映画『キャタピラー』の口コミ・レビュー(2ページ目)

キャタピラー

[キャタピラー]
CATERPILLAR
2010年上映時間:84分
平均点:4.91 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-08-14)
ドラマ戦争もの
新規登録(2010-07-23)【8bit】さん
タイトル情報更新(2018-07-31)【イニシャルK】さん
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監督若松孝二
キャスト寺島しのぶ(女優)黒川シゲ子
大西信満(男優)黒川久蔵
河原さぶ(男優)村長
ARATA(男優)軍人
飯島大介(男優)司令部軍人
地曵豪(男優)
小倉一郎
編曲坂本龍一「死んだ女の子」
主題歌元ちとせ「死んだ女の子」
坂本龍一「死んだ女の子」(プロデュース)
特殊メイク中田彰輝
美術中田彰輝(造形スーパーバイザー)
衣装宮本まさ江
編集掛須秀一
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💬口コミ一覧

13.これまた随分と安っぽい映画だ、前作あさま山荘で3時間越えの映画を撮ったかと思うと今度は一転90分にも満たない映画。
前作でも前半部に文字を画面に多く使い、この監督、結構有名なのに安っぽいなぁと感じたがこの作品はもっといろんな事が気になった。
たしかに寺島しのぶや大西信満の演技には観るべきものがあるが、監督の一番見せたいものは毛穴が見えるほどの役者のドアップばかりじゃないだろう、役者はいろんな表情で感情を上手く表現しているが、あれだけ余韻無く次のシーンに移行されたら興醒めだ、前作があれだけ長かったのに何故?音響もイマイチだったし、独立プロダクションだとこれが限界なのだろうか、でもあれだけの役者を持ってきてるのだから製作側や監督の問題だと思う。
戦争に対する思いや、人を神と呼ぶ愚かさは理解できる、黒川シゲ子にとって敗戦とあのラストはハッピーエンドであろう皮肉は面白いが、最後に流れる歌詞付きの曲はそう思った自分にとっては違和感があった。
カーヴさん [映画館(邦画)] 5点(2010-08-21 13:44:50)
👍 1
12.ネタバレ うーん、若松監督作品をたくさん見てきた訳ではないが、描き方が中途半端な印象。戦場で四肢を失った夫を迎える妻、という設定自体は興味をそそるものだが、想定した範囲を超える描写はなかったように思う。戦争負傷者を「軍神」として讃え敬う当時の日本社会の滑稽なまでの「建前」と、パワーバランスが崩れた夫婦関係のありようは描けていると思うが、時折挿入される大本営発表や最後の原爆シーンなど、いずれも唐突な印象は否めない。学徒動員で学生服姿で野良仕事に励むシーンなども違和感を感じた。寺島しのぶの鬼気迫る演技だけが印象に残る作品。
田吾作さん [DVD(邦画)] 4点(2015-01-11 18:06:00)
11.鬼気迫る部分は見え隠れしたけどこいつはすげーとならない映画でした。もっとつっきってもよかった。
とまさん [映画館(邦画)] 4点(2014-10-05 08:52:23)
10.ネタバレ 本筋のストーリー、反戦のメッセージ、最後のED曲、三つが全然うまく絡んでなくて、結局何が言いたいのか分からなかった。設定と材料は申し分ないはずだし、もっとうまくやれなかったものか。扱うテーマに監督の腕が追いついてない印象。寺島しのぶの演技しか評価できない。
eurekaさん [DVD(邦画)] 4点(2011-08-22 02:18:48)
9.みなさんおっしゃられている通り、役者の演技には圧倒されるがそれ以上のものが何もない映画。東京大空襲や原爆などと絡めようとするものの監督が意図するメッセージとドラマがまるで噛み合っておらず、映画としては成功していないと思います。
ザ・チャンバラさん [DVD(邦画)] 4点(2011-05-22 02:51:05)
8.ネタバレ 私の感性は変なのだろうか。寺島はただぺろぺろ脱いでるだけでちっとも「演技」しているように見えないのだが。外人には自然体が受けたのかな。
【以下バレ】

