映画『ブラック・スワン』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ブラック・スワン

[ブラックスワン]
Black Swan
2010年上映時間:108分
平均点:6.91 / 10(Review 173人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-05-11)
公開終了日(2011-09-07)
ドラマサスペンスファンタジーミステリーエロティック
新規登録(2011-02-06)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2023-02-01)【イニシャルK】さん
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監督ダーレン・アロノフスキー
キャストナタリー・ポートマン(女優)ニナ・セイヤーズ
ミラ・クニス(女優)リリー
ヴァンサン・カッセル(男優)トーマス・ルロイ
バーバラ・ハーシー(女優)エリカ・セイヤーズ
ウィノナ・ライダー(女優)ベス・マッキンタイア
セバスチャン・スタン(男優)アンドリュー
マーク・マーゴリス(男優)フィシアン氏
デボラ・オフナー(女優)スージー
坂本真綾ニナ・セイヤーズ(日本語吹き替え版)
小松由佳リリー(日本語吹き替え版)
森田順平トーマス・ルロイ(日本語吹き替え版)
竹口安芸子エリカ・セイヤーズ(日本語吹き替え版)
園崎未恵ベス・マッキンタイア(日本語吹き替え版)
行成とあ(日本語吹き替え版)
音楽クリント・マンセル
ゲイブ・ヒルファー(音楽監修)
編曲クリント・マンセル"Swan Lake"
撮影マシュー・リバティーク
製作マイク・メダヴォイ
アーノルド・メッサー
製作総指揮ジョン・アヴネット
配給20世紀フォックス
美術テレーズ・デプレス(プロダクション・デザイン)
ジェレミー・ドーソン(タイトル・デザイン)
衣装エイミー・ウェストコット
編集アンドリュー・ワイスブラム
あらすじ
「残念ながら君には白鳥の優雅さしかない。」と言いながらも演出家トマはニナをプリマダンサーに選ぶ。しかし古典バレー「白鳥の湖」に新しい命を吹き込むのは一人二役で悪女を具現する黒鳥の演技なのだ。翌日から「もっとエネルギッシュに、官能的に。」と指図するトマの特訓に加えてニナとトマの関係を中傷する同僚の妬みや過剰で歪んだ母の期待がニナにのしかかるが、それらにも増してニナの前任で事故に遭ったベス、そして黒鳥の大胆さと繊細な舞踊力を備えてニナの代役に選ばれたリリーの存在がニナを苦しめる。
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💬口コミ一覧

