4.これが実話と思うとアメリカの弁護士も幅広いなー。正義のためとはいえ、自分たちの生活まで犠牲にしても、勝てるという保証もないのに・・・、今時貴重な人たちでした。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-06-20 23:37:29)
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3.期待しないで観たけどすっごく得した気分。間違いなく良質の映画です。何と言ってもキャスティングがいい!トラボルタに関しては賛否両論あるみたいだけど例えばあれがブラピやキアヌだったらカッコ良過ぎでシラけるよ。いいんじゃないおデブのトラボルタで。 この映画にはキレイなオネエチャンは1人もでてこない。出演者は中年のオヤジ&老人&疲れたオバサンのみ。でもいいんだこれが。実話という事を意識してあえて派手な脚色を省き地味だけど丁寧に作った製作者側には惜しみない賛辞を贈りたい。 R.デュバルもJ.リスゴーもS.ポラックも良かったけど私が一番ハマッたのは事務所の財政担当のW.H.メイシー。この人ってこういうちょっと気が弱いけど馬鹿じゃなくて悪人には成りきれない勤め人の役をやらせたら天下一品だと思う。メイシーが巧いからかもしれないけど映画のメインテーマである水質汚染問題より事務所のどうしようもない資金難に喘ぐ様子の方が私的にはグッとくるものがあった。ただ残念なのは最後の大事な部分がサラ~っと流されちゃったところと被害者住民の態度。破産までして頑張ったトラボルタにもうちょっと感謝するような場面があってもいいんじゃないの!ま、実際にはあったんだろうけど映画でもその辺を出して欲しかったな。私が住民だったらトラボルタを家に呼んで食事くらいご馳走するぞ!! 【まりりん】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-27 16:06:34)
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2.実話を映画化する以上、小説よりも奇なる部分を求めてしまうのは仕方のないことだと思うので断腸の思いで減点。でもこれはなかなか良く出来た作品だと思います。カネになる訴訟を探して企業相手の環境汚染訴訟に関わりあった主人公が、思いっきり情に流されて泥沼にハマッて行くみっともなさが良い。人生カネより正義なんだぞ、といういかにもアメリカ人好みのアンサクセス・ストーリーですが、どこまでもビジネスライクに訴訟社会を泳ぎ切る意気込みに溢れた上昇志向の中堅弁護士から、被害者の心情に巻き込まれて良心の囁きに耳を傾け始める、どこかで善良さを捨て切れない主人公像にジョン・トラボルタの個性が圧倒的にハマりました。トニー・シャローブ、ウィリアム・H・メイシー、彼らの存在感は物語の不透明感を際立たせると同時に、どちらかと言えば陽性で浮世離れしたトラボルタの個性を現実の世界に引き戻す重要な役割を果たしていると思われます。96~99年はジョン・トラボルタの当たり年で、この機を逃すまいと彼は俳優であれば一度はやりたかったであろう役を山ほどこなしました。これは彼なりの「セルピコ」だったんだろうと思いますし、アメリカ人俳優なら誰でも一度はやってみたいであろう理想と真実に全てを賭ける男の物語です。そのファンタジーにどこまでつきあえるかが好き嫌いを分ける鍵となるでしょうが、私は基本的にこういうバカは大好きなので。社会派と言うには今いちキレが悪い気もしますが、たまにはハリウッドにこんな映画があっても良いのではないでしょうか。 【anemone】さん 9点(2004-10-09 02:20:10)
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1.実話を実話らしいまとまりで表現していて好感が持てた。派手な演出なら冷めていただろう。
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