とにかくセックスシーンが多すぎる。同じような構図で5回以上(不愉快なものを)見せつけられたのではなかろうか。しかも中学生による想像の域を出ていない映像ばかり。

話の進行は無である。途中で無理やり外へ連れ出すことで何か物語が始まるのかと思いきや、何も起こらず卵をぶつけて終わり。国家に命を捧げるということの残酷な現実面を写すと見せかけて、その実介護に追われる専業主婦の悲哀のみを表現しつつ、そのうち戦争が終わり、なんかほっとしました、よかったね、原爆の映像を見てほっとするなんて不謹慎だけど、でもサヨクのアイデンティティーって結局こういう個人的なものの鬱積だったのかもしんないなあ、そのことに気づいた僕ってちょっと偉いと思わない? なんてことが言いたいらしい映画。

見終えてなんだか不機嫌になった私は、はたしてひねくれてるんだろうか。
アンギラスさん [映画館(邦画)] 4点(2010-10-01 00:50:25)
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7.ネタバレ 寺島しのぶさんの鬼気迫る演技は圧巻です。しかし、脚本がそれに追いついていない印象を受けました。
反戦映画として、戦争の悲惨さを訴えるねらいはよくわかるのですが、歪んだ夫婦の物語を無理矢理反戦というテーマに繋げたようにしか感じられませんでした。
この映画では戦争に行く前の夫婦の生活がほとんど描かれていません。「戦争によって幸せを引き裂かれた夫婦」を描きたいのであれば、四肢をもがれる前の生活描写は必須だと思います。さらに劇中で夫が以前から暴力を振るっていたことがわかるので反戦のテーマよりも夫の人間性に対しての嫌悪感ばかりつのります。性描写を執拗に何度も描くよりも、心理描写を大事にして夫婦に感情移入できる余地があればより良い映画になったと思うのですが・・・
元ちとせが歌う「死んだ女の子」は反戦を訴える楽曲として素晴らしいのですが、歌詞を画面に見せるわりには、映画の内容にあっていないと思います。せめて歌詞の「女の子」にあたる少女を劇中に登場させても良かったのでは。
役者の演技を期待する方以外にはあまりおすすめできない内容だと感じます。「嫌悪感」以外にもっと描くべきものはあったはずです。
ヒナタカさん [映画館(邦画)] 4点(2010-08-06 19:48:17)
6.ネタバレ 確かに寺島さんと大西さんの演技は迫真でしたが、なにしろ彼らに感情移入する暇がない。想像してみるも有りきたりな心理描写しか浮かばない。男尊女卑&SEX依存症で気位は高いが気の小さい夫?虐げられていたが夫より上の立場になって共依存のドSに変貌した妻?この2人にはもともと愛が存在しないようなんだけど…。そしてエンディングの曲の謎。結局、監督は反戦を訴えたいのか、人間の裏面も描きたかったのか、全体がまとまってなくてよくわからなかった。熊さん演じる人が幼少時に近くに住んでいたオジさんに似ていてそこだけノスタルジー。
movie海馬さん [地上波(邦画)] 3点(2012-05-21 22:36:36)
5.悪趣味、最初から最後まで、とことん悪趣味。この左翼の映画作家は、前作『連合赤軍』もそうだったけれども、結局近現代史にかこつけて、要は悪趣味の美学をつきつめたいだけじゃないのだろうか。そう疑問に感じるほど、悪趣味に徹したキワモノ。私はうんざりだ。
goroさん [DVD(邦画)] 3点(2011-07-26 03:38:25)
4.ネタバレ 若松孝二ってなんで映画撮ってるんだろう?
何この安い映像?
演出とかスタイリングとかディテールがホントに雑過ぎる。

正直これ確実に0点なんですけど
寺島しのぶは良かった、というより
『芋虫』をきちんと理解して演じているのが判りました。
(ただ、個人的に寺島しのぶの演技自体は元々それほど好きではありません。)

若松孝二の前作(実録・連合赤軍なんとか)もそうだったんだけど
強いメッセージ(この映画で言えばまさに反戦なんですが)を
伝えたいのならもっとディテールを丁寧に作り込んで欲しい。
この映画は俳優に頼り過ぎ。