153.バレエにも音楽にも、そしてナタリー・ポートマンにも期待していたのだったが、まったくの期待はずれ。
サクセスストーリーであるような、悲劇であるような、そしてホラーとかエロティシズムもあるようでないような、すべて中途半端に終わってしまったように思う。これでは他人には勧められない。
ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 5点(2011-05-19 13:48:50)
152.ネタバレ 演出家の髪型が、マッチ棒みたいでした。マッチ棒のくせに色づきやがって・・・。まぁ、それはどうでもいいです。前評判で「面白いよ!」と聞いていたせいか、期待値が上がっている状態で見てしまったのが反省点。正直、そこまで圧倒されませんでした。クライマックスに近づくにつれて、スクリーン上では盛り上がってくるんですが・・・。たぶんストーリーの「土台」が弱いから、その上に積み重ねてる台詞や演出をいかに作り込んでも、7分咲きくらいにしかならないんじゃないかと。もっと、伏線や不条理さをバンバン注ぎこんでもいいんじゃないかと。B級・C級ホラーのほうがよっぽどストーリー性あるんじゃないか?w 展開はジワジワと緩い。渦を巻くような狂気をどうしても期待してしまった。実際は、ニナの小宇宙の中での話w このくらいの小宇宙なら、今の現代にドロップしなきゃならないような作品とは感じられない。ナタリー・ポートマンを抜擢したのはとても良かったです。処女性は感じられませんでしたがw
VNTSさん [映画館(字幕)] 5点(2011-05-20 23:28:02)
151.ドロドロした人間関係、痛々しい場面、過激めなえっちぃシーンがあり終始緊張感があってとても引き込まれる映画でした。心理描写を入れたゴージャスな昼ドラっぽいですね。観た後緊張感からかちょっと胃が痛かった。
とむさん [映画館(字幕)] 7点(2011-05-21 01:13:46)
150.ネタバレ 兎に角ただひたすらにナタリーの美しさに引き込まれました、バンサンも良かったし、映画を見ていてこの先どうなるんだろうとドキドキしながら見ていました。久々に感動したしこわくもありました。音楽も良かったし、最後白い白鳥が地に染まる場面,場面を見ながらお願いだから最後まで踊らせてと何度も祈ってしまいました。ナタリーはこの映画で5-6キロ痩せたそうだけど、映画のロケが終わったらすぐに戻ったそうです。映画って本当に楽しめますね、たまに素晴らしい作品に出会えると幸せを感じます。最高でした。でも怖くてこの映画は見直し出来ないかも?。すてきなえいがにであえました。
yasutoさん [映画館(字幕)] 10点(2011-05-21 21:42:59)
👍 1
149.ネタバレ 優等生のニナ、バレエダンサーとしての高みを目指すニナ、母親の期待を一手に背負うニナに押しかかる重圧はいかばかりか。ニナがダークサイドに取り込まれた瞬間、真っ赤に充血した目を見た瞬間、作品のテンションが一気に上がった。私のテンションが上がっただけなのだろうか。そこから先はブラックスワンパートをダースベーダー卿の如く踊りきり、悪の権化として君臨した。しかしその直後のホワイトスワンパートでは、宇宙一の悪であるベーダー卿の頑強なマスクはあっさりと割られ、真実の自分が現れる。そう、ラストに繋がる一連のシーンでエピソードⅢからⅥを一気に見せていただいた感じ。けなしているのではない。もの凄く感動した。ブラボー。
ちゃかさん [映画館(字幕)] 9点(2011-05-21 22:56:38)
👍 1
148.映像や音楽は良い。最後の舞台ですべてを表現していくのも迫力があった。でも内容は、ちょっと自分の中で消化不良です。どこまでが現実やら妄想やらっていうのもあるけど、すべては完璧を求めていたからなの?サスペンスというよりはホラー。
ラグさん [映画館(字幕)] 5点(2011-05-23 01:31:48)
147.ネタバレ 現実と妄想の境界がないのが、正直後半になるに連れ鑑賞上きつくなっていく。一人の人間の苦悩のみで108分というのにそもそも無理がある。これを過剰な演出で盛り付けたら、ただただ疲れる映画ができました、という感じ。これは成長の話ではない。
自分の夢を娘に託す母、奔放なライバル、ステレオタイプな登場人物との人間関係によるあまりにステレオタイプな悩み。
映画界でナタリー・ポートマンは同じような経験を積んできたのだろうと思えば、見所が主演の演技だけになるのは当然か
楊秀清さん [映画館(字幕)] 4点(2011-05-27 00:53:49)
146.バレエって単語で拒否反応が出てスルーしてましたが、全然バレエの知識に疎くても観られます。むしろバレエのバの字も知らない人間でさえグイっと映画の世界へ引き込む官能と狂気が入り乱れるすごく力強い映画でした。圧倒されました。役者、映像、演出、音楽、どれをとっても文句なしの出来で満足です。エロシーン満載ですが決して下品ではなくむしろ美しささえ感じる。これぞエロス。芸術品みたいな映画ですね。ラストシーンの演出なんかはゾっとするぐらい良かったです。オーケストラの音楽が凄いので是非映画館で観ることをお勧めします。
ケ66軍曹さん [映画館(字幕)] 9点(2011-05-27 19:05:50)
👍 1
145.見応えのあるホラー映画でした。ただ、何を主張したいのかがわかりません。セクシャルな表現が多いのは、バレエの世界が特別なものでなく、身近な存在であると言いたかったのでしょうか。
shoukanさん [映画館(字幕)] 6点(2011-05-27 23:09:12)
144.ネタバレ 最後のバレエシーンがとてもダークに美しく撮れている。純真な心を失った代償にブラックスワンとなったニナの妖しさがすべて表されていると思う。お話は一本道だしエロも無駄に多いが、細かいことは気にせず、最後のバレエシーンを大画面ででかい音で楽しみたい。
ぷろぐれめたるさん [映画館(字幕)] 8点(2011-05-29 01:10:14)
👍 1
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143.ネタバレ ストーリーはありがちです。元バレリーナの母親の歪んだ庇護の元に育てられた主人公が、プリマを獲得するため、獲得したプリマの座を維持するため、そしてプリマを演出通りに演ずるために精神的に不安定になるお話でした。個性的な脇役を変数にしているが、略するとプレッシャーから来るノイローゼです。その不安定を美しく演じるナタリー・ポートマンを観ることが本作の鑑賞意義だと思います。妖艶さが必要とされる黒鳥の踊り。ナタリーがその「妖艶」を演じられたかというと、私は疑問符が付きました。まぁ、個人の趣味の話かもしれませんが最後まで色気を感じなかった。ミラ・クニスの方がよほど色っぽかったです。その代わり、ナタリーは妖艶を飛び越えてオカルトの世界まで行ってしまいました。鬼気迫る迫力はあったし、官能的でもあった。それで獲得したオスカーにケチを付けるつもりは毛頭ありません。でも、しつこいけど、あのオカルト・ナタリーにもっと分りやすい色気があったらと残念がっている私は少数派?
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 7点(2011-05-30 22:40:59)
142.ネタバレ 『ブラック・スワン』は、ナタリー・ポートマン演じるバレリーナの自己自身をめぐる物語である、という解釈はその通りだと思う。さらに言えば、この物語は、彼女の自己分析的な記憶そのものである。彼女が精神科医への告白の中で紡ぎだした彼女自身の経験と妄想の交錯した記憶こそが、『ブラック・スワン』の物語である、と僕は思う。

映画は、いくつかの視点によって物語を追う。ある時、それは彼女自身の視点として、そして、ある時、それは彼女の背後からの視点として彼女自身を含めた風景の中で捉えられる。演出家のトマも、ライバルとなるリリーも、彼女の記憶により、その性格を改変させられている。


映画とは「他者の視線から見られた世界の風景」である。だが、それはいったい「誰の視線」から見た風景なのだろう。(内田樹『映画の構造分析』)

『ブラック・スワン』の場合、それは彼女自身の視覚記憶に基づく視線であり、風景であり、物語である。それが映像の意味を決定している。私は、私の記憶(脳)によって完璧に騙される。彼女は、最後にPerfectと呟くが、ホワイト・スワンたる彼女が最後の最後でブラック・スワンに変身し、彼女の中の善と悪、可憐さと妖艶さ、超自我とエス、エロスとタナトスが融合することで得られた恍惚こそが彼女にとってのPerfectだったのだと思う。

最後のバレエシーン。彼女は、ホワイト・スワンの演技で決定的な失敗を犯し、ここで挫折してしまうのかと思いきや、楽屋でリリー(の幻想)を殺戮することにより、衝動的にブラック・スワンそのものに変身する。リリー(の幻想)を殺戮することで得たものは何か? 解放したものは何か?
彼女が求めたものは「美しさ」である。バレエとは、常に自分自身を鏡で映すことで紡ぎだされる肉体運動の美しさであり、自己規律訓練的、反自然的な「美しさ」への自己希求であり、その希求は、結局のところ、他者の承認を求めざるを得ない飽くなき欲望となる。それが彼女自身の変身願望に繋がる幼少時代からの無意識の抑圧であり、妄想の源泉だった。彼女がホワイト・スワンとして死を迎える時に彼女の視線が捉えるのは彼女の母親の姿である。母親の喜ぶ顔を瞼に浮かべながら、その承認を得て、彼女はPerfectと呟くのである。
onomichiさん [映画館(字幕)] 10点(2011-05-31 22:27:36)
👍 4
141.話にあまり内容がなかったのでそこだけがマイナスです。ただ、音楽や映像、見せ方など全体的にすごくうまい映画でした。見ごたえは抜群です。
アフロさん [映画館(字幕)] 7点(2011-06-02 03:20:08)
140.ネタバレ 前半は話がすすまなすぎて、眠くなってしまった。
後半は、凄い。なんかいきなりこえー!!音楽フルボリューム!効果音もズドーン!狂った妄想の嵐!!息つく暇もないままフィニッシュ!!!
ぽかーん・・・そもそも、妄想暴走系あんま好きじゃないんだよな。
ってことに気づいた。

最初っから最後までナタリーちゃんは張り詰めていて、気負いまくりのどシリアス。もっと肩の力抜けよ、って言いたくなるけど、安らげる場所がないってのは辛いですな。友達も恋人もいないんだもんな。オナニーしたり、ドラッグやったりするしかないわな。
気が狂うほど恐ろしいなら、辞めたらいいのに。 君、プリマ向いてないんじゃないの?って思った。もっと楽しく生きれる道があったろうに。

最終的に、音楽とか演出とかですげえ盛り上がってるのは分かるんだけど、
その踊りそんなに凄いの?っていうのが、よく分からず。確かに、キマってはいるんだけど。
すべからさん [映画館(字幕)] 6点(2011-06-04 11:18:03)
139.ネタバレ ラストに至るまでの経緯や、それぞれのシーン等、どこも悪くないけれど
妄想、幻覚系のストーリーだとわかると一気にガッカリ。
妄想、幻覚系の映画が面白いと思えたことが無いので
この手の話は自分には合わないのだろう。
痛い!グロい!エロい!とせっかく思わされても
実は頭の中での出来事。それじゃちょっとね。

意地悪なライバル達が嫉妬で陰湿に邪魔しまくってくるような
女達のドロドロ話にしたほうが現実的でずっと面白くなりそうだよなぁ。
虎王さん [映画館(字幕)] 5点(2011-06-04 16:56:32)
138.ネタバレ 恐ろしい映画を観てしまった。この映画、カメラが一貫して主人公と行動を共にしているため、こちらが観ることが出来るのは主人公に見えている事のみとなり、それが現実なのか幻覚なのか判断するのは観ている人次第。これがもたらすものすごいリアリティで、人間の理性とそれに覆い隠される本性をホワイトスワンとブラックスワンに置き換え全編スリリングに描いている。ラストのブラックスワンを演じるナタリーの気迫あふれる演技は観ているこちらも鳥肌もの。必要以上の手ぶれカメラの多用が唯一の難点。劇場でやっている間にもう一度観ておきたい。
ふじもさん [映画館(字幕)] 9点(2011-06-05 16:08:18)
👍 1
137.ネタバレ 「レスラー」のダーレン・アロノフスキー監督だということ以外、事前情報なしで見たので、てっきり「レスラー」のようなバレリーナ版の映画かと思っていたのですが、最初と最後以外はバレエとあまり関係なく、ナタリー・ポートマンがもっとキャーキャー叫んでいたら完全無欠のホラー映画になっていました。
 例えば、いつだって何かが間違って映りやしないかと不安を煽る鏡の多さ、あるいはライバルやヴァンサン・カッセルよりも怖い魔女のような母親の住居。外よりも家の方が危険な予感がするほどで、ぬいぐるみが溢れる時間が静止した部屋は、まるで魔女に囚われている子羊の一室のようですし(故にラストの観客席で感極まった母親と舞台上の娘の目が合う瞬間はちょっと感動的だ)、ケーキを丸ごと捨ててしまおうとするシーンなどは特に怖く、良く出来たホラー映画だと思いますし、つまるところ単純でありふれたお話をよくここまで盛り上げたと思いますが・・・、最大の見せ場であるラストのバレエシーンにCGを多用したことは大いに不満が残ります。露骨なまでに目の色を変化させたり手を黒い翼に変化させ過剰に暗黒面のイメージを出そうとしていますが、これは裏を返せばポートマンの演技力を全く信じていないということです。
 それからウィノナ・ライダーが枯れて登場した時、ミッキー・ロークやマリサ・トメイのように泣かせてくれるのかと思ったのですが、別の意味で泣けちゃうような役でした。
ミスター・グレイさん [映画館(字幕)] 6点(2011-06-07 18:49:14)
👍 2
136.ネタバレ 芸術家の狂気は十分にホラーになる要素あり、と思ってましたから、前半はそこまでこわくないじゃん、とタカをくくってましたが、ギャー、最後のほうはもう「やめてやめてやめて」の連続。で、あそこで「ブチッ」と終わりですか、そうですか。でもあれ以上描きようもないわね。願わくば、あのラストも彼女の妄想の産物で、苦しさをつきぬけた彼女にはすばらしい栄光の日々が待っていました、とさ、というオチだったらいいですね。あ、そうそう、とはいえ何で客席に母親の感動の笑顔をもってくるかなあ。あの演出はステロタイプで興ざめ。あの母親にはもっと複雑な表情をさせる演出のほうが私にはしっくりくる気がした。
おばちゃんさん [映画館(字幕)] 8点(2011-06-09 02:07:02)
👍 2
135.ネタバレ 久々に鑑賞後どっと疲れた映画だった。夏によくある幽霊特番の再現VTRのような驚かし方はあまり好きじゃない(この作品が再現VTRレベルという意味ではなく、驚かし方の方法として)。それも一定のリズムをかなり正確に刻みながら連発されるので、後半になるにつれビビリポイントが予見できて来てしまいかなり参ってしまった。もう少し緩急の緩があると良かったのだけど・・・。ただ俳優陣の演技はどれも素晴らしく、バレエの美しさに、また白鳥の湖に興味を持つ事ができたという点で、この映画に出会えてよかったと思う。
njldさん [映画館(字幕)] 6点(2011-06-09 02:31:17)
134.ネタバレ ●いささか少女漫画っぽいバレリーナ物語なのだけれども、とにかく過剰サーヴィスというか、たたみかけるような演出で、観ていてもドーパミンだかアドレナリンだかが脳内噴出するようであった。終わってみると「あれ?」というところもあるのだけれども、とにかく観ているときには夢中にさせられたのである。
●しかしこれはどう観てもポランスキーの世界で、ヴィジュアル的にも「ローズマリーの赤ちゃん」から多くを負っている感じだし、コンセプトの「妄想」は、やはりポランスキーの「反撥」に通じるところが大きいと思う。
●主人公のニナ(ナタリー・ポートマン)の母親(バーバラ・ハーシー)のメイクなど、どうみても「ローズマリーの赤ちゃん」のうさんくさい隣人のおばさん(ルース・ゴードン)にそっくりであるし、そのニナが鏡に自分の背なかの傷を映してみるシーンなど、そのまま「ローズマリーの赤ちゃん」にあったショットの再現であったりする。

●ついに「白鳥の湖」舞台初日を迎える前夜から、初日舞台終了まで(つまり、映画の終わりまで)のハイテンションぶりは異様なほどで、もうほとんどこれは笑ってしまう次元である。バレエのシーンはできるだけナタリー・ポートマンの全身を映さないように(つまりはやはり、それはムリだよということだろう)、たいていは上半身だけのショットで、そういう制約もあってのことか、全体に映像の美しさを堪能するような種類の作品ではない。それでも、「ブラック・スワン」を踊るニナの舞台シーン、「これはすごいんだ」ということを納得させるためというか、CGが最大限に活用されるわけだけれども、これは素材がダンスだとかバレエだからこそ、という特殊効果シーンなんだけれども、作品全体が「妄想」という非現実のフィルターがかけられているなかで、もうひとつ、観客の「妄想」をも巻き込んだようなこころにくい演出で、ここで映画としてのクオリティがいちだん上昇したような感覚である。
keijiさん [映画館(字幕)] 6点(2011-06-12 18:54:36)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 173人
平均点数 6.91点
000.00%
100.00%
200.00%
310.58%
495.20%
52313.29%
63319.08%
75230.06%
82715.61%
9169.25%
10126.94%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.78点 Review19人
2 ストーリー評価 7.26点 Review26人
3 鑑賞後の後味 6.96点 Review26人
4 音楽評価 8.11点 Review26人
5 感泣評価 5.78点 Review19人

【アカデミー賞 情報】

2010年 83回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ナタリー・ポートマン受賞 
監督賞ダーレン・アロノフスキー候補(ノミネート) 
撮影賞マシュー・リバティーク候補(ノミネート) 
編集賞アンドリュー・ワイスブラム候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2010年 68回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ナタリー・ポートマン受賞 
助演女優賞ミラ・クニス候補(ノミネート) 
監督賞ダーレン・アロノフスキー候補(ノミネート) 

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