる人が必ずいるはず。冒頭からこの痛さが伝わってきて、目が離せなくなった。でもチープ感とダラダラした感じで退屈に感じる人がいるのもわかる。役所関係の大人たちを前にラップして、ドン引きの空気感、熱いライムとは全く関係ない大人たちの質問。痛いけど、ありえそうな面白さ。仕事もろくにせず、大した努力もせず、情熱だけが空回り、そして結局、何も起こせず、だがしかし、最後に残ったのは、やっぱり好きなラップだった。そのシーンですら、周りはドン引き、痛いまま、そこから、エンディングの曲に続く流れが最高だった。なんだろ、めちゃくちゃかっこつけてるんだけど、ずっとズボンのチャック全開、最後に至っては、ゴムが切れて、ズボンがずりさがる、しかし履いてたパンツがめちゃくちゃポップ、みたいな感じ。
なにわ君さん [DVD(邦画)] 7点(2015-07-30 21:41:07)
2.ネタバレ 序盤「やばい、ついていけんかもしれん」と思いましたが、これなかなか深い作品だと思いました。
HIPHOPよりも現代の田舎出身若者の「あるある」として観ると凄い刺さる描写が多くちょっと考えさせられた。
要するにやりたいことはあるけれど、都会で勝負する勇気がなく燻っている若者たちの話。

芝居も下手なんだけど、それが逆にリアリティな味を出してるし、これわざとやってるんだったら凄い作品。

みひろも素晴らしかった。まわりが下手だったからもしれないけど、こんなに芝居のできる娘だったのか、と感心しました正直。

旅先で名物グルメの店を探してたら、迷子になって腹が空きすぎて仕方なく入った定食屋のアジフライ定食が旨すぎたみたいな。

なんか変な例えですいません。でも、そんな感じの映画です。
バニーボーイさん [地上波(邦画)] 8点(2016-09-25 20:11:28)
1.タケダ先輩のことカラダ心配かっけーっすマジリスペクトっすお前らもっとちゃんとしろよ分かってんだろでも間違ってるってことも YO-YO- 。嫌いじゃない。
ちゃかさん [インターネット(邦画)] 5点(2024-02-08 18:45:11)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 6.04点
000.00%
113.70%
200.00%
300.00%
4414.81%
5622.22%
6311.11%
7933.33%
813.70%
9311.11%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

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