そもそもこの人(若松孝二)芋虫をどう解釈しているのか?
監督が芋虫の本質をねじ曲げて解釈し
無理矢理反戦メッセージ色だけを全面に出しちゃって
若松孝二が偉そうに説教垂れてるだけの映画になってます。
それを演者がかろうじてつなぎ止めていると言った感じ。


はっきり言うけどもう若松孝二、映画撮らない方が良いと思う。
少なくともこれからもこんな甘い作り方で『俺の熱き想いを』みたいな
映画,絶対に作らないで欲しい。


わかんない、もしかしたら乱歩の芋虫とは何も関係なかったりして。。 なんてね。
その方がまだましだ。
Peccoさん [映画館(邦画)] 3点(2010-09-29 22:17:45)
3.ネタバレ -CATERPILLAR- “芋虫・毛虫”
寺島しのぶのベルリン映画祭最優秀女優賞受賞が印象深くて、この映画のタイトルはよく覚えている。トレーラーのインパクトから、機会があったら観てみようと思って、今回ようやく。

やたらと連呼される「御國のために」と、イチイチ映される天皇皇后両陛下の写真に、何か監督の伝えたいことが詰まってる気がした。
言葉の使い方から「御國のために」が「御國(天皇)のせいで」って脳内変換される作りになっている。
誰かのせいにするのは一番簡単な逃げ道。あの戦争を『御国(天皇)のせい』にしておけば気持ちが楽になるのかな。婦人会の人なんかも、面倒を人に押し付けるとき「御國のためだから」。自分は悪くないし、被害者の立場にもなれる。便利な言葉かもしれない。

映画は日中戦争、主人公久蔵による中国人女性のレイプ(殺人)から始まる。痛ましい映像だけど、安っぽい作りと、レイプに至った背景を描かないのは疑問。背景もなしに“戦争中こんな酷い事が起きてました”って部分だけを映像化しても、それでは説明のない死体写真を見せられてるのと変わらない。
そして久蔵はモトからシゲ子に暴力を振るうような、今で言うDV夫だった事がわかる。その久蔵が戦地でも最低なことをしていて、手足を失って帰ってきても、シゲ子に命令して食ってヤッて寝るだけ。別に戦争で理性を失ったとかはなく、モトから最低な男。

時代は日中戦争から太平洋戦争に突入して、原爆投下、敗戦と続く。久蔵とシゲ子の立場が逆転したように、久蔵が中国人女性にしたことがフラッシュバックするように、日本が中国にしてきた酷いことを、今度はアメリカから受けることになる。って事だろうか?
黒川家とは無関係の原爆はもちろんだけど、B・C級戦犯の絞首刑まで入れるのは詰め込みすぎ。それに呼応するかのように久蔵の自殺。
クマとシゲ子が「戦争が終わった。バンザイ!」と笑顔。負けた。でなく、終わった。クマはともかくシゲ子はどんな感情で笑っていたんだろう。
余談だけど、小学校3年生の頃の担任を思い出しました。道徳の時間に、戦争の悲惨さというか、日本軍の非道な行為を詳しく教えてくれました。なんか、そのまんまな考えの映画でした。
K&Kさん [インターネット(字幕)] 2点(2022-02-10 14:52:20)
2.ネタバレ 海外の国際映画賞を狙っていたな。「反戦」っていう錦の御旗ですべてをラッピングしようとしている映画。これでいいと思っているしたり顔がイヤなんだ。
なたねさん [DVD(邦画)] 2点(2015-10-03 20:00:00)
👍 2
1.ネタバレ この夫婦の場合は、戦争が原因じゃなく事故でも同じ事でしょう。戦争の悲劇を描いて反戦映画にしたかったのでしょうが・・・作り手の意図が透けて見えて後味は良くないですね。
東京ロッキーさん [映画館(邦画)] 2点(2010-11-19 13:55:30)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 4.91点
000.00%
100.00%
239.09%
339.09%
4618.18%
5721.21%
61030.30%
7412.12%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 1.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 2.00点 Review2人
4 音楽評価 3.00点 Review2人
5 感泣評価 2.00点 Review2人